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2019-11-19

オーフェンブギーポップ、どうして差がついたのか慢心環境の違い1

今年と来年の冬アニメ。共に前世スタートの長期シリーズであるライトノベル二作が再アニメ化される。

魔術士オーフェン(はぐれ旅)」と「ブギーポップ」だ。

原作開始と初アニメ化にそれぞれ数年の開きがあるし、ジャンル異世界ファンタジー現代SF風味異能オーフェン出版社レーベル)を富士見ファンタジアKADOKAWAからTOブックスに移籍した一方、ブギーポップは一貫して電撃(KADOKAWAから刊行し続けている……

といった細々した違いは存在するものの、テン年代および令和の視点から言えば、大雑把に「かつてアニメ化された昔の人気ラノベ」と括ってしまってもいいだろう。ブギーポップの新作アニメは今年の1月から3月まで1クール18話が放送され、ちょうど一年をおいて来年1月オーフェン放送開始予定となっている。

さて、上に掲げたタイトルについて。ここでの「差」というのは作品自体評価ではなく、あくまで今のアニメおよびその関連企画成功度合いについての話だが、果たしてどちらが格上なのか。

はっきり言ってしまうと、オーフェンが上、ブギーポップが下だ。現時点で既にオーフェンの新アニメ企画は、原作読者の盛り上がりの点でブギーポップを大きくリードしているように見える。

オーフェンは肝心のアニメがまだ始まってすらいないというのに、なぜそんなことが言えるのか。アニメとその周辺における、両作品の「差」を見ていこう。

コミカライズ

今回のアニメに合わせたブギーポップコミカライズは、アニメ化発表のほぼ直後から開始。アニメ化の範囲である「VSイマジネーター」「夜明けのブギーポップ」の2エピソードが、それぞれ異なる作家により漫画化された。「イマジネーター」の方は、上下構成である原作の、上巻にあたる部分までをベースにした内容になっている(打ち切りなのか当初の予定通りなのかは不明

作品としての出来自体は、いずれも適度に省略・再構成しつつ原作をなぞり、ビジュアル面ではアニメとも異なる独自解釈が随所に見られるという、手堅い造りになってはいる。のだが、どうせならアニメ化しない人気エピソード特にパンドラ」「ペパーミント魔術師」あたりをやって補完しても良かったのに、という気持ちもある。アニメ2期にでも回すつもりだったのかなあ……取らぬ狸の……

片やオーフェン新規コミカライズは3本。本編と言える長編シリーズの「はぐれ旅」、短編コメディの「無謀編」、そして旧版では無謀編の一部だった「プレ編」が、やはりそれぞれ別の作家の手で描かれた。

作品数がブギーポップを上回っていること自体は、それほど大きなアドバンテージでもないだろう。特筆すべきは、「無謀編」の担当作家が、あのファンタジーコメディエルフを狩るモノたち」の矢上裕だということだ。

いや、実のところ自分ちゃんと読んだことはないけれど、それでも名前は知っているぐらいには有名な作品であり作家であるアニメ化もされたし。

もちろん、何でもかんでも有名ベテラン作家を連れてくればいいというものではないが、これに関しては、代表作の連載時期が富士見時代オーフェンと重なっている同時代性や、コメディである無謀編との相性の良さからか、原作読者の反応も上々な人選だったようだ。

ベストマッチビッグネームの起用でオーフェンがやや有利といったところだが、ここはまだ比較的、両作の差が小さい分野と言える。

出版

新規コミカライズ以外の出版物の話。

ブギーポップアニメ化に合わせる形で、アニメ範囲原作5巻を新装版(単行本)で刊行している。表紙を含むイラストオリジナルイラストレーターによる新規描きおろし。また、分量はごく短いあとがき程度のものだが、本文にも書き下ろしがある。

アニメと同時期に原作イラストレーター自ら手がけた、原作1巻「笑わない」のコミカライズもやはり新装版で再刊。最初の予定ではアニメ放送中に合わせるはずだった?のが、たび重なる延期で結局放送終了後になったものの、原作本編の新刊も一応出ている。

