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はてなキーワード: 官公庁とは

2008-12-29

日本IBMリストラーー年明けも続く

年末の私の仕事の合間にIBM関係者(現職ライン・マネージャー労組幹部、リストラ対象社員を含む)を取材できた。

結論から言わせていただきます

1)年明けもリストラが行われる。目標2009年3月末で1,000人程度。

2)日本IBMだけが本国や在欧州アジア法人の中でも唯一、売り上げが成長していない(利益は出ているが)ので、何かをきっかけに(例:リストラ人数の目標未達成など)日本IBMの役員が総入れ替えになる可能性もゼロではない。

3)2)が行われる場合、アメリカIBM本社から社長が赴任して徹底したリストラビジネスモデルの改革がおこなわれる。

まず、日本の場合は他の国々、特に先進国IBMと比べて以下の特徴がある。

4)BPO ビジネスプロセス・アウトソースが進んでいない。

5) 大手企業はともかくとして、SMB中小法人市場に直接入りこめていない。せいぜいNOS(日本オフィスシステム)などの日本IBM資本の入ったSIerがかろうじて入りこめている程度。

4)については日本の大手顧客でもBPOまで行うのにはアレルギーが高いため、話も聞いてもらえないで営業・コンサル玉砕している。

5)日本IBM社員には、中小企業へのアクセスが元々少ない。慶応大学出身者が優遇されているのもいい例だが、社内で特定の学校の出身者だけが早く出世する仕組みのため、大都市圏以外の大学出身者が入社してこない。また採用しようともしなかった。日本IBMの役員や社員は手が届かない外資系官公庁経団連の幹部企業ばかりを見てきたが、これはおごり。全般として「おごる精神構造」となっている。

今後の市場戦略は以下の通り:

6)BPOは当面放棄。日本ではこの市場は育たない。

7) Dassault Systemesを設立した例に倣った形で特定のソフト(Dの場合はCATIA)なり、製造ソリューションなどに特化したビジネスに転換。日本のコンペのような大型からPC/携帯までの製品群をそろえてのビジネスはやめましょう。もう,PCLenovo連想になったし。中型は残した方がいい。ただ、AIX競争が大変。売り飛ばしたら?

2008-12-02

http://anond.hatelabo.jp/20081202215824

良かったじゃん。「風見鶏」という考え方が社会……中でも大企業官公庁を渡り歩く最大の秘訣だ、って教えてもらえて。

そういうオヤジどもは若者努力押し付ける一方で、その上前を撥ねながら生き残っているわけさ。

会社のオヤジどもが言うのは「(お前が)努力すれば(俺たちが)報われる」ってこと。

努力よりも考え方…自分がいかに狡賢くポジションを維持できるかって考えることが何より大事、ってこと。

それが出来なかった連中は、とっくに社内からリストラされてるんじゃないの?

そして、自分努力の成果を掠め取られることに嫌気が挿した奴は、陰でこっそり自分のためだけに更なる努力を行っていて、準備が整ってから辞めて独立する。そして、オヤジたちと同じポジションに居座ることを目論むのさ。

根回し、ゴマすり、責任の回避…「努力なんかよりも、こういう考えができるようにならなきゃだめだよ」ってことを教えてくれた、良いオヤジたちじゃないか。

2008-10-23

プロジェクト停止―マネージャにもっと連携

 大都会システム開発に、ぽっかりと大きな穴が開いているようだ。

 東京都内で、バグの多すぎる納期間近の360人月プロジェクトが七つの外注候補に緊急要請を断られた。約1時間15分後に官公庁に運ばれてサービスインしたものの、3日後にデータベースまわりのバグで動作停止となった。

 同じようなことが一昨年、奈良県でもあった。バージョンアップ中のバックエンドシステムが動作不良になり、デバッグが必要になったが、隣の大阪府も含めて19の外注に受け入れを断られ、やはりDBバグで動作停止なった。

 背景には、全国的なプログラマ不足がある。急な開発を受け入れる余力が、ITベンダに乏しくなっているのだ。

 それにしても、ITベンダがたくさんあるはずの東京で、と驚いた人も多かったのではないか。厳しい条件の中でも、なんとか開発をやり遂げる態勢をつくるにはどうすればいいのか。今回起きたことを点検し、今後のために生かさなければならない。

 動作停止したプロジェクト仕様上の曖昧な部分や契約面での不透明な箇所があった。元請けベンダの手に負えないことから、下流工程での受け入れ先を探した。

 最初に連絡したのは、危険の大きい開発案件に24時間対応するために都内に9カ所あると言われているベンチャー系開発企業の一つ、○○だ。

 ところが、○○では中堅社員の過労による退職のため、7月からは週末や休日の開発要員は1人になり、急な開発の受け入れが原則としてできなくなっていた。

 この日は土曜日だった。1人だけのプログラマは受け入れを断り、他の開発企業を紹介したという。紹介した企業にも「COBOLを書ける人間がいない」などの理由で次々に断られ、○○は2度目の依頼で退職者を呼び出して対応した。

 ベンチャー系開発企業は最後のとりでだ。そこが役割を果たせないようでは心もとない。プログラマ不足という事情があるにしても、東京都には急な仕様変更に備える態勢づくりにさらに努力してもらいたい。

 いくつもの企業で受け入れを断られた背景には、都市圏ならではの要因もある。地方と違って開発企業が多いため、ほかで受け入れてくれると考えがちなのだ。

 そうした考えが、危険プロジェクトに備えるSI業界ネットワークが必ずしも十分には機能しないことにつながる。マネージャ同士でもっと緊密に連絡を取り合うことに加え、ネットワークの中で使い勝手の良い外注先を探す司令塔のような存在をつくることも考えたい。

 もう一つ大切なことは、全く別々に運用されている元請けと下請けの連携を強めることだ。元請けで開発が進まないときは、とりあえず下請けを投入する。そうした柔軟な発想が必要だ。

 プログラマ不足を解消する努力はむろん大切だが、SI業界マネージャの間で連携知恵を絞ることはすぐにでもできる。

http://www.asahi.com/paper/editorial20081023.html#Edit1

http://d.hatena.ne.jp/finalvent/20081023/1224721241

2008-10-10

http://anond.hatelabo.jp/20081010160908

少なくともうちの近所はマクドない!

多分マクドは24H営業だから、夜の採算取れないオフィス街官公庁多いからね)は店を出さないんだと思われる。

ドトールはおじさんの喫煙室ってこと多いから、赤子つれて入りにくいと思う。

母親がお腹に赤子いるだけでタバコ吸うな!って言われることが多いくらいだから、

直接赤子にタバコ吸わせる場所はちょっと躊躇するのでは?

あー、増田の行ってた店は昼休み禁煙だったのかもね。

2008-09-08

http://anond.hatelabo.jp/20080908014913

橋下自身が手を下したのがマズかったかもね。上司が??という意味で。

官公庁職場盗撮?とか悪事暴露って、良くも悪くも関西マスコミ陣(*)のお家芸なんだから、

そこをうまく使えばよかったのに...

VOICEとか、これまで盗撮まがい撮影を含めた取材をして、不正を暴露してきたので。

(たとえば、大阪市の「みなし」カラ残業手当や、関西各地の清掃局員の中抜け問題など)。

(*) 毎日系MBSVOICE, 朝日ABCムーブ!, フジKTV・ANCHOR/ぶったま!, 読売YTV, …?

