はてなキーワード: 学位とは
大学に10年も居て(含む大学院)、得たものは学位と資格1つ、失ったものは20代の時間全てと精神安定。<高校時代も大分不安定だったけど、学部の時には殆ど症状が出なくなっていたのにな〜。
この取引が高くついたのかは分からない。
もっと上手くやれる人もいるだろうけど、自分にはもうここまでが限界だと思う。
その事はそんなに(今は)後悔はないけれど。
後輩に相談されると、少し困る。
ドクターなんかやめとけ、マスターでもいいから、とりあえず1回新卒カードで就職しておけ、大学には社会人になってからでもいつでも戻れるから。
そうは言っても、目をキラキラさせて、研究の話をしている若人に、あんまりくさす話もできるもんじゃない。
気持ちは分かるから。分からなかったら大学院になんて行っていない。
そして多分彼は大学院に行くだろう、そしてかつかつの苦しい生活を何年も送るだろう、あのとき先輩に止められた事を思い出すだろう、きっと下の人間に大学院なんかやめとけって言うようになるだろう。
いや・・・分からない。彼は秀逸な論文を書いたり、PDとったり、留学したり、奨励賞をとったりして、研究生活をエンジョイするかもしれない。
これらはどれ一つとして私には縁のなかったことだ。
縁がなかったのは、主に自分の性格と、能力の不足に依ることは分かっている。
しかし彼の性格と能力ならば、それが出来る、と励ましたりは出来ない。
彼より(勿論私より)優秀で、性格的にも問題なかった人が多くドロップアウトしたのを知っているから。
だから研究者なんかやめとけ、と水を差すばかりの嫌な先輩になっている。
一度は憧れた世界の悪口なんか、言いたくないけど。
結局私なんかに相談するなよな〜と笑いながら言うのしかないのだけれど。
しかし、こんな自分にしか相談出来ない後輩が可哀想。(つまり私の下に何年も人が入ってこなかった・・・というか入ってきても1年以内で皆やめた)
下にツリー状に付けたかったけど、いまいち書き方がわからないのでここに書きます。
一瞬だったけど、はてなの科学・学問エントリーに見た事ある文章が上がっていて驚いた。
読んでくれた人、コメントを付けてくれた人がいる。(しかも2人も!)
全員ではないかも知れないけれど、こんな文章に目を通してくれて、感想をもってくれたということだけでも結構胸が熱くなった。
目を通す人は多くて2〜3人だろうと思ったので、ここの匿名ダイアリーの趣旨に反するかもしれませんが、全員にお礼を言いたい。
反感や嫌悪感を感じたとしても、読んでくれて本当に有り難うございます。
そしてコメントをくれた人、皆さんに感謝を。(特に「わかるわかる」「良くある話」というコメントの方、お疲れさまです!)