アニメ作品出版社側の動きとして、ノルマは十分以上に果たしているとは言えるだろう。が、優等生的な物足りなさを少々覚えてしまうのは自分だけだろうか。

それに対しオーフェンは、旧シリーズ新装版は数年前すでに刊行済み。TOブックス移籍後の新シリーズも本編はほぼ文庫化完了していたが、新シリーズの「番外編」と旧作「プレ編」が、それぞれ2巻ずつアニメ化発表後に文庫化されている。

また、アニメ開始目前の来月末には新作長編が出る予定も……と、この辺まではブギーポップとそんなに変わらない順当なラインナップとなっている。だがオーフェンにはもう一つ、目玉と言える一冊がある。

今月末発売の『魔術士オーフェンアンソロジー』だ。

その名の通り、オーフェンに縁のある有名作家たちによる、公式二次創作短編集。歴史のあるシリーズだけあって執筆陣もそうそうたるメンバーがそろっている。

スレイヤーズ」の神坂一!(旧シリーズ時代には富士見の二枚看板オーフェン作者と合作経験もあり )

アニメ絶賛放送中!「本好きの下剋上」の香月美夜!(TOブックス仲間)

サクラダリセット」の河野裕(作者のファンらしい)!

デート・ア・ライブ」の橘公司!(ドラゴンマガジンオーフェン短編掲載したことも)

僕は友達が少ない」「妹さえいればいい。」 の平坂読!(よく知らないがオーフェン好きなの?)

そして解説は「ロードス島戦記」の水野良

と、いっそ胸焼けを起こしそうなほどの豪華さだ。参った参った。

実のところ、ラノベアニメ化する際などに他の有名作家を集めてこのような公式アンソロジーを出すことは、そこまで珍しいわけでもない。刊行期間の長い古参シリーズ場合はなおさらだ。それこそオーフェンの作者自身スレイヤーズ 25周年あんそろじー』に寄稿しているし、最近の例では他に『されど罪人は竜と踊る: オルケストラ 』などもあった。

からこそ、アンソロジーはもはや、出せる時にはとりあえず出しておくべき記念品みたいなものだと思うのだが……何でブギーポップは出さなかったんだろうか?あれだけ業界への大きな影響が(「〜以前・〜以降」だのと実態よりも過剰なほどに)強調して語られ、読者だったことを公言している現役人作家もそれなりの数が存在しているシリーズだというのに。もったいないしか言いようがない。

一応ブギーポップ側には、原作出版社であるKADOKAWA以外なので厳密に言えばアニメ連動の出版ではないが(敢えて言うなら便乗)、批評誌「ユリイカ」での作者特集というものもあった。これも最初企画を知った時には、公式アンソロジーと同じぐらいのインパクトを感じたし、実際インタビューや対談、書き下ろしの「竹泡対談」(読者にはお馴染みの会話形式SS)など、ファンにとって素直に価値のある部分も存在した。

ただ正直、作者本人以外の執筆陣がちょっと……それぞれの知名度や実績自体問題があるわけではないんだけど、ブギーポップやその作者を語ってもらう時になぜ敢えてこれ?と疑問が残る人選で……言葉を選ばずに言うと、なんで西尾維新呼ばねぇの?ってこと。他のメフィスト賞作家は3人もいるのに!

どうも全体的に、ユリイカに呼びやす人材の中で、ブギーポップというかラノベについてまあ知っていないこともないぐらいの人々(&新アニメ関係者)をなんとな〜く集めたような、芯の定まらない生ぬるい印象を受ける特集になっていた。これではとても、夢の公式アンソロジー代替にはなり得ない。

(ちなみに本拠地である電撃文庫ライトノベル誌「電撃文庫MAGAZINE」でもアニメ放送中にブギーポップ特集掲載されたが、これはユリイカなど及びもつかない完全にスッカスカで虚夢of虚夢な内容だったらしい(自分他人の評判を聞いて回避した))

その他

オーフェンアニメに先駆けて、今年の8月11月に「舞台版」の公演を二度行っている。いわゆる2.5次元だ。

異世界ファンタジーというジャンル、そしてラノベの中でもセリフや行動には直接表れない微妙感情や設定が特に多い原作という、2.5次元素人感覚からするとかなり難しそうな題材ながら、ツイッター等での反応を見るに原作ファンには大好評だったようだ。客の入りなどの数字的なことは不明だが、生身の人間ラノベキャラを演じ、実際に観た読者をあれだけ満足させられたのなら、それだけで大成功と言っていいだろう。