あ、でも大阪市の平松市長MBS出身だからなぁ。。。どうなるんだろ。

2008-07-21

日立製作所官公庁もまともなシステム構築をすべき(続)

http://anond.hatelabo.jp/20080720184208

トラバレス続編です。

http://anond.hatelabo.jp/20080721190509

中の人」によるトラバレスですね。やはり社内調整が大変なんですね。一言で片付ければ大企業病であります。しかし、「縦割り官僚病」に患った官公庁と「大企業病」にかかった大企業によって、国家予算の多くが割かれているということは、もう一段上からの目線で、見直す必要があると思います。

http://anond.hatelabo.jp/20080721063221

ユーザ側がリスクに対する許容度をRFPに明記しないので、メーカー側は過剰品質で高価なシステムを納入せざるを得ないという主旨かと思われます。

池田信夫先生blog

http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/05bc2cfe0e759ee46e41bc14eaa2a322

の記事を参考に勉強したいと思います

「代表性 ヒューリスティック」によるリスク過大評価の可能性についても配慮していきたいと考えています。

http://kyoumu.educ.kyoto-u.ac.jp/cogpsy/personal/Kusumi/heuristics.htm

http://anond.hatelabo.jp/20080721094315

>元増田は本来業者が準備すべき書面を自分が作らされているのがおかしいと感じている

>のかもしれないが、そもそもの発端は逆だったという可能性はないかな。

そのとおりかも知れません。些細なことに文書報告を求めるのが役所の悪弊だと思います。

しかし、本件のような億単位案件に限って、小さな事案に比べ「政治力」が意思決定に大きく関わり、文書が残らないということも、あまりいいことではないと考えます。

あと、僕は国家??種です。

http://anond.hatelabo.jp/20080721104034

>サービスとその対価を良く考えてね。

行政コスト意識を持って」と省内で言われ、無駄コピーとり削減とか、わかりやすいことは、みんな頑張っているのですが。高価なシステム購入のことになると、不思議コストに関して思考停止になる関係者が多いのも事実です。

よく、スーパーの買い物とかは他のスーパーの値段を調査をして節約するけど、マイホーム購入となると、舞い上がってしまい、セールスマンの言われるがまま、大きな買い物をしてしまうということがあるじゃないですか。個人と組織は似たところがありますね。

http://anond.hatelabo.jp/20080721083720

>日立コンサルティングという会社がある。

これはIBMがプライス・ウォーターのコンサル部門を買収して、ソリューション力を強化しようという戦略をとったのを日立が後追いしているものだと思います。

NECアビーム・コンサルティングを買収したし、富士通富士通総研戦略コンサルティング会社として位置づけ強化する、そういった流れですね。今は。

提案(ソリューション)部分とハードソフト売りの部分を明確に分けて、価格を透明化するという試みなのかもしれません。

省庁がコンサルを使う場合は、意思決定の外部評価を得たいとき、つまり「お墨付き」をもらいたいときだと思います。予定調和型の玉虫色コンサル報告書が○百万円といった金額で売れている。これでは、日本コンサルティグ業界健全な成長を求めるのは酷かもしれません。

::コンサル目指している学生さんがいたら、夢を潰してご免なさい。

http://anond.hatelabo.jp/20080721095826

>日立は各社内カンパニー研究所とそれぞれ独立採算制を取っているのでシステム費用

>の高さと研究所の豪華さを引き合いに出すのは筋違い

中央研究所の件はすいませんでした。

しかしながら、少なくとも情報・通信グループの中では、事業所間(戸塚とか新川崎とか秦野とか小田原とか)の利益調整は行っているようですよ。

>下落合迎賓館云々は日立子会社が運営しているので、あくまで別会社

年金事業は厚生省ではなく、別庁の社会保険庁が運営しているので、本省には問題がない」と言った感じの意味でしょうか。すいません。なんか、つっかっていますね。

http://anond.hatelabo.jp/20080721103010

>金融三菱東京UFJメインフレームIBMに取られてボロボロらしいし。

日立メインフレーム事業の長男坊「三和銀行」と次男坊「東海銀行」が合併して、新しい絵が書けるかと思ったところで、三菱東京との合併、IBMへのシステム片寄せ。日立には逆風でしたね。ゆうちょ銀行システムはNTTデータ日立が旧UFJシステム採用して開発中。中途半端金融事業とメインフレーム事業が生き延びる理由ができてしまい、また経営判断を誤る要素ができました。

日立金融ソリューションは「NEXTCAP」というものですが、売れてないそうです。熱心に旧日立ユーザであった興銀=みずほコーポレート銀行に売り込んだのですが、失敗したとか。いつまでも「NEXT」というこのネーミング・センス。日立ってちょっと面白い会社ですね。

http://anond.hatelabo.jp/20080721115630

>深夜残業の帰りはいつも居酒屋タクシー使ってたらしいよ。

僕は自費タクシーか、会社に泊まるか、新橋カプセルホテルに泊まっています。おそらく日立もごく一部の人だけでしょうね。特権的に居酒屋タクシーなんかできる人は。

http://anond.hatelabo.jp/20080721125502

>所員だな。「落としどころ」という言葉を使う当たりが。

どきっ。。こわい。こわい。

日立製作所官公庁もまともなシステム構築をすべき

http://anond.hatelabo.jp/20080720184208

トラバレスしてみました。

http://anond.hatelabo.jp/20080720200848

>日立メインフレーム開発の末端に居るけど、

>お偉いさんが「前期は競合他社を抑えて売上トップになった」と言ってた。

>ぶっちゃけ性能よりしがらみと売り方次第なんだろうな。

「しがらみ売り」の部分は大きいと思います。「性能よりは」ということではIBMのZシリーズ設計思想や、システム全体戦略の描き方ということで、国産メインフレームは大きく遅れをとっています。

>他社を知らないから多いか少ないかはわからないけど、トラブルの報告は結構来てる気がする。

>「負荷がかかりすぎ」「処理時間が異常に長い」とか。

>で、本業の開発にどんどんしわ寄せが来たり。

戦略なき「現状維持でなんとか利益をとる」本社方針で、国産メインフレーム自体は技術的進歩は終焉し、「制度疲労化」が目立っています。結局、苦労するのは現場保守のSEさんだと思います。これで、「メインフレーム止ーめた」となると、雇用の問題が発生しますね。

http://anond.hatelabo.jp/20080720201039

>そんなのに金払って文句が出ない組織ならそれでいいんじゃないの。

税金の使い方について、もう少し繊細に(神経質いうわけでなく)なるような組織に変っていけたらなあと、微力ながら感じます。

http://anond.hatelabo.jp/20080720201914

>そのようなことは、別に日立だけじゃないが

>ただ、政府や公共機関の発注の仕方や、年度予算に縛られることなどを考慮して

>批判すべきだろう

他の官需が大きい会社は、同様の問題を抱えているのだろうと思います。

>日本政府や公共機関をガラリと変えて、血の入れ替えを行わなければ、この問題は解決

>しないのではないのかなとも思う。

一度はかなりの混乱が現場では生じるかもしれませんが、長期的に見ると何十年に一回は「ちゃぶ台ひっくり返し」みたいなことがあった方がいいのかもしれません。それが、総選挙による政権交代で可能なのかは、わからないところですね。

http://anond.hatelabo.jp/20080720210231

>日本の人(特に大規模な組織)ってコンピュータに関してはとことんお金の使い方が

>下手だなあって思います。

官公庁のITシステムって、EAとか声は聞きますが、やはり個別最適で局所局所に多額のお金を投下しているのではないかと思います。適度な自由さと柔軟性を取り入れていくことで、上手なIT投資につながっていくことを望みます。

http://anond.hatelabo.jp/20080720225934

>木を見て森というか山を見ずな断定表現ですべてを台無しにしている。

>日立技術者だけでなく、増田も十分幼いかと。

おっしゃるとおり、未熟な点が多いと思います。自分自身も視野狭窄に陥っていると感じますこの頃。

http://anond.hatelabo.jp/20080720230018

>いま日立は必死こいてネットワークがんばってるみたい。

>ただそれでもぱっとしないけど。正直僕もどうだろ…とは思う。

ネットワーク技術の遅れは日立にとって痛手だと思います。優秀な研究者も好きな研究課題を選べるわけではないと思いますので、インターネット技術をはじめとした、ネットワークコンピューティング面での掘り込みの拙さは、今後、日立足枷になってしまう可能性がありますね。

http://anond.hatelabo.jp/20080720234630

>日立どうのこうのというよりも増田の部署は相見積もとらんの?