でも、この状態が「良くある話」であるというのは、あまりに切ない状況です。
この状況を結局何も出来ないでいる自分、せめて身近な一人(後輩の事です)にだけでも何かの手助けをしてやりたいが、上手い励ましや現実的な助言一つ出来ずにいる自分に不満がたまってここに書かせて頂きました。
最終的には祈る事しか出来ない、という事実を思い出させてもらいました。
自分の身一つ救えない人間に、他人を救おうとはおこがましい、出来る事は祈る事だけ、ならば多いに祈ろうではないか。
彼の身に幸多かれ。
1. システムを作ることと研究することは違うとよく言うが、結局どう違うのか僕にはよくわからなかった。その違いはいったいどこで学ぶんですか?少なくとも自分は今まで、何だかんだいって最終的にはシステムありきとされる主題にしか関わってこなかった。自分で習得しなかったのが悪いといわれればそこまでだが、果たして自分の中で自然と発生する課題意識を捻じ曲げる必要があるのだろうか。とはいえ、デキル人はその自然と趣向される課題意識を研究タスクに細分化できることは分かっているのだが、そのメソドロジーはどうやれば習得できたのか。
2. つまるところ言うと、自分の思考は極端に「システム」と「そのシステムによってできる世界」に偏向しすぎてしまっている。さてこの場合問題となるのは、そのシステムおよびできる世界が、自分より先に来てしまった場合どうするかということである。簡単に言うと、やりたかったことがもうやられちゃった場合どうすればいいの?ビジネスや趣味として開発している場合なら「先越されちゃいましたー、失敗プロジェクトです残念!」と言えるかもしれないけれど、研究の場合はこれまで議論してきた時間コストの消費はもう取り返しがつかない。
3. そのような窮地な状況において、あらゆる魂胆を用いてゼミを一時しのぎする方法というのは、偉大なる先輩方から色々聞いたりもする。しかし、そのような手法は極めて無意味というか逆効果であることは、自分によって2回も実証済みである。結局最後のこの時期に死ぬことになるだけ。ゼミという場は議論する場であるわけで、例えボコボコにされたとしても、困っているのであれば率直にそれを報告して真摯で痛烈な意見をもらった方が、よっぽど自分のためになる。まあ、それを毎回繰り返してもいっこうに前にすすむことができないならば、よっぽど毎週何も考えてなくてポカーンとしているわけではない限り、不運なことにそのゼミの議論と自分の相性が悪かったと検討するのも妥当ではある。
4. とはいえ、もう無理やり何かしら適当にシステムを作って、強制的に文章化してしまうことは可能だろうし、修士までならそれで学位をとることも可能だろう。しかし、これはエンジニアとしての性格であろうが、たとえ研究的に意義を見いだせるものであっても、車輪の再発明をして納得のいかないシステムを世に送り出してしまうのは、どうしてもしたくない。これはわがままというものだろうか。しかしなんだろう、学士の時はこんなことは全然考えずにとにかく学位が取れることが重要のように思っていたが、修士ではそうは考えなくなった。問う、「なんのために修士課程にきて、なんのために自分のキャパシティーを消費するのか」。
5. 上記意見は全て自分を合理化するものであることは、自分で後から読んでも十分にわかる。でもそうとでもしないと、この窮地な状況で手を動かし続けられないでしょ…。
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ビル・ゲイツの面接試験―富士山をどう動かしますか? | ウィリアム パウンドストーン, 松浦 俊輔 | 本 | Amazon.co.jp
[非公認] Googleの入社試験 : 竹内 薫 : 本 : Amazon
Amazon.co.jp: 地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」: 細谷 功: 本
はてなブックマーク - Google: 奇問による入社試験はまったくの時間の無駄だった - Digibo
はてなブックマーク - 雇用に上手い下手はない:Googleが自社の採用活動を研究して知ったこと : ライフハッカー[日本版]