また、スレイヤーズフルメタルパニックと共に「富士見ファンタジア文庫レジェンド」の一つという扱いではあるものの、オーフェンはあの「パズル&ドラゴンズ」でのコラボ参戦も果たしている。今や、オタクカルチャーにおいてアニメ匹敵するほどの存在感を持つスマホゲーム。その中でもいまだトップクラスの人気&売上を誇るパズドラとのコラボなのだから、これはもう勝ち組と言わざるを得ない。

さて、そういったイベントめいた展開がブギーポップの方にも何かあっただろうか。

スマホゲーコラボ……無し。

KADOKAWAラノベ原作アニメは、放送中のコラボ率がわりと高いので期待していたのだが……。後述するキャラデザイン変更の問題により、原作版とアニメ版どちらでの参戦になっても角が立つからという理由でどこも二の足を踏んだ、のかもしれない(あくま憶測

それ以外では……そう、「“不気味な色”グミの配布会があった!

TVアニメブギーポップは笑わない」で、「夜明けのブギーポップ」編全4話を一挙放送する2時間特番が決定!それを記念して、アニメイト秋葉原店頭にて「“不気味な色”グミ」&「特製ポストカード」セットの配布会を開催致しま

いや〜行きたかったな〜、「“不気味な色”グミ」配布会!首都圏に住んでたらな〜!どんな味がしたんだろう「“不気味な色”グミ」!

ところで……「“不気味な色”グミ」って、何?(不気味=ブギーというキーワード以外特に原作とは関係がない)

それから「“不気味な色”入浴剤の配布会も忘れてはいけない。

アニメイト秋葉原本館でTVアニメブギーポップは笑わない」のオンリーショップが開催決定!それを記念して、アニメイト秋葉原本館店頭にて「“不気味な色”入浴剤」&「特製ミニキャラカード」セットの配布会を開催致しま

いや〜行きたかったな〜、「“不気味な色”入浴剤」配布会!首都圏に住んでたらな〜!どんな効能があったんだろう「“不気味な色”入浴剤」!

…………「“不気味な色”入浴剤」って、何???原作無関係だが合成促進剤の風呂だと思って入ると楽しそう)

別に、「“不気味な色”グミ」や「“不気味な色”入浴剤」が必ずしも悪いということではない。いっそ「“不気味な色”まんじゅう通称「ぶきまん」も作り、調子に乗って事業を拡大させ経営破綻に陥ったっていい。

ただ、そういう飛び道具的なネタは、「ファン普通に喜ぶこと」を一通りやった上で、ダメ押しとして追加するのが筋ではないだろうか。

2.5次元スマホゲーコラボけがファンへのサービスとして正解ではないのはもちろんだ(ブギーポップは意外に2.5次元素材としては向いてるんじゃないかとは思うが)。それでも、グミ入浴剤の前にはやれること、やるべきことが他にいくらでもあったのでは、とつい思ってしまう。

キャラクターデザイン

公開済みのPVキービジュアルなどを見る限り、今回のオーフェンアニメ化においては、単に基本的デザイン踏襲するのみならず、原作イラストテイストをかなり強く意識した画作りがされているようだ。これは周辺のメディア展開も同様で、前述のパズドラコラボにおいても原作イラストレーター自身オーフェンキャラ絵を一枚描きおろしている。

一方ブギーポップアニメ化にあたって、「ブギーポップ」のコスチューム以外のほとんどのキャラクターデザインを、原作イラストとは別に本編での描写から新規に設定し直している。分かりやすいところでは、原作ではセーラー服だったメインキャラの制服がブレザーになったりしている。

このデザイン変更をめぐって、原作イラストレーターとアニメ制作会社との間でトラブルがあったことは周知の事実だろうから、今さらここで改めて説明はしない。

自分はこのデザイン変更自体は、他の多くの人々が考えるほどには、作品の致命的な傷だとは思っていない。たしか原作ラノベの魅力にあのイラストが大きく関わっているのは事実だが、一つのアニメ作品として考えた時に、絶対に何があろうと譲れないポイントである、とまでは言い切れない。ラノベといえども小説であり本体あくま文章なので、ストーリー等の変更の方が重大な問題だ。

