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はてなキーワード: 大口とは

2008-09-21

http://anond.hatelabo.jp/20080921204940

口角炎はつらいよねー。食事中にちょっと大口あけてしまうと血染めの箸が。治療は…耳鼻咽喉科かなあ。あらかじめ電話して聞いてみるといいかも。お大事に。

関係ないけど、「何科にいけばいい?」という質問に「野菜食え。緑黄色野菜」とだけ答える人って面白いなあと思う。

2008-08-27

amazon電話をかけた

アマゾンの出品ツールが壊れているので出品できずにいるネットショップです。

暇なのでアマゾン電話をかけた。

一回目はものすごくゾンザイな対応をされた。

向こうのオペレーターが切れていた。

いや、こっちは普通にしゃべっていたんですよ。

そしたら切れ気味に対応された。

「わからないものは、わからないんです」的な。

こちらも仕事がらみの問い合わせなので電話を切ってかけ直した。

次のオペレーターはまともだった。しゃべり方だけは。

ブラウザfirefoxの3にして試せといわれた。

マジすか。amazonの推奨ブラウザは炎狐3らしい。

でもやっぱり出品ツールは動かず。

このトラブルはそろそろ5日目なので

アマゾンマーケットプレイスに出品している大口出品者は

みんなツールを使っているはずなので

そろそろマーケットプレイス自体で在庫切れが頻発していると思いますが

どうしてアマゾン放置するんだろうか?と疑問が出てきます。

知ってます?アマゾン顧客満足度を第一に考える企業なんですよ。

いや、マジで。3本の柱かなんかがあってその中心が顧客満足度だったはずです。

まあ末端ネットショップ愚痴なんでどうでもいいですけどね。

2008-08-22

http://anond.hatelabo.jp/20080821225930

まったくだ。

昨日、両脇に強烈なタバコ臭をさせた人に立たれて喉が腫れてしまった。

受動喫煙症の身には、ほんと彼らは生物兵器

で、大口開けてあくびすると強烈な腐臭。

歯周病の進行すら気付かんとは…。

最近は女の人でもヤニくっさいのがいるよね。

どんなに美人でも興ざめである。

2008-08-11

http://anond.hatelabo.jp/20080811021912

まだやってんの?

福耳先生の発言は「産む機械」発言と同レベル、ってことでケリがついたんだと思ってたがw

あと補足するが、トリアージリソースの最適配分じゃないんだよね、そもそも。

擁護派のすがってるちゃぶ台根元からひっくり返しちゃうけど。

もちろん、極力最適配分に近づけようとしているものではあるけれど、時間も余裕もないところで行われる、「迅速さ」を重要視する簡易の判定基準であるということには変わりはない。

リソースの最適配分一般の例として使うのは明らかに無理があるね。

半日もの間経営学常識みたいに熱弁してもらったけど。

経営学にも迅速性が要求される状況での簡易な判断というのはあるのかもしれないが、常態化して考えるものではないだろうし、無論初学者向けではないのでは。

参考:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%82%B8

いずれにしても、事態の「緊急度」が重要ファクターであることに注意。

分かってないな、この世は全部トリアージ的な物なの。

まあトリアージは物凄くわかりやすくて便利だと思うからどんどん取り入れてもいいと思うけど。

この辺の大口はおおいに修正の必要ありだなあ。福耳先生の発言もこういう理解に基づいたものだとすれば修正の必要あり。

経営判断を下すのにそれなりの時間の余裕があるときにはトリアージ的でない判定基準を使ったほうがいいのは明白。

ポイントは、ここで問題になっているのは、(資金その他)経営リソース多寡ではなく、「経営判断に使える時間」が十分であるかどうかということ。

2008-08-03

読売新聞だからなんだっての?

火星生命存在の可能性?「NASA近く発表」と米専門誌

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20080802-OYT1T00463.htm

という読売新聞の記事に対して、はてなブックマークでnekoraという人が

2008年08月02日 nekora 読売新聞なのがなぁ

と言っている。

http://b.hatena.ne.jp/entry/http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20080802-OYT1T00463.htm

http://b.hatena.ne.jp/nekora/20080802#bookmark-9518450


さて勝手にこの人が言ってもない事を読み取るぞ。

  • こんな面白い記事が載っているのが(私の好きではない)読売新聞なのがなぁ
  • 信憑性の無い記事を書く(という印象を私が持っている)読売新聞なのがなぁ(だから記事の内容が信用できないなぁ)

ほかに何かあるかな。僕が知らないだけでこの火星探査機は読売新聞が飛ばしてるとか大口スポンサーになってるんでしょうか。

読売新聞は信頼性の無い海外メディアの記事を頻繁に参照してデタラメな記事を載せているとか?

それとも読売新聞がアビエーション・ウイークに載ってもいないデタラメを報じているのでは、とでも言いたいのか、翻訳ミスがあると言いたいのか。

(ちなみにアビエーション・ウイークのこれに関する記事はこちら↓)

http://www.aviationweek.com/aw/generic/story_channel.jsp?channel=space&id=news/WH08018.xml

2008-07-04

http://anond.hatelabo.jp/20080703185125

商品は適正な価格では売られなくなる。

ヨドバシとかビックは、大口の取引枠を利用して値段を下げている。

これは真っ当な企業努力の結果(リスクはそれになりにとっているのだから)でもあるけど、

零細企業にとっては到底適正とはいえないゲームになっているんだろうね。

なんて言っていると、どこまでが本当の意味での適正なのかなんてわからない。

ヨドバシだって、ゲリラ的なネットショップ価格競争をしているんだが、

そこは追随しないと内規で決めているのだろう。だったら、同様に実店舗ネット店舗

取り決めをつくるぐらいしかないだろう。まあDellみたいに注文用のPCを用意すれば、

少なくとも目の前の客を引き止めることは出来るかもしれない。あとは過去の購買記録から、

リピート予測を立てて、客ごとに適正値をはじきだすとか。

違法なものはわりと決まっているが、これは違法じゃないんだろう。だったら自分達が損をしないように

ガードをする以外に手はないし、客の良識に期待するなんて(ry

2008-06-14

予告.inについて

ミルクカフェけんすう氏)とか2ch2(矢野さとる氏)みたいな管理の甘い2ちゃんねるモドキな掲示板をなんとかしてから大口を叩くべき。多分ブクマで賞賛している人は知らないんだろうなあ、まさか犯罪予告を集めるサイトを作っている人が、犯罪の温床となっている掲示板を運営しているなんて

2008-05-29

役所から下りてくる仕事がひどい件について。

土建屋さんも工事減って大変みたいですが、印刷屋・広告屋もキツい目にあってますよ。

公的機関の随意契約とかなんとかが問題になってる昨今ですが、かの国土交通省なんて広報予算半減だって!半減て!確かにムダなこともやってたみたいだけど、ソレ全部「広報予算減らして贖罪します…」ってのは違うだろ!常識的に考えて…。

http://www.mlit.go.jp/report/press/kanbo01_hh_000005.html

変わります! って、ねぇ。こんな発表があったこともマスコミとか全然取り上げないんでみんな知らないでしょ。

地方の零細企業にとって、官公庁は言うまでもなく「大口」なのね。つっても、土建屋さんみたいな気前の良い金額じゃなく、社員20名程度のしがない広告屋である弊社であれば100万以上とかお金落としてくれるお客さんはもうコレ、VIPですよ。VIP扱いですよ。賄賂とか接待とかはやり方もわかんないけど、毎年の契約を切られないために、利益を削っても「いいもの」を納品しようと頑張ってたし、ノウハウの蓄積で年々、商品の質も上がっていたと思えるわけですよ。担当者は切り替わっても抜群の安定感を見せつけて評価されてたわけですよ。

それが「今年度から、随契は一切できなくなりました」ですと。もうね、なんつーか、えぇ??…(唖然)ですよ。ズルしてたのは、本省のどっかと、なんか東京の方の天下りカンパニーでしょ? その下にぶらさがってる全国の事務所と、さらにそこにぶらさがっている無数の業者さんたちは、なーんも悪くないわけですよ。いや、言い過ぎた。少なくともオレの会社は悪くない。無理言われても、ソレはイコール信頼の証だ!みたいに頑張ってきたわけですよ。たまーにある別件の入札だって、正々堂々と勝負してきましたよ。ええ。なんか、ここらの盟主みたいな会社から「オタク、今回の入札に参加するの?」みたいに、遠??回しに談合のお誘いみたいのもあったりなかったりもアレでしたが、「いや、ちょっとソレわかんないっすね??」みたいにアホの振りをして切り抜けてきたわけですよ。

随意契約というのは、業者がノウハウを蓄積できるってこと。これって、現場の職員さんも毎年いちから仕事を指示しなくても良いし、業者は様々なケーススタディから「コレってこうするといいかもですよ?」と逆提案できるんですね。役場の担当ってのは2・3年ごとにさくっと変わるので、業者はそのへんの引継もサポートする存在なわけです。

でまぁ、そういうのが今後一切なくなると。

何が言いたいかというと、ただでさえ売上が厳しいご時世なのに、毎年入ってきてた400万が消えてしまったので悲しいな??というか、死活問題じゃ!ってことです。

その余波を受けて、国土交通省だけじゃなくて、役場もひどいことになってますよ!地方の市町村レベル仕事でも、何かといえば入札だの企画競争だの言うようになってきました。いいんですよ、コンペはね。コンペがダメとか言ってるわけじゃないんです。ただ、何でもかんでもコンペってのもどうかなと!