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人を選ぶとき、家族を大切にしている人は間違いない。仁者に敵なし。私は人を使うときには、知恵の多い人より人情に厚い人を選んで採用している 渋沢栄一
自分より優れたるものを自分の周りに置きし者ここに眠る。カーネギー
自分で仕事をするのではなく、仕事をさせる適材を見つけることが大切だ。 アンドリュー・カーネギー
人が言うことには以前ほど注意を払わない。人の行動をただじっと見る
“事業の目的とは顧客の創造である” (1/3):EnterpriseZine(エンタープライズジン)
利益の最大化のみを目的化する企業は、短期的視点からのみマネジメントされるようになる。
http://enterprisezine.jp/article/detail/2346
「マイケル・ポーター教授のものづくり競争戦略」最新記事一覧 - ITmedia Keywords
戦略とは、ある特定の顧客を不幸せにするよう、あなたに要求します。
顧客のすべてのニーズに合致した製品で、なおかつ最高のものを提供しようとするならば、必ず失敗します。そんな戦略では、勝てるわけがありません。
「戦略とは、競争上必要なトレードオフを行うことなのである。戦略の本質とは何をやらないかという選択肢である」
戦略とは何をやらないかを決めることである マイケル・ポーター 米ハーバード大学教授
独自の方法で競争し、コスト・リーダーシップを得るか、
常に収益性に焦点を絞り、
独自のバリュー・プロポジション(価値の提案)を打ち出す能力を持ち、
マイケル・ポーター教授のものづくり競争戦略(2):ビジネスの競争に勝つ戦略はたった2つしかない (1/3) - MONOist(モノイスト)
http://monoist.atmarkit.co.jp/fpro/articles/porter/02/porter02a.html
N's spirit 投下資本利益率 ROICとは OOICとは
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ウォーレン・バフェット - 年間のROEが15%以上ある限り、四半期の業績を見てうろたえる必要はありません。
売上高が1000万ドルで利益率が15%の会社Aがあり、売上高が1億ドルで利益率が5%の会社Bがあるとします。私なら、Aをとります
米国の優良株コカ・コーラはバフェットが保有している株式ですが、表を見ると30%を超える高ROEを長年維持
http://www.kazkabu.com/itouen.html
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何物かを選ぶことは、他の一切を捨てることである。チェスタートン
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エーワン精密 (年次決算): 株式投資レポート 6156 - EDIUNET
日本電産が「脱帽」した最強の中小企業がある (2ページ目):日経ビジネスオンライン
日本電産が脱帽した最強の中小企業(2)~“5つの数字”で問題発見 (3ページ目):日経ビジネスオンライン
「“親方”経営こそ最強!~経常利益率40%の町工場~」 エーワン精密 カンブリア宮殿:テレビ東京
経常利益率35%超を37年続ける 町工場強さの理由 : 梅原 勝彦 : 本 : Amazon
[時間とは出来事である][機会費用][権内][権外]英語・会計・IT
http://anond.hatelabo.jp/20071022153917
なんぼなんでも、人が書いたことに、端から端までナンクセつけなくてもいいだろう。
まずね、失礼だけど、あなたはどれくらい、英語ができるんだろう?
色々かいてるけれど、実際に出来る人じゃなきゃ、畳の上で泳ぐようなもんだよね。
俺は、高校と大学、海外で出てる。ついでにいうと、英語で飯くってる。
それでも、「早い話、英語の技術文書を書かせたら、英語ネイティブのガキよりも俺の方がずっと上なのは明らかだ。」
みたいなことは、口が裂けてもいわないよ。文法と表現で完璧な英語を書くというのは、本当に難しい。