ただ、オリジナルストーリーだった前アニメに対し今回は原作をなぞるという基本方針アニメ化において、わざわざ「原作通り」から外れる要素を持ち込むのであれば、それなりの根拠必要にはなるだろう。変えるなら変えるで、原作イラストよりも明確に“カッコイイ”とか“カワイイ”といった、意図や売りが伝わるデザインであってほしい。

殘念ながら実際のアニメデザインからは、「なぜコレなのか」が感じ取れることは少なかった。敢えて言うなら、ややリアルに寄せたということにはなるのだろうが……「歪曲王」の耳が異常にデカ母子とか何がしたかったんだろう……

アニメ本編

今回のブギーポップアニメ原作エピソード単位で見た時に、世間一般での評価が最も厳しかったのは、やはり最初の「ブギーポップは笑わない」編だろう。

ただでさえ原作小説1巻を3話で消化する尺に余裕のない状況なのに、よりによって「間」を大事にする演出選択してしまったせいで原作セリフが大幅にカット。また、一つの出来事がそれぞれ別の人物視点から語られる各章からなる原作を、なぜか更に視点が細かく移動し時系列前後する構成に変更してしまったため、複雑さが無駄に加速することに。

これらはむしろ原作読者よりも初見視聴者の方に影響が大きく、キャラクターの感情について行けないとか、今のシーンがいつの出来事なのか分からなくて混乱するといった声が多く見られた。

そして何より、クライマックスのシーンでブギーポップトレードマークである「口笛」を吹かないという、信じがたい改変。これには原作読者が大いに驚愕することになった。悪い意味で。

出合い頭で深い不信感を植え付けられたせいか、あるいは単にそのまま視聴者が大量に離れたのか。後半に、特番枠で4話一挙放送された「夜明けのブギーポップ」のような名エピソード存在しても、作品全体の低評化は結局最後まで覆すことができないまま終わってしまった。

繰り返しになるが、オーフェンの方はまだアニメ放送開始していない上に、どういった構成になるのかも正式には判明していない。だがもしも大方の予想通り、順当に原作長編の一作目『我が呼び声に応えよ獣』を最初に持ってくるのであれば、やはりこのファーストエピソードの出来がアニメ化の成否を大きく左右することになるだろう。

原作ファンは、普通にやれば普通によく出来てるはずのこの話に、「口笛を吹かない」に匹敵するレベルの大大大チョンボ改変が混入しないことを祈っておくといい。でも、『獣』でそのぐらいクリティカルポイントって何があるかな。「ブラックタイガー」のカットとか?

(続き)

https://anond.hatelabo.jp/20191119205330

2019-03-18

anond:20190318133608

なんで現代物で真っ先に白鳥士郎が出てくんねん。伏見つかさとか平坂読とか葵せきなとかのほうが有名やろ。

2017-07-21

平坂読原作の新作アニメが始まるそうだが

僕は友達が少ないってどうなったんだろうと思って調べたらとっくの昔に完結してたんだな。

アニメ一期やってた頃はやたら人気があったのに、今では名前を見かけることさえ無くなった。

制作スタジオ変えてまで作った二期もすげー中途半端な所で終わったなぁという記憶しかない。でも話と絵は二期の方が良かった。

実写版は知らん。評価も低いしいつものダメ実写なのかな。

2016-08-04

妹さえいればいい。

はがない平坂読ラノベである

それはいい、Amazonなんたらかんたら、最近よく目にするサービスで1巻を読んだ

ああ、これはいいおもしろいと思い2巻は「買った」

なんだか、ああ、なんだかなーという微妙感想だった

ま、ここまで読んだなら次も読むかなと3巻を買った

……なんというか、いきなり2巻の焼き直しだった

あんたは知名度があるんだから、そろそろ小手先だけの作品を作るのやめてろよ

そう思った、夏の日でした

2016-01-08

http://anond.hatelabo.jp/20160108151148

売れてる方に入るだろう平坂読は敢えて賞味期限の短い時事ネタ流行ネタを織り込んでいると公言しているわけだが。

2015-07-21

ラノベ読みが選ぶこれを読め

好きなライトノベル投票しよう!! という企画がある。今のところ毎年二回やっていて、ライトノベル読者がおすすめしたい作品投票するというものだ。ちょうど上半期の結果が出たところだ。最近ラノベからないし、面白い作品なんてないんでしょというおまえらおすすめライトノベルが揃っているから載せておく。