例えば、50万円以上の仕事は随意でやっちゃダメになったんですよ。50万て!今までなら現場決算で出来てた仕事ですよ。その50万の仕事に何社も群がって、しかも「企画提出にかかる費用は御社負担でと」。もうねアホかと。なんなんだお前らはと。

しかも、こっちが提案した新規の制作物も「オープンにして各社でコンペを行います」って。他社に持って行かれた日にはもう泣き寝入りですよ。

競争するのにも体力使うんですよ、うちみたいな零細企業は。予算100万の仕事であれば、取れるかどうかも分からない20万くらいの利益のために、デザイナーさんやらにコンペデザイン制作料払って…。で、取れたと思ったら次年度はまたコンペ。しかも、さも当然のように「コンマキュウ(0.9)」とかいって、去年と同じコトやってんのに、予算が毎年10%減らされていくんだからこれはもうダメかもわからんね。

ホント、ひどい。頑張っていいもの作るんで、せめてそれなりの金額と条件で仕事出してください。これじゃ、みんなテキトーなもんしか提案しなくなっちゃいますよ?予算が厳しいのはわかる。で、あれば本当に要るものだけ十分な予算を入れて作ろうよ。なんかわけ分かんない刷りものいっぱい作ってんのとかやめようよ。あと、なんかキャラクターとか流行ってるけど、あんなんはほとんど役場担当者自己満足なんで、わざわざ大金かけて作らないで、賞金10万くらいあげて一般公募でいいと思うよ。

まぁ、そんな八方ふさがりな状況で、こんな時間まで仕事したくなければ、地方で印刷屋とか広告屋にはなりなさんなってことですよ。

あぁ、なんか儲かる仕事ないですかねぇ…。

2008-05-22

http://anond.hatelabo.jp/20080522130926

支払わなくても永久に支払を引き伸ばせることは、システムバグなんだろう。

見かけの売上が上がっていくメリットよりも、倉庫化されることによるロスと、

最適な仕入れのためのデータが狂ってくることのデメリットは大きいのかもしれない。

というか、Amazonを品薄にしておいて、オークションに誘導させるのはね、ということもあるだろうけど。

http://anond.hatelabo.jp/20080522130328

一物一価である必要もないのだから、大口顧客に見える人には一旦割引をしておいて、

一定期間に取引が成立しなければペナルティとして倉庫代を課すみたいなのでも、

十分回りそうだけどなあ。いわば「お急ぎ便」をもう少し拡張して、ちゃりんかーを

吸収させてもいけるかもしれん。

http://anond.hatelabo.jp/20080522121117

ネットの中では難しいのではないかな。

大口の枠をリスクなしでげっとし、在庫を保管するコストAmazon押し付けているわけだが、もう少し正当にAmazonに寄生するビジネスもあるんじゃないのかな。

Amazonの持つリスクコストに見合う売り上げが得られれば成立するだろうけれど、ネットの中でやろうとすると、Amazonと競業するし、知名度も十分あるし、Amazon自身に誘導してくれたほうが良いわけで難しいだろうね。

だからネットの外ならありえるかもしれない。店頭とか通販カタログとか。ただ、その場合利益が出るかが問題になってくるけど。

http://anond.hatelabo.jp/20080522105018

これが日本だけの現象なのか知りたかったりする。

大口の枠をリスクなしでげっとし、在庫を保管するコストAmazon押し付けているわけだが、

もう少し正当にAmazonに寄生するビジネスもあるんじゃないのかな。

2008-05-01

http://anond.hatelabo.jp/20080501114513

SE/PGのわたくし。

あなたは少し狭量に見えます。

もらい事故もつっこみもしたし、精神病棟にも入ったことがあるよ。

得難い体験だったとは思うけど、波乱万丈ではないかなー。

君も、君の友人も、コンビニの前で座っている少年も、ケーキ屋の話をしているOL

大口を開けて駅で笑っている高校生も、旗を振っている中国人も、みんな悩みはあるんだよ。

不幸自慢をする人は(してないと主張しながらしてる人は)、全くそれがわかっていないのが気持ち悪いよ。

2008-04-20

http://anond.hatelabo.jp/20080420224136

これ面白いなー。そんなやついねーよ、

なんて突っ込みもやぼなので

私も男性選びの条件を書いてみることにする。

顔は玉木宏級以上。

1970年以降、1985以内の生まれ。

身長は170〜175cmの間でいい。あまり高いのは色々と不便。

体型はやせ過ぎず太り過ぎず。しかし、腹はへこんでいる方がいい。

筋肉による胸板および肩の厚みがある人はOK。

スポーツをやっている/やっていた人の体型が良い。

要領よく行動できる。

ナルシストでない。

人の痛みが理解できる。

いかなるときも冷静に状況を見て把握できる。

誰に対しても気配りができる。

無駄に怒らない。

暴力に走らない。

怒りを物や人、そして酒にぶつけない。

話し上手であり聞き上手である。

感情表現が豊か。

とっさのトラブルにも対処できる。

物事を整理して考えられる。

人見知りしない。

正しい敬語が使える。

店員や作業員に対して無駄に威張らない。

口が臭くない。

酔っていても素面のときでも決して暴力はふるわない。

煙草を吸っても良いが「でも女は吸うな」とか変な理屈をつけてこない。

性病持ちでない。

人前でいちゃつこうとしてこない。

親友だとか同性の友達に自分の彼女とのH話をしない。

(たとえ相談という名の下であっても、そうとわかるように話さない。)

Hのときに変態行為を強制してこない。

デートor電話は週2〜3回まで。

束縛しない。

ほかの男性との接触や会話について詮索しない。

過去男性経験の詮索をしない。

共感できる趣味を持っていること。

パソコン携帯電話勝手に見ない。

きれい好き、掃除好きである。

髪は長過ぎず短すぎず。

それなりに身なりに気を使っている。

変な意味でなく子供好きである。

道につばを吐かない。

吸い殻やゴミをポイ捨てしない。

自炊の経験がある。

嘘をつかない。

あとから「あのときはこう言ったけど、本当は」と言わない。

収入に見合わないものを欲しがらない。

借金をしない。

ギャンブルをしない。

大口を叩かない。

仕事に対してぶれない目標をもち行動している。

と書きだして思ったが、今もっとも好きな人は

この条件のいくつかを満たしていなかったりする。

恋愛感情なんてそんなものさ。

2008-03-02

http://anond.hatelabo.jp/20080301171628

ショッピングモールに出しているのに、

ネットショップをやりはじめて半年間ぐらいトータルの注文数が30もなかったうちのお店からすると、

毎日注文がくるかどきどきというのはうらやましい。

ネットショップねぇ…。

なにそれ、おいしいの?

よっぽどな利幅の商品を扱わないと元がとれない気がする。

大口とるための宣伝用のショップと割り切ってるんだけど・・・。

そんなもんじゃないの?

コマゴマしたものを売って損益分岐が上に抜ける例は中小のサプライ体制がないところは厳しいきがするなりよ。

2008-03-01

YES,YOU ARE YOUNG.

 飛ぶ鳥を見ていた。大口を空けて、体を仰け反り阿呆のように空を舞う鳥を見ていた。鳥が自由の象徴だなんてステレオタイプに過ぎて笑い種かも分からないけれど、それじゃ、自由って何さ。何処へでも行けることだし、踏む二の足がないということだし、生まれ変わりを信じないということだ。必要がないということだ。

 仕事は至極簡単で、かつつまらないものだった。アルバイトのほとんどがつまらないのだろうけど、僕の仕事はその中でも群を抜いてつまらないものだと自負している。自信がある、雇用主には悪いが。

 客がひとりも来ないので、頬杖を突いて馬鹿みたいなエプロンを首からぶら提げて、馬鹿みたいなカウンター椅子を出して座っていた。店長が来ないのをいいことに、半分寝てもいた。実際見つかったらとんでもないことだ、僕はまだ辞めるわけにはいかないのだから。それがどんなに馬鹿みたいな仕事だとしても僕に金銭を齎すことには変わりがない。それに少々の借金もある。前のアルバイト先でのような失敗を繰り返すわけにもいかない。前の失敗というのは要は遅刻したのを咎められて店長を殴ったんだけれど。どん馬鹿みたいなエプロンだって、僕の馬鹿さ加減には適いやしない。

