はてなキーワード: バニラとは
さっき食べたバニラアイスから、涙の味がした。別に泣きながら口に入れたわけではない。製造する中で涙が入り込んだわけでもないだろう。心が泣いていたのである。悩みや不安が、感覚を曇らせてしまい、舌は味わうということを忘れてしまった。好きなものを食べる時くらい、嫌なことは忘れよう。そう心がけても、なかなかうまくいかない。ふとした時に悪い記憶が蘇っては、頭を、感覚を、支配してしまう。
はてなを利用するようになってから、アルファブロガーと呼ばれるような方が書かれる、大変知性にあふれた文章に触れられるようになった。しかし、彼らのブログを読んでいると、たまに、違和感を覚えてしまうことがある。ネットで有名になり、本を出してお金にも恵まれているはずだというのに、ちょっとしたわがままや、悪い意味でのこだわりが、ふと顔を出してしまっていることが少なくない。時には、炎上にまで至るほどの失言を犯す例もある。いったい、何が彼らをそうさせるのか。
理由は2つあると思う。まず1つ目は、知性だけでは満たされない何かが本人にある、ということである。いくら富や名声を得た所で、幼い頃のトラウマや、今抱えている悩みがスーッと消えてしまうものではない。そして、そういう負の念は、ことばの中、すなわち、書かれた文章の中に、意識するにせよしないにせよ、混ざってくる。特に劣等感や、過去における悔いは、どんなに言わまいと努力しても、浮かび上がっては思考の中枢を奪ってしまう。アルファブロガーとて人間だから、そういうこともありえるのではないだろうか?
もうひとつは、その満たされなさについての答えを求めるために、より高い知を欲しているのではないか、ということである。もしかすると、彼らは人並み外れた知性を持つがゆえに、どこか孤独を感じているのかもしれない。しかし、自分をもてはやす読者たちは、悩みを解決することも、後悔の念を満たすことも、できはしない。だから、あえて世間を挑発し、自らについての答えを探しだそうしているのではないか?
凡人の私は、彼らと同じ悩みを抱えることはない。彼らの支えになることもできない。だが、一緒にお菓子を食べることならできる。
先に言っておく。今からする話は、「非常に贅沢」だ。なぜなら、ざっくり言ってしまえば「イケメンが、何故自分がモテるか分からない」とひたすら愚痴る話だからである。
これを読んで少しでも嫌悪した人は、とっとと読みとばしやがれ。こちとら、ひたすらブヒって現状に安穏としてやがるキモオタどものために、わざわざ時間裂いてキーボードぶっ叩いてんじゃない。悪いことは言わない。読まないほうが賢明だ。
……などと書いておきながら、かつては僕もデブオタだった。脂肪の塊で、オタだ。いわゆる鍵っ子で、無駄にアクティブだった。うぐぅあぅ~うにゅ~と連呼しながら、昭和記念公園でバニラアイスを食し、元町商店街でスーパー前のベンチで来るはずのない誰かを待つ。ひたすら己の道を行く、オタだった。ちなみに元町商店街にたいやき屋は無い。クレープ屋はあったが、たい焼きは売ってない。うぐぅ。。
などと言いつつ、色々あってダイエットをした。ぶっちゃけ彼女が欲しかったから。0.1tあった体重を、60㎏代まで落とした。ただ、それでも彼女はできなかった。だから、今度はオシャレに目覚めた。会社の同期や妹(いずれもパンピー)の助けを借りて、それなりの店で服を買い。美容院で髪の毛を切り、ついでに眉毛も整えるようにあり。おかげさまで、それなりのイケメンになった。少なくとも、事あるごとに「笑顔がステキ」とか言われ、行きつけの飲み屋のおばちゃんに「アンタはカッコいいんだから自信持て」と酒おごられる程度には。