ちゃんとした仕事を任せるなら、10年は訓練がいる。
素人がやったら、All your base are belong to usになっちゃうんだ。そういうこと、わかってる?
それに、こういっちゃ何だけれど、学部生の専門知識なんて、
社会に出ちゃほとんど役立たないでしょ? あるいは、後からだって学ぶことは十分できる。
企業の人事は、まあ第一に学歴、第二に人柄みてるわけじゃないの。
だから、体育会の学生とか、成績わるくても一流企業に入れるわけだし。
専門知識の到達度なんか、ほとんど見てないよ。俺は、それは合理的な考え方だと思う。
こうした延長に、国際教養大学を評価する向きがあっても、おかしくない。
あの大学は、一学年の定員が150人くらいなんだよ。高校みたいなサイズ。
似たような大学がいくつか出来ようが、日本の教育制度に変化はない。
だからね、あまり目くじらたてて、英語ができない人間が排斥される! みたいな反応しなくていいんだよ。
俺も、ああいう方式が大学教育の主流になるべき、とは、これっぽっちも思ってない。
ただ、国全体で見たら、非常にいい試みだと思うんだ。
どうしても英語を勉強したいけど金がない! という学生、全国にそれくらいいるだろう。
あなた、ちょっと視野が狭すぎよ。もっと色んな人間、学校があったっていいじゃないか。
【補足】
国際教養大学にいる外国人留学生は、ほとんどが短期の交換留学生。
半年か一年で帰っちゃうお客さん。海外の大学って、留学経験を重視するだろう。
そういうニーズに、比較的安価に、日本語知らなくても英語だけで大丈夫ですよ! って
ありがとうございます。なるほど。やっぱり厳しいですね…。
元々の専門が理論物理なので、今更それをやるのは現実的ではないと思っていて、違う分野にしようと思ってます。
その分野に関してはその辺の(普通レベルの)修士の学生程度には知識ついてるとは思ってますが、いかんせん論文のネタを考えるのが困難ですね…。
ネタも無くはないですが、論文にできるような形には全然なってないです。
また分野を変えるとなると業績数でプロパーの連中に太刀打ちできる気がしないので、アカデミアは無理だろうと思っています。
そういう意味でもとりあえず学位は日本でとった方が楽だし、レジュメにしれっとDr. of hogehogeとか書いとけば向こうでもある程度通用するんじゃないかという甘い見通しもあるんですが。
職種的にはどうしても研究がしたいと思ってしまいますが、やはり現実的には(学位を取ってから就活するよりは)研究職にこだわらずにまず向こうに行ってしまうのがいいのか、その判断が難しいです。
親兄弟の問題については、精神的に決断するしかない問題ですが、ある意味悪人の業を背負う覚悟を決めるしかないのかなという気がします。子供もできれば2人は欲しいですが、やはり難しいか…。
そこまでしないとまともに生きていくことすらできない世界って何なんだとはちょっと思います。
(https://twitter.com/matsuotakuma/status/16515731963)
うーん。中途採用とはちょっと違うけども、大学の再入学の話をさせてください。自分は、とある国立大学の医学部で教員をやっている。近年、医学部再入学(学士編入)の試験に関わって、入学願書の書き方にいろいろ感銘を受けたのでそのことを。あ、自分は選考にはノータッチだったです。
うちの医学科の再入学には、200人くらいの応募があったと思う。採用は5~10人。不景気で受験者激増しており、狭き門だ。3年次編入なので応募者は学士以上。まあ、半分は東大京大慶応。若干、理系が多かったかな。もちろん、専門学校→学位授与機構とかもまれにいらっしゃる。
で、この人たちが出す願書、これからまともな願書をより分けるのが大変なんだ。
まず、字が読めないか規定違反の願書が半分以上。ものすごい殴り書きで「平成13年 東;&#大学蔀科7類 入学」とか書いてある。この人は、卒業が工学部だったんで「東京大学理科I類」の可能性が高いと推定できたが、試験官にそういう無用のストレステストを課す理由は何やねんと思った。念のため書くけど、単に字が汚いのと殴り書きなのは見て区別がつくからね。(それとも、東大には理科7類ができたのか?)
