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2024-11-24

道民にはメジャー、道外人には「なにそれ?」なお土産

年末も近くなり、皆さんも帰省について考え始める頃だとは思うが、一方、旅行に行ったり、自分ではなくパートナー帰省随行するなどで飛行機新幹線を調べる方もいるだろう。

その中で、北海道に来る人。

北海道お土産というのは、個人的に質・量いずれも全国トップクラスだと思っており、札幌駅お土産店や新千歳空港でよく知らないお菓子適当に選んでも、そうそう外れる事はないのだが、道民として「これ美味いのに道外の知名度低いんだよなぁ」というもの結構ある。

北海道土産王者白い恋人や、価格品質バランスでばら撒き菓子戦線上位に確固とした足場を築いた札幌農学校ロイズチョコレートルタオチーズケーキなどは当然のように美味いし、あったら喜んで食べるのだが、今回はメジャーすぎるということで選外とし、もうちょっと「あれ美味しかったです」「そうでしょ、北海道では有名なのよ」となって内心ニヤけるようなものを紹介したい。


六花亭 大平

六花亭北海道お土産お菓子女王のような存在感があり、特にマルセイバターサンドなど全国メジャーものを擁しているのだが、個人的に買うべきだと思っているのはこの大平

表面の食感が少し硬めのシンプルマドレーヌなのだが、特に注意も払わず食べた瞬間に二度見するような豊かな風味がある。

次々と斬新なお菓子が現れる北海道にあって、直球のマドレーヌで違いを見せてくる、そのスタンスが感動的だ。


六花亭 マルセイキャラメル

お土産キャラメル出てきて胸が高鳴る人って少ないと思うが、このマルセイキャラメルは知っている人にとっては価値がわかる一品だ。

ナッツの入った食感は独特で、一口食べた同僚が「く〜!」という顔をしていた。

六花亭に関してはまだまだ掘りきれていないものもあって、ザ・マルセイというアソートを今回のお土産としたのだが、最近シリーズに加わったマルセイバターケーキも好評だった。


壺屋 き花

1982年販売開始なので、そこそこ歴史はあるはずだが、全国区になりきれていない印象がある。

自分は食味で白い恋人やマルセイバターサンドと同格を張れると思っており、職場や友人などのお土産でこれが外れるとは思えない。

ホワイトチョコレートを挟んだアーモンドガレットで、袋を開けて口に入れた瞬間にアーモンド香りザクザクとした食感で「!、美味いな!」となる。

お土産として広がりが少ないのは、枚数が少なく価格がやや高めだからだろうか。

とはいえサイズを小さくしたりして無理に価格を下げるのが正しいとも思えない。


柳月 三方六の小割

これを宣伝したくて書いたと言っていい。

元々、長い歴史を持つ三方という、表面をマーブル状にチョコレートコーティングして白樺の樹に似せたバームクーヘンがあり、道民にとってはお馴染みの味だったのだが、一本が結構大きいので、ばら蒔きに適さないという個性があり、家族用、自分用などに広がりが限られていた。

しかし、これを薪のようなフィンガーサイズに小分けにした商品が開発され、ばら撒き菓子としての可能性が一気に広がった。

ホワイトチョコレートの甘さと、しっとりしたバームクーヘン、そしてお菓子としての美しさなどを兼ね備えた今いちばんおすすめしたい一品だ。


千秋庵 ノースマン

これなんで道外にないんだろう、と上京した時に感じたお菓子ナンバーワン

こし餡の入ったずっしりとしたパイで、パイ生地香り餡子上品な甘さが一体となった和洋折衷の良品。

千秋庵札幌農学校のきのとやと提携したことによって、ノウハウが入ったのか、パッケージ北欧風の可愛いデザインリニューアルされた。

実際お土産を買う立場になって「この重さと大きさ、容量の少なさだな」という「道外にあまりでない理由」がわかったのだが、道民だったらみんな知ってる味なので、同僚に道民のいる方、余裕のある方は考慮してみてほしい。

ちなみにパイ生地の中にアンコクリームを入れたノースマンという商品もあり、こちらは半分生菓子のようなものなのでそれこそばら撒きには全く向かないのだが、これはノースマン復活の狼煙となった商品であり、自分用、ご家庭用、帰省でご家族などとぜひ味わってほしい。