ただし、いかんせん「イケメンだ」っていう自信が持てない。っていうか、「自分を褒めやがる女性」が信用できない。女性が自分をほめればほめるほど、自分をキラキラお目目で見れば見るほど、相手が信用できなくなる。「こいつら、僕をおだててるけど。その実ドッキリしかけてるんじゃなかろうか」と疑ってしまう。例えば飲み屋の女の子。ひたすら物を貢いで金つぎ込んで、アドレスを交換する。で、いざその子からメールがくると「あぁ、この子僕が気前がいいからメールしてんだ」と思ってしまう。んで、一人幻滅する。これが素人、例えばサークルの後輩だろうと同じ。
だから彼女なんかできっこない。プロアマ問わず、自分に好意を抱く女性に対して、信用できない。お前ら、アタマおかしいんじゃないの、と。なんでこんな僕を「イケメン」とか「きれい」とか言ってんの、と。
かつての自分に言いたい。痩せればモテる。オシャレになればモテる。単純に信じていた、かつての自分に。いくら見た目を変えようが、モテないものはモテない。いくらモテても、信じきれない。むしろ、キモオタだろうとデブだろうと、モテてるやつはいる。
ちなみに痩せる前から、男にはなぜかモテる。その点にかけては絶対の自信がある。だから、嗜好さえ変えれば幸せになれるんだろうな、と薄々思いつつ。
正月ということで、うっかりモチの大量在庫を抱えてしまった人は多いのではないだろうか。俺はまさにそのひとり。
一人暮らしでモチの大量在庫の処遇に困った俺が、この三が日でたどり着いたモチの食べかたを紹介したい。
ただしこの食べかたは、面倒臭がりでカネをかけたくない人向け。かつ甘党向け。
油をひかずにフライパンで1、2回裏返しながら数分間焼く。
この数十年の人生で、モチをフライパンで焼いたことがなかった。
しかし、いざやってみたらなんとまったくこびりつかない。
ちなみに使用しているのはニトリで購入した300円ていどのフライパン。
もちろん持っているならオーブンを使えばいい。
しかし俺は狭い部屋の一人暮らしなので使用頻度の少ないものは極力持たないようにしている。当然オーブンは持っていない。
裏返す手間すら惜しむなら、焦げ目はつかないが電子レンジで温めるのが格段に楽だ。
100円程度のあずき缶詰を買ってきてモチを入れて食べるのも、もちろん安価で手軽でおいしい。
しかしバリエーションがないという問題がある。すぐに飽きてしまう。
この組み合わせでまずくなるはずはない。
最初は抹茶アイス、次はバニラアイス、さらにはチョコチップアイスにイチゴアイス…と試してみたがどれもおいしい。
この三が日でたどり着いた最終形態がこれだ。
アイス餅はとてもおいしいのだが、アイスの冷気でモチが冷めてしまうという欠点がある。
モチを口に含みながらアイスを食べるという方法もある。しかしそれはなんとなく雰囲気が出ない。
モチの温かさを保ちつつおいしく食べる方法はないものか。そう考えてたどり着いた方法がこれ。
100円程度の板チョコを皿に割り入れ、電子レンジに入れて溶かす。少し牛乳を加えてもいい。
http://twitter.com/kentaro/status/13430250165
ネタなのかマジなのか分からんけど、炎上している。リプライとかブコメとかを見ててもなんか脊髄的なコメントが多いというか、優越感ゲームになっててうんざりする。144文字とか100文字じゃ当然か。
で、ネタとして面白そうなので、おせっかいでid:antipopが好きそうなアニソンを収集してみることにした。このひと確かハロプロからコーンウォール一派まで聴くような音楽変態だった気がする。そういう人が「アニソン」なるジャンルを本気で叩くかどうか疑問だが。
http://www.youtube.com/watch?v=PoDKJNt5YB8
カヒミ・カリィ+小山田。これを想定される「アニソン」と扱っていいかどうかは分からんけど。
http://www.youtube.com/watch?v=ardiCRr9Tww
みんなが想像する「アニソン」なるジャンルから選んでみた。ROUND TABLEは割とオシャレなのでありかと。