メインフレーム等、明らかに現行システムとの連接性が強いものについては競争入札対象外としてきた経緯があります。長期的視点に立って、調達方式を全面的に見直す時期に来ているのではないかと思います。

>こういう部署を再構築すれば、いまの政府予算の3割削減は可能と思われるのだがどうよ。

>というか発注するもののRFPをしっかり作れない国家公務員は全員クビ。

財政赤字を鑑みれば、行政システムストップして大きな社会混乱がおきない程度の「過激さ」でリストラクチャリングが必要だと思います。

FPですが、システムのリプレースの場合、現行システムに関する仕様・設計が日立側で行われており、暗黙的に日立側が主導権を握っているのが現状です。既存ベンダーである日立としては、情報開示を積極的に行わず、再発注を受けたいというバイアスがあり、RFP作成が困難な状況でもありますが、公務員のIT知識不足は改善すべきだと思います。

http://anond.hatelabo.jp/20080721000253

>会社は(組合の都合で)一方的に解雇できないけど、給料は基本的に年功序列ベース

>働かなくても年取れば給料up。これ最強(嫌な意味で)。

>成果主義といっても、前後数%ブレるだけで、正直あまり意味を成してない。そういうこ>とです。

>そしてこのタイプの主任さん、各事業部に数%の割合でほぼ確実に存在します。これは揺>るぎない事実

よく日立の方は「工場を維持するのに必要なのです」という捨て台詞的な受け答えをされます。こちらは、支払う料金に対する工場の体制(できれば見なしで人数も)を教えて下さいと再三にわたりお願いしていますが、上記のような状況では開示は難しいですね。ある意味、そのタイプの主任さんたちも税金で悠々な生活を送っているとも言えますね。

http://anond.hatelabo.jp/20080721001010

>納入先によって値段が違うの当たり前だろうに。

価格が違うことを指摘しているのではなく、不透明意識的に複雑化した価格体系について問題意識を持ちました。言葉が足りず誤解を与え申し訳ありませんでした。

http://anond.hatelabo.jp/20080721023302

>官公庁システムがただただ高い理由。

>調達先の業者が指定されているからというだけなんじゃないか?

>官舎に出入り業者として入ったことがあるが、どこぞのメーカーとしてしか入れなかった。

>それがされないのは、企業の信用力という名のもとの参入障壁。

競争入札制度」というものが適正に運用されていれば、参入障壁は低くなると思います。しかし、入札にすると莫大な体力と時間がかかるので、連接性を認めて随意契約に持っていくというパターンは全国の官公庁で行われているのではないかと思います。改善要だと思います。

http://anond.hatelabo.jp/20080721032323

>リスクをとれない、とりたくないってことなんだろ。

>金を払ってもいいから危険は冒したくないってことなら理屈としては間違ってはいない。

リスクに関してはハードの信頼性技術は向上しているので日立稼働率等を数字で示し、発注側にどれくらいのリスクを許容できるか、相談する余地を示すべきです。「変更すると運用が大きく変更する懸念あり」といった定性的日立の回答では、外に出ると交通事故に合うので、子どもは家の中でじっとしておきなさいという理屈が「間違ってはいない」と同レベルです。

http://anond.hatelabo.jp/20080721034820

>契約した当時、HP-UXAIXを除いてミッションクリティカルシステムOSサポート

>てるとこあったのかなぁ?

導入時に担当していた人に聞いてみようと思います。システムは更改が不可欠なので、更改時に必要な要件、またコストの可能性について、やや日立は説明不足また、当方側も説明をお願いしてドキュメントに残すという姿勢が不足していたと思います。

http://anond.hatelabo.jp/20080721041350

>SWとHWを一元的に見られるメーカサービスプロバイダって、少ないからねー。

同感です。日立富士通日本市場でやっていけるのはSWとHWを一元的に管理できるユーザ能力が欠けているのも一因だと思います。日立富士通等の強みでもあり、しかし、そこに安住していては、長い目でみれば、国際的競争力を失う(もう失った)ことになるのではないかと思います。

>ちなみに、メインフレーム、悪くないよ。というか、むしろ技術的には、UNIX/Linux

>りも優位性があると思う。

IBMメインフレームは優位性があると思います。国産メーカ戦略分野と位置づけていないと思いますよ。

>詳しくは、"Principles of Operation"でも読め。今でも、たいして変わってないと思う。

読んでみようと思います。

>最新の事情は、各社のドキュメントを読め

日立ドキュメント少ないですね。必要以上に情報を「社内秘」扱いにしており、ユーザを「日立ファン」にさせることに失敗していると思います。

http://anond.hatelabo.jp/20080721042906

>何事も100%を求めるなら高コストになるのは当たり前のこと。

99.99%の稼働率確保と99.999%の確保ではコストで大きな違いが出ると思います。

個人的には99.99%を正副確保するレベルで十分だと思いますが。予想停止時間で判断するのも変な話ですが、99.99%の二乗にすれば24時間365日で瞬断が起こる程度にリスクを下げることができると思います。

100%を求めるというのはシステム的な問題ではなく、組織リスク管理の問題であるとも感じます。

http://anond.hatelabo.jp/20080721015612

官公庁システムがただただ高い理由。

調達先の業者が指定されているからというだけなんじゃないか?

官舎に出入り業者として入ったことがあるが、どこぞのメーカーとしてしか入れなかった。

ソフトにしてもハードにしても民間から直接調達できれば費用なんてがっくり下がるだろう。

それがされないのは、企業の信用力という名のもとの参入障壁。

http://anond.hatelabo.jp/20080720184208

■さて、官公庁ユーザとしてどうするのが適切なのだろうか。

百兎通信さま[[雑談]他人の努力にきたいする人]

http://d.hatena.ne.jp/isayama/20080720/1216562529

キレイにまとめららていて、また当方の耳に痛いことも進言してくださいました。ありがとうございます。

事実とか思いとか、「日立製作所」の問題か「官公庁のIT調達」の問題か、といった部分がないまぜになって単なる愚痴っぽい文章に終わっていますね。読み返すと。読者のみなさん、申し訳ありませんでした。

さて、内の組織日立製作所を始めた大きな組織が急に体質を変えて、適正なIT調達と技術の適用がすばやく進むとは思えません。日本的なボトム・アップ式のゆるやかな改革の連続が、いつか壁を突き破ることにつながることになるだろうと思います。

私が担当ベースで粘り強く取り組むことは以下のとおりかと思います。

(1)日立メインフレーム見積もりで高い、または前回購入時よりほとんど下がっていない点については徹底的に説明を受け、当方の組織に納得できるよう資料を提示してもらう。

 ・以前、ガートナージャパンの亦賀ヴァイスプレジデントが「国産メインフレームの最大の問題は価格不透明さ、そして、今後の技術のロードマップ不透明なところである」と言っていました。

 この点を担当者として、勉強もしながら疑問点を洗い出して、ベンダーにぶつけ、友好的な交渉の後、適正な価格・構成で契約すべきでしょう。

 疑問点の洗い出し(「なぜ」を何回も繰り返す)

・1プロセッサーあたりの処理能力は向上しているのに、IBMのように筐体統合論理分割=LPAR)を推奨案とせず、メインフレームの台数が多い構成を薦めるのだろうか(秦野市ハード工場の維持のため台数出荷は押さえておきたいポイントなのか)

・1プロセッサー(50MIPS程度)で提供価額1億円を超えており、明細がないが説明をしてもらう。

 プロセッサー単体=1億ではなくある程度パッケージ化された固まりなので1億円の大台になってしまうのだと思う。交代用プロセッサー、SVPと言われるプロセスを監視する機構、あとメモリ(4G)等いろんな部位があってこういった値段になっている。福袋のようにまとめて、1億とか言われると思考停止するので、ここは明細を出してもらい、サービスマニュアルでどんな働き、冗長性を持っているかを理解して価格交渉するべきですね(デカルト「困難は分解せよ」)。

・詳細な見積もり書の提出を日立が拒む可能性は大きい。これまでも数度にわたり交渉したが、先方は牛歩作戦でうやむやにしてきました。ここは企業企業なので、いろいろ駆け引きもあるようですが、地道に交渉します。気の利く営業マンだと「今の時点では正式な紙としてお出しできませんが、口頭ベース未確定でメモをお取りいただいたということで・・・」と言って企業名の入っていない内訳メモを出して、こちらの気を揉ませることのないよう配慮するのでしょうが。