 僕の就業時間が終わる。深夜、空気が冷たくてシャッターを閉めるときに流れ込んだ外気が異様に硬かったのが印象的だった。吉田さんが僕に声を掛ける。

 「裏のダンボールも入れないと」

 とても澄んだ高い声が眠った脳に響く。

 「ああ、オレやるよ」

 「ありがとう」

 礼を言うようなことでもないのに、彼女は礼を言う。だって僕はここの従業員なのだから。僕は店の裏手に回り、高く積み上げられたダンボールのひとつを両手で抱えた。屈めた腰を上げると重量が膝まで音をたてるかの錯覚で、響く。腰にくる。以前、ヘルニア入院したことがあったので少し危惧した。視界の隅に、影。

 「んしょっ」

 少し喘ぐような、うめくような可愛らしい声を出して彼女ダンボールを持ち上げた。吉田さんだった。

 「いいよ、オレがやるから」

 僕は主張したのだけれど、彼女は持つのをやめない。

 「だって、前にヘルニアやったじゃない。ふたりで片付けた方が早いし」

 彼女はそう言う。それで、僕はそれ以上は何も言わなかった。ただ、感慨に耽っていた。

 「あたしの方が多分力あるよ」

 そう付け加えた彼女は月明かりに照らされて、美しかった。

 「まだ、腰かばう感じある?」

 吉田さんはそう尋ねた。

 「うん、まぁ、少しね。でも大丈夫だけど」

 隣を歩く彼女が覗きこむように僕の目を見る。実際、膝の皿の下あたりに水が溜まるという事態になり、注射でそれを取り除いたりもしていた。腰を庇う故の膝への負担である。自己紹介的に話した僕の入院歴を彼女はきちんと記憶し、また気遣ってもくれた。長女故の優しさか、あるいは他のもっと何か別の、よそう。

 彼女と初めて顔を合わせてから暫くが経つ。随分もう同じこのシフトで働いていた。僕としてはありがたかった、何しろ僕は人見知りが激しく、またぶっきらぼうな物腰のおかげでとても接し難い人物であるのだ。

 「今日は家寄る?」

 彼女は尋ねる。

 「コーヒー飲ませて」

 僕は言う。僕は初めて彼女の部屋でコーヒーをご馳走になってから、いつもこの言葉を期待している。いつもだ。

 吉田さんの部屋は可愛らしい。余計な物がなくて簡素だけれど、可愛らしい。

 「まだ両親とうまくいってないの?」

 彼女は言う。

 「…うん、まぁね」

 言葉に詰る。僕が彼女の部屋に寄るのも深夜のアルバイトをしてそれ以外の時間は寝てだけいるのも、単に僕と両親の不仲によるものなのだ。彼女はひとり暮しだが、両親とも妹とも仲が良い。それはそうだろう、彼女を疎ましく思う人間などこの世にいる筈もない。忌々しい僕に限った話だ、そんな幼稚な事は。

 淹れたてのコーヒーが産声ならぬ湯気を上げる。どちらも湯のイメージ、下らない連想、下らないレトリック。僕の下らない悪癖、嫌気がさす。

 「暖房利いてきたね」

 紺色のニットカーディガンを脱ぎ、七部丈のカットソー姿になった彼女は暖房を切らずに言った。決して「暑い」と言ったり、「消す」と尋ねたりしない。だから僕は彼女が気に入っている。クソ忌々しい母親みたいなことも言わないし、親父のように小言も言わない。「親友」と呼びかけたりもしないし、「ちゃんとしなよ」と余計な心配もしない。彼女は全ておいて良い塩梅で、僕と付き合ってくれる。

 「ミルクある?」

 「あるよ」

 吉田さんは立ち上がり、台所からミルクを5つ持って来た。暗にもう二杯ばかし飲んでも良いということなのかも知れない。そういう暗喩なのかも知れない。

 僕は以前は部屋に貼ってなかった壁の数枚の写真を見咎めて言う。

 「あれ、これ何?」

 「ああ、それね。合宿館山行ったんだ」

 「合宿吹奏楽合宿?」

 「そうよ、どん部活だって合宿ぐらいあるわよ」

 「へぇ

 意外だった。彼女合宿なんて行かないと思っていたからだ。例え存在したとしても彼女は断るものだと思っていたのだ。はなから考えに入ってはいなかった、当たり前だと思っていた。

 「戻る気ないの?」

 「いや、まだなぁ」

 休学したばかりですぐさま復学するのはないにしても、いずれ、だとしても、まだそういう気にはなれないのだ。僕は「まだ」と言ったが、本当は戻るつもりはなかった。例えば彼女に会うためだけには学校に戻れない、こうして会えているからだけではなくとも。

 時計は4時を回った。

 「面倒なら泊まれば」

 僕は面食らった。予想外の言葉であったからだ。僕の家はここから歩いてだって15分くらいだし、帰れないということはありはしないのだから。電車だって使わない距離なのだから。彼女は恐らく僕の心情と事情を理解して、そういう彼女一流の許しと癒しを持って僕に接してくれたのだろう。

 「あ、もうそろそろ寝るの?」

 彼女は僕と違い、朝が早い。僕は1日ぶらぶらしているだけだから良いが、吉田さんはそうもいかない。

 「寝るけど、まだ平気だよ」

 「じゃぁ、寝るまではいる」

 僕はそう言った。

 「ちょっとトイレ入ってて」

 吉田さんはそう言った。僕は言葉に従い、取りあえずユニットバスの扉を開け中に入る。ガサゴソという何かをしている音が聞こえるし、胸が高鳴る。僕も馬鹿じゃないから。

 「いいよ」

 扉を再び開け外へ出る。彼女はゆったりとしたパンツに履き替えて、長袖の薄いTシャツに着替えていた。薄いTシャツの下は下着をつけていない。欠伸を隠す仕草で口を覆ったとき、薄いシャツに乳首の形が浮き出る。僕は心臓が破裂する。

 「何か貸そうか?」

 「いや、いいよ」

 「じゃ、寝るか」

 彼女はそう告げて、部屋の電気を落とした。

 凄い早さで胸が打つ。彼女が目を閉じ、それで僕は彼女が何かを待っているのだと確信して彼女を抱きしめた。更にドンドンと胸が打つ。僕は吉田さんの唇を塞ぎ、薄いシャツを捲り上げた。薄明かりの中、伏せたお椀型の暖かい空気な中では蕩けそうな胸の先に口をつける。ボタンのないゴムパンツに手を差し入れて、弄る。僕は荒い息遣いで全身を弄った。彼女は声を上げなかったが、気付かなかった。

 「あのさ…」

 吉田さんの声は「ああん」ではなく「あのさ」だった。聞き間違いではなく、「ああん」ではなかった。僕は突然我に返る。隆起したものも急速に恥ずかしさで萎える。似ているけれど「ああん」と「あのさ」ではすごく違う。

 「ごめん、嫌だった?」

 僕はわけが分からずに尋ねる。焦る。

 「いや、嫌じゃないけど、するの?」

 彼女はそう言った。僕は何て答えて良いものか分からない。「する」の反対は「しない」で、「するの」と尋ねるということは「しない」という選択肢もあるということで、果たしてそれは僕が選択することなのかどうか、もしくは「するの?」は「マジで?」ということかも知れない。彼女は僕を罵りはしないだろうが、そういう気持ちは存在するかも知れない。僕の唾液が付着した部分が光っていた。

 僕の借金の話をしようか。

 僕が少々の借金をこさえた事は話したけれど、一体どんな理由かは話していない。理由はいらないかも分らないが、簡単に言うと罰金刑だ。

 僕が学校を休学してはいないが事実的には進級が不可能になった頃、毎日繁華街で何をするでもなく、ぶらぶらしていた。その頃属していた劇団での立場が急激にまずい事になっていた時期で、役も貰えなかった。演出の奴を殴ったせいでもある。わざわざオーディション合格してまで属した劇団だし、それなりに楽しかったのだけれど、どうもうまくいかなくなっていた。その折、街で喧嘩になった。

 全く僕が悪い。何故なら僕が売った。3人組の若者がいたので、そいつらに聞こえるように酷い言葉を呟いた。彼らは一目見て良い恰好しいだと分ったけれど、人並み以上にプライドが高かったらしく応じてきた。3対1の殴り合いになり、勝てそうもなかったのと異常にムシャクシャしていたのとで、刃物を出した。刺してはいないし、少々斬りつけた程度だったけれど、そこで御用になる。実刑にならず、親に肩代わりして貰い今に至るということだ。それでも釈放されるまでは地獄のようだったが。

 そして僕は借金だけが残った。劇団は辞めた、留年した。

 「するの?」

 彼女が悲しそうな顔でそう尋ねた後、僕はまた急速に隆起していた。

 再び下着の上から当てた指を動かすと、彼女はとても大きい声を上げた。僕は勢いづいて下着の中へ指を入れて動かす。隣の部屋まで響くような声を、彼女は出す。それから僕は吉田さんの着ているものを脱がした。