http://www.youtube.com/watch?v=Ai8oME-Kb84
モーヲタならこれか。今となってはやらないかの方が有名?かもしれないが。
http://www.youtube.com/watch?v=LIYDL7sHasM
はてなも絶賛協賛中の四畳半神話大系から。いしわたり淳治&砂原良徳。
http://www.youtube.com/watch?v=mje2Mz1mGHo
ジャズ好きを自称する人にCowboy Bebopはある意味地雷かもしれないけど。
http://www.youtube.com/watch?v=0g_ehKYJyUc
これも地雷かもしれんけど。
http://www.youtube.com/watch?v=CyCd7srDwqc
これもみんなが想像する「アニソン」としていいかどうかアレだけど。
http://www.youtube.com/watch?v=nkSlgKMyYXU
みんなが想像する「アニソン」なるジャンルからその2。パーフリとか好きそうだし。
http://www.youtube.com/watch?v=R9z6l13RNbg
みんなが想像する「アニソン」なるジャンルからその3。小西康陽とか好きそうだし。
一時期流行った中田ヤスタカ系の(それこそ堀江由衣のバニラソルトとかまりあ・ほりっくの君に、胸キュン)とかは敢えて除外した。パフューム好きは公言してなかったと思うので。
http://twitter.com/kentaro/status/13673261818
本人からリアクション。
ただ自分の納得のいくものをひたすら創り、より多くの人に食べて味わってもらうという大きな志をもっている。
いや、もしかしたら、彼の志は全く別のところにあるのかもしれない。
料理を通して何かを成し遂げたいのかもしれない。
だが、彼の大きな志がなんであるかは、料理に詳しくない私には知ることできない。
私は、偶然その大衆食堂に立ち寄り、目立たないが、きびきびと洗練された彼の仕事ぶりにひかれた。
木訥ではあるが、手抜きのない緻密な仕事ぶりを誰もが誉めた。
彼の食堂にはメニュー表がある。
客から見れば、ずいぶんと細かなメニュー表であるが、彼はそれではまだ満足しないようだ。
客の年齢、人数、雰囲気、行事などを察し、日替わりメニュー、お勧めメニューも変わる。
もう一つ、彼の大衆食堂の特徴はデザートもあること。
和風、洋風、中華風、そこには季節の果物も必ず添えられている。
もちろんすべて彼の手作りである。
食後にくつろぎを与えてくれるお茶のサービスも専門店に劣るものではない。
一見目立たない、彼の大衆食堂のすばらしさを噛みしめることができるのも、私が客の少ない午後二時~四時頃まで訪れることができる環境にいるからだろう。
彼のさりげないティータイムの心配りはあらゆる客層に向けられていた。
少しだけ夏に手の届く春の日差しの強い日には、冷たい菜の花入りリンゴジュースとさくらんぼケーキのセットを(恋人達は注文した後、チェリーがペアになっていることを初めて知る)、
受験間際の制服組の女子中学生には、たまたま手に入ったという10種類以上もの果物を載せたハニーパイとレモンの香り入りのローズヒップティーを、
秋のお宮帰りの老夫婦には、梅昆布茶と銀杏のカケラの入ったきんつばを、
雪の日に来店した子供が皿の上に見たものは、トトロの形をしたバニラアイスクリームだった。
残念だがプリンの分類は2種類じゃない3種類だ
そして「これぞプリン」の分類にプッチンプリンは入らないと思っている
1、「これぞプリン」系
固めるためのものが卵のみなので後述するタイプを食べ慣れていると固いように感じるかもしれない
プッチンプリンに代表されるスーパーやコンビニで多く見かけるタイプ