規定違反のほうは、「1枚まで」と決まっている自己推薦文を10ページもつけてくるとか、指定された以外の用紙を勝手に使ってさらに殴り書きの字(笑)とか。もうこんなの捨てちゃっていいんじゃないかと思うが、学部長の寛大な方針で即落ちはないようだ。
あと、願書の写真がプリクラってのはマジで1枚あったなあ。記念にその願書を写メしたいくらいだったが、自重した。その出願者(被写体)は男でしたね、確か。
こんな願書が「半分以上」あるんだよ。1割とかじゃなくて。こりゃあ、ある意味、戦わずして勝つ受験生が出てくるのも道理かなと思うね。(選考に関わってないので実際は知らないけど。)
こうやって「読める」願書をより分けても、願書の内容がまたクセモノなんだよ。まあ、ここから先はさすがに守秘義務のレイヤーに突入しそうだから書きづらいのだが、2つだけ。
・資格欄に「英検1級 TOEIC ××点 アイドルマスター検定・ナントカ級(けんてーごっこ) 合格」
ネタだろ、絶対ネタだろ?と思ったが、これを医学部の願書に書く意義について小一時間(略)。他の大学(私大文系)の教員から聞いたが、「三国志検定3級」とかもあったとか。ちなみに、アイマスの人は上智卒だったかなあ。がんばれソフィア。
まあ、これはトンデモに入るか微妙だが、出願先に対して礼を失してるとは思った。続けての文章には、貴学は所詮阪大より格下なんで~みたいなことがぼんやりと書かれていたが、その文章を読むのは東大や京大や阪大を出た教授だったりするんだよね。ま、ご希望の阪大に入って立派なお医者さんになってください。
再入学の試験に関わって、結構自分としては衝撃的だったんだけど、世間的にはどうなんかね。いちばん上の議論を見ると、書類で人を決めるな!みたいな意見が多いようで。
さて、本学の選考が実際にどうなっているかは知らないが、その後に入学した編入学生たちを教えてると、まあ常識的で優秀な人が採られている印象。ちなみに、とある試験官によると、「別に書類だけで決めるわけじゃないが、面接と学科と書類の出来不出来はすごく相関している。願書をまともに書けない人は面接もグダグダ」だそうだ。
ぶくまを見て補足。
就活のエントリーシートと大学の入学願書を同じ地平で論じる人が結構いるのですね。まあ、同じものにしちゃっても悪くはないか。今のところ、リクルートに金払ってネット応募にしてる国立大学はなかったと思う。そういう予算は認められないだろうし。そのうち、東大あたりが先陣切ってやってくれるとありがたいのだが。
あと、うちの大学はワープロ書き願書を認めてます。別に手書きじゃないと~と書く意図はない。
個人的には、わりあいみんな、書類不備や殴り書きに寛容なんだな、と思った。採用側が同じくらい寛容だといいけど、そうでなければ、そのせいで戦わずして敗れることになる。私なら個人的なポリシーより社会的果実をえらぶだろうな。
昨夜、引きこもりの私は父に祖母(もちろん私から見たときの父方の祖母)の事についていろいろと訊ねた。
というのも、前々から父に「お前はずいぶん長い間引きこもっていて世間知らずだから一度祖母と会って話してみたらどうだ」と言われていたからだ。
私に気を遣ってか、父からその言葉が出る時に口調や表情から悪意などは感じられなかったし、私も祖母とはもう何年も会っていないから挨拶にいくべきだと考えていた。
しかし少し懸念している事もあり、躊躇っていた。
祖母は祖父であった人物と離婚している。私としては、法的な婚約は「生涯を通してこれから配偶者と生活を共にする」という、少なくとも価値観の一致なしには考えられない行動なので、その結果配偶者を突き放すに至った経緯や両者のどちらに問題があったかを見極める必要があった。
失礼な書き方だが、もし祖母に何らかの問題があるのなら最悪会うわけにはいかないだろうから。
と、父に伝え「祖父、祖母の経歴や性格について詳しく教えて欲しい」と言ったのだが、父は
「母の出は地元の比較的土地を持っている家で―(人間関係の説明無し)」
「祖父は経済や法律に詳しくてそういう業務をしていたみたいだから―(学位や具体的な業務内容の説明無し)」
と父個人が抱いているであろう抽象的な感想しか言わず、会話にならなかった。
どうしようもないので今度直接祖母に会って話をしてみるが、いろいろ不安も拭えず「これで良いのか?」と思うばかりだ。私自身も曖昧な世界観しか分からないのに外になんて出たくないから。