・CPU周辺部品の明細徴求

メインフレームは入出力用のチャネルと言われる部品も一個250万円ほどしてそれが、何十個と搭載する必要となるとすごい金額になります。昔メタルチャネルで、その次は光ファイバチャネル、そして最近光ファイバ多重チャネルと何種類かの接続機器が混在し見積もり金額が高くなるのです。周辺機器も順次、上位の接続規格にグレードアップしていけば、統合・集約ができるのですが、どうしてもレガシー接続方法が残ってしまうのですね。パソコンに喩えるとUSBみたいなものですが、高いうえに融通が利かないのです。また、ここは日立独自の技術というよりIBMから技術供与を受けているみたいですね。日立物流トラックから当該部品が入ったダンボール箱の荷下ろしを目撃したのですが「IBM ESCON」と堂々と箱に書いてありました。光多重チャネルは24多重まで可能であるので、数は減らせるはず、減らせないなら納得のいく説明をもらう。また、下位のレガシーチャネル周辺機器の入れ替えの関係もあり1年も使わず廃棄といった勿体無いことがおこりそうです。

 日立グリーンITを推進しているので、自社検証センターや共同システムセンタでさほどクリティカルでない場所でセカンド・ユースして下取りすることは可能か聞いてみます。

・CPUとサーバ間の接続

 最近CPU専用のプロトコル日立ではXNFという)をTCP/IPに変換するホスト側のミドルウェアが実装され、サーバへのデータ転送はFTP転送で可能になりました。メインフレームには内蔵LANアダプターというギガビット・イーサーを搭載でき、またこれが2ポートついているのですが、1個200万円するんです。もっと高かったかな。それでサーバー接続するのですが、普通、複数のサーバとやり取りするならば、中間にスイッチを置いてメインフレーム側のLANアダプターの数は抑制しますよね。

 日立技術者はめっきりネットワークに弱く、サーバと1対1通信をするため、相手のサーバの数だけ内蔵LANアダプターを買わせようとしているのです。メインフレーム側の仕様かなと思い日立メインフレームXNF/TCPマニュアルを精読すると1つのLANアダプターに64個までのLANの設定定義が可能となっていました。でも「ネットワークは自分の専門でないから・・・」等々言って動きたがらないのです。しかし、ここはしっかりお願いをして、場合によってはネットワークに強いベンダーさんを読んで帯域制御なり、VLANなりの十分汎用化した技術を使って最適な構成をやってもらおうと思います。

 

 他の日立ユーザさん、どうですか。ネットワーク接続で目茶苦茶原始的な接続設計で高いハードをたくさん買わされていませんか。こういうハードロット生産なので本社から在庫があるので、少々言葉は悪いけど無知ユーザにはハードを売り捌けという指令が飛んでいるのかもしれません。

■内容不明なシステム保守

 日立はこれを「AP保守料(サービス料)」と読んでユーザ契約させ、1ヶ月毎払いで年間数億円請求しています。当官庁のサイトには常駐のSEさん、ハード保守の人に100人とまではいかないけど、詰めてもらってその方たちには、その保守料とは別に人月ベース人件費を払っています。このAP保守料は何か「本社への上納金」のような気がして仕方がないのです。すべてのユーザがお支払いしているのかも不明なので、いったいどういうものか質問してみます。ユーザサイド常駐SEがいて、それとは別に事業維持のため上納金が欲しい。けれど月々の活動明細は提出しない。資金使途は教えられないというのでは「みかじめ料」みたいですね。日本IBMさんではこの制度はないようです。

■他社への参考見積もり

日本IBM社に同等規模のシステムを構築するといくらくらいになりますか、ということで見積もりを取りました。

ハードの置き換えでなく、使用しているソフト料等のランニング費用を出してイニシャル×ランニングでトータルで参考値を提出してもらいました。

1ヶ月くらいかけて問診シートをもとに結構精緻な資料をつくってもらい日本IBM社には感謝しています。メインフレームは独自ハード、独自OS、独自ミドルといったところで、全面コンバージョンは非常に難しいところがあるのですが、IBMさんは「参考になれば」ということで、しっかりとした資料をまとめてくれました。

 一番、移行に対してハードルが高いのは20年来使っているDBのミドルウェアとのインターフェースが互換性がないということでした。形式が違うため、DBのつくり、アプリケーションから参照するデータ・テーブルを全面改造するとなると、すべてのシステムゼロから書き直すといったことが必要になり、今のこちらの体力では難しいという結果となりました。

 しかし、IBM側もこちらのシステムのつくりを把握することができたので「ここの機能はオープンパッケージマイグレーションするといい」と言った提案は今後してくれるとのことでした。

 印象的だったのは日立のように秘密主義、なにも説明してくれない主義とは違って、自分たちの技術に自信、誇りを持って的確な資料を短期間に纏め上げてきたことです。感嘆しました。また、非売品だそうですが、「IBM Zシリーズハンドブック」という、あまり専門的な知識がなくてもZシリーズイロハが分かる日本語参考書をくれました。これは分かりやすくて、熟読して「日立」には「これはどうなの」と言った質問をしています。顧客に見せるナレッジ・マネジメントという意味ではIBMの方が数段上のようですね。

プログラム使用

 メインフレームプログラムは150種類くらいあって、個別に月々レンタルというかたちで使用料を払っているのです。ものすごく高いです。全部で70千万円くらいかな。価格体系も複雑で、またプログラム種類も多岐にわたり、理解が難しい。これなんかは提供側とユーザ情報の非対称性を「悪用」した「不安商法」といえるかもしれません。でも、税金無駄に使われているかもしれませんので、頑張ってチェックしていかなければ。

■結論■

あまり、味方がいないので、体を壊さないようスケジュールを作ってこつこつ日立製作所との不公正な取引があれば理詰めで解消していきたいと思います。また、他の官庁、自治体で同様な無駄、過剰な契約をしていることがあれば、本当に必要なのか吟味して、全体として適正な方向に向かえばいいと思います。あまり革命は望んでいません。

2008-07-20

http://anond.hatelabo.jp/20080720184208

日立お家芸のストレージ部門は大丈夫か。

 日立IBMからハードディスクドライブ製造部門を買収しました。HGST日立・グローバル・ストレージテクノロジー)という会社を作りましたね。ハードディスク価格競争は激しく、シーゲート社、ウェスティン・デジタル社などどリテール部門は激しいプライス競争をしています。

 リテール部門での赤字をエンタープライズ部門でのディスク装置へ取り付けるハードディスクドライブ価格を高くすることで補っているのではないかと疑惑があります。

 内のシステムでは日立ディスク装置(製品名USP V)をメインフレーム接続用として導入しています。その製品に搭載するドライブは、1個36GB、72GB、146GB、300GBの中から選定するのですが、この時代300GBで単価1万円くらいだろうと思っていたのですが桁違いなのです。

 企業用オンラインなので、大事をとって日立としては36GBのドライブRAID1で採用して欲しい。そして標準価格は1ドライブ100万円です。提供価額で70万円に下がったとしても実質18GBで70万円のハードディスクドライブってそんなむちゃくちゃ高いですやん。

 結局、玉が小さいのでたくさんの数を購入しましたが、これってリテール部門で赤字が出ているのを官公庁向け販売で補填しているのではないかと疑念が沸きました。

 リテールハードディスクドライブはまあ信頼性が低く、3年1日8時間持てば幸いという品質だそうですが、企業用は違うのだと日立の人は言ってましたが。そう「ザクとは違うのだよザクとは」と。でもですね、その高いハードディスクドライブも結構エラーや警告が出て交換しているのです。今に大事に至りそうで心配です。

 それと日立の「USP V」という高機能ディスク装置ですが、一杯メモリがついていたり、カタログでは仮想ストレージ機能、自動プロビジョニング機能やら「世界最高」の機能がたくさんついていて値段も世界最高なのですが、メインフレームディスクとして使う際には、それらの豪華機能は残念ながら一切使えないですね。

 だから、メインフレーム用の高信頼性だが、機能はシンプル製品を出せと言ってもそれは出せない。「USP V」を買えという話になりました。パソコンハードディスクと違って、企業ハイエンドディスクって目茶苦茶高いんですよ。メインフレームとの連接製ということでこれまた随意契約で入札なしで日立から購入するのです。工夫すればEMCのディスクも使えるんですけどね。やっぱ外資系はいつ撤退するかわからん・・心配というか、先立つ金は税金で自分の金じゃないので、アンパイ日立を選択するんですね。EMCの営業マンをつれてきた私は上司に「日立とうまく行っているのだから余計なことをするな」とお叱りを受けました。

