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2020-08-21

上司全然帰らなくて草

たすけてください。直属の上司が、体調が悪いのに全然帰ってくれませんでした。(知恵袋の書き出しみたいだな)

上司は2日前には38℃弱の熱が出ていて、今日にはのどの痛み、リンパの腫れを訴えていました。そのうえ喘息もちなので、それはもうコンコンコンコンコンコンコン咳き込むし、たぶん痰も吐いてました。

8月上旬アデノウイルスによるプール熱だかを発症していて、のど痛もリンパもそれによるものだとごまかし、全然帰ろうとしません。

かにあなたは独り身だし友達もいなさそうだし、自分のせいで命の危険さらして困るような相手はいいかもしれないけど、こちらには家族もいるし、友達もいる。そう、あなたと違って。

しかも私は今日、いつも楽しみにしている大事友達との定例のごはんカラオケの日だったのに。中途半端なことをするのでそれも一度断らざるを得なくなりました。早く受診して早く陰性だとわかれば、こんな思いしなくても済んだのに。これで私が働く意欲なくしたらどうすんの?あんたが代わりに私の仕事できんの???

ちょっと口が悪くなってしまいました。が、そうも言いたくなるくらい彼はきちんと病院受診することを拒みました。午前10時頃から説得して、結局帰ったのは14時頃です。

職場の数名と顔を合わせてとる昼食も、今日はひっそりと上司だけをいつもの部屋に残し、あとはみんな別室で。それだけ避けられていながら、何故すぐ帰らなかったのか???(本当は昼食前に帰ってほしかった)

第一最近では毎日検温を義務付けられていて、熱があることも知りながら何故出勤していた???

私はその上司デスクが隣同士です。職場の誰よりも近い位置にいます上司そもそも部下から尊敬されるようなタイプではありませんが、もし自分コロナ陽性者だったとしたらほぼ常に隣にいる私が危ない、と思ってくれていたなら。早々に帰って病院にかかってくれたのではないか

それが本当に悲しい。そしてやっぱりこの人は自分のことしか考えていないし、尊敬に値しないと思った。私も他人にとやかく言えるほど仕事もしないし出来た人間ではないけど、せめてそういう誠意というか姿勢を見せてくれたならなあ。

そのひとつ上の上長上長で、私やほかの職員の説得もきかないから頼ったのに。上長だってまだ若い奥さんと小さなお子さんがいるのに。結局ちゃんPCR受けろと強くは言わず挙句「あの話の流れだと受けないかもしれないね~」って、は?????

しかも、次の日曜日には職場の有志によるボランティア活動が控えていますが、そこには地域のひとも来るわけです。このままうやむやにしてそこで感染が広がったらどうするつもりなんでしょうか。だったら熱中症心配ですし早々に延期にしたらどうでしょうか。いやそもそも早く帰って早くPCR受けて結果だしてくれてたらこんな悩む必要もないんだってば。

上司ミスを平気で部下になすりつけるようなひとです。自分感染源だったとしても、うつされて体調を崩した私が最初の陽性者になったなら、きっと全責任を私に負わせるでしょう。そうなると下手したら全国ニュースものです。そういう業界なので。

まあ、これを機にやめてやってもいいけど。

先輩が私を心配してくれて、マスク二重にしたほうがいいよとマスクをくれました。コロナじゃないにしても、アデノの感染力は高いからと。その先輩は「心配なので」「悪くならないうちに」「今日やらなければいけないことは私がやるので」と、早く帰るよう促しまくり、しかブラウザを開かせて「このページを見てください」と地元コロナ症例を読ませてめちゃくちゃ脅かしていました。私も恐ろしくなるくらいにwなのに全然帰らない。

その後出勤してきた後輩(勤務形態がちがう)も「具合悪いって聞きましたが帰れます?」と退勤を促してくれましたがそれでも帰らず。普段職員がみんなでいるところで平気で昼飯を食い、別室で来客を対応し、上長とひとしきり話した後ようやく帰ることになり、その帰り際に「ちゃんと結果を連絡してくださいね」とくぎまで刺してくれました。よくもまあ2周りも違う若い子にこんなこと言わせる上司だこと…