http://www.nytimes.com/2010/05/02/opinion/02edmundson.html?scp=2&sq=pink%20floyd&st=cse
「じゃあ、学校を出たら、何をするつもり?」
卒業を間近にしたバーモントの田舎の大学で、少なくとも十数人のクラスメイトに、私はこの質問を聞いてまわった。友人たちの答えに、私はとても安心した。特に何もないさ。羽根をのばすんだ。ぶらぶらするかな。考えたいことが色々ある。まずはゆっくりするよ。1974年だった。誰もが、そういう風に話すのが当たり前の時代だった。
実際のところは、友人たちは本当のことを教えてくれなかったのだ。見方によっては、とんでもない嘘をつかれた、とさえいえるかもしれない。卒業式の日までに、同級生のほとんどは、ロースクールや大学院に進んだり、ニューヨークやサンフランシスコで、クールで貴重なインターンシップをはじめることがわかった。
でも、私の場合は、本当にゆっくりすることにした。5年のあいだ、私はあちらこちらを点々として、何もしなかった。正確には、どうしても必要だったとき以外、できるだけ、何もしなかった。タクシーの運転手、映画フリーク、コロラドの山男、バーモントにあったクレージーなヒッピー学校の教師、映画館の支配人(これは、ほとんど仕事がなかった)、船の乗組員、ディスコのドアマン、そんなことをやっていた。
そのなかでも、ジャージー・シティの音楽プロダクションでやったステージクルーの仕事が、一番思い出深い。職場はルーズベルト・スタジアム、芝生席もいれると6万人を収容する、古い、化け物みたいな箱だった。トラックからアンプを引っぱりだし、ステージに設置する。6時間かそこらしたら、トラックに戻す。これを私は、グレイトフルデッド、アリス・クーパー、オールマン・ブラザーズのライブでくりかえした。クロスビー・スティルズ・ナッシュのステージは、ちょうど、ニクソンが大統領を辞めた日の夜だったのを覚えている。けれども、私にとって、一番思い出深い仕事での一番の思い出は、ピンクフロイドが出演した夜に起きた。
ピンクフロイドは、サウンドに相当のクオリティを求めていた。ステージ上のアンプは、縦にも横にも、周囲を威圧するほど積みあがり、パリ・コミューンのバリケードのようだった。それだけでなく、スタジアムの高い位置3か所にも、ピンクフロイドはアンプを集めて設置するよう要求した。それで、私は午前中ずっと、オンボロスタジアムの階段で、どでかい木製のアンプやら配線機材を運びつづけた。
仕事はもうひとつあった。パラシュートの形をした絹製の白いキャノピーが、ピンクフロイドのステージには必要だった。設置には6時間かかった。私たちが聞いたところでは、キャノピーを使うのははじめてで、ピンク側のスタッフも、どうしたらいいかよくわかっていなかった。設計図らしきものはあったが、あまり役にたたなかった。だが、「アメリカの知恵」をもってして、キャノピーはなんとか屋根の形に膨らんでくれた。「アメリカの知恵」とは、つまり、ロープをあちらこちらにひっぱったり、手当たり次第に結んでみたりした、ということである。
ピンクフロイドのライブは夜10時にはじまった。ところが、私たちが死にそうになりながら運んだアンプからは音が出なかった。たくさんの人がアンプの上に座ったか、蹴ったか、配線を切ったかしたのだろう。アンプのタワーが沈黙をつづけるなか、ピンクは自分たちの仕事をし、観客は公演の終わりでライターに火をつけた。そして、私たちは、3時間かけてアンプをバラして、トラックに戻した。階段上に残ったアンプは、私たちが作業を拒否したので、お互いをいくらか罵ったのち、ピンクのスタッフが回収した。
あらためていうと、ツアースタッフとステージクルーの間には、ほとんどの場合、何らかの対立があったのだ。あるとき、たしかクイーンのライブだったと思うけれど、クイーン側のスタッフ5人と私たちのクルー十数人が殴り合いになった。すると、騒ぎを聞いて駆けつけたセキュリティまで、喧嘩にくわわった。だいたい、バイカーギャングだったり、空手の黒帯だったり、そういう連中だ。ツアースタッフの方はそれなりにがんばったけれど、ついに勝てないとが分かったらしい。ひとりが、シャンパンをケースごと持ってきて、回し飲みをはじめた。それで、みなが酔っぱらい、幸福感にひたった。
