はてなキーワード: 接続された女とは
「クォンタム・ファミリーズ」は並行宇宙から流れ込んできた情報をきっかけに物語が進む。自分の娘と名乗る相手から受けたメッセージを手掛かりに、作家である主人公はもう一つの世界に入りこむ。そこでは妻との関係も良好で、作るのをためらっていた子供もいる。自分は作家ではなく、ブロガーで政治活動をしてコミュニティを作っているらしい世界に適応していこうとするが、さらにほかの世界が絡まってきて……というお話。
「クリュセの魚」は未来の火星を舞台に、自分と同じ日系人の優しいお姉ちゃんとの出会いから始まるおねショタに見せかけて、お姉ちゃんが今は亡き日本国に関するとんでもない秘密を抱えていたっていうお話で、さっき書いた「日本沈没」の精神的な続編というくだりから思い出した。舞台は遠い未来で、日本という国家が他国に吸収されてアイデンティティが失われているからだ。
「走馬灯のセトリは考えておいて」はVtuber小説なんだけど、「接続された女」みたいな暗鬱な感じじゃなくて、現代の推しの文化を肯定的に描写していて楽しい。
「ヒト夜の永い夢」は仮想の昭和史もので、意外な人物が意外な形で出てくるので歴史を知っていると深刻なストーリーなのに笑ってしまう。登場人物が男性に偏っているのは往年の少年探偵団へのオマージュだろうし、だから世界の謎が女性の姿をしている。下ネタが多いのは「屍者の帝国」との差別化だろう。
この人は創元SF短篇賞出身の中でも頭一つ抜けている。どれを読んでも大体面白いんだけど、まずはグロ描写もあるけど最初の「盤上の夜」と、あえてユーモアSFである「超動く家にて」をおすすめしたい。
さっき「allo, toi, toi」を紹介したけど、「BEATLESS」が面白かった。人工知能・機械の女の子と主人公の男の子という手垢のついたようなモチーフなんだけど、女の子のほうがあくまで自分は人間ではなく機械だと一貫して主張し、責任を取るのはあなただという。これはシンギュラリティを迎えたAIが人間との信頼を築く話なのか、完全に人間を手玉に取っているのか、みんなはどう読む?
「あなたのための物語」は末期がん苦痛の中で孤立し、尊厳もなく死んでいく描写が冒頭にあり、なぜそうなったかが作中で語られていくのだが、二度と読み返したくないほど壮絶。
サイエンスを信じているという意味では藤井太洋も候補に入ると思うんだけど、あまりにもオプティミスティックなのと、意識の高さと言うかビジネスの描写が面白いとは感じられなかった。今までの日本のSFでは見られないタイプだし、優れているんだけど肌には合わない。
あと、ミシェル・ウエルベックのとある作品が人類の未来を描写するんだけど、ジャンルがSFってことを言うとネタバレになるからどれかは言えない。
ちなみに今読んでいるのがフレドリック・ブラウンの全短編集で、星新一の源流の一つなんだけど、自分は最新のSFと古典SFを交互に読み、それに飽きたら純文学に走り、さらに飽きたらノンフィクションをぶっ通しで読むという癖がある。
読書系の増田を書くと普段ブクマしない人が来てくれるので楽しい。
(翌日追記:平野啓一郎も「ドーン」ってSFを書いていて、政治色が強いけど面白かった)
そういえば「竜の卵」いいよね。civilizationのゲームといい、小泉八雲「安芸之助の夢」といい、僕は箱庭系の世界が好きなんだ。コンウェイのライフゲームをぼーっと見ているのも好き。
全然関係ないけど、キム・スタンリー・ロビンソンの「火星三部作」で、火星の大地を巨大レーザーで照射して運河作っちゃうシーンが好き。
また早川書房 翻訳SFファンタジイ編集部のツイッターに捕捉されてて吹いた。これが推しに認知されるってやつだろうか?
ブクマが700まで行った。どひゃー。
そういえばブコメで女性で宇宙を書く作家多いじゃんって突っ込まれてたけど、ここ数年を含めると確かにヒューゴー賞・ネビュラ賞も大きく顔触れが変わっているね(アメリカでは受賞者の多様性をめぐって大きな議論があったんだけどそれ以来)。基礎資料に当たってなかったのはまずかった。
どうも僕は最新の文学を追うというよりも、数十年単位で物事を見ている傾向にあり、というかここ三十年を最近とみなしているところがある。これが歴史に対する興味由来なのか、僕の年齢のせいなのかはわからない。
確かにたくさんの作品を薦めすぎてしまったようだ(前編で書いた条件で絞りはしたものの、それ以外のものを含めればいくらでも薦めたい作品があるし、漫画だってある)。それでも、ふと思い出したのがJ. J. アダムス編「黄金の人工太陽 巨大宇宙SF傑作選」で、「三体」が好きな宇宙ヤバい系で短編なので手に取りやすいんじゃないかな。
なんで小松左京「虚無回廊」が出てこないのかっていうと、一時期逆に大きなスケールの物語に対する興味が薄れてた時期があるのだ。それを好む自分が「三体」で久しぶりに呼び覚まされたのだ。
ではまた。
CIAで働いていた伝説の女性SF作家と言えば、ジェイムズ・ティプトリー・ジュニアですが、彼女の作品に「接続された女」という作品があります(「愛はさだめ、さだめは死」収録)。
内容は読んでいただくとして、下のニュースを見て、「接続された女」を思い出したのでした。
http://www.moguravr.com/iphone-x-live2d/
おそらくですが、「バーチャルゲーマー」を名乗るYouTuber、キズナアイ(しかもAIを自称している)は、似たようなシステムを使ってモーションキャプチャしているのでは?