結果、日常的にさみしい彼は「なんか心配してくれてありがとう…///」みたいな感じでこちらの意図なんて全然汲んでくれませんでしたとさ。

別に彼のことは人間として好きでもないし、上司としても特段いいなとも思わないというのが大前提ですが。

例えば、今日中にやらなければならない仕事があったとしても、職場人間特に私)の命に関わるかもしれないことを差し置いて、それ以上に大切なことってあるんだろうか。私は役職ではないけど、個人情報を取り扱う立場にはある。彼の仕事を代わりにできなくもない立場にいる。なんなら、上長だって午前の出張を終えて帰ってきて午後はずっといる。何故そこに頼らないのか。普段常識はずれな頼みごとをしてくるくせに、何故こういうときに「じゃあ帰るからこれやっておいてくれる?」と言えないのか。

それって、シンプルに、私や、ほかの職員に対して信頼がないってこと。

そして、職場人間特に私)の命を危険さらし続けているのだから私たちの命なんてどうでもいいって思っているということ。

コロナや、それだけじゃなく誰かにうつ可能性のある感染症にかかることは、決して悪いことではないとわかっています。たとえ隠れて県外へ行ったりキャバクラに行ったりしてそこでうつされたとしても、それに関して文句は言うまい。(私も県外には行ったから。)

だけど、そこから先。体調が悪いことをわかっていながら対応しないのは、あなた自身はそれでいいかもしれないけど、あなたの隣にいる私、私の家族、私の友達家族職場友達家族友達職場友達友達友達友達職場職場に来たお客さん。…――引いてはそうやって、私と関係は遠くても、私にも顔が浮かぶような相手にまで、迷惑がかかる可能性がある。

そういう想像力のない、もしくは想像していてもどうでもいいと思う、世間の目ばかりを気にして、内側のことはまったくの蔑ろにする上司

たすけてください。私はこんなひとの下でもう働きたくありません。

2020-08-10

新型コロナウイルス感染症について

今までコロナウイルスについて考えをまとめるために記す。匿名ダイアリーを用いるのは、所属する組織に何らかの影響を与えることを懸念して(別に過激思想ではないと思うけれども)。

中堅小児科医。専門医取得済み。いわゆる第一波の時は院内に小児患者はいなかった。東京でも都立総合に3,4人程度、いずれも家庭内感染だったそうだ。成人の救急先生重症患者にECMOを回し忙しそうにしているのを横目に眺め、ガラガラ外来病棟で暇を持て余していた。全国のPICUネットワークでも、重症患者はおらず、基礎疾患のある児が関西地方入院しているのみと聞いた。山梨大学乳児CPAの例ではコロナウイルスPCR検査が陽性とのことだったが、続報がなく、個人的には偽陽性であったのではないかと考えている。事前確率が低ければ、検査陽性でも陽性適中率が低くなるからだ。

第二波では、小児の患者も何人か。いずれも症状はほとんどなく、あっても鼻汁程度。成人のCOVIDでは鼻汁やくしゃみは少ないという話ではあったが。家族が陽性→保健所から要請PCR検査を行い、二類感染症として入院という流れ。入院中もほとんど診察はせず、full PPEの看護師さんがバイタルをチェックし、両親に様子を伺い、退院していく。医者がやることは電子カルテ上のオーダーくらい。ホテルもすでに準備され、軽症者は順次ホテルに移っていくだろう。

第一波の時は未知のウイルスであり、 影響が測りきれない部分もあった。緊急事態宣言は、小児医療に関わるものとしては、適切なタイミング・適切な程度で出されたのではないかと考えている。

今回、患者数が再び増え、医療経済とのバランスの中で、どのように今後の方針を決めていくかについて、様々な意見があると感じている。小児科医として、何点か述べたい。

・成人を守るために、子供権利侵害していないか

緊急事態宣言後、公園遊具ロープで縛られ、動物園水族館テーマパークなども軒並み休業した。学校休校となり、大学などは現在でもオンライン授業が続いていると聞く。甲子園も開催されなくなった。スポーツ大会などでは、開催されないことで将来が大きく変化する児童も多くいることだろう。子供の1年、若者の1年の重みは、成人の1年とは異なる。小児がコロナウイルス感染に対して、vulnerableと考えるのであれば、学校休校スポーツ大会の休止は子供を守るためにやむを得ないが、重症化のリスクが低いと見積もれるのであれば、果たして必要措置なのだろうか。重症リスクが高い層を守るのが目的であれば、外出自粛すべきなのは子供大学生ではなく、高齢者になるのではないか。そういった意味では、「旅行は良いが、里帰りは控える」といった経済担当相の発言は、色々叩かれているが、一つの真理を含有している気がする。なお、自粛により家庭に閉じ込められた小児に対して、家庭内暴力や望まない妊娠が増えていることは世界的な事実であることを付け加えておく。

