はてなキーワード: JUDY AND MARYとは
最近さっぱり話を聞かない。
「君がいるだけで」米米CLUB
「もう恋なんてしない」槇原敬之
「愛しさと せつなさと 心強さと」篠原涼子 with t.komuro
「Tomorrow never knows」Mr.Children
「LOVE LOVE LOVE」DREAMS COME TRUE
「WOW WAR TONIGHT~時には起こせよムーヴメント」H Jungle With t
「LA・LA・LA LOVE SONG」久保田利伸 with NAOMI CAMPBELL
「YELLOW YELLOW HAPPY」ポケットビスケッツ
「HOWEVER」GLAY
「長い間」Kiroro
「Time goes by」Every Little Thing
「糸」中島みゆき
「Grateful Days」Dragon Ash
「A・RA・SHI」嵐
どっちかっていうと、思春期にはもうJUDY AND MARYは解散してて
中・高YUKI聴いてて何でこの人こんな歌い方なんだろ?って思って
JUDY AND MARY聴いたらめっちゃいいじゃんか!!ってなったんだよな…
まあ、でも年々新しいの取り入れるのがきつくなるっていうのはわかる…
TRICERATOPS - Fall Again(2000年)
ポルノグラフィティ - Century lovers(2000年)
ノーナ・リーヴス - LOVE TOGETHER(2000年)
JUDY AND MARY - Rainbow Devils Land(2001年)
SUPERCAR - YUMEGIWA LAST BOY(2001年)
B'z - ultra soul(2001年)
THE BACK HORN - 涙がこぼれたら(2002年)
https://youtu.be/0ZwG5QuxJw0?t=5m30s
ASIAN KUNG-FU GENERATION - 君という花(2003年)
フジファブリック - ダンス2000(2004年)(インディーズ盤では2002年)
BUMP OF CHICKEN - オンリーロンリーグローリー(2004年)
キャプテン・ストライダム - マウンテン・ア・ゴーゴー・ツー(2004年)
ART-SCHOOL - あと10秒で(2005年)
the band apart - higher(2005年)
Base Ball Bear - ELECTRIC SUMMER(2006年)
BOOM BOOM SATELLITES - KICK IT OUT(2006年)
サザンオールスターズ - DIRTY OLD MAN ~さらば夏よ~(2006年)
hare-brained unity - ORION(2006年)
https://youtu.be/9IaIHX2FO-0?t=15s
Mr.Children - フェイク(2007年)
L'Arc〜en〜Ciel - SEVENTH HEAVEN(2007年)
MONOBRIGHT - 頭の中のSOS(2007年)
GOING UNDER GROUND - TWISTER(2007年)
school food punishment - you may crawl(2007年)
Aqua Timez - 虹(2008年)
the telephones - Love&DISCO(2008年)
竹内電気 - Baby I Love you(2008年)
winnie - first class speed of light(2009年)
UNISON SQUARE GARDEN - MR.アンディ(2009年)
JUDY AND MARY、90年代を騒がせた"売れ筋"バンドのひとつですね。まー売れ筋だからか、「自称音楽ファン」からの評価は異常に低いですね。曰く「あんなの中高生のワナビーが聴く音楽だろ」「ジュディwwwwwアンドwwwwwwwマリーwwwwwwww」みたいな。でも先入観なくJUDY AND MARY を聴いてみましょう。実際よくできてるんですよこれが。
例えば、Miracle Night Diving という曲を例にとってみましょう。コード進行がついたやつが http://gakufu.gakki.me/m/data/DT02121.html:ここ] にありますね。動画は https://www.youtube.com/watch?v=xpLEm-cafyw:このあたり] で見れる。はいまずコード進行が「一般的なJ-POP」からかけ離れてることがわかるでしょう。まずサビ以外のコード進行がすべてテンションコードであることが見て取れますね。この時点で「あっちょっとヒねてるなこいつら」という感じです。さらに、コード進行的にはD7一発であるのイントロのギターのフレーズを取ってみましょう。「ラードーソファ#ーラドレソファ#ーレードラードソファ#ーラドドッドー」。これはひどい、一度も根音であるレが出てこないどころか、スケールとしてはむしろミクソリディアンスケール(ラ シ ド# レ ミ フ# ァ ソ ラ)として解釈したほうがよほど自然なフレーズになっている……(ドがナチュラルなのはブルーノート)。でも、曲全体としては結構ちゃんと「ポップス」してるんですよね。
ここからわかることはなにか。JUDY AND MARY は、「音楽オタクにとっても"おもしろい"ことをやろうとしながら、その上で"ポップス"であろうとした」ってことです。これはめちゃめちゃ難しいことですよ。言うなれば、「ジャンプに連載しながらアックス読者の鑑賞に耐えうるものにしよう」という強い意思を感じるわけです。一応言っておくけど、俺はべつに「アックス」が「ジャンプ」の上だと言っているわけではないですよ。そこにあるのは「指向性の違い」だけなんですからね実際。そのくせ、なんか、アックス読者の意味わからない選民思想で「ジャンプか〜〜〜まあね〜〜〜〜実際面白いと思うけどね〜〜〜〜〜」みたいなクッソ感じ悪いやつあるじゃないですか。その癖「いやまあ富樫は認めるけど〜〜〜」みたいなこと言うやつ。お前何様だよ、みたいな。
でも、たしかに富樫ってすごいんですよね。なにがすごいかっていうと、「ジャンプ」層からも「アックス」層からも支持されてるってこと。つまり、「パッ」と読んで面白い上に、「じっくり」読んでもいくらでも語るべきことがある。これって本当にすごいことで、つまり、作品が多層的にできてるんですよ。「トイレで読んでも面白い」という層で読んでもちゃんと面白い。「書斎でじっくり読み込む」という層で読んでも発見がある。このふたつを満たすことができる作家が希有な才能を持った作家であるということに異存がある人は少ないんじゃないかな。
でも!!!!!でもだよ!!!!!!!!!!なぜか「聞き流しても聴きやすい」という層でも聴けて、「アナリーゼしても面白い」っていう層でも聴ける JUDY AND MARY は、なーんか「俺は音楽好きだぜ」みたいな人たちから馬鹿にされがちみたいなところある気がするんだよね。それってさ、つまり「音楽好き」の文化レベルが低すぎるんじゃないの?????お前ら「マウントポジション」取ることにしか興味なくて、本当は音楽に興味ないだろ。みたいに思うんだよね、俺は。