下じゃなくて横を見てみろよ。あんたらの世代でもどんだけ引きこもってる人がいると思ってんだ。効率を追い求めた成れの果てだろ。もう戦後も高度経済成長も終わったんだから、価値観を切り替えてくれよ。
そうか!そうだったのか!
発音が違うんだよなぁ
お前らwwww
どうせ「俺達は頭がいいから冗談だと分かってるけど、コイツらは馬鹿だから本気で言ってるのでは?」とか思ってるんだろwwww
ばーかwwww
こっちも冗談だよwww
こういうのってさ、先に「俺は頭いいから~~~」みたいな前提を勝手に思いこんだ側の頭の悪さ(まあ想像力や客観性の欠如かな)が明るみに出るものだからさwww
匿名で有名になってどうすんだ
この増田もだいぶダメだとは思うけど、自分のコミュニケーションのプロトコルを変えないで済む世界に安住したいのは人間の性だと思う。
それじゃ組織も人も伸びないから弾性のあるコミュニケーションの取り方を叩き込まれるのがトレーニング・コーチングの技術なんだと聞いたが意外とまだ普及してないのかな?
一時期ものすごい持て囃されて、コーチングのセミナーとかの広告もバンバン出てたから、修了してる幹部・管理職ってのも多いのかなって思ってたよ。
おれが医者だったら風邪ですね〜お薬だしときますね〜で終わらせただろうし、インフルが悪化して肺炎になったんだなと理解してたはず
現にアメリカも初期はインフルエンザと勘違いしてたというニュースもあったし
最初に気がついた人はどうやって見分けたんだろう
「ほら! 起きて! しっかり!」
朧げだが、既視感のある声が聴こえる。
俺はゆっくりと瞼を開いた。
「あ、やっと起きた。あの後キミはぐったりしちゃってね。ボクの船まで運んで、休ませていたのさ」
どうやら、また気絶してしまったようだ。
「……いつつ」
全身の倦怠感と共に、頬に僅かな痛みを感じる。
俺を起こそうと、ガイドがまたも引っ叩いたのだろう。
全くもって嬉しくないが。
「大丈夫? メディカルキットで見る限りは大きな創傷はないようだけど……」
現状を把握しきれていない状態だったが、俺はとりあえずガイドに拳骨をお見舞いした。
それだけは真っ先にやっておこうと、潜在意識が働いたのだと思う。
「あたた……ひとまず元気そうなのは分かったよ」
こんな漫然と暴力を振るったのは初めてだったが後悔はしていない。
今回の出来事は大局的に見れば、こいつが原因じゃないのは分かっている。
それでも俺に対して、払うべきツケがないといったら嘘になるだろう。
なし崩し的に酷い目に合った身から言わせれば、むしろ拳骨一発はリーズナブルだとすら思っている。
「で、今どういう状況なんだ」
「おかげで次元の再結合は果たされた。後は因果力によって、裂かれた箇所は自然と修復されるだろう」
「そりゃあ、何よりだな」
やれやれ、これでようやく帰れる。
「ほら、モニターを見てみなよ。次元の縫い目が出来て、徐々に接合されて、跡すら綺麗に……って、あれ?」
もう完全に休憩モードだったのに、ガイドが不穏なリアクションをする。
俺はそれを見なかったことにして、そのまま寝てしまいたかった。
当然そうもいかないのは分かっていたが。
「なんだよ、その反応は。再結合は成功したんじゃないのかよ」
俺もモニターを覗いて確認してみるが、イマイチよく分からない。
「そもそも俺は何が自然か知らないんだが、何がどう不自然なんだ」
「“綺麗に分かれすぎてる”んだよ。自然に破けたら、こうはならない」
そう言われてみると、確かに次元が分かれた箇所は平行に破けている。
いや、これでは破けたというより、まるでハサミで切り取られたみたいだ。
「じゃあ、何か? 誰かが意図的に、次元を分裂させたってか?」
「恐らくね。それでも、ここまで芸術的な分かれ方は……まさか!?」
ガイドの素っ頓狂な声が船内に響き渡る。
どうやら心当たりがあるようだ。
「これは……“フラッガー”の仕業だ!」