 「あれ?」

 僕は自分のものを彼女入り口押し当てた瞬間、不思議感覚に襲われる。

 「あれ?」

 もう1度呟く。

 「あれ、あれ?おっかしいな、クソ、何でだよ」

 最早泣きそうだった。

 「気にしないほうが良いよ」

 そして彼女はこう言った。

 すごい、何もかもが嫌だった。生まれたことすら呪った。僕は学校も両親も兄弟も学友も教授店長災害も事件も平和も金も芸術も僕も、何もかもが嫌だった。一番は僕だった。クソ忌々しいアルバイトでこつこつ日銭を稼いで、こつこつ自身の一部分を削って量り売りするのだ。テレビをつければ、クソ忌々しいワイドショータレントセックスを追いかけて、クソ忌々しい番組馬鹿みたいな笑いを押し付ける。僕は可笑しいときには笑えないし、笑いたいときには笑えない。そういう風につくられているのだ、この国は。いやこの世界は。クソ忌々しい。

 爆発しそうだった。最早爆発しか許されていなかった。殺しは許されていなかった、だから爆発しかなかった。僕は何かを巻き込むことが許されていなかった。誰かを巻き込むことを望まなかった、だから、ひとりで、誰とも関係なく、たったひとりで、誰も知らないところで、生まれ変わることを決心した。

  弟に車を借りた。僕は免許を持つが車は持っていなかった。

 「明日、車貸してよ」

 僕は深夜にそう告げた。彼は良い返事で快諾してくれた。二階の自分の部屋で、服を数枚と現金をリュック仕舞い、地図を用意した。明け方、まだ誰も起き出さない時間帯に自動車のキーを握り締めて荷物を背負い、エンジンをかけて出発する。さらば、僕の生まれた町よ。

 国道を快調に飛ばす。明け方は車の数も少なく、頗る順調に進路を北へ向け走った。途中、お腹が空いてコンビニエンス・ストアでおにぎりを買い駐車した車の中で食べた。もう大分町からは離れた。僕は嬉しく思う。遣り直せる、僕のクソ忌々しかった人生はし切り直せる。ただ少しだけ違った、掛け違えたボタンを掛け直せるのだ。誰も知る人がいない町で、何も知らない町で、僕がどういう人間かを知る人間のいない町で。煩わしい些事や柵、絡め取られた手足の自由を、フルに、全開に、僕という人間の素を元を、僕を形作る構成する根の部分で、僕は生きることが出来る。下らないアルバイトともさよならだ。

 また休憩のためにコンビニエンス・ストアに立ち寄った。

 街灯が点る。

 僕は携帯電話を取りだし、吉田さんに電話を掛ける。出ない。もう1度掛ける。

 「はい、もしもし」

 彼女が出た。

 「あのさ、今何処にいると思う?」

 「何?何処?分らない」

 「なんと、××県にいます。さよなら言おうと思って」

 「え?何?何言ってんの?」

 彼女は本当に事情が飲み込めないようだ。当然と言える、何故なら僕は去るのだから。そういうものだ、別れとは。

 「オレねぇ、遣り直すよ。誰も知らないところに行って、何もかも全部遣り直すんだ。弟から車を借りてさ、ここまで来たんだよ。アルバイトは後で電話して辞めるって言うんだ。お金は心配ないんだよ、実はさ、オレ結構貯金あるんだよね。50万くらいはあるんじゃないかな。朝、銀行が開いたら一番に金おろして、それで、部屋借りるんだ。多分、足りるし、当座暮すには困らないと思う。親に払う借金を返済滞らせてさ、密かに貯めていたんだよ。それで、部屋決まったら仕事探すんだ。オレひとりが暮す分ぐらいは稼げるよ、オレ若いし。そしたら、遊びにおいでよ」

 僕は言いたいことを早口で、興奮しつつ一気に喋った。

 「車貰っちゃうの?」

 彼女は訊く。

 「いや、返すよ。だって維持出来ないし、可哀相じゃない。落ちついたら弟だけには連絡して、取りに来て貰うんだ。そしたらオレが生きてることも親には知らせて貰って、捜索とかも止めて貰う」

 「心配してるよ」

 「あいつらの心配なんか関係ないよ。オレの気持ちは分からないんだもの。育てたのはあくまで「息子」であってオレじゃないんだから」

 「そんなに働けないよ、大変だよ」

 「大丈夫だよ」

 「腰は?痛くならない?」

 「それも大丈夫だよ」

 少しの沈黙があった。

 「何で何処かに行かなきゃならないの?」

 「同じ場所にいたら何も変われないからだよ」

 「違う場所に行ったら変われるの?」

 「多分」

 「あたしを嫌になっちゃった?」

 「そういうことじゃないよ。だから、生まれ変わるためには全部捨てなきゃならないんだって」

 僕は少々イラついていた。水を差された気になっていたのだ。 

 「この前のこと、気にしてるの?」

 「違うって!」

 つい怒鳴ってしまう。

 「オレの人生だ、オレの人生だ、オレの人生だ。好きなことをして暮すんだ、何も煩わしいことに関わらず、オレは本来のオレのままで、オレの人生なんだ!」

 僕は興奮していた。

 「今まで、本当じゃなかった?」

 また少し沈黙彼女は続ける。

 「あたしと会っていたのは違かった?それも本当じゃなかった?辛かった?」

 僕は答えられなくて沈黙した。そして重い口を開いた。

 「だって、付き合えないもん。彼氏いるもん、何も思い通りにならないもん、バイトして、家に帰って、寝るだけだもん」

 独りでに涙が流れた。意思とは関係なく、自動的に流れた。

 「あたしと付き合えれば帰るの?だったら、いいよ。付き合おう。だから帰ろう?」

 「彼氏は?」

 「別れる」

 「違うよ、違うもん。それじゃ、意味ないもん」

 涙が何故か止まらなかった。さえずる小鳥のように止まない。

 「ねぇ、好きなことって何?」

 彼女は尋ねる。

 「分らない」

 「見つからなかった?」

 「うん」

 「見つけようか」

 「うん」

 だけど涙は止まらなかった、ただ眩いコンビニエンス・ストアの明かりが滲むのを見ていた。彼女は静かに言う。

 「帰ってきて」

 「うん」

 僕は車の中に常備したティッシュペーパーの箱から数枚を抜き取り、思いきり鼻をかんだ。キーを回し、サイドブレーキを下ろす。ぼんやりと浮かんだ月から漏れた光りが白い車体を照らして、僕は誰も知らない土地で生まれ変わり損なった。

 吉田さんの部屋の前で車を止める。彼女は僕が車を着けるずっと前から部屋の扉の前で、二階の柵ごしに階下を見下ろしていた。車のドアを開けて体を半分出して見上げると彼女は真っ青な顔色で今にも倒れそうなぐらい儚げにその華奢でか細い体をやっとの思いで支えているように見えた。彼女の吐く息は白く、そしてまた僕の吐く息も白い。

 「おかえり」

 頬を紅く染めて、安堵した顔つきで吉田さんは言う。

 「ただいま」

 僕は言う。

 コインパーキングに車を停めて、彼女に連れられ部屋の中へ入る。力なく吹いた風の力ですら吹き消えそうな程彼女の体は軽い。よろける彼女を後ろから支えた僕は思う。そして驚く程冷たかった。暖かな暖房の利いた部屋で、紅潮した顔のまま彼女は熱いコーヒーを淹れてくれた。ぽつぽつと話し出す。

 「いいところだった?」

 「景色さえ変わらなかった」

 「そう」

 異変に気が付き、瞳の潤んでいた吉田さんの額に僕は手のひらを当てた。良い匂いがふわりと漂う。

 「熱あるじゃん

 「平気よ」

 彼女は笑って言った。

 「ただちょっと暑いだけ」

 「布団敷くから、横になりなよ」僕は慌てて布団を敷く準備をする。

 「ありがとう」

 彼女はにこりと朝露の弾ける様のような笑みを零した。苦しさは微塵も見せずに。

 薄明かりの中、彼女は僕の手を握る。

 「もし迷惑じゃなかったら、手を握らせていて」

 咳き込みながら言う。僕は首を左右に旋回させて、掛け布団を捲り体を滑り込ませる。彼女は「うつる」ことを危惧したが、僕はそんな些事を物ともしなかった。取り合わなかった。

 「不安だったの」

 弱弱しい声で彼女は言った。彼女の常は気丈で、ついぞ聞いたことのないような微弱な周波であった。彼女は僕のズボンの股間に手を這わせた。地形のアップダウンをなぞりひた走るラリーカーのように、布に浮き出た隆起を指で擦った。僕は何も言わなかった。ゆるりと伝わる快感に身を任せていた。布団の中の暗闇で、見えぬところで、僕のズボンボタンが外されジッパーが下ろされた。下着の上から力任せに擦る。

 彼女の手の平は汗がじっとりと滲み、湿気の多い指で、心得た動きで、僕を誘導した。短く空気を切るような吐息が僕の口から漏れる。奮い、僕は彼女の手の甲に自らの片方の手を添えて、静止した。