 高機能ディスクアイデアはEMCが先に機能開発して日立が後追いでちょっと性能が高いということで「世界一」という謳い文句で販売しているようですが。EMCの「TimeFinder」機能をそのままマネして日立が「タイムトラベラー」と言う名前でリリースしたときは笑いました。日立にも笑いが分かる人がいるんですね(今は「TrueCopy」と改名)。

http://anond.hatelabo.jp/20080720184208

最初のエントリー書いた者です。トラバの仕方とかよくわからないですいません。

官公庁使用しているメインフレームシステム1980年代通産省コンピュータの国策化を目論む計画もあって、日立富士通に置き換わっていったそうです。そもそも、日立富士通NECは多額の税金補助金として国産メインフレームを作ったという由来があるそうです。それでも日立富士通はIBMへ産業スパイ事件を起こしたりして紆余曲折して現在に至ります。

 1980年代から、税金がらみでコテコテにカスタマズしてしがらみが大きいシステムを作っておき、まともな競争調達ができない状態にして、国民税金を使って多額の対価を得る。調達側も、日立富士通とかに、「安全第一でいくなら、弊社のシステムでお使いになったほうがいいですよ。お酒も奢りますし」と言って勉強不足の状態。

 あまり健全ではない状態が日本のIT力を弱めていると思います。東大東工大大学院を出た優秀な人物が日立に埋もれているという、人材面での弊害もあると思います。まぁ、アメリカと違って、起業家に対する考え方が違うからかもしれませんが。しかし、優秀な人材であれば、日本税金の器の中の小さな技術を引き継ぐだけの仕事をさせるだけでなく、世界競争力を持つ部分に能力をあてがうべきです。

 日立ですが、メインフレーム馬鹿高いのですが、UNIXベースサーバもやたら高いのです。耐用年数が到来して、買いなおしとなるとハード代だけでなく、OS、ミドルウェア等々も全部買いなおしになってしまいます。それは、日立がUNIXサーバを自社技術で確立できず、IBMのAIXやHPHP??UXをOEM提供していて、日立自身が製品提供のイニシアティブをとれないのが原因と思われます。当初、導入した時はそういった説明は一切せず、メインフレームとの接続システムですから、といってセールスしてきました。全国の官公庁ではきっとそういった日立営業の説明を鵜呑みにして「(日立メインフレームの)基幹システムとの連接性が認められる」と意思決定をして、競争入札をせずに、随意契約をしているところも多いのではないでしょうか。

 よく日立の営業の方は「日立は変なところで利益を取ろうとはしていませんから」とか言うのですが、そういった言説こそ間違いだと思います。日立が一般企業と同じく、利益追求を正常に行う企業であれば、世界で勝てる技術開発を行い、他社と互換性があるシステムマイグレーションする道を選ぶと思います。「利益を取ることを考えなくても、税金上がりの金で、そこそこやっていける。その方がしばらくは安泰だ」という考え方があるので、長期的には世界的技術力を失っているんだと思います。

http://anond.hatelabo.jp/20080720184208

最初のエントリー書いた者です。トラバの仕方とかよくわからないですいません。

官公庁使用しているメインフレームシステム1980年代通産省コンピュータの国策化を目論む計画もあって、日立富士通に置き換わっていったそうです。そもそも、日立富士通NECは多額の税金補助金として国産メインフレームを作ったという由来があるそうです。それでも日立富士通はIBMへ産業スパイ事件を起こしたりして紆余曲折して現在に至ります。

 1980年代から、税金がらみでコテコテにカスタマズしてしがらみが大きいシステムを作っておき、まともな競争調達ができない状態にして、国民税金を使って多額の対価を得る。調達側も、日立富士通とかに、「安全第一でいくなら、弊社のシステムでお使いになったほうがいいですよ。お酒も奢りますし」と言って勉強不足の状態。

 あまり健全ではない状態が日本のIT力を弱めていると思います。東大東工大大学院を出た優秀な人物が日立に埋もれているという、人材面での弊害もあると思います。まぁ、アメリカと違って、起業家に対する考え方が違うからかもしれませんが。しかし、優秀な人材であれば、日本税金の器の中の小さな技術を引き継ぐだけの仕事をさせるだけでなく、世界競争力を持つ部分に能力をあてがうべきです。

 日立ですが、メインフレーム馬鹿高いのですが、UNIXベースサーバもやたら高いのです。耐用年数が到来して、買いなおしとなるとハード代だけでなく、OS、ミドルウェア等々も全部買いなおしになってしまいます。それは、日立がUNIXサーバを自社技術で確立できず、IBMのAIXやHPHP??UXをOEM提供していて、日立自身が製品提供のイニシアティブをとれないのが原因と思われます。当初、導入した時はそういった説明は一切せず、メインフレームとの接続システムですから、といってセールスしてきました。全国の官公庁ではきっとそういった日立営業の説明を鵜呑みにして「(日立メインフレームの)基幹システムとの連接性が認められる」と意思決定をして、競争入札をせずに、随意契約をしているところも多いのではないでしょうか。

 よく日立の営業の方は「日立は変なところで利益を取ろうとはしていませんから」とか言うのですが、そういった言説こそ間違いだと思います。日立が一般企業と同じく、利益追求を正常に行う企業であれば、世界で勝てる技術開発を行い、他社と互換性があるシステムマイグレーションする道を選ぶと思います。「利益を取ることを考えなくても、税金上がりの金で、そこそこやっていける。その方がしばらくは安泰だ」という考え方があるので、長期的には世界的技術力を失っているんだと思います。

http://anond.hatelabo.jp/20080720184208

最初のエントリー書いた者です。トラバの仕方とかよくわからないですいません。

官公庁使用しているメインフレームシステム1980年代通産省コンピュータの国策化を目論む計画もあって、日立富士通に置き換わっていったそうです。そもそも、日立富士通NECは多額の税金補助金として国産メインフレームを作ったという由来があるそうです。それでも日立富士通はIBMへ産業スパイ事件を起こしたりして紆余曲折して現在に至ります。

 1980年代から、税金がらみでコテコテにカスタマズしてしがらみが大きいシステムを作っておき、まともな競争調達ができない状態にして、国民税金を使って多額の対価を得る。調達側も、日立富士通とかに、「安全第一でいくなら、弊社のシステムでお使いになったほうがいいですよ。お酒も奢りますし」と言って勉強不足の状態。

 あまり健全ではない状態が日本のIT力を弱めていると思います。東大東工大大学院を出た優秀な人物が日立に埋もれているという、人材面での弊害もあると思います。まぁ、アメリカと違って、起業家に対する考え方が違うからかもしれませんが。しかし、優秀な人材であれば、日本税金の器の中の小さな技術を引き継ぐだけの仕事をさせるだけでなく、世界競争力を持つ部分に能力をあてがうべきです。

 日立ですが、メインフレーム馬鹿高いのですが、UNIXベースサーバもやたら高いのです。耐用年数が到来して、買いなおしとなるとハード代だけでなく、OS、ミドルウェア等々も全部買いなおしになってしまいます。それは、日立がUNIXサーバを自社技術で確立できず、IBMのAIXやHPHP??UXをOEM提供していて、日立自身が製品提供のイニシアティブをとれないのが原因と思われます。当初、導入した時はそういった説明は一切せず、メインフレームとの接続システムですから、といってセールスしてきました。全国の官公庁ではきっとそういった日立営業の説明を鵜呑みにして「(日立メインフレームの)基幹システムとの連接性が認められる」と意思決定をして、競争入札をせずに、随意契約をしているところも多いのではないでしょうか。

 よく日立の営業の方は「日立は変なところで利益を取ろうとはしていませんから」とか言うのですが、そういった言説こそ間違いだと思います。日立が一般企業と同じく、利益追求を正常に行う企業であれば、世界で勝てる技術開発を行い、他社と互換性があるシステムマイグレーションする道を選ぶと思います。「利益を取ることを考えなくても、税金上がりの金で、そこそこやっていける。その方がしばらくは安泰だ」という考え方があるので、長期的には世界的技術力を失っているんだと思います。

