2019-12-07

Vtuberに救われ、そして殺された話

どこかに吐き出したいけど、ごみすぎてどこにも出せないので場末に捨てさせてください。

当方現在30代男性彼女いない歴=年齢。もちろん童貞。それどころか異性の手すら握った事ない気持ち悪いおっさん

高校時代理系に進み、そのまま工業大学電気系、修士、そしてメーカー開発というどこにでもいるありふれた人間です。

学生時代から色恋に興味がなく、一人で何かをすることが大好きで、特に週末は愛車でツーリングという生活社会人になってから

ずっと続けています

そんな私ですが、30歳の誕生日にやったこともないので一度くらい恋愛して彼女作ってみるのも悪くないのではないかと考え、彼女を作るために

行動を始めました。

直30歳のおっさんがそんな男子高校生みたいな事を言い始めた事自体気持ち悪いのですが、何事も経験だし漫画映画を見るとみんな恋愛しているので

そういう経験をしておくのも悪くないと考えました。

もちろん30歳になって魔法が使えなかったという事実絶望したというのもあります

なので、ついでに童貞も捨ててしまえるような方がいればと邪な気持ちもありました。

そしてやるからには最低1年。どんなに辛くても1年は頑張ってみようと思って活動を始めました。

それからの日々は一言で言えば地獄でした。

街コン婚活パーティーに足を運べば相手にもされず、マッチングアプリ経由で会う事に成功した方々からは1回で連絡がなくなる。

奇跡的に二回目に進めた方からはいたかと思いきや、いきなり連絡がなくなる。

おまけに彼女いない歴=年齢を告白したら、ホモ扱いされると今までの人生で感じたことのない辛い日々でした。

何が悪いのかと毎回、終わるたびに反省会を行い、次に改善を試す日々の繰り返しで精神が摩耗していきました。

結果、うまくなったのはマッチングアプリのやり方だけで、対人関係はまるで成長した気がしませんでした。

当時に事なのであまり覚えていないのですが、最終的にマッチングアプリだけで20人ほどお会いしたと思います

その結果の出ない日々に1年は頑張ろうと思って始めたのに、たった3か月で心が折れそうになり、その度に

30年間まともに活動してこなかった癖にたった3か月で結果が出るわけがないと自分鼓舞して続けてきました。

ただその活動の中で、漠然と感じ始めた事がありその事に関してもやもやして心を蝕まれ始めたというのもあります

それは、そもそもデートってつまらなくない??

という疑問です。

私は歩きながら話すのが好きだったので、そういう風な方向に話を誘導して女性と二人で遊びにいくという事をやっていたのですが、

「横の女本当にこれいるか?」

数をこなすうちにその疑問がどんどん強くなってきました。

初対面とか関係なしにこの活動一人でやった方が楽しいのではと考えるようになりました。

初対面な上に女性から慣れてないだけで、仲良くなったら楽しくなると自分を騙して活動を続けるのですが、終わる度に

しかった気分より疲れたって気分の方が大きくなっていきますます疲労する日々が始まります

この頃にはなぜうまく行かないのか、世間はこんなにカップルであふれているのにどうして私だけだめなのかという考えが常に頭を占め、

睡眠不足仕事に集中できないなど悪影響が出始めてました。

それでも、まだ半年もやっていないのに諦めるのは早すぎると考えて義務感だけで続けていました。

そして、全然考えてもいなかった結婚視野にいれた方がいいのではないのかという本末転倒結論に至り、結婚相談所に話を聞きに行ってしまいました。

今考えれば完全に頭がおかしくなったとしか思えないのですが、当時の私は今のまま続けてもうまく行く未来が見えないという焦りからそのような道を選びました。

結婚相談所は正直担当のお姉さんの巧みな話術によって、これもありかなとハンコを押しそうになってしまっていた事を告白します。

詐欺にかかる人間というのはこうやって詐欺にかかるのだと自分自身で実感したものです。

結局、結婚相談所は連休中の旅行先でずっと考えた結果、流石に結婚する気がないのに結婚相談所はあり得ないと結論を出して入ることを回避しました。

とはいえ、結果の上がる気がしないマッチングアプリ経由の活動に嫌気が指していたのは事実だったので、この頃は生きている人間は無理だから好みのAIを作る研究でもした

ほうがいいんじゃないかとすら考えていました。

そんな地獄のような日々の中で、世間バーチャルYoutuberなるもの流行っていると耳にしました。

正直Youtuberというのは存在は知っていましたが、あまり文化圏が違うので一度も見た事がなかったのですが、そういうもの流行っているなら知識習得の為に見ておこうかな