すっげー甘くて、バニラの香りがすっげーする。たぶん合成甘味料だの香料だのの類
ゼラチン(に限らないかもしれないが)で固めているのでプルプルする、トロッとする
なんだかんだでおいしい 幸せな気分になる
なめらかクリーミィタイプ
「これぞプリン」系に加えていっぱい色々入れてるようで、
最近ケーキ屋さんとかに行くとだいたい売ってるし、コンビニスーパーでも売ってるくらいブーム
タモリが「最近のプリンは・・・わかってないよ!!」って猛烈に批判する
でもやっぱりおいしい 東京行ったらパステルをおみやげにしよう
僕は全部がそれぞれ好きなのでごっちゃにならないで欲しいです
http://anond.hatelabo.jp/20081227001149 を見て思い出したことそのいち。
人によってはみっともないと思うらしいので、そうじゃない人とつるむ時、もしくはソロ時限定にしている冬スタイルについて。
冬はよくニイハオする。袖の端と端を繋げるようにして、温熱密封快適空間を作る。手袋の無い時はもちろん、ある時も。そのまま歩く。
この状態から、片腕だけ袖から外してボディに忍ばせ、腕にょいーんおなかぼいーんコンボに繋げられるところも、利点だし美点だと思う。
そのに。
小学校の頃から、決まりを破っちゃった時に壮絶な罪悪感を食らう性格だった。そして自分の通った小学校は、冬に自転車禁止令が布かれる地域に建っていた。
そんな育ち方をしたもんだから、冬は基本的に自転車に乗れない。今はあったかい地方にいるからタブー気分を抱えつつも乗ることは可能だけど、路面がハードモードになった時のテクニックを小さい頃に全く磨いていなかったため、技術的な側面から冬のテクニカルコースはまるまる駄目になった。
大学にいた頃、秋田とかの比較的やさしめな気候で自転車禁止令の布かれない地方出身の子、もしくは決まりと実益のバランスを小さい頃から見極められていた子なんかが、つーいつーいとチャリ乗りこなして通学する様に憧れを抱いて、自分も冬チャリデビューしてみたんだけど、毎日つるつるすっ転ぶだけじゃなく、交通事故の危険性も半端なかったので、ほどなくして徒歩通学に戻った。
なので、冬の自転車、冬の自転車を天真爛漫に乗りこなす人に、羨望のようなものを感じている。あと、スタッドレスタイヤの自転車とか、冬を切り抜けるかっこいい自転車妄想も同時開催される。さあチャリンコカーニバルの幕開けだ。
ポテチでは、カルビーの「ア・ラ・ポテト じゃがバター味」がうまかった。はまるおいしさ。
しかし、最近コンビニでは見なくなった。スーパーではまだ在庫あるかな。
たぶん出荷はもう止まってしまったのだろう。期間限定らしい。
期間限定の商品では、「じゃがりこ」の「グラタン味」もおいしかった。これも、もう終わってしまったようだ。
たまに食べるとおいしいのが「ビスコ」。正直、いい大人が買うのは勇気がいるのだが、甘さ、食感、手頃さが良い。
アイスは、どうしても「ハーゲンダッツ」を手に取ってしまう。新商品の「ドルチェ ガトーショコラ」とか「メープルクッキー」、「カシス&オレンジ」と、いろいろ試したが、「バニラ」「ストロベリー」「抹茶」の安定したおいしさを再認識した。
この前宮台真司の本を読んでいて「バニラ」っていう考え方は面白いと思った。最初に選んだバニラを好きになるのと、いろんな味を体験した後でバニラを好きになるのは全然違うっていうやつ。詳しい内容は覚えてない。
それで、最初の印象に引きずられて一度も試さずに批判していることって多いんじゃないかなって思った。それと、ネットでも同じことばっかりしていて、いつもと違うことを全然していないなって思った。
たとえば・・・そうだな。講義を受けるときのノートの取り方とか普段気にしないと思う。ノートかルーズリーフか。たまにA4のコピー用紙とかノートパソコンで取っている人がいる。ああ、教科書に書き込んだり配布資料に書き込む人もいたか。すごいと思ったのはデジカメだけ。でも、デジカメ+ボイスレコーダーが最強じゃね? って少し思った。両方持ってないから試せないけどね。