日立製作所はまともな会社になるべき

 すいませんね。はてな匿名ダイアリーとか増田とか、そんなこんな、どういう空気か存じ上げないものですから。なんか、ココの雰囲気になじまない内容だったらすいません。

 表題の日立製作所はひどいという話です。私は同社の取引先でメインフレームコンピュータを導入している組織なのですが、日立メインフレームコンピュータって馬鹿高いんですよ。

 同じ程度の性能の日本IBM機の約3倍。日本IBMもアメリカで売っているのより2、3倍高いっていうから世界水準からすると目茶苦茶高いわけです。それでもって、普通何億もするコンピュータなら、なぜ高いのか理由を説明する責任があるじゃないですか。日立って一部上場企業で名門企業でしょう。でも営業担当者は、こちらの説明要求を無視するんですよ。また、うちの上司に酒を振舞ったり、銀座クラブ接待したり、タクシー券握らせて、いい気持ちにさせているんです。そんな、営業活動に乗るうちの上司が悪いとも言えるんですけど。

 何か、都合が悪いことになると、酒を振舞っているその上司のところにチクって、やり口が汚いです。奴ら。悪い意味政治的に立ち会うっていうか。真面目に仕事をやって欲しいです。

 ハードウェアが高いんですよね。しかも、外部の人から聞くと、日立は複数の価格体系をもっていて、相手の足許を見ながらうまく使いわけているみたいですよ。情報・通信グループ経営管理部っていうところがいろんな事業部署を仕切りながら価格コントロールしているみたいです。なんか、メインフレームシステムって簡単にはベンダーを変えることは難しいから、その弱みにつけこんで、「取れるとこから取っておけ」ていう感じみたい。

 公共系のお客さんが多いから、結局、日立税金を食い物にしているんですよね。国税庁の方、システム専門家を雇ってでもこの過剰な利益構造を暴くべきです。会計検査院の方、もしこの情報を目にすることがありましたら、しっかりイニシャル・コストランニングコスト特に後者の方をしっかり精査してくださいね。

 民主党先生社会保険庁の攻撃のつぎは、ITゼネコンですよ。NTTデータ日立、彼らが税金をどれだけ食い物にしているか、国会証人喚問してしっかり明らかにしてください。

 日立ハードウェア保守料にとるのはいいとして、システム自体にも保守料をとり(明細なし)それに、保守SE人件費ユーザ持ち。それからプログラム使用料をレンタルというかたちで月額払い。それらもかわいらしい数字ではありません。数億から数十億単位ですよ。

 説明しろっていっても「中央処理装置一式 ○億○千万円」って人を小馬鹿にした明細を出してくるんです。日立の中央研究所って国分寺駅から徒歩5分くらいのところにちょっとした大学キャンパスくらいの面積であるんです。そこなんか、売却するべきです。目白下落合会社迎賓館みたいな施設をもっていて、VIP相手にワインパーティをして取り込んだり。目白学習院の旧寮を買い取ったとか。そんな政治的な施設は全部、市場放出して、しっかりとしたリストラをして、合理的な価格コンピュータを官庁や自治体研究施設に納入すべきです。国民税金を食い物にするのはいい加減にして欲しいです。

 日立製作所だけじゃなくて、日本大企業は大なり小なり、そうやって官庁に食い込んでいるっていうこともあるかもしれません。少しづつでもいいので、税金無駄使いをやめて、合理的な価格決定基準が進む方向にもっていかないと。日立をはじめ、大企業既得権益を守る方に力を注いで、世界的な技術力競争からは、ドロップアウトします。国力は落ちるばかりだと思います。

■補足【UNIXサーバも高いし非条理】

http://anond.hatelabo.jp/20080720205422

■補足【大学生日立製作所就職を考えている方へ】

http://anond.hatelabo.jp/20080720223049

■補足【日立お家芸のストレージ部門は大丈夫か】

http://anond.hatelabo.jp/20080720230624

■ちょいとした結論【官公庁ユーザとしてどうするのが適切だろうか】

http://anond.hatelabo.jp/20080721002901

☆丁寧なレスをいただきました。

http://anond.hatelabo.jp/20080721015612

そして、それを読んで僕の結論

■落としどころはこんなところでしょうか

http://anond.hatelabo.jp/20080721034021

■■■トラバレスをしてみました。

日立製作所官公庁もまともなシステム構築をすべき」

http://anond.hatelabo.jp/20080721132909

日立製作所官公庁もまともなシステム構築をすべき(続)

http://anond.hatelabo.jp/20080721210050

2008-07-19

[]TOPはてなーの約70%が東京大学出身者

を見て。実証ソースも何もなく、感覚的なネタだけど。

ホッテントリ常連のトップはてなーって、70%位が東大出身(もしくは現役学生)…は言い過ぎにしても、↓に挙ってるような大学出身だよね。id:kokoroshaもどさくさに紛れてしれっと明かしてたし、おおっぴらにしてなくてもやはり相当数が東大もしくはその類似なんだろうな。なんだかなー。

苅谷剛彦氏の「大衆教育社会」論

苅谷氏は『大衆教育社会のゆくえ』の中で、「SSM調査(社会階層社会移動全国調査)」において、

尾嶋史章氏が1990年にいわゆる一流大学旧帝大東工大一橋大、神戸大、東京外大大阪外大早稲田大慶應大)の親の職業を調査し、

上層ノンマニュアル医師弁護士大学教授などの専門職や、大企業官公庁管理職、および中小企業経営者など)の出身者がどれくらいか分析した調査結果を紹介し

http://anond.hatelabo.jp/20071012053110 より

2008-07-18

http://anond.hatelabo.jp/20080409114744

この分類そのものが変だと思うんだよな。

医師弁護士大学教授などの専門職や、大企業官公庁管理職、および中小企業経営者など)

って、中小企業経営者なんて個人商店に毛の生えたようなレベルオサーンまで含まれちゃうんだぜ?!

中小企業大企業役人とはぜんぜん違うからなあ。

あと、上層ノンマニュアルって、今の日本では一番多い階層なんすよ。34パーセントもいるんだよなあ。

どこの大学でもこーゆー結果が出たら笑えるね。東大だけがそーじゃねーと思うんだよね。

帝京で70パーセントが上層ノンマニュアルだとしたら、これの統計をどう解釈するのかわかんなくなっちゃうじゃん。

そういう比較する統計を取らないと無意味なんだけどさー

2008-06-20

タバコ一箱1000円

livedoor ニュース - アッコ節全開「たばこ1000円は…」

ちゃんと世の中の流れを組んでもらいたいですな。偉そうな顔をする和田アキ子とかさ。なんなのさ。

せっかく健康のことを思っていってやってる。

しかもタバコがいい、なんて話はきいたことがない。

COPDリスクはあがるし、大体その他のやっかいな疾患率もあがる。

減税になろうがそれが問題なのではない。治療費も抑えられるし、医者の忙しいのも軽減され、出産リスクだって必然的に下がり、奇形児は減るのだから、本当に必要としている人に医療が届く。

そもそも減税にはならない。300円から1000円は3倍だが、税収は4〜5倍。価格の分売り上げが1/3になってもまったく問題ではない。

芸能人って成金ばっかりだから金持ってりゃなんでもやっていい、と勘違いしていて、金をもっても慎ましやかに暮らす、さもなくば、プロパガンダの中心となってまっとうな生き方をするべきなのではないのか。メディアに守られている以上、メディアをつかって正しいことを冷静に判断して声高に主張しなくてはならないのではないか。

増税がなんのためかわかっているのか、甚だ疑問だね。そりゃ年寄りが増えた。官公庁無駄遣いは多い。しかし、それを改善するにしても、制裁的にタバコ税を増税して、医療費の足しに、あわよくば国債の圧縮に使う、というのは至極まっとうではないのか。

PS 救急車タクシー代わりに使うのがかっこいいなんて勘違いしたアホがいたせいで、今みたいな状況になっていたりもする。そういうことをいったら、社会的には抹殺されて然るべきだよな、普通

2008-05-30

http://anond.hatelabo.jp/20080529235916

俺も大企業に勤めていて、結構長い間そういう中小企業を下請けにして仕事を回してきたわけですが、

最近(というか5年くらい前からだけどさ)はもういろいろ厳しくなってきました。

まあ官公庁大企業という話で違うかもしれませんが逆の立場から見たらこんな感じっつーことで書かせてください。

それが「今年度から、随契は一切できなくなりました」ですと。もうね、なんつーか、えぇ??…(唖然)ですよ。ズルしてたのは、本省のどっかと、なんか東京の方の天下りカンパニーでしょ?