・適切な免疫を獲得する機会を奪っていないのか

静岡厚生病院小児科田中医師がidatenメーリングリストで述べていたことの受け売りではあるが。小児は感染を繰り返しながら、免疫を獲得していく。手足口病や伝染性単核症などは、両親や同世代の間で不顕感染や軽症状を経て、獲得免疫形成される。vaccine preventableでないこれらの疾患は成人発症場合重症化する可能性が高い。「新しい生活様式」を真面目に守れば守るほど、将来プール熱りんご病で思いも寄らない合併症に苦しむ患者を産む結果につながらないのだろうか。

感染症、特にウイルス感染症は「100%絶対にかからないこと」を目標としてはならない。インフルエンザワクチン効果についても然り。接種することで、重篤合併症が防げれば、それは見えづらいが大きな成果である感染 = 悪というデジタル二元論ではなく、ウイルスがそこにある状態で、どうやって生活していくのかを考える必要がある。

新型コロナウイルス感染症については、そもそも感染しても、あるいはワクチンができてそれを接種したとしても、終生免疫が獲得されるのかどうか、という問題もあるが。

議論が恐怖でなく、根拠に基づいて行われているのか

昨年、RSウイルスが大流行した。小児で心肺停止に至る症例もあった。集約施設では毎日のようにハイフローネーザルカニューレが必要症例入院してきたし、気管挿管例も多くいた。

また、インフルエンザによる脳症で、後遺症を残す例も毎年いる。米国では毎年それこそ数万人といった単位インフルエンザによる死亡が見られる。ウイルス感染症は一定確率重篤後遺症を残しうるし、成人でも命を失う方はたくさんいる。このことは、自分の知りうる限り大きくは報道されていないし、「乳児へのRSウイルス感染を防ぐためにマスクの着用を」「インフルエンザ流行しているから外出を控え自粛しましょう」という議論にはならなかった。

RSウイルス感染症は、現時点で有効ワクチン存在せず(パリビズマブはワクチンではなく、適応はいくつか条件がある)、治療薬も存在しない。乳児では重症化のリスクも高いにも関わらず、成人では重症化しないという点で、放置された訳だ。

インフルエンザ治療薬もあり、新型コロナウイルスとは違う」という発言も頻繁に目にするが、オセルタミビルですらWHO必須薬ではない。本邦での使用が大半だと考えられるラニナミビルについては、欧米での治験が中止されるくらい、有効性についてのエビデンスは乏しい。ノイラミニダーゼ阻害薬について、エビデンスがあるのは、一部の薬において、発熱期間を有意に短縮するという点のみだ。

ワクチン接種云々によらず、ウイルス感染症で重症化した患者に対して、できることはとても少ない。抗ウイルス薬を投与した場合でも、重症肺炎脳炎髄膜炎などは、急激に回復が望めるわけではない。それこそ今新型コロナウイルス感染症に対して現在行われているように、ステロイド免疫グロブリン投与など、感染に対して過剰に活発化した免疫を抑えるよりほかない。

恐怖を煽りRSウイルスインフルエンザ対応しろと言っているのではない。新型コロナウイルスはただの風邪とも言わない。新型コロナウイルスについて、「何もわからない」状態から少しずつ情報が集まりデータに基づいた議論可能になりつつある。軽症や無症状も多く含まれ感染者数を毎日発表しつづけることは、果たして有意義なことなのか、発表が徒に恐怖を煽っているだけではないのか、現時点でも封じ込みを目的としてPCR検査を行い、二類感染症として隔離入院を続けるべきなのか。立ち止まって考える時期ではないか

子供権利の話ともつながるが、新型コロナウイルスに関して、「自分死ぬかもしれない中高齢者」の恐怖が、議論を歪め、RSウイルスインフルエンザ感染症などその他ウイルス感染症への対応と比べた時、歪な方針となっていないか

PCR検査について

一般臨床医にとって、ウイルス検査とはあくまで実臨床上補助となるものしかない。発熱咽頭痛、眼球結膜充血を主訴に来院し、周囲で咽頭結膜熱の流行があり、飲水ができず入院必要そう。その場合あくまで診断の裏付けとしてアデノウイルス迅速検査を提出する。出さなくても方針には変わりない。インフルエンザ迅速検査しろ、迅速が陰性であっても病歴から事前確率が十分に高いと判断できれば、ノイラミニダーゼ阻害薬の使用考慮する(必ず投与するわけではない)。医者インフルエンザと診断し、病名をつければ、その患者インフルエンザなのだ