 「大丈夫だから、しようよ」

 彼女はまた咳き込み、言う。

 僕はゆっくり首を振った。

 「違うよ、あたしがしたいの」

 手の平を彼女の両目を覆うように翳して、僕は言った。

 「今は体が大事だよ」

 「大丈夫だよ、ねぇ、触って」

 彼女は明らかに何かを焦った。そして僕は告げる。

 「吉田さんが大好きです。何よりも好きです。眩しくて、頭の芯が痺れて、でも自分を省みたときに、だから嫌になる。だから変わろうと思った。でも実際は逃げただけだった」

 しばしの静寂が息を呑む。

 「オレ童貞なんだよ」

 彼女は目を丸くしていた。僕は笑わなかった。

 「分った、大人しく寝る」

 切迫感のない表情で静かに言った。閉じた目で何か考えた後、瞼を勢い良く開けて彼女は言う。

 「口か手でしてあげようか?」

 「え」驚き、躊躇する。

 「ご褒美」

 そう言って彼女は布団の暗闇の海、奥深くに身を沈めた。

 僕は演じていた。長い間、ずっと演じ続けていた。

 初めて物言えぬ恐怖を覚えてからというもの、中断なく設定した役でい続けた。その僕は、臆することなく人並み以上の胆力を持つ。髪の毛の色を奇抜にすることでピアスを沢山開けることで人々の好奇な視線に晒されることで、周囲の恐い視線に怯える僕を畏怖の対象へと格上げさせた。ケンカを振っかけることで、襲う側へ回ろうと思った。全ては遠ざけることで僕という個を見つけ易くする目的であった。本当の自分は分らなかった。奇しくもそんな僕が劇団に属し、役者という付加価値を欲した。僕は役者ではなかった。演じていたが、役者ではなかった。ラインが曖昧になり、殊更僕が分らなくなった。

 幕が降りた後も僕はステージに上がり続けていた。観客は帰り、拍手のないところで、僕は演じ続けた。

 ファッション、薀蓄、趣味嗜好、どれも僕は救ってはくれなかった。もがき、救いの船を待った。

 そして天啓、変わらなければ。

 この宇宙の下、僕はもがき続けた。

 下らない世界、下らない日常、思いは変わらない。無限の可能性を持たされて生まれた筈なのに、僕に出来ることはあまりに少ない。

 希望があった。

 それは小さくだが、微かに光を発した。

 この宇宙の下、僕は生きていた。

 下らない世界、下らない日常。固定された首も癒え、あたりを見回すと僕は生きていた。死んだ方がましだと思っていたことはそうでもなかった。死ぬ程ではなかった。何故なら僕は生きていたのだから、それを手放す程ではなかった。気持ちが良かった、気持ちが良かった。

 僕は自由に向けて旅立つ。野放図な精神が蔓延る地へではなく、自らの由に向かい、僕の僕の、僕へ。自由はアメリカにはなかった、自由はほかの素晴らしいくににもなかった。他の何処でもない僕の心の平原にあったのだ。生きるのならば、ここで生きる。理由が必要なら彼女のいるここで。

2008-02-19

地方の雑誌メディアの終焉が近い件について 追記2

http://anond.hatelabo.jp/20080219121753 0

http://anond.hatelabo.jp/20080219133702 1 の続きです。

少し話を戻します。ホットペッパーがその侵攻の矛先を地方向ける少し前、某地方エリアに向け、角川書店が新たな情報誌の創刊を発表しました。「表紙に芸能人を使ったメジャー感」「特集内容は引きの強いドライブ・グルメ・温泉イベントだけ」「街の小ネタは大胆に切り捨てる」垢抜けた情報誌「Walkerシリーズ」。この角川の進出に対し、そのエリアの中心都市で絶大なシェアを誇ったタウン誌は、デザインと内容を一新し、スタイリッシュでありながらも地元感を感じさせる素晴らしい誌面に生まれ変わりました。つまり、あえて「垢抜ける」方向を選択することで、角川を迎え撃ったのです。当時、このリニューアルを断行した地方出版社の規模と発行部数は、全国のタウン誌の頂点を行く存在でしたから、このリニューアルの結果を各誌は固唾を飲んで見守っていました。

そして、ついに角川の情報誌「○○Walker」が創刊。万全の体制で迎え撃ったはずだった地元出版社タウン誌は、発行部数を大幅に減らす大打撃を受けてしまいました。時代に即して垢抜けようとしたリニューアルは、大失敗してしまったのです。

各誌は衝撃を受けました。なぜなら、その出版社が行ったタウン誌リニューアルは、他社からは死角のようなものが全く見えない、ほぼ完璧なものに見えたからです(後付けでいろいろ言うことは出来ましたが)。リクルートホットペッパー」の侵攻に対し、各社の動きが鈍かったのは、この一連の動きを見て「下手に動けば大変なことになる」という意識があったからかも知れません。

しかし、角川の権勢がその地方エリアの中心都市から広がることはありませんでした。彼らの営業手法は、「クライアントの規模と金額が大きい」だけで、タウン誌の営業手法を変わらないものだったからです。営業部員クライアント広告代理店を回って広告を販売する。広告とひとくちに言っても様々な業種のクライアントがあり、様々な企画提案を行わなくてはなりません。営業部員スキルによっても左右されるそれは、大口クライアントが多く、1回の扱い高が高い地方エリアの中心都市では採算が取れても、大口クライアントの少ない県庁所在地クラスには攻め込みようがなかったのです。

しかし、リクルートは違いました。地方のタウン誌がそれに気付かされるのは、実際に彼らの営業活動を目の当たりにしてからだったのです。

つづく

2008-01-03

http://anond.hatelabo.jp/20080103214145

それはまるで大きなお月さまが、大口をあけて待ち構えるように、

私も大口をあけて、とろとろのお餅を口の中に運ぶのです。

だからといって、のどが詰まるのは嫌なので、慎重に、慎重に口に運びます。

私は「焼き餅主義すまし派」なのでこの部分には納得しませんがお雑煮は好きです。

好きで好きでたまらないお雑煮を食べ納めして三が日が終わりました。来年まで食べられないなんて!ショック!

…というぐらいの名残を残して正月が終わるのも、また良いと思うのです。

雑煮は好きですか。

私は大好きです。

それはまるで大きなお月さまが、大口をあけて待ち構えるように、

私も大口をあけて、とろとろのお餅を口の中に運ぶのです。

だからといって、のどが詰まるのは嫌なので、慎重に、慎重に口に運びます。

2007-10-28

http://anond.hatelabo.jp/20071028213758

おれもこれに同意。

リサイクルは大事だけど、一番最後だとおもう。

日本リサイクルという言葉が入ってきたときに海外で起きていたムーブメントは3Rだった

1.リデュース(減量)

2.リユース(再利用)

3.リサイクル再資源化

ここで、なぜかリデュースは完全に言葉として輸入されなかった。

減量はやっても誰も儲からないからだ。

それどころか、一番後回しでいいはずのリサイクルから日本環境対策は始まった。

ビジネスになるからだ。

クレジットカードが利用明細を送るのに無駄になるのはなんだろう。

明細書を発行するための紙・・・1円

インク・・・1円

ついでに織り込まれるチラシ・・・20円

窓つき封筒・・・10円

利用明細郵便代金・・・80円(大口・法人向け料金第三種郵便物業務用割引で60円ぐらいになることも)

一通あたりこれだけのコストがかかっている。

もちろんこれに専用の印字マシンや、利用明細を抽出するためのソフトやら、

3つおりましんやら、なにやらかにやら・・・

失われた資源プライスレス

まずは減らすのが第一だとおもうんだ。

2007-10-12

http://anond.hatelabo.jp/20071012102951

こういうのブランブロックってんだ。へー。見た感じ、よく使われていそうだけど。

それはともかく、暗に仕事を断られてるんだと思うよ。たとえばバンバン大口が流れているときに1個だけ受注がきたら、それは取りたくないということもある。相手の口の利き方が、もし増田の言うとおりなら、付き合いたくないと思われてるだけ。そこにこだわらず他の会社から買ったら?

http://anond.hatelabo.jp/20071012044236

いや、つーか、亀田の顔に怪我がないのは、奴がガンガンにガードしてたからであって、それはケンカの強さと関係ないんだが。そもそもこれはボクシングという競技であって、ケンカじゃない、ってのも勿論だがそれ以前にケンカの強さとは関係ない。あれだけガードしてたらそりゃ傷もつかん。ちょっと毛の生えた素人でも、あれだけガードしてりゃそりゃなかなか傷はつかんよ。でもそんなこと普通しない。だって勝てんからねwケンカに強いどころか寧ろあれはガチガチに怯えた側の立場だろ。

そんで内藤のあの怪我は、亀田の反則行為でついたもの。そしてその傷口を更に反則でえぐった。だからひどくなってる。内藤はまともにルール守ってボクシングやってるのに、相手がガチガチにガードしまくったあげく動いたと思ったら反則、ではそりゃ怪我もするわ。つうかこれで怪我もしなかったら内藤が神過ぎるw