ピンク側のツアーマネージャーは、キャノピーをそっと降ろして、きちんとたたみ、元の木の箱に戻すよう求めた。しかし、キャノピーにはヘリウムガスがたっぷり詰まっていたし、さらに栓がどこにあるのか、誰にもわからないことが問題だった。また、キャノピーをステージに固定した際、私たちがあらゆるところを馬鹿丁寧にきっちり結んだおかげで、それをほどこうとしたら、水夫たちの集団だって頭をかかえたに違いない。誰もが疲れていた。酒を飲んだ人間は、使い物にならなくなった。そして、もう朝4時になっていて、家に帰るべき時間だったのだ。
空飛ぶ枕をどうやって片付けるか、みなで作戦を練るうちに1時間が過ぎた。だんだん、大学のゼミのようになってきた。そこに、私たちステージクルーのチーフ、ジムが登場する。ジムは、私たちはジンボーと呼んでいたのだけれど、お人好しのバイキングの親玉のような人で、どんなときも、何があろうとクルーを擁護した。ギターケースを落っことした私を怒鳴りつけるスティービー・ニックスに、エドマンドソンに怒鳴る権利があるのは俺だけだと、大声で抗議してくれたこともある。そして、ピンクフロイド屋根事件のときも、ジンボーは危機的状況で自分がいつも期待されていることをした。つまり、行動を起こしたのだ。
ジンボーはステージのすみに忍びより、ポケットから折りたたみナイフを取り出して、聖なる屋根を地球につなぎとめているロープのひとつを切りはじめた。私たちクルーの3、4人も、同じことにとりかかる。「おい、なにをしてるんだ!」ピンクフロイド側のチーフが叫んだ。「お前らをぶちのめして…」そこまでいってから、かれはジンボーの手にナイフがあること、クルーの数人も同じだと気付いたのだった。2、3分後、私たちはロープを皆断ち切った。
最後の太いロープが切れたとき、大きなため息のような音がした。すぐには何も起きなかった。また少し待ったけれど、何も変わらない。
しかし、キャノピーはついに上昇をはじめた。白くて柔らかい、贅沢な雲のように飛んでいく。そのとき、地平線から太陽が沸きあがり、キャノピーの絹地も、薄く、柔らかな緋色にかがやいた。熊が腹の底から笑うような、ジンボーがいつも通りの笑い声をあげた。私たちも一緒になって大笑いする。ピンクフロイドのスタッフも同じだった。私たちはまるで、終業式を迎えた日の、学校の子どもたちのようだった。私たちは裸のステージから、大西洋の先へ静かに流れてゆく絹の屋根を見つめていた。何人かは手を振った。
「じゃあ、学校を出たら、何をするつもり?」35年が過ぎて、大学の教師になった私は、自分の学生に同じ質問をする。今日の学生たちは、あまり隠し事をしようとはしない。そして、ロースクールにメディカルスクール、ジャーナリズムやビジネスでの学位、中国での研究留学、日本で英語教師をすれば相当のお金になることなど、いろいろと話してくれる。そういう彼らを、世間は肯定するだろう。
そう、私も学生たちにはとても感心している。だがその一方で、心配もしているのだ。かれらは、決心を急ぎすぎてはいないだろうか。もうすこし落ち着いてみたり、ゆっくりすることも、やってみたらどうだろう。私はそう考えずにはいられない。そして、空に消えた白い絹のキャノピーを私は思い出す。まだ今も目の前にあるかのように、私はそれを見ることができる。私は手をあげて、それを指し示したい。学生たちにも、見てもらいたいのだ。
渡米して数年のポスドク。最近やや行き詰まり気味なので、現実逃避しつつ現状把握および打開策を見つけるためにパソコン内を再構築中。時期的に興味を持たれる人もあろうかと思ったので、恐る恐る一応公開してみることに。
([]はフォルダ)
ttp://hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/asia/1266414530/251,320,342,344,359,369n
251 :日出づる処の名無し:2010/02/18(木) 01:00:15 ID:4KTNNJ3G
ttp://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100218-OYT1T00028.htm
320 :日出づる処の名無し:2010/02/18(木) 01:35:41 ID:HJoXvsnm
»251
全部廃止ですか・・・
342 :日出づる処の名無し:2010/02/18(木) 01:46:45 ID:jtAsPC8B
»320
ソースありますか?