ただ、もっと効率の良いノートの取り方があるのではないかと思い、様々なメモ用紙で試したりした。マインドマップやコーネル式を試した。書きやすさではA4のコピー用紙が一番だけど、まとめやすさ(後から見直しやすい)からいうと普通の大学ノートがいい。基本はマインドマップ形式で書くのが一番だけど、形式にとらわれすぎると時間がもったいないかなって気がする。後から見直すのがノートの意義なんだから薄い字とかダメ。濃いえんぴつ、もしくはペンを使用したほうが効率いい。文字を間違えても塗りつぶせばいい。修正液とか時間の無駄。だけど、長文をノートに書く場合はこの限りではない。などなど。。
ノートの取り方も、黒板+発言を書けるだけ書いたり、パワーポイントも極力書いたりしたこともあった。疑問や意見を書いたり絵を描いたり。大抵の内容は本を読めば書いてあるから、名前とかその分野の専門用語、大雑把な概念を書いたりとか。。
やっぱり、いろいろな方法でノートを取っていると最初の頃とは全然違うって実感した。というか、ノートの意義とかノートの取り方とか小さい頃に教えてくれればよかったのに。。なんか、「黒板に書かれたものをすべて写せ」ってずっと思い込んでいた。
会社入れば記述形式とか調査方法とか規格化(形式化?)されているのかもしれないけど、そうじゃなかったらいろいろ試してみればいいと思う。
あー、はてなでも試してないことたくさんあったっけ。何か探してみよう。
以前にマクドナルドでバイトの女の子に対して通常とは逆の順番で注文したら
どうなるか試したという書き込みがあった。
つまり、「店内で、バニラシェークの M サイズと、マスタードソースのナゲットと
レジの女の子はすっかり頭が混乱してしまって、何度も注文を聞き返し、おまけに
最後に「店内でお召し上がりですか」と聞いたそうだ。
面白い。そこでサブウェイでも同じことをしたらどうなるか試してみた。
「店内で、ペプシコーラの M サイズと、あと、レギュラー調味料を入れて、野菜を
全部とピクルス多めにして、M サイズのハニーウィートにはさんだサブウェイ
クラブをお願いします。」
バイトの女の子は顔を挙げて言った。「あいかわらずの性格ね。」
別れた彼女だった。
「僕らの時間も逆にたどれないかな?」
突然泣き出す彼女。
「おい、いきなり泣くなよ。こんなとこで・・・・」
「ごめん。でも逆にたどるなら、始まりは涙でしょ?」
つ体臭のにおい方、違いは汗でなく鼻にあり=米研究 | エキサイトニュース
あるいは単純に「香水どんなの使ってる?」と聞く。
股につける人はいる。オレとか。
どっちの立場にもなったことがあるからまー気持ちは分かる。
とりあえず、その最初の会話は、ただ乗ればよかったんだよな。君は。「ほんとひでえよな」って感じで。彼女はおそらく、理不尽な、酷い事件への怒りをどこかへぶつけたかったのだろうから。二人で「ほんとひでえよ!!全くよ!」って怒ってそれで終わりでよかったんだよ。これは別に相手が女性だからとかじゃなく、基本的なコミュニケーションの一つとしてな……。必ずしも常に人間議論を求めてる訳じゃないんだよ。いや、本当に議論をする場であっても議論が目的じゃなく単に「俺の話しを聞いてくれ」「私の論を認めてくれ」的な感じになってるやつはいる。増田もそういう感じだしな……。これも一つのコミュニケーションで、別に悪いことじゃない(議論という場ではダメだが…)。かといって、別に勿論絶対同意すべきってわけでもなく、仮に君がどうしてもその一線は譲れない、というくらいその問題に持論があるのだったらそれはそれで真っ向から対決してもよかったけど、そこまででもなく単に中立的な立場でいたいだとかそういうレベルなら同意したほうがいい。誰しも、愚痴りたいときに正論を言われても冷めるだけだ。真っ向から対決してまでも異論を唱える価値があるというなら、そうすべきだが、そうでもない、そこまでする気概はないならやめておくべき。