http://lightnovel.jp/best/2015_01-06/vote.html

ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミンVII

ゲーマーズ! 雨野景太と青春コンティニュー

戦うパン屋機械じかけの看板

深海ソラリスII

まらん! メチャクチャ青春ラブコメに巻き込まれたけど、生まれてきてよかった。

下読み男子投稿女子 ~優しい空が見た、内気な海の話。

エイルン・ラストコード架空世界より戦場へ~

薬屋のひとりごと(3)

ひとつ海のパラスアテナ

我がヒーローのための絶対悪

終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか? #02

独創短編シリーズ 野崎まど劇場(笑)

ランキング上位は基本的ラノベ読みの間で話題になった作品だな。読んでおけば通ぶれるし、それでいてマイナーすぎないという狙い所だ。

「終末なにしてますか?」は、例えば アニメ・ラノベファンタジーの”呪い”を描くメタライトノベル「終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?」 - 主ラノ^0^/ ライトノベル専門情報サイトとか取り上げている人も多い。野崎まどもいまやだいぶ出世したが、当初から独創的な作品を書くことで話題だった (ファンタジスタドールとか)。下読み男子投稿女子とかは作品として出す前に一般的に行われる下読みという校閲に近い作業を話題に取り上げていて、ラノベ作家を書くメタ的なラノベから派生が伺える感じ。ラノベ作家ものいうと平坂読たんの最新作「Amazon.co.jp: 妹さえいればいい。 (ガガガ文庫): 平坂 読, カントク: 本」がおすすめだ。作家同士の交流とか、編集との絡み、作品制作の苦労がギャグ風味で書かれている。

ひとつ海のパラスアテナ」は電撃文庫新人賞作品で、女主人公百合風味な海洋ものという異色な作品ライトノベルの懐の深さを示してくれた。ラノベでも女主人公いるんやんで。

「たまらん」とか「アルデラミン」、「ソラリス」も同様の傾向がある。

トップラインナップをみれば分かるけれど、メジャーどころがないのが特徴的。前述したよみたんの「妹さえいればいい。」もないし「俺ガイル」もないしね。すでに有名なのはおすすめしてやるかという意思が感じられる。その偏向したポジションが、このライトノベルがすごい!とかのランキングを良い意味でも悪い意味でも混乱させるんだけどね。

上位だけじゃなくて下位の方にも面白い作品が入っているのでぜひ本家のほうで見てくれ。票数は少ないものの、その作品を押したいというラノベ読みの意思が反映されている。

同時期に行われているライトノベルツイッター杯2015年上半期概要 - ライトノベルツイッター杯募集が終わって、1、2週間後の土曜日に結果が発表されるはずだがそっちにも注目だ。そして次の機会にはおすすめ作品投票してくれると助かる。それじゃあ、良いライトノベル生活!!!

2011-11-22

http://anond.hatelabo.jp/20111122103314

平坂読はわりと西尾維新なので、表面的には癒し系でも中身はめちゃ殺伐としてるよ。

俺妹」が読めるなら「はがない」も十分に楽しめると思う。特に最新刊。

「空パン」読んだあとは「丘ルトロジック」を。

そのあと十文字青扇智史を読むべき。

アサウラの「バニラ」が良かったなら木ノ歌詠瑞智士記)の「幽霊列車とこんぺい糖」を読むべき。

秋山瑞人はたぶん読んでるだろうけど、読んでなかったら「イリヤ」を。

あとは中村恵里加とか。

ああ、浅井ラボを忘れてた。

2011-10-03

http://anond.hatelabo.jp/20111002215015

近年ラノベ業界では「(萌え日常系)4コマ漫画いかにして小説にするか」というテーマが一部にあって、

はがない』や前作の『ラノベ部』はその一環として登場した作品なので、

4コマ漫画を読んでいる気分になった」というのは正しい。

平坂読ラノベ作家の中ではかなり先鋭的な方で、

地の文に(ギャグではなく)顔文字が登場するなど、

リーダビリティ向上のために新たな文章技法を駆使しており、

その点が人気なのだろう。

弓弦イズルの『インフィニット・ストラトス』もそうだが、

「さらっと読める」と「萌える」を両立させたラブコメは滅茶苦茶強い。

そしてラノベといえば鬱陶しい程の言い回しが特徴

これは『ハルヒ』や『禁書目録』由来の誤認。

全体的に見てそんなことはない。

2010-03-07

平坂読ラノベ部」が大事な事を思い出させてくれた

ありがとうございます。

2009-01-23

元日記書いたものです。

ターゲット設定とリアリティと宣伝効果の兼ね合い

http://anond.hatelabo.jp/20090123101330

んーたしかにそうですよね。それは考えた。

  