北海道お土産菓子は多分1/3くらいは道民が食べている。


千秋庵 山親爺

「♪でてきた でてきた 山親爺 ささの葉かついでシャケしょって スキーにのった山親爺 千秋庵山親爺

道民にとって最も身近なCMソングと言っても過言ではない。

これはもう明確に職場道民を刺しに行くお土産だ。

最近パッケージリニューアルされて、トレードマークとも言えるヒグマスキーに乗って滑り降りてくるスマートレトロイラストパッケージとなった。

数に限りがあるのでいつまでなのかというところはあるが、缶24枚入りを買うと、シャケを担いだ結構リアルクマスキーに乗ったフィギアが封入されている。

小麦粉、卵、牛乳バター、以上!」というシンプルを極めたような洋風煎餅で、パリッとした食感で一点突破してくる。

アイスクリームに添えるなど、食べ方に工夫をしても楽しいかもしれない。


ホリ 夕張メロンピュアゼリー

夕張メロンの果汁と果肉をギュッと詰め込んだようなゼリー

本当にメロンの味がするゼリーで、他のお土産でこういったものが思いつかない。

従来カップサイズのものが主流だったが、フィンガーサイズの小容器のものも登場し、ばら撒きやすくなった。


ホリ とうきびチョコ

ホリはどうしてこう、道外に対する宣伝力に欠けるのだろう。いい商品があるのに。

北海道代表する穀物とうもろこしホワイトチョコレートで包んだクランチで、口に入れた瞬間にとうもろこし香りが広がる。

価格もお手頃で、買う側、贈られる側どちら嬉しいお菓子だ。


もりもと ハスカップジュエリー

北海道に自生する固有ベリーハスカップジャムミルククリームしっとりしたクッキー生地で挟み込み、縁をチョコレートコーティングした高級感のあるひとくちケーキ

紫のハスカップジャムには強い酸味があり、チョコレートもしっかりとした甘みで、全体的に強くて引き締まった味わい。

店舗がそれほど多くないので、ノースマン三方六ほど書いやすいわけではないが、意外と根強いファンがいる。

チョコレート部分が溶けてしまうので、職場でのばらまきなどには適さない。

家族自分用、お友達、お知り合いにどうぞ。


井原水産 カズチー

甘い系に飽きたらしょっぱい系もどうぞ。

井原水産カズチーは、かずのこを練り込んだひとくちチーズ

数の子香りとぷちぷちした食感、チーズの乳味・塩味が口の中に溢れ、子供も喜ぶし、酒のアテにもピッタリだ。

兄弟商品ホタチーも人気だ。


番外 札幌に来たら食べるべき軽食

サンドリアのサンドイッチ

これは以前ブクマでも上がってきた。

繁華街すすきのの外れにある24時間営業のサンドイッチ店で、価格ボリューム、味と三拍子揃ったサンドイッチが常時30種類以上販売中。

大体の時間帯でお客さんがおり、行列ができることも珍しくない。

まりの人気のために、札幌駅に「サンドイッチの自動販売機」が2台設置されたが、自販機行列ができるという、なかなか見ない現象になり、日に5回ほど補充されるにも拘らず夜にはほとんど売り切れるという脅威の販売力を見せている。

札幌サンドイッチを目掛けてくる人はあまりいないだろうが、駅でも買えることだし、ぜひ1食くらいは試してほしい。

おすすめコーヒーを練り込んだパンフルーツクリームを挟んだコーヒークリームです


六花亭本店 喫茶室のピザ

これもはてなではお馴染み。

札幌駅から徒歩5分、六花亭本店の2階にある喫茶室では、季節折々のピサを食べることができる。

今だと多分牡蠣ほうれん草ピザだと思う。

しっかり焼きの入った厚めでザクザクした生地に、旨味がギュッしまった牡蠣ゴロゴロと乗っており、栄養身体に染み渡るのを感じる。

白のクリーン空間の中でいただくコーヒーピザは最高だ。


六花亭 神宮茶屋店 判官さま

これは本当に道外の人知らないんじゃないだろうか。

中心部から数駅のところにある北海道神宮境内のすぐ脇に、11月から2月の限定六花亭茶屋店が出ており、ここでは茶屋内で調理される焼き饅頭判官さまを無料ほうじ茶と共にいただける。

蕎麦粉を練り込んだモチモチ生地餡子を包んだアツアツ焼き饅頭を白い息を吐きながら食べると清涼な幸福感に包まれる。


あと食べた記憶が朧げなんで書かなかったけど、札幌スープカリーせんべい カリカリまだある?もかなりエッジの効いた辛さだった記憶がある。

はてなー、意外と道民いからここらへん「知ってるよ!」ってのもあると思うけど、道外からくる人は参考にしてみてほしい。

 
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