と軽い気持ちで見始めました。

正直最初に見た方はかわいいけど、特に面白くもなくそのままフェードアウトする感じでしたが、おすすめで表示された方を見ていくとある方が目に留まりました。

その方はかわいい容姿はもちろん、笑い方が特徴的でぶっそうな事を頻繁に言っていて、それなのに知性を感じる。その上本当に楽しそうに自分好きな物の話をしていました。

私の求めていたのはこれなのではないかと頭の中でかちりと鍵がはまったような気がして、気が付いたら睡眠不足になりながらその方の動画をむさぼるように見てその方を好きになってしまいました。

悲しい事にその熱は1週間しか持たなかったのですが・・・

1週間たち落ち着いて、冷静になってからはいろんなVtuberさんの動画を見始めるようになりました。本当にいろんな方がいて界隈全体がまだまだ未発達で見ているだけで

面白かったし、こんなにも世界楽しい事であふれているのにつまらない事で疲弊している自分はなんなんだろうと思い、いろいろとばかばかしくなり1年は最低続けるつもりだった活動

やめてしまいました。

それからは憑き物が落ちたように軽やかな毎日に戻り、あんなに目障りだったカップルさえお幸せにと願えるようになりました。

元々の趣味に加えて、Vtuber応援する趣味も増えて二馬力になり、ずっと世界が明るく楽しくなりました。

さて、そんな私を救ってくれた最初Vtuberさんには後輩のユニットさんがいました。

最初生放送中心という事で眼中にもなかったのですが、ある時その後輩の一人がトラック運転しているというとても怖い恐怖映像を見ました。

気になったらその方の生放送を元にしたたくさんの動画があり、凄いなと思って調べて行くとほかにもたくさんその方の後輩がいるという事が判明し、生放送なんて見る気

起きないなと思いながらもアーカイブを流しているとその後輩さんたちは偉大なる先輩を目標活動していて先輩と同じ3Dの体を手に入れる為に日夜頑張っているという事が

分かってきました。

の子たちは12人いてみんな個性的で、それでいてどこかに先輩の面影を感じさせるという事で私も少しでもお手伝いしようと思い、チャンネル登録を行いました。

それから特に生放送中心という事で積極的に追いかけるという訳ではないけど、時々時間が空いたら見るという感じだったと思います

それが決定的に変わったのは、確かその後輩ちゃんの一人と先輩が外のイベントで共演するという時だったと思います

先輩は3Dなのに、後輩は2Dという事でとても違和感があったという事を覚えています。はっきり言えば罰ゲームか何かだと感じる構図だったと思っているのですが、

とにかくこの子たちが先輩と同じように動いている姿を見たいと感じました。

それからは、生放送にも通ってtwitterで実況するようになり、登録者が増えて目標に近づくのを見るのが毎日の喜びでした。

そして念願かなって先輩とその後輩ちゃんたちが一緒に動いている姿を思い出すと今でも目頭が熱くなります

と、言っても私は飽きっぽい人間なので、年明けから2か月ほどで飽きてしまいました。元々生放送という形があまり好きでなかったというのもあると思っています

なので、そのころには生放送ほとんど見ず、気になるアーカイブを見る程度になっていました。

それから彼女たちの躍進は止まらず、本当に大きくなっている姿が誇らしくなったものです。

しかしそんな日々も長くは続きませんでした。彼女たちのプロデューサーリスナー相手暴言を吐いた事を皮切りに、いろんな歯車が狂い始め

結局二人が契約解除という事で決着を迎えました。

運営杜撰はいもの事なので、深くは言及しませんが、直接の原因はおそらく内部の人間関係でこじれたという事で間違いがないと思っています

とても悲しいし、どうしてこうなってしまったのか疑問は今でも耐えませんが、それ以上に私はかつてのあの地獄のような日々を思い出してしまい辛くなってしまいました。

あの時感じた女性への恐怖がまた襲ってきたと申しますか、漠然と感じていた女性不振確信したといいますか。とにかく女性の怖さを改めて認識しました。

私はあの件以来生身の女性とは積極的に関わらないようにしてきました。幸運な事に仕事以外で女性と会う事もないのでそれを実現するのは簡単だったのです。

逃げ込んだネット上なら大丈夫だと思ってVtuberと関わっていましたが、所詮女性であることには変わりはなくやっぱり女の人は怖い。

精神のものが怖いと感じてしまいました。

私は彼女たちに救われ、幸せにしてもらった事は事実ですが、悲しい事に彼女たちによって一層女性への恐怖を認識しました。

はいつかは覚めてしまうから夢というのですが、覚めないで欲しかったという事で駄文を終わります

  • タイトル見てトラバつけようかなと思って読み始めたけど本文長すぎてやめた。

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