また個人的な感想。これはあくまで俺個人の考えだから、全員がそうであるわけないし、俺の空想によるところが大きいです。

  

俺は該当作品ではラノベ部くらいしか読んだことがないのですが。

俺の妹が に関していえば隠れオタクの妹を扱った作品であると聞いています。

オタクネタを扱うのでしたら、現状ニコニコ動画などを含んだ

インターネットのことを除外したほうが作為的な面が見えておかしい気がします。

オタクが、インターネット個人サイトを見ていたっておかしくないでしょう?

  

話題はきっかけでしかないと思っています。

へーこんな作品あるんだ。と本を読むきっかけがあれば

それで読者が増えてもっともっとライトノベルの面白い本が出てくるようになれば

俺はうれしいことだと思うのです。

どれだけ面白くても読者がいなければ消えてしまいますし、一人の人間では限界があります。

新しい顧客を増やすにはどうすればいいのでしょうか。俺らが口コミライトノベル面白いよ!と言ってみることでしょうか。

  

だとすれば、今ライトノベルの作者側(会社側)のほうでやっていることと何の違いがあるのでしょうか。

俺らが、面白いよ!と話題をふることと、会社が大勢の新しい読者になるかもしれない人に向けてメッセージを送ることと。

儲けるとかそういう話が嫌いならそれでかまいません。ですが、ライトノベル商業です。売れないと意味がないのです。

宣伝費がいらない宣伝ってすごいですよ。しかも、いったん出してしまえば後は勝手にやってくれる。

使わない手はないと思います。

もちろんいい意味でとらえられるか悪い意味でとらえられるかは博打ですが、それでも話題になります。なっています。

まったく、誰も知らなければ意味がない気がするんです。

そもそも、全年齢に楽しませるというわけではなく

ピンポイント中高生ターゲットをしぼったものがライトノベルだと思うんです。

ただ、こういったものはあくまでも物語に面白みをつけるエッセンス的なものであってほしいと思うし、

そういった、ある程度そういうパロディネタがつめこめる作品だからこそ。であってほしいと思います。

また、物語全体の核となる部分がこういうものになってしまってはいけないと思います。

んーハヤテのごとくとか、絶望先生とかあんな感じでしょうか?

  

パロディ全開大暴走作品もあってもいいのかなぁと思いますが

さすがにそこまですると売れないってことはわかっていると思いますよ。

編集の人も馬鹿じゃないでしょうし、もしかしたら今回の一件についてのいろんな意見を見て回っているのかもしれませんしw

  

また、話題にのぼっても多くの人がつまらないと思うのならば自然淘汰されると思うのです。

個人サイトでもつまらなかったらつまらないと書いているところも多いですし。

  

あー元日記書いてよかった。こういう意見を書いてくださる人を待っていました。本当に貴重な意見ありがとうございます。

  

あ、俺は本当にただのファンであって、作者や会社とは何のつながりもありません。念のため。

元日記とまったく違う内容になっちゃった……

追記:平坂読さんはリスクを背負ってつっぱしっているんじゃないかなぁ。

こちらの立ち読みコーナーから該当部分が読めますのでぜひどうぞ。

http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/books.php?id=20204

しかし、やっぱりあれだな。

こういうことは作品をしっかりと読んでから、書かないといけないなぁ。とラノベ部2巻を読みながら思った。

2007-04-08

http://anond.hatelabo.jp/20070408151953

今のだと日日日古典派で

泣けるでぇ……(byキンちゃん)

奈須・西尾フォロワー作家たち(日日日以外だと平坂読とか)を古典派なぞと呼ばんでいただきとうございまする。

 
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