「ていうかこれボクシングなんですけど」

大口たたいて失礼な態度をとりまくった挙句、ルールを守らず反則しまくってそれでも圧倒的に負けた方がはるかに男として恥ずかしいだろ」

という以前に、

「ていうか、それ、ケンカに強いわけじゃないから」

ってことだ。

例えるならばケンカではなく、亀田のあれはこそこそ壁にかくれながら、銃でバンバン撃ってきたようなもの。そして内藤はそれにたいし銃を使わず拳で勝った、みたいなもの。そりゃ亀田は隠れながら銃だから傷はつかないね、でもそれを見て誰が「亀田の方がケンカに強い」と判断するだろう?怪我があろうがなんだろうが勝った方が強い。そもそもお前はケンカすら勘違いしてるだろ。ケンカの勝ち負けは「怪我のあるなし」じゃなく「勝った方が、勝ち」だ。満身創痍だろうがなんだろうが勝ったほうが勝ちだ。

2007-10-04

[][][][][]ねたみ・批判にあった時

パワハラや虐めは録音で第三者に提示すること 低コストで防水ボイスレコーダー製作 - YouTube

東芝現役社員が録音していた「無間地獄」:日経ビジネスオンライン

ICレコーダーを家中に仕掛けておいた

部屋にボイスレコーダーを仕掛ける

圧迫面接やら、内定辞退にあれこれみたいなのは、誰かが録音してネットに流して炎上みたいなのが2~3回起きて、ニュース沙汰になれば、衰退するんじゃないかね? いいか悪いかは別として - 情報の海の漂流者

高嶋政伸夫婦で話題の隠し録音「刑事無効民事有効」と弁護士│NEWSポストセブン

秘密録音 - Wikipedia

知らない間に同僚が会話録音!社内は疑心暗鬼…広がる秘密録音トラブル : J-CASTテレビウォッチ

身の回りの音(会話)を録音し続け、タップひとつでスマートフォンに保存するウェアラブルマイクのKapture | TechCrunch Japan

はてなブックマーク - その会話、録音されてます タクシー・コンビニ・病院で… : J-CASTテレビウォッチ

[悪口][ICレコーダー][録音]会話は録音される時代

1分間でも嫌いな人については考えない。アイゼンハワー

隣人の語ること、行うこと、考えることを気にかけないもの。アウレリウス

腹六分のつきあい 膝の上に上がるから頭をなでてやったら、いい気になって肩まで登ってくる奴がいる。それを放っておくと今度は頭まで登って、顔まで舐めだす奴がいる。俺はそういう奴が大嫌いなんだ。

浴場での出来事、つまり湯をはねかける者、押す者、罵る者、盗む者

朝起きたら自分にこう言い聞かせる。おせっかい、恩知らず、威張りやさん、裏切り者、やきもち焼き、社会性のないやつ、こういう連中を避けて通ることはできない。

最高の復讐は幸せに生きることだ。

コミュニケーションにおける最大の問題はそれが達成されたという幻想

大事を小事の犠牲にしてはならない。ゲーテ

自己向上

人の悪口を言う暇があったら自分の事を向上させる方がよい。

自己の向上を心がけている者は、喧嘩などする暇がないはずだ。

知識への投資が最も利回りが良い

[タルムード]金は奪われても知識は奪われない

去年の自分より今年の自分が優れていないのは立派な恥だ。

勉強する事は自分の無知を徐々に発見していく事である。デュラント

なぜ怒鳴りつけたのでしょうか? - reponの日記 ないわ〜 404 NotFound(暫定)

あいつは人生のどっかで人を怒鳴るってことを覚えちまったんだな

コピペ 学習された無力感

無力と放棄態度を、スカタン上司に調教され、そして再び以下ループ、か。

あなたのためを思って」と言う人に対しては、まず、

自分のために生きてください」と、言葉を返していきましょう。

意外にも、めちゃくちゃ励まされる叶恭子の名言集 - NAVER まとめ



あなたを大切にしない人のことを、あなたが大切にする必要はない

自分を大切にすることだ。

自分を大切な人間だと思えば、自分感情を他人の意のままにされることなど決してありえない。

から他人を許すのは、他人の意のままにならないための手段なのである

ウエイン・W. ダイアー

【人間関係】他人を許すのは、他人の意のままにならないための手段なのである。

結局ものすごい憎しみがあると、自分いちばん辛いんで。そっから脱出するには、相手を許すしかない。敵を許すしかないんだという結論に彼は達して。それで救われるんですね。

町山智浩 アンジェリーナ・ジョリー監督作『アンブロークン』を語る

許しとは強者の態度である。ガンジー

Amazon.co.jp:ゆるすということ―もう、過去にはとらわれない

『本当に偉いということの証拠は、殴られても気にしないという態度である

たとえば、犬どもの吠え立てる方をゆっくりと見返す大きな野獣のごときである

打ち寄せた波が当たっては空しく砕ける巨大な岩礁のごときである

怒らない人は被害に動ずることなく、しっかりと立ち続ける。

怒っている人は動かされているのだ。』

セネカ 怒りについて

堅い岩が風に揺るがないように、

賢い人はそしられてもほめられても心を動かさない。

おのれに勝つのは、戦場で千万の敵に勝つよりもすぐれた勝利である

BUDDHA

自分は自分、他人は他人。

他人や出来事の犠牲者にならないための「思考のフィルター」

権内と権外

[権内][権外][分限自覚][エピクテートス]意志の力でどうにもならない物事

自分と未来は変えられる - 他人と過去は変えられない

「過去と他人は変えられない」―コミュニケーションの大原則 | 内田 眞 | 本 | Amazon.co.jp

[心][粗野][人間]心が粗野にできている人間

あるとき、ある男が、人に挨拶をしたら、挨拶を返さなかったというので

腹を立てていると、彼は言った、

「笑うべきことだよ、君は身体の悪い人間に出逢っても別に腹を立てないのに、

心が粗野にできている人間に出合ったというので、憤慨するというのは。」

クセノフォーン ソークラテースの思い出

「人が君の身体を行き当りばったりの人に任せるならば、君は立腹するだろう。

だが君は君自身の心を出会う人に、

--もしその人が悪口するならば、それで君が悩まされ、動揺させられるように任せるのを恥じないか。」

エピクテートス提要 28

岩波文庫人生談義・下』(鹿野治助)

ねたみ・批判にあったときの名言

あるときブッダは愚かな男から批判を浴びた。

ブッダは黙って耳を傾けていたが、

相手が話し終えると次のように尋ねた。

「人が自分差し出された贈り物を受け取ろうとしない場合

その贈り物はだれのものになるのか」

男は答えた。「贈り物を差し出した人のものに」

「そうか」ブッダは言った。

「では、私はあなた批判を受け取らないことにしよう。

自分のためにとっておきなさい!」

ソクラテスは本当に謝礼や贈り物を受け取ってなかったのか。

大衆がする尊敬と侮辱

[ロバ売りの親子][粉屋と息子とロバ]粉挽きとその息子と驢馬

完全に我々の力の範囲内にあるものは我々の思想しかない。デカルト

[ゲシュタルトの祈り][Gestalt Prayer]

ラインホールド・ニーバーの祈り The Serenity Prayer

[権内][権外][分限自覚][エピクテートス]意志の力でどうにもならない物事

[語録][エピクテトス][エピクテートス][Enchiridion][Epictetus]

アドバイスをするというのは、疑わしい療法だ。ユング

正しいと信じている事をすればよろしい。批判を逃れる事はできない。

あなたを大切にしない人のことを、あなたが大切にする必要はない

しつけとは、他人のことをどれほど考えていないかを隠すことである。

[語録][エピクテトス][エピクテートス][Enchiridion][Epictetus]

なぜ怒鳴りつけたのでしょうか? - reponの日記 ないわ〜 404 NotFound(暫定)

あいつは人生のどっかで人を怒鳴るってことを覚えちまったんだな

コピペ 学習された無力感

無力と放棄態度を、スカタン上司に調教され、そして再び以下ループ、か。

「『空気より重い空飛ぶ機械』は不可能だ。」ロード・ケビン、英国学士院総裁

「ギターバンドはもう流行らない」と言われて、大手レコード会社デッカのオーディションに落ちたビートルズ

しつけとは、他人のことをどれほど考えていないかを隠すことである。

[ホトトギス][不如帰][時鳥][織田信長][豊臣秀吉][徳川家康][上司]

[ロバ売りの親子][粉屋と息子とロバ]粉挽きとその息子と驢馬

[権内][権外][分限自覚][エピクテートス]意志の力でどうにもならない物事

[人間(じんかん)距離][車間距離]人間関係には距離をおけ!