ズルしてたのは本当なんでしょうか。僕らはズルとかまったくしてなかったわけです。

なのに「お前らは無駄遣いしすぎだ」という批判は止まなかったんです。

しょうがないので自分らの給料を減らして、そしてそれでも足りなくて下請けを切るということになってしまいました。

「上の人々は血も涙もなくあっさりそういう決断をするもんだ」と思わないでほしいです。

 その下にぶらさがってる全国の事務所と、さらにそこにぶらさがっている無数の業者さんたちは、なーんも悪くないわけですよ。いや、言い過ぎた。少なくともオレの会社は悪くない。無理言われても、ソレはイコール信頼の証だ!みたいに頑張ってきたわけですよ。たまーにある別件の入札だって、正々堂々と勝負してきましたよ。ええ。

そういうこともわかってたわけですよ…僕らもしたの人たちに自分らのノウハウを伝えていって育ててきたと思ってるので、手放したくないんですよ。でもそれは現場レベルではわかってても上には伝わらないんですよ。逆に下請けをいくら切ったかで評価が決まるような世界になってくるんですよ。

それってなんでなのかというと「あいつら(=大企業とか官公庁)は無駄金を使っているに違いない」という先入観が蔓延してるからなんです。

こっちとしては下請さんにも生活があるし彼らは実力もあるし無駄じゃないと思ってるんですが、毎日毎日内外からそう言われたり報道されたりしているうちに「うーん。こんなに文句言われるってことは俺たちが間違っててやっぱりこんなことに金を使ってること自体が無駄なのかも」とか思うようになってくるんです。

まったくどうしようもないと思います。

2008-05-29

役所から下りてくる仕事がひどい件について。

土建屋さんも工事減って大変みたいですが、印刷屋・広告屋もキツい目にあってますよ。

公的機関の随意契約とかなんとかが問題になってる昨今ですが、かの国土交通省なんて広報予算半減だって!半減て!確かにムダなこともやってたみたいだけど、ソレ全部「広報予算減らして贖罪します…」ってのは違うだろ!常識的に考えて…。

http://www.mlit.go.jp/report/press/kanbo01_hh_000005.html

変わります! って、ねぇ。こんな発表があったこともマスコミとか全然取り上げないんでみんな知らないでしょ。

地方の零細企業にとって、官公庁は言うまでもなく「大口」なのね。つっても、土建屋さんみたいな気前の良い金額じゃなく、社員20名程度のしがない広告屋である弊社であれば100万以上とかお金落としてくれるお客さんはもうコレ、VIPですよ。VIP扱いですよ。賄賂とか接待とかはやり方もわかんないけど、毎年の契約を切られないために、利益を削っても「いいもの」を納品しようと頑張ってたし、ノウハウの蓄積で年々、商品の質も上がっていたと思えるわけですよ。担当者は切り替わっても抜群の安定感を見せつけて評価されてたわけですよ。

それが「今年度から、随契は一切できなくなりました」ですと。もうね、なんつーか、えぇ??…(唖然)ですよ。ズルしてたのは、本省のどっかと、なんか東京の方の天下りカンパニーでしょ? その下にぶらさがってる全国の事務所と、さらにそこにぶらさがっている無数の業者さんたちは、なーんも悪くないわけですよ。いや、言い過ぎた。少なくともオレの会社は悪くない。無理言われても、ソレはイコール信頼の証だ!みたいに頑張ってきたわけですよ。たまーにある別件の入札だって、正々堂々と勝負してきましたよ。ええ。なんか、ここらの盟主みたいな会社から「オタク、今回の入札に参加するの?」みたいに、遠??回しに談合のお誘いみたいのもあったりなかったりもアレでしたが、「いや、ちょっとソレわかんないっすね??」みたいにアホの振りをして切り抜けてきたわけですよ。

随意契約というのは、業者がノウハウを蓄積できるってこと。これって、現場の職員さんも毎年いちから仕事を指示しなくても良いし、業者は様々なケーススタディから「コレってこうするといいかもですよ?」と逆提案できるんですね。役場の担当ってのは2・3年ごとにさくっと変わるので、業者はそのへんの引継もサポートする存在なわけです。

でまぁ、そういうのが今後一切なくなると。

何が言いたいかというと、ただでさえ売上が厳しいご時世なのに、毎年入ってきてた400万が消えてしまったので悲しいな??というか、死活問題じゃ!ってことです。

その余波を受けて、国土交通省だけじゃなくて、役場もひどいことになってますよ!地方の市町村レベル仕事でも、何かといえば入札だの企画競争だの言うようになってきました。いいんですよ、コンペはね。コンペがダメとか言ってるわけじゃないんです。ただ、何でもかんでもコンペってのもどうかなと!

例えば、50万円以上の仕事は随意でやっちゃダメになったんですよ。50万て!今までなら現場決算で出来てた仕事ですよ。その50万の仕事に何社も群がって、しかも「企画提出にかかる費用は御社負担でと」。もうねアホかと。なんなんだお前らはと。

しかも、こっちが提案した新規の制作物も「オープンにして各社でコンペを行います」って。他社に持って行かれた日にはもう泣き寝入りですよ。

競争するのにも体力使うんですよ、うちみたいな零細企業は。予算100万の仕事であれば、取れるかどうかも分からない20万くらいの利益のために、デザイナーさんやらにコンペデザイン制作料払って…。で、取れたと思ったら次年度はまたコンペ。しかも、さも当然のように「コンマキュウ(0.9)」とかいって、去年と同じコトやってんのに、予算が毎年10%減らされていくんだからこれはもうダメかもわからんね。

ホント、ひどい。頑張っていいもの作るんで、せめてそれなりの金額と条件で仕事出してください。これじゃ、みんなテキトーなもんしか提案しなくなっちゃいますよ?予算が厳しいのはわかる。で、あれば本当に要るものだけ十分な予算を入れて作ろうよ。なんかわけ分かんない刷りものいっぱい作ってんのとかやめようよ。あと、なんかキャラクターとか流行ってるけど、あんなんはほとんど役場担当者自己満足なんで、わざわざ大金かけて作らないで、賞金10万くらいあげて一般公募でいいと思うよ。

まぁ、そんな八方ふさがりな状況で、こんな時間まで仕事したくなければ、地方で印刷屋とか広告屋にはなりなさんなってことですよ。

あぁ、なんか儲かる仕事ないですかねぇ…。

2008-04-09

東京大学入学者の70%以上が上層ノンマニュアルの子



所得が1500万円以上の世帯で、子どもが東京大学、早稲田大学、慶應義塾大学といった難関大に入学しているのは40.9%。この値は400万円~600万円世帯に至るまで下がり続け、400万円~600万円世帯では6.3%である

東京大学入学者の70%以上が上層ノンマニュアルの子弟 shift-jis

専門・管理職としてくくられる上層ノンマニュアル医師弁護士大学教授などの専門職や、大企業官公庁管理職、および中小企業経営者など)と呼ばれる階層出身者の割合が、

すでに1970年代から一貫して、ほとんど大きな変化もなく、高い値を示していることである

この20年間に、公立高校から東京大学に入る者の割合は、70%から50%へと大きく変化した。

かわって、私立高校出身者は、30%から50%へと大幅な増加を示す。

しかしたとえ、どのような高校を経由してこようとも、もともとの出身階層の構成比率自体にはこの間ほとんど変化が生じなかったということである

・・・東大入学者は、私立高校出身者の寡占状態を生み出すずっと以前から、すでに特定の社会階層出身者の寡占状態となっていたのである

成績と父親の職業中学2年生)