PCR検査陽性の場合、ただ一つ正しい言明とは、「咽頭ウイルス存在する」ことのみだ。インフルエンザ迅速検査陽性で、発熱があっても、咽頭発赤がまったくなく、結果として尿路感染症であった小児などいくらでもいる。主訴がまずあり、病歴・身体所見に矛盾しない。そのうえで検査が陽性である場合治療が正しいものである可能性が高くなる。

検査結果が出るのに月単位時間がかかる感染症もある。例えば猫ひっかき病の原因であるBartonella henselaeは国外しか検査を行えず、結果が帰ってくるまでに患者の症状が消失していることも多い。それでも、臨床的に病名をつけて、治療を行うしかない場面も多々ある。逆に、検査結果がすぐ出て、感染証明されても、何も行わない場面もある。アデノウイルス感染症もそうだが、対症療法しかない感染症もいくらでもある。症状の強弱はあれど、世の中治せる病気ばかりではない。自然に治っていくものの方が多い。

無症状の接触者に対しても積極的PCR検査を行い、診断・隔離を行うという政策(これはもはや医療ではなく、「政策」であろう)は、臨床医として、完全に間違っていると考えている。一部の県では軽症者が増えすぎ、ベッド数が逼迫しており、無症状のものには検査を行わないことにしたそうだ。今後、広がっていくことだろう。

報道のあり方

ティッシュペーパーの買い占め、マスク転売赤の他人自粛強要する一般市民。これらの事象において、報道の影響は看過できない不安や恐怖を煽り、一体何がしたいのだろうか。最低だと思っていた機関の、より最低な姿を見せつけられ、もはや残念とすら思えない。


コロナウイルスの完全な消失、あるいは治療薬・ワクチンの完成を望んでいるとしたら、おそらくそれを実現するのには途方も無い時間を要するだろう。経済活動、あるいはこどもの権利(もちろん病気で亡くならない権利も含めて)を守るためには、ウイルス根絶を目指すのではなく、我々自身の考え方を変えるよりほかない。

2010-07-13

手足口病の不気味な蔓延

プール熱だとか、ヘルパンギーナ(急性ウイルス咽頭炎、水疱性咽頭炎)と言われているが、実体は、ピコルナウイルス科のエンテロウイルスと呼ばれるウィルスであり、このうちのA型が、人に感染する。このウィルスの近接種であるピコルナウイルス科のアフトウイルス属は宮崎畜産を壊滅させた口蹄疫ウィルスである。

エンテロとアフトの差によって、口蹄疫人間には感染しないとされていたが、口蹄疫蔓延国である中国では、人に感染する口蹄疫が発生しているという未確認情報が流れてきている。これは、口蹄疫が豚に感染し、豚は人間用の薬品や美容品原料の生産に使われるくらいに、人間に近い部分がある事から、人間感染する型に変異してもおかしくない為である。

鳥インフルエンザが豚に感染すると、人間感染する型に変化する可能性が発生するように、アフトも豚に感染する事で、人に感染する形に変化するのではないかという仮説である。

アフトが人に感染するようになるという可能性や、アフトに感染している豚がエンテロに二重感染する事で、エンテロがアフトの特徴を取り込んで、より強力な、人間感染する口蹄疫が発生するという可能性もある。

いずれも可能性の状態であって、実現しているかどうかは、中国で発生しているという新しいタイプ手足口病ウィルスを分離・検定してみなければわからないが、間違いなく人間感染するウィルスである事から、検疫体制が整った状態でなければやれない。

口蹄疫は、経済動物である家畜感染した場合、肥育効率が悪化する上に、食味が落ちて商品価値が無くなる為に殺処分されるが、非食用である人間場合、肥育効率は関係ないし、採算を度外視した治療が行われる事から、寛解する。問題は、寛解した人はウィルス保有者であり、スプレッダーとなりうるという点であろう。

口蹄疫ウィルスですら日本に持ち込まれたのだから、人間ウィルス保有者となりえる"人に感染する口蹄疫ウィルス"は、簡単に持ち込まれるであろう。

手足口病乳幼児を中心に広まっており、かわいい孫が、のどの奥に水疱ができ、高熱、食欲不振嘔吐など、口蹄疫とそっくりの症状で苦しんでいるのである。

口蹄疫に罹った牛や豚は皆殺しというのが、今の政府与党の方針であり、肝心のウィルス日本への持ち込みを防ぐという発想が無い。むしろ、中国人ビザの条件を緩和して、ウィルスの持ち込みを促進しようとしているぐらいである。

[2010.7.11]

http://www11.ocn.ne.jp/~ques/diary/diary.html

 
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