はてなキーワード: 存在価値とは
この数ヶ月で、X(Twitter)のフォロー/フォロワが数人突然ご成婚したらしい。
元々同棲してたって人については遅かれ早かれなのでいいのだが、何の予告も匂わせもなく突然ご報告する人は本当にびっくりしてしまう。
自分は所詮赤の他人でしかないし、たかがSNSで10年以上やり取りしてるぐらいの関係性でしかないので何を況んやなのは百も承知しているが、それでもやっぱりびっくりしてしまうし何とも言えない感情が刺激される。
「女性声優のご報告」に騒ぐオタクの気持ちなんて微塵もわからないと思っていた自分が、SNSの知り合いのご報告であわてふためくのだから笑えてしまう。あまりに驚いたので「結婚したのか、俺以外のヤツと…」とリプライしそうになった。
しかしここまで驚くというのは逆に言うと、大変失礼ではあるがそういう興味関心すら全く無いものだと思っていたということに他ならないのだからやっぱり失礼な話である。大変申し訳ない。しかし二郎系飯と酒と買った同人誌の画像ぐらいしか上げない人から異性の匂いを嗅ぎ取れとか無理にも程がある。
ならば徐々に匂わせていればいいのか?という話なのかというとそれはそれで驚く気がするけどまだショックは小さいかもしれない。いや知らんけど。
かといって恋人できましたってご報告するのもそれはそれで痛々しく見えてしまうし自分がその立場でも絶対やらんと思う。
するとじゃあやっぱり、突然ご報告するのが最適解だということか?
いやわかるけどやっぱり急にご報告するの止めてくれ~~!!!!!!!!!!
しかし祝う気持ちは確かにあるのになんでショックを受けるのかというのを改めて冷静に考えてみると、自分が勝手に一方的に仲間だと思って勝手に裏切られたと思ってるとかいうアレなんだろうか。よくわからない。
結婚なんてしたい人がすればいいんだよと思ってはいるのだけど、やはり心の何処かで結婚できる人=「赤の他人に存在価値を認められた人」「親以外の他人にも愛された人」みたいな意識はある。
結婚していても真っ当でない奴は勿論いるが、独身者のそれよりは表に出てきにくい気がするんだよな。そこはさすが他人からの見た目を上手く装えるとでも言うのか。
SNSなんて10年もやるもんじゃないわ、本当に。ただ趣味の合うオタク同士でわいわいやりたかっただけなのに、時間の経過が見たくも無い格差を見せつける。
大学のとき固体地球物理学をやってたんだけど、研究をするにあたって観測・測定データがとても大事。
それで、たとえば大地震が起きたとき、地元の大学がデータを収集して、全世界に公開するかというと、それはしてなかった。
火山噴火のときも、それまで集めた平常時のデータと噴火時のデータを全世界に公開すれば研究は進むけど、それも直ちにはしてなかった。
なにをするかというと、そのデータを用いて、それを収集した人が論文を書く。
それで、論文を書き尽くして「もう、このデータから書ける論文はないかな」となったところで公開する。
最初から公開した方が研究は進むけど、それだとデータを収集した普通の学者が食べていけなくなる。
指導教官に「データを公開した方が良いと思うんだけど、しょうがないですかね」と言ったら
「公開した方がいいね。データの下処理を色んな人がやってくれるんなら、その方がありがたい。そこから考察するから」
と答えた。
普通の学者がデータを公開すると、こうしたデキる学者が先に論文書いてしまうので、存在価値がピンチになってしまう。
「AIの学習ズルい」と言ってる人たちは、普通の学者の主張に近いと思う。
デキる学者はAIが真似できるようなところで勝負してないんだと思う。
そもそも普通の学者に存在価値があるのかというと、これは難しい問題。
ここがAIで置き換えられるなら、それでもいいじゃんと言う気はする。
乳首の毛なんてさ、風呂入る時にたまに「あっ伸びてんな」と思って抜くぐらいの存在だろ
そもそもはっきり言って乳首の毛の存在なんて、俺の人生にとってはどうでもいい存在なわけだ
うんこレベルとまでは言わん。まあでもうんこより少し上ぐらいかなってぐらいの存在価値と言える
ほんでここからが本題なんだが、会社の飲み会で好きな子に乳首見せる流れになったんだ
いやどんな流れだよと思うかも知れんが、別にセクハラとかそんなんじゃなくてただの流れだよ本当に
その子が「男の人の乳首ってなんのために存在するんでしょうね。そもそも私、男の人の乳首のこと考えると笑っちゃうんです」とか言いながら爆笑して、その場にいる男4人は乳首を見せることになったんだ
ほんで俺の番になると、そう、こういう場面で急激に思い出すんだよ「あっ、今の俺、もしかして乳首に毛生えてるかも……」って
いやこういうのは事実とか真相とかそんなんはどうでもいいんだよ。そこでそう思って、サッと血の気が引くという状況がとにかくまずいんだよ。俺はこうなってその行動を実行できた試しがない
それで乳首を見せる寸前になって、もう言い訳も思いつかないから「いや……乳首ないんですよね……」という意味不明な言い訳をしてしまった
みんなはギャグだと思って大爆笑の渦よ。ただ笑い終わったら見せなければならないかもしれない
でももう引き返せない状態なんだよね。ここで俺が見せたら毛が生えてるかもしれないし、あるいは頑なに見せなかったら「えっ……本当に乳首ないのかな……悪いことしてしまった」と好きな子に思わせてしまうかもしれない
そういうの俺は許せんのよね
だから俺はパッと立ち上がって、3ヶ月ぐらいとっておいた2000円札を置いて帰ってきた
それで酔いも覚めてきた今、冷静に乳首を見ると、毛なんて生えてねえんだよ
問題は2000円札ってちょっとしょぼい気がすること。割り勘代より安い。山盛りポテト注文したの俺だし、半分ぐらい食ったし。
まあこういう問題も結局、乳首の毛のせいなんだよ。生えてないけど、生えてることを想像させるような異様な存在感のありとなさが同居するこのちっぽけな毛は、ふざけるなと言いたい。
俺みたいに思った奴、いっぱいいるだろうからここに書いとくわ。誰かの役に立つといいが。