君はもしかしたら納得できんかもしれんが、君はまずそこでコミュニケーションを受け取りそこなった。失敗した。
しかし彼女も「私の話にただ同意してくれればよかったのに。どうしてあんなこというの?」とは言えない。しかしその種のイライラは募る。それがメールという形になって現れたんだろう。ある種の拗ね、というか、彼氏に対して甘えてる面もそこにはある。子供が、おもちゃを買ってくれなかった母親に対して、怒られると分かっていながらいつまでも「欲しかったのに。○○ちゃん家は買ってくれるのに」って余計な事まで言ってグズグズ泣くのに似ている。当然母親は買ってあげなかった事にちょっぴり罪悪感を抱きつつも、その子供の余計な一言にカチンときて怒る。今の君がその母親みたいな感じ。おそらく彼女、本気で激怒「しか」ないのなら、徹底無視とかそういう方向に向かうだろうに、わざわざそんなメールをするって辺りに「昨日私が怒った理由に気付いて、謝ってほしい」って気持ちがある。怒ってる側は、何が一番腹立つって、その怒らせる行為は勿論のこと、『本人が「自分が怒らせるような行為をした」という事に気付いていないこと』に腹がたつものだ。
かといって君も、別に自分の思った事を言っただけなのに、どうしてそこまで怒られなきゃいけないんだって気持ちも分かる。「議論」的な会話としてみると、理不尽な感じがするだろう。でもああいう会話は議論的なものじゃなくて、彼女の愚痴なのだと受け止めればいい。それにあわせてあげてるのだと。彼女をいわば癒してあげてるのだと。
まあ逆に言うと彼女もそれだけ許せない事件だったんだろな。彼女の譲れない正義というか、価値観というか、そういうものに関わってくる問題だったんだろう。だからこそメールまでして怒ってる。もっとどうでもいいことだったら、彼女も子供じゃないんだから流しているはず。極端な話、彼女「アイスはバニラが一番」君「いや、それもいいけど、チョコも…」とかそんな会話くらいなら彼女も当然怒りはしないだろう。まあ、アイスの道に命をかけた女性とかだったら分からんけど。それほど許せなかったんだよ。まあ、女性だったらより許せない事件だろうし。一番身近で好きな男性だからこそ分かってほしかった、同意して欲しかったんじゃないかな。
まあこういうのは仕方ないね……どっちも特に悪いってわけじゃないんだが、しかしどっちの怒りも理解できる。人間のコミュニケーションの難しさっつーかなんつーか。俺も以前は彼女側だったのに、他人の事となると彼氏側になってしまったりして、また自分の愚痴となると彼女側の心理になったりとまーついつい随分都合いい風に転がってしまったもんだが。
とりあえずその場を治める手段としては、まず君が「あの時は弁護士側を庇うようなテレビ(か何か)を偶然見た後だったからなんとなくああいう事言っちゃったけど、俺だって普通に許せないと思ってるし、そんな事があってはいけないけど万一あったとしても、勿論君の為に戦うに決まってる。あの時ははっきりしてなくて、不安にさせたかもしれない、それはごめん。でも、社長とか、若い嫁もらえとか、そういうことは言わないで欲しい、俺も悲しくなるから。」とかなんとかいうメールなり直接言うなりすればいいんじゃなかろうか。謝るのが後でもいいかな。人間は後の主張の方がより大事と思うらしいし。ともあれ謝りつつ、でもそういうこと言われるのは悲しいよ的な感じで。謝っても自分も傷ついたことははっきり言う。そんで、「社長とか、若い嫁とか、そういうこと言うな!!」って責めるより、言われると悲しい、俺なりに頑張ってるのに、的方向の方が効くと思う。まあ一つ君の方から大人になってさ。嫌かもしれないが。