【人間関係】ヤマアラシのジレンマ【アンビバレンス】

[biz]中ぐらいの勝利で満足する者は、常に勝者でありつづけるだろう。

[人間関係は腹六分]

「人の為」と書いて「偽り」、「人が為す」と書いて「偽り」。

「礼には礼を、無礼には無礼を。」

SOFREEE-LIBRARY フリー電子図書館『自省録』 第2章 マルクス・アウレリーウス

だれよりもみじめな人間とは、

あらゆる物事を見聞し、

詩人のいうとおり「地の深みを極め」*、

他の人の心の中を探ろうとしておきながら、

自分としては自己の内なるダイモーンと向き合って

その真実に仕えなければならないことを自覚しない奴のことだ。

隣人の語ること、行うこと、考えることを気にかけないものは、どれだけ多くの利益を受けることだろうか

自省録 マルクス・アウレリウス

公益目的でなければ、他人に関する思いで君の余生を消耗してしまうな

年齢を重ねてわかったこと

[biz]中ぐらいの勝利で満足する者は、常に勝者でありつづけるだろう。

本当の幸せは内側からもたらされる。 誰もあなたを幸せにすることは

[マキャベリ][タキトゥス]賢明で思慮に富む人物

名誉を愛する者は自分の幸福は他人の中にあると思う。自省録

僕は嘘を付く

私たちは「一日に平均二回」の嘘をつく(ヴァージニア大学調べ)

常識とは18歳までに身につけた偏見のコレクションのことをいう

他人はみな軽薄かつ不公平で、嫉妬、気まぐれ、偏見に満ちている

「人間の性は、本来、傲慢、卑劣、邪悪、矛盾であるが故に、私は人間を根本的に信用しない」

[人間関係は腹六分]

浴場での出来事、つまり湯をはねかける者、押す者、罵る者、盗む者

朝起きたら自分にこう言い聞かせる。おせっかい、恩知らず、威張りやさん、裏切り者、やきもち焼き、社会性のないやつ、こういう連中を避けて通ることはできない。

人々が自分に調和してくれるように望むのは非常に愚かだ。ゲーテ

他人をあてにしてはならない。それは期待するほうがまちがっている。

他人が自分に関心を持っているとは期待するな。 ラッセル

男は閾を跨げば七人の敵あり

大衆がする尊敬と侮辱

名声とは立派な人たちが立派な人に与える称賛。セネカ

幸福であるという習慣は、外的条件の支配からの大いなる解放

世評に無関心であることは幸福の源泉。ラッセル

自分が彼らのことをどう考えているかということだ。ブリヤン

自分自身の4分の3を喪失してしまう。

[社交家][社交的]人に好かれるための唯一の方法

自分と未来は変えられる。他人と過去は変えられない。

[ロバ売りの親子][粉屋と息子とロバ]粉挽きとその息子と驢馬

説教なんて自己陶酔。太宰治

[六韜][外交][交渉]無能ならば歓待せよ。

【慧眼】世の中の人々の一〇人中七、八人は小人なのだ。西郷隆盛

世間の八割はバカ。

人間はみな気狂いだと気付いたとたん、人生の不思議は消えて自明になる。

バカの壁 養老孟司

何を笑うかによって、その人の人柄がわかる。

怒りよりも軽蔑を隠すことがより必要である。

他人をあざける者は他人にあざけられることを恐れるものである。

人々の意見が、彼ら自身の性格の告白である。エマーソン

誰もが無知である。ただ無知な分野が違うだけだ。

我々は、現在の知識によってのみ物知りであるにすぎない。

アイロニー

知者を自認する相手を問いつめ,無知の自覚を促す,ソクラテス的問答法の一性格

アイロニーとは - はてなキーワード

自分無知」を盾にして、「知ったかぶりをする相手の無知をさらけ出す」

自分批判対象の主張を徹底的に賛美してみせ、

その論理を極限まで押し進めることによって

そのグロテスクさを浮き彫りにさせるという批判レトリック

[無知の知][ソクラテス]

【処世術】馬鹿のように見せかけ、利口に活動すること【処世訓】

自己の向上を心掛ける。喧嘩などする暇がないはずだ。リンカーン

小人と仇讐することを休めよ。菜根譚

[心][粗野][人間]心が粗野にできている人間

あるとき、ある男が、人に挨拶をしたら、挨拶を返さなかったというので

腹を立てていると、彼は言った、

「笑うべきことだよ、君は身体の悪い人間に出逢っても別に腹を立てないのに、

心が粗野にできている人間に出合ったというので、憤慨するというのは。」

クセノフォーン ソークラテースの思い出

なぜ私が彼らにそこまで侮辱されて怒らないのかだって

君は犬や羊に足を踏まれたからといって、逆上し気が違ったように激怒するのかね?

ソクラテス

舟に乗っているときに別の舟が衝突してきた場合

それに人が乗っていれば腹が立つが、

無人の舟であれば怒る気持ちはなくなる。

荘子 外編 第二十 山木編 虚舟

ねたみ・批判にあったときの名言

あるときブッダは愚かな男から批判を浴びた。

ブッダは黙って耳を傾けていたが、

相手が話し終えると次のように尋ねた。

「人が自分差し出された贈り物を受け取ろうとしない場合

その贈り物はだれのものになるのか」

男は答えた。「贈り物を差し出した人のものに」

「そうか」ブッダは言った。

「では、私はあなた批判を受け取らないことにしよう。

自分のためにとっておきなさい!」

「人が君の身体を行き当りばったりの人に任せるならば、君は立腹するだろう。

だが君は君自身の心を出会う人に、

--もしその人が悪口するならば、それで君が悩まされ、動揺させられるように任せるのを恥じないか。」

エピクテートス提要 28

岩波文庫人生談義・下』(鹿野治助)