成績と家庭の年収単位:万円)(中学2年生)

成績と母親学歴中学2年生)


苅谷剛彦氏の「大衆教育社会」論

苅谷氏は『大衆教育社会のゆくえ』の中で、「SSM調査(社会階層社会移動全国調査)」において、

尾嶋史章氏が1990年にいわゆる一流大学旧帝大東工大一橋大、神戸大、東京外大大阪外大早稲田大慶應大)の親の職業を調査し、

上層ノンマニュアル医師弁護士大学教授などの専門職や、大企業官公庁管理職、および中小企業経営者など)の出身者がどれくらいか分析した調査結果を紹介し、次のように分析している。

 戦後生まれの若い世代である第三コーホート(四六~五五年生まれ)と第四コーホート五六~六五年生まれ)の比較である

入学からすれば、第三コーホートの多数は、いまだ私立の六年生一貫校が隆盛をきわめる以前の、公立高校優位の時代に入った世代といえる。

(中略)この世代と、私立高校が有力になっていく次の世代とを比べると上層ノンマニュアルの親をもつ割合は、ともに七五%とまったく差がない。

まり東大だけではなく、それより範囲を広げた「有力大学」への入学チャンスをみても、私立高校が有力になる以前から特定の階層出身者が入学者の四分の三を占めるという「寡占」状態が存在していたのである


家庭が裕福なほうが高学歴を得やすいという話をしているのだが?

単純に進度が速いのだ。

公立高校生が3年間一杯一杯で学習するまでの内容を、多くの有名私立高校では2年の終わりか3年のはじめで終了させてしまう。

単純に早く終わるというだけでも、ぎりぎりまで受験範囲の学習に追われるよりもアドバンテージはあるし、

さらに、その結果生まれたゆとり時間を使って、演習などの受験対策も行なってもらえる。


自堕落生活…勉強本当にできない…

吉川徹の「学歴格差・不平等」という本

1親が中卒の場合子供大卒であるのは13.9%

2親が高卒場合子供大卒であるのは38.9%

3親が大卒場合子供大卒であるのは66.4%


[上層ノンマニュアル][階級][文化的再生産]裕福な家庭の子が進学で有利

【受験】学歴【勉強】

夫の学歴が高卒で、妻の学歴が大卒、結婚の同類婚指数は0.19

大学および短大は52.3%、大学に限ると42.4%

2008-03-31

 

 レッテル社会といわれる現代では、より安定した生活を送るためには有名校を卒業して大(だい)企(き)業(ぎょう)や官公庁(かんこうちょう)に入り、重要ポストにつくことが幸福の要件と考えている人があります。

 これについて二点から考えてみましょう。

 第一の点は、はたして社会的な地位につくことが幸福の条件なのか、ということです。

 最近、四十代、五十代の、いわば社会的に重要な地位にある年代のエリートが、仕事上の行きづまりや人間関係の悩みによってノイローゼになったり、自殺に走るケースが頻繁(ひんぱん)に起こっています。

 現代の熾烈(しれつ)な競争社会の中で責任のある地位につくことは、それだけ大きな負担(ふたん)となり、身心ともに苦労も多くなることは当然です。

 ではなぜ人々は苦労の多い地位を望(のぞ)むのでしょうか。その理由は、ひとつには人に負けたくない、人の上に立ちたいという本能的な願望(がんぼう)であり、もうひとつには地位が向上すれば経済的に豊かになる、周囲から敬(うやま)われることなどが挙(あ)げられると思います。

 もし願いどおりの地位についたとしても、それに適合(てきごう)しない性格であったり、負担に堪(た)える人間的な能力がなければ、その人は苦痛(くつう)の毎日を送ることになるのです。

 第二の点は、学歴(がくれき)至(し)上(じょう)主義(しゅぎ)がもたらす弊害(へいがい)と不幸がいかに大きいか、ということです。

 たしかに一流大学卒業した人は、それだけ幼(おさな)いころから勉学に励(はげ)んできた努力によって、能力的に優(すぐ)れています。深い学識と幅(はば)広い教養による英知(えいち)はいずこの社会職場にあっても、知的(ちてき)資源(しげん)、人的(じんてき)資材(しざい)として重要視されることは当然でしょう。

 しかし誰もが一流校には入(はい)れるわけではなく、ごく一にぎりの人だけが許(ゆる)される狭(せま)き門を目指(めざ)して、過酷(かこく)な受験戦争がくり広げられ、子供は友情を育(はぐく)むどころか、同級生を敵視(てきし)する状態(じょうたい)に追いやられています。

 毎年受験シーズンになると受験に失敗して自殺するという悲惨(ひさん)な事件が相(あい)つぎますが、幼いころから親や先生の「有名校に入る人は優秀、入れない人は敗北者(はいぼくしゃ)」という言葉を聞いて育ったならば、受験の失敗がそのまま人生の破滅(はめつ)になると考えるのは当然です。

 まさに誤(あやま)った学歴偏重(へんちょう)の風潮(ふうちょう)が生む不幸の一面であり、その風潮の中で育った子供は、またさらに学歴偏重人生観を増幅(ぞうふく)していくのです。

 このような教育制度や教育行政(ぎょうせい)のゆがみは教育の部分だけをとり上げて改革(かいかく)しようとしても根本的な解決にはなりません。

 なぜならば、教育問題は時代や社会機構(きこう)全体と深く関(かか)わっており、さらには人生観・価値(かち)観(かん)ともつながっている事柄(ことがら)だからです。

 釈尊は現代を予言して、末法は五(ご)濁(じょく)の時代であると喝破(かっぱ)されています。五濁とは時代が濁(にご)り、社会が乱(みだ)れ、人間の生命も思想も狂(くる)うことを指(さ)しており、その原因は誤った宗教にあると説いています。

 したがって健全人生観や社会思想は、ひとりひとりが正しい宗教に帰依(きえ)し、しかも正法が社会に広く深く定着(ていちゃく)したときに醸成(じょうせい)されるのであり、真実幸福は表面的な学歴や肩書きによってもたらされるのではなく、真実の仏法を信仰修行することによってもたらされるのです。

 以上の二点だけを取り上げてみても、学歴社会的地位がそのまま個人の幸福の絶対的条件になるわけでもなく、社会の福祉(ふくし)につながるわけでもないことがわかるでしょう。

 真実幸福とは、いかなる負担や困難をも悠々(ゆうゆう)と解決して乗り越えていくところにあります。

 個々の人間生命力を与え、勇気希望と智慧(ちえ)をもたらす道は、真実にして最勝の仏法を信仰修行することに尽(つ)きるのです。

 身につけた学識(がくしき)と教養、そして大きな責任をもつ社会的な地位、それらをより充実したものとし、より価値あるものとするために、正しい信仰が絶対に必要なことを知るべきです。


とりあえず、学歴や地位が幸福をもたらすのが現実、まで読んだ。

2008-03-23

まあ

そんなうんこ新書なんか持ってこなくても、慶応早稲田東大京大合格者の9割以上が後者への進学を判断していると言う予備校資料の方が100倍実態を説明しているわけだが。

資料出すなら官公庁発表資料とか大学研究紀要とかせめてそのレベルのものにしてよ。新書とか笑えるわ

2008-03-14

http://anond.hatelabo.jp/20080314143751

自分の不確かなキオクで書くと、

官公庁勤務は堅い仕事だから競争率高くて、

新卒はほとんど入れないはず。

例えば大卒の人が市役所とかに勤めたいあまりに、

高卒と経歴詐称して高卒枠で試験受けて、勤務しちゃうっていう事件が起こってるくらい

狭き門

2008-03-13

http://anond.hatelabo.jp/20080313133710

恐らくそうなんだろうね。

増田が避難される危険性もあるけど、マスコミなり官公庁なりかけこんでみたら?

マスコミなんだが騒ぎ出したら、いきなり手のひらを返す対応をする会社やら人は多いからね。

ただしマスコミは知人を介して、ってのができるようならそっちをオススメする。

2008-01-04

http://anond.hatelabo.jp/20080104173942

まあ官公庁新聞社も間違える事があるし何でも半分信じて半分疑うのがいいかなあ

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