【PUBG】#6 ついに待ち伏せしたった... 【1キルへの道】
https://www.youtube.com/watch?v=RKNtaTfy5Lw
それで思ったのですが、言い方は大変良くないですが、いわゆる「婚期を過ぎたデブスの家事手伝い」の方でも、「女子力」さえあれば、YouTuberとして稼げる時代も来るのではないか?という話です。
逆に、男性でも「ホスト力(?)」さえあれば、容姿を問わずにYouTuberとして食べていけるのではないか?とも思ったのでした。
要するに「諦めるのはまだ早いのではないか?」という話であり、「根気強く生きてみる」のも一つの道ではないか、という話です。
配られたカードで勝負するしかないというのだけど、何に勝てばいいのだろう。
自分が通う頭の悪い大学の最も偏差値が低い学部にとてつもないブスがいる。ブスというと曖昧だから容姿が醜いと言おう。
接続された女のヒロインの醜女とおんなじくらい醜い。この醜女は化粧をしているということが、醜女の周り 半径1メートル以内に入るとと分かるがこんなもの焼け石に水だし、美容外科医も匙を投げるだろう。
この女は容姿が醜いがあまり孤独だ。授業は一人ぼっちだ。しゃべり方も気持ち悪い。声が低い。汚い。
この醜女がミスキャンのファイナリストに選ばれた天使みたいな文学部の女の子に何が勝てるのか。
何を勝負すればいいのか。
潰した蚊の数か。それとも孤独に耐えた回数だろうか。そうでなかったら、スカートを履かなかった回数か。
配られたカードで勝負するしかないというけれど、勝負なんか最初からないのだ。
用意してくれない。
なにもない。
天使は生きているプロセスの中で容姿のおかげで自分に自信を持つし、他人からも応援されるだろう。
ただ、あの醜女はずっと醜女を引きずるだろうし、何をやってもあの天使みたいな顔の女とは違うのだ。
勝負があって、あの天使から、美人のカードを引き抜いて自分が天使になれるチャンスがあるのなら、あの醜女だって自分だって救われただろう。
しかし、ないのだ。ないからどうにもならない。どうすればいいのか、自分はわからない。醜女もわかっていないだろう。
容姿が悪くて差別されるといえば、「美人だって差別されているの いい?不細工のほうが楽よ」
などというのを遠回しに書いてあるWEBの記事や書き込みが散見される。容姿が醜い人間としては、これはごまかしである。
美人なんていつでもやめれるものである。そんなに苦労しているなら顔に熱湯をかければいいだけだ。
どうせかけないのだから、苦労なんて言い訳にしか聞こえないものだ。
自分も含め、容姿が悪い人間は容姿の良い人間にはなれないのだ。
自分が通う学部にはとてつもない不細工がいる。SF小説で言えば、接続された女のP・バークという女レベルに醜い。
世の中の美的感覚の正反対だ。千年に一度の容姿の醜さとでも言おうか。声も、授業中の行動も、ネイルも、体の指も、書いている小説もなにもかもが醜い。頭も悪そうだ。
この女の悪口を書きたいのではない。
美人の苦労なんて、どうってことがないことがこの醜女を見ていれば分かるのだ。
あまりに容姿が醜いために、友人も一人いるかいないかで、男と話した様子は一度もない。
就職だってできるかわからない。京都でも東京でもあれほどの醜女が働いているかといえば怪しい。
しょうもない会社で採用に関わっている自分の父親はあの醜女は採用しないだろう。
いや、赤坂の某ラーメンチェーン店に居た。凄く醜かった。他の店員からも客からも嫌われていた感じがする。
整形や化粧なんて焼け石に水だ。自分もだが。
こんなに醜女が可哀想なら、お前が救ってやれよというかもしれないが、容姿が同じくらいかそれよりはちょっとだけましなくらい醜い容姿の自分だってあの醜女に金を使いたくはないし、向こうもお断りだろうがセックスなんかしたくない。
それはやっぱり容姿が醜いからに限るのだ。これは自分 つまり雄ゴブリンがあまりの容姿の醜さに雌ゴブリンを忌み嫌う様である。これが美男美女同士 エルフ同士だったら美しい物語だ。
なんとなくだけど、女性の社会進出などで男女ともにより容姿が問われる気がしそうだ。ビジネスの最前線にいる不細工で腎臓病の頭が悪い子供を作った父の雰囲気から感じるだけだが。
学歴よりも、資産よりも、容姿の良し悪しが人間の価値を決めていくかもしれない。