上田泰己さんのところですね。
344 :日出づる処の名無し:2010/02/18(木) 01:51:00 ID:HJoXvsnm
»342
いやいや、ソースも何も、
359 :日出づる処の名無し:2010/02/18(木) 02:00:23 ID:YS0taX5i
独立行政法人一覧
ttp://www.soumu.go.jp/main_sosiki/hyouka/dokuritu_n/dokuhou_ichiran.html
でもって、
»251
>国が直接行う事業に移管する考えを示した。
>新たな形態の法人や独立行政法人として存続させることもあり得るとした。
分かります_________________
369 :日出づる処の名無し:2010/02/18(木) 02:16:08 ID:YS0taX5i
なんかワクワクしてきた_________
元増田は働かない宣言してるわけでもないし、勉強しない宣言をしてるわけでないし。
普通の学生に比べて勉強や研究に専念できる環境があるぶん有利で、コネがきくぶん就職に有利ってだけで。
スペックが低いというわけでもないみたいだし。
学費が高い私学ってのは私立医とか歯学、そうでなくとも薬学、獣医学部ってとこじゃなかろうか。
就職に有利な国家資格を取って、なおかつ仕事が楽な地方公務員か団体職員になり、酒、煙草、ギャンブル、風俗に手を出さず、家賃が安い田舎で悠々生活。
英会話や筋トレみたいな趣味と実益を兼ねた趣味を持ち、学術論文を書いてあわよくば学位とれないかなって思ってみたり、
っていう人生はどうだろうか?
実はいまの俺の生活。
うちは億の資産はないけど、まあ金持ちのボンボンでよかったなって思ったりしてる。
ttp://mitsuhiro.exblog.jp/13280892/
最近、米国に留学にいく日本の若者が減ってきたと新聞に書いてあります。でもそういう傾向はわれわれの分野でももう15年くらい前からはっきりしていました。ポスドクはまだいるのですが、大学院生で日本人に会うのが米国では顕著に減ってきたと思いました。
いまはポスドクも減ってきました。でもその原因は別に若者が新聞で書くように、草食的になってきたからではありません。
米国に留学しても,帰国してから有利な点が無くなってきたからでしょう。
以前は米国留学が当然でいかないと非常に不利だと思っていた日本人研究者が多く、その結果大学院生でもいってみようかという気が起きたのでしょう。
博士の学位をとっても顕著な利点がなければ大学院博士課程にはいかないでしょう。いくとまるで罰をくうような経歴になるのなら、誰がいこうとするでしょう。
たぶん新聞は日本の若者が他のアジア諸国の若者にくらべるとどん欲さが足りないといいたいのでしょう。でもそれは無責任な表現でしょう。
米国で博士の学位をとってどうしろというのでしょう。米国人になれというのでしょうか。
日本のほうが食べ物もうまいし、人情もこまやかだったら、なんで米国人になる必要があるのでしょう。可能なら日本人として研究稼業をしたいでしょう。当たり前のことです。逆も真なりです。米国人の若者の大半は外国になど留学にいきません。
日本の若者が米国人化した、つまり自国がベストと思う意味で,国内化したといったほうがより正確な表現でしょう。米国と違う点は博士になろうとする米国人はまだまだ多いのに日本ではどんどん減っているという事実です。恵まれない職業なのに無理して頑張ろうという気があまりない若者たちを表現するのに,草食系、肉食系どちらでもないでしょう。