あなたを怒らすことができる人は誰でもあなたの主人となる。エピクテートス

あなたを怒らすことができる人は誰でもあなたの主人となる。

人はあなたがその人に秩序を乱されることを許す時に限って、

あなたを怒らす事が出来るものなのである

エピクテートス

浴場での出来事、つまり湯をはねかける者、押す者、罵る者、盗む者

君が何か仕事に携わろうとする時、その仕事がどのようなものであるかを君自身に思い出すがいい。

もし入浴しようとして出かけるならば、浴場での出来事、つまり湯をはねかける者、押す者、罵る者、盗む者、等々を思い浮かべるがいい。

そうしてこのようにしてもし君がすぐさま「わたしは入浴したい、しかわたしの意志を自然本性にかなっているように保持したいのだ」というならば、

君はより安全に事に携わることになるだろう。

どの仕事の場合でも同様である。というのはかくてもし入浴に対して何か妨げが生ずるならば、

わたしは入浴だけでなく、わたし自身の意志を自然本性にかなっているように保持しようとしたのである

もし出来事に対してぶつぶついうならば、わたしは保持しないことになるだろう」という答が既にあるからである

エピクテートス 提要 4 人生談義〈下〉

人を非難することが、どんなに人生をむなしくダメにしているかがよくわかるだろう。

相手が変わってくれるのをただ待つしかないのだから

人を許すことは、非難しておこるマイナスを超越する手段なのだ

人を非難しないで、人生の責任をとろうとすると、大変な自制心がいる。

それには自分を大切にすることだ。

自分を大切な人間だと思えば、自分感情を他人の意のままにされることなど決してありえない。

から他人を許すのは、他人の意のままにならないための手段なのである

ウエイン・W. ダイアー

他人の厚顔無恥に腹が立つときただちに自らに問うてみよ。

「世の中に恥知らず人間存在しないということがありえようか」

「ありえない」と答えるだろう。それならば、ありえぬことを求めるな。

自省録 マルクス・アウレリウス

隣人の語ること、行うこと、考えることを気にかけないものは、どれだけ多くの利益を受けることだろうか

自省録 マルクス・アウレリウス

公益を目的とするのでないかぎり、

他人に関する思いで君の余生を消耗してしまうな。

なぜならばそうすることによって

君は他の仕事をする機会を失うのだ。

すなわち、だれそれはなにをしているだろう、とか、なぜとか、なにをして、なにを考え、なにを企んでいるかとか、

こんなことがみな君を呆然とさせ、

自己のうちなる指導理性を注意深く見守る妨げとなるのだ。

マルクス・アウレリウス

君子危うきに近寄らず

どんな馬鹿でも、あらを探したり、難癖をつけたり、苦情を言ったりできる・・・

そしてたいていの馬鹿がそれをやる。

ベンジャミン・フランクリン

君子は行いをもって言い、小人は舌をもって言う。王陽明

人間は考えることが少なければ少ないほど余計にしゃべる。

賢者は聞き、愚者は語る。ソロモン

[社交性]心にもない言葉よりも沈黙。モンテーニュ

心にもない言葉よりも、

沈黙のほうが、

むしろどのくらい社交性を損なわないかもしれない。

モンテーニュ

自分の行いが馬鹿げている人に限って、

真っ先に他人を中傷する。

フランス劇作家 モリエール

中傷誹謗に対する最善の返答、

それは黙々と自己の義務を守ることである

ジョージ・ワシントン 米国初代大統領

沈黙を守ってバカではないかと思われる方が、

あれこれ喋ってその疑惑を晴らすよりましだ。

リンカーン

愚者に対するもっとも正しい答えは沈黙である

アフガニスタンの諺

相手を黙らせたからといって、相手の意見を変えさせたわけではない。

バーナード・ショー

相手を黙らせたからといって、その人を説得できたわけではない。

ジョン・モーリー

徳高き者に茨(いばら)の道は付き物と心得ております。

それよりも、意地の悪い者どもにかれこれ言われるからといって、

やるべきことをやめてしまってはなりますまい。

そんな連中は、立派な船と見れば卑しい大口を開けて、

落ちて来もしない餌(えさ)をうろうろ待っている鱶(ふか)のようなものです。

人がどんなに善い事をしても、心がゆがみ目がかすんだ者の口を通せば、

手柄はよそに移ったり、消えてしまったりしがちなものです。

逆に愚かな行いが、自分たちの尺度にぴったりなので、

最高の業績などとほめられたりいたします。

シェイクスピア

舟に乗っているときに別の舟が衝突してきた場合

それに人が乗っていれば腹が立つが、

無人の舟であれば怒る気持ちはなくなる。

荘子 外編 第二十 山木編 虚舟

人が投げたボールをすべてキャッチすることはない

くだらない質問には答えぬがよい。

ろくな答えのできないものには、問いかけぬがよい。

くだらない話には耳をかさぬがよい。

あげ足をとるような相手とは議論せぬがよい。

道をふんで訪れるものとだけ交際して、礼儀しらずは相手にせぬことだ。

荀子

人間はみな気狂いだと気づいたとたん、

人生のふしぎは消えて自明になる。

マーク・トウェイン

他人の厚顔無恥に腹が立つときただちに自らに問うてみよ。

「世の中に恥知らず人間存在しないということがありえようか」

「ありえない」と答えるだろう。それならば、ありえぬことを求めるな。

自省録 マルクス・アウレリウス

どんな人でも、もしまことに自分を愛するならば、

よく自分を悪から守れ。

人はそれぞれの尊い心を守らなければならない。

BUDDHA

堅い岩が風に揺るがないように、

賢い人はそしられてもほめられても心を動かさない。

おのれに勝つのは、戦場で千万の敵に勝つよりもすぐれた勝利である

BUDDHA

漫述 佐久間象山

謗(そし)る者は汝の謗るに任せ

嗤(わら)う者は汝の嗤うに任す

天公(てんこう)本(もと)我を知る

他人の知るを求めず

議論したり反駁したりしているうちには、相手に勝つようなこともあるだろう。

しかし、それはむなしい勝利だ―相手の好意は絶対に勝ち得られないのだから

ベンジャミン・フランクリン

竜馬は議論しない。

議論などは、よほど重大なときでないかぎり

してはならぬといいきかせている。

もし議論に勝ったとせよ、

相手の名誉をうばうだけのことである

通常、人間議論に負けても

自分の所論や生き方は変えぬ生きものだし、

負けたあと持つのは負けた恨みだけである

坂本龍馬

われわれは喧嘩口論に近付いてはならぬ。

これらのことからは足を遠ざけねばならない。

無知な人々のするこのようなことは、何にせよ無視されねばならない

(このようなことは無知な人でなければすることは出来ない)。

そして

大衆がする尊敬と侮辱とは、どのみち大同小異と見なされねばならぬ。

われわれはこちら〔侮辱〕に腹を立ててもいけないし、あちら〔尊敬〕を喜んでもいけない。

そうしなければ、われわれは軽蔑への恐怖または嫌悪のために、多くの必要なことを止めることになろう。

また、何か気に染まぬことを聞くのではないかという女のような心配がわれわれを締め付ける限り、

公的にせよ私的にせよ、もろもろの義務をあえて遂行しようとはしないであろう

― たとえそれらの義務が有益なものであるときにも。

また、時にはわれわれは有力者に憤慨して、自分感情勝手自由にむき出す。

しかし、自由とは何事にも我慢しない、ということではない。

われわれは誤っている。

自由とは心を侮辱から超越せしめ、心そのものを、

心の喜びが流れ出る唯一の源たらしめ、

外的なもろもろの雑事を心自体から引き離すことである

それは結局は、

世間一般の嘲笑や、同じく世間一般の評判を恐れて、

不安な生活を送るようにさせないためである

なぜというに、

世間の誰か一人が軽蔑を行なうことが出来るならば、

軽蔑を行なうことが出来ない人というのは一体誰か、ということになるからである

セネカ

教養のない人は小理屈をこね、

あらさがしをして得意がる。

あらを見つけるのはたやすいが、

よい点とその内的必然性を知るのはむずかしいからである

できはじめの教養はきまってあらさがしをはじめるが、

できあがった教養はどんなものの中にも積極的なものを見る。

ヘーゲル

自分の心の中で正しいと信じていることをすればよろしい。

しても悪口をいわれ、

しなくても悪口を言われる。

どちらにしても批判を逃れることはできない。

エレノアルーズベルト

中傷誹謗に対する最善の返答、それは黙々と自己の義務を守ることである

ジョージ・ワシントン

隣人の語ること、行うこと、考えることを気にかけないものは、どれだけ多くの利益を受けることだろうか

自省録 マルクス・アウレリウス

他人に関する思いで君の余生を消耗してしまうな。

自省録 マルクス・アウレリウス


大事を小事の犠牲にしてはならない。

ゲーテ

小事省事

椎名悦三郎

韓信(かんしん)の股(また)くぐり

韓信が若い頃、町で無頼の青年に辱められ相手の股をくぐったが、のちに大をなしたという故事。大志のある者は目前の小事には忍耐して争わないというたとえ。

呑舟の魚枝流に游がず

人生の大きな目標のため、日常のどうでもいいことは中庸を決め込むのは正しい

デカルト

自分を堕落させる者は自分だけを台無しにするのみか、

もしもこの者が善に化せられたならば恐らく彼が役立つと思われる他人をも、

ことごとく台無しにすることになるが、それとちょうど逆に、

自己のために良く尽くす者は誰でも、

他人のために将来役立つものを用意するという、

正にそのことによって他人に役立つことになる。

セネカ

悪賢い人間は学問を軽蔑し、

単純な人はそれを賞賛し、

ただ賢い人はそれを利用する。

まり学問そのものは、自らの利用法を教えはしない。

フランシス・ベーコン

着眼大局、着手小局。


人の悪口を言う暇があったら自分の事を向上させる方がよい。

嫉妬深い人間は、自ら真実の徳をめざして努力するよりも、

人を中傷するのが、相手を凌駕りょうが)する道だと考える。

プラトン 法律

自己の向上を心がけている者は、喧嘩などする暇がないはずだ。

おまけに、喧嘩の結果、不機嫌になったり自制心を失ったりすることを思えば、

いよいよ喧嘩はできなくなる。

こちらに五分の理しかない場合には、どんなに重要なことでも、相手に譲るべきだ。

こちらに十分理があると思われる場合でも、小さいことなら、譲ったほうがいい。

細道で犬に出会ったら、権利を主張して噛みつかれるよりも、

犬に道を譲ったほうが賢明だ。

たとえ犬を殺したとて、噛まれた傷は治らない。

エイブラハム・リンカーン

小人(しょうじん)と仇讐(きゅうしゅう)することを休(や)めよ、

小人はおのずから対頭(たいとう)あり、

君子 (くんし)に諂媚(てんび)することを休(や)めよ、

君子(くんし)はもとより私恵(しけい)なし

菜根譚

貴方を悩ませたり、悪口を言う人にも、平静な心で注意を向けなさい。

きっと貴方にとって得るところがあるはずです。

良薬が口に苦いように、貴方に偉大なる存在が苦言を呈しているかもしれないからです。 

ジョセフ・マーフィー

『本当に偉いということの証拠は、殴られても気にしないという態度である

たとえば、犬どもの吠え立てる方をゆっくりと見返す大きな野獣のごときである

打ち寄せた波が当たっては空しく砕ける巨大な岩礁のごときである

怒らない人は被害に動ずることなく、しっかりと立ち続ける。

怒っている人は動かされているのだ。』

セネカ 怒りについて

人を悩ませるのは、事柄そのものではなくて、

2007-08-28

既婚だけど

浮気セックスしたことないよ。しつこく誘われたことは何度かあるけど。別に旦那以外のこと好きじゃないし。好きでもない人としても気持ちよくないし。好きじゃない人に動かされて汗かくのとかだるい。誰でも良い相手とセックスして大口叩いてるやつってただのセックス狂のサルなんじゃないかと思う。もしくは中ニ。

http://anond.hatelabo.jp/20070828121417

2007-08-21

http://anond.hatelabo.jp/20070820040645

それと、もし別れちゃったとき(死別も含む)に男は忘れることができるけど、女は一生忘れられないんだってことも覚えていてほしい。堕胎は思ってる以上に偏見を持ってみられるし、結婚するときに身辺調査とかされたら一発でばれる。そういうの、親とか結構気にするから、そこまで考えて責任取ると大口を叩けるなら、もう何も言わないけど。

2007-07-31

http://anond.hatelabo.jp/20070731215102

大口を叩けば周囲が反発する」というのは予想できてしかるべきなので、

芥川賞なんて簡単だ」と言う人は、その予想もできない馬鹿か、本当に自信がある人か、どっちかということになる。

「予想もできない馬鹿」の方だった場合、「ビッグマウスでもいいじゃん」という主張はNG

いたずらに馬鹿を助長させるだけ。

「本当に自信がある人」だったらいいね。

将来の芥川賞作家乾杯

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