はてなキーワード: 立体視とは
音楽に感動したことはない。
「音楽のチカラでパレスチナ問題を解決してみろ」と言い返してしまう。
絵も理解できない。
絵の解説を読んで、作品の背景に感動させられるだけで、絵からなにか伝わったかというと、ふーんっていう感じだ。
あれは凄い。
本当に凄い。
なにか伝わってくるとかそういうのじゃない。視覚イメージからね、殴りかかってくる。
きっかけはというと、摺りたてをみたわけだ。
浮世絵というのは、基本水彩で、そもそも水彩の鮮やかさというのはブラウン管や液晶では今ひとつ再現できないというのと、そもそも日焼けに弱い染料なので、当時の色と全然違うわけ。
で、とにかく凄いんだけど、一ヶ月くらいなにが凄いのか、自分でも整理できなかった。
ようやく整理できたので、とにかく語りたい。
と、思ってたよ。僕も。
すごいの。ニンテンドー3DSの裸眼立体視は浮世絵から開発したんじゃね?ってくらいに。
ていうかね、もう物理的に立体的なの。
いろんな工夫があるんだけど、わかりやすいところから説明すると、そもそも紙が凹凸で立体的なわけ。
たとえば、このトンボの羽、スジスジがボコボコ盛り上がってたりするの。画面じゃぜんぜんわかんないけど。
http://item.rakuten.co.jp/adachi-hanga/hokusai120-f/
これも画面じゃぜんぜんわかんないんだけど、指で首筋を撫でた跡がさ、紙の凹凸で表現しちゃってるわけ。
http://item.rakuten.co.jp/adachi-hanga/utamaro067/
もう艶かしくて艶かしくて。
生でみないとわからないんだけど、ニンテンドー3DSのアレに近い印象がある。
平面的な絵がレイヤーされていて、レイヤー間に明確な前後関係があるような感じ。
露骨なので言うとこんなやつ
http://item.rakuten.co.jp/adachi-hanga/hiroshige160-f/
それから、こういうの
https://www.adachi-hanga.com/ukiyo-e/items/hiroshige182/
子供の頃、校庭のフェンスの金網越しに風景をみてたら、とつぜん立体視になってビックリしたこととかってないかな?
あれだよあの感じ。
格子をみて、その向こうをみて、それを繰り返すと、うわぁぁぁ!ってなる。
それから、この構図をわざと切ってるところ。
さっきの梅の絵のほうは、左側に立て札がちょっとだけ入っているけどほとんどフレームアウトしてて、遊女の部屋の絵は襖ちらっと見えてる。
このフレームアウトが、絵じゃなくて、まるでどこかから自分が覗きこんでるような錯覚に陥らせるんだな。
この感覚は漫画に親しんでる日本人特有のものなのかもしれない。
漫画だと、こういう演出は暗黙のうちに物陰から覗きこんでるというお約束だろ?
不思議なことに、日頃浮世絵に親しんでいないせいか、生でみるまでこういうお約束がつたわってこなかったんだが、随所に漫画的な表現が伝わってくる。
”力みなぎる感じ"やら、”物陰から覗いている感じ”
浮世絵に影はないっていわれるけど、あるのもあるし、ないのもある。
浮世絵で影を使うのは、影があるから影を描いているんじゃなくて、影の効果が必要だから影が描かれる。
たとえばこんな感じ
http://item.rakuten.co.jp/adachi-hanga/kuniyoshi004/
明るい月夜を表すために、現実ではありえないほどくっきりと影がかかれてる。
http://item.rakuten.co.jp/adachi-hanga/hiroshige308/
同じく月に照らされた人影。月は高く登っているのに、影はのびている。
エヴァンゲリオンで飛行機から発進したエヴァが地上についた時に、砂埃が進行方向ではなくて、後方にのびていたシーンがある。
あれと一緒。
物理的には間違っていてもイメージとしては正しい。それが浮世絵の表現。
写実的に書くなら、写真のように陰影の表現で塊を描くのが正しいけど、あえて輪郭線を使う。
イメージの中では、人物と風景の間には境界があるから、輪郭線があるのがイメージとしては正しい。
逆に、意識の外のものについては、明らかに見えるはずであっても輪郭を描かずにシルエットだけにする。
https://www.adachi-hanga.com/ukiyo-e/items/hiroshige024/
絵というのは自分が感じたことだけで語るべきな気がするので
「当時の人は」という視点は間違ってるのかもしれない。
でも、考えてみる。
当時は当然テレビなんかなかった。
たとえば構図上から街並みを俯瞰するような構図というのは、見たことがなかったはずなのだ。
で、なんでこんな構図がおもいつくのさ。
https://www.adachi-hanga.com/ukiyo-e/items/hokusai029/
http://hiroshige100.blog91.fc2.com/blog-entry-47.html
ただ道が曲がりくねってるだけでこんなにもストーリー性がでてくるのかと。
https://www.adachi-hanga.com/ukiyo-e/items/hiroshige027/
https://www.adachi-hanga.com/ukiyo-e/items/hokusai040/
浮世絵以前の絵って、西洋も東洋もこんなに構図が豊かじゃなかった。
現代の写真、漫画、映画の構図の元ネタが、だいたいがこの時代なんじゃないかっておもえるほど。
これについては、繰り返しになっちゃうけど、ほんと日本人派手好きすぎ。
http://item.rakuten.co.jp/adachi-hanga/hiroshige160/
https://www.adachi-hanga.com/ukiyo-e/items/hokusai049/
これ、もはやルノワールじゃね?
https://www.adachi-hanga.com/ukiyo-e/items/hokusai_sakurafuji/
その点、浮世絵は超安い。
1万3000円とかで買える。
ただ、難点は、アクリル板越しでさえぜんぜん凄さが伝わらない。
生で、そのまま見ないと。
紫外線ですぐ色褪せるけど。
もう一回買えばいいのだ!
スペハリ前編
堀井氏:今は話はありませんが、いずれはやってみたいですね。とにかくまだやりたいことはいっぱいあるんですよ。「サンダーブレード」とか、欲しい人が256万人いたら、セガさんも大いに喜んでやらせてくれるんじゃないかと。
奥成氏:セガのタイトルを3D立体視で復刻しようという中には、家庭用ゲームもやってみたいということもあったんですね。
それはM2さんや欧米のセガスタッフとすべての3D復刻シリーズのラインナップを決めていく中で「スペースハリアー」や「スーパーハングオン」を選んで、「サンダーブレード」を外し(笑)と、タイトルを選んでいく中で残っていった1本です。
奥成氏:ゲームセンターには、堀井さんの大好きな「サンダーブレード」も置いてあげました。
堀井氏:画面の中央だけ注視すればよかったですしね。もし、この先もこのシリーズが続くとしたら、やることになるわけですよ(にっこり)。続けるつもりで「サンダーブレード」の支度をですね……。
堀井氏:いやー。「サンダーブレード」が完成のあかつきには、そんなことを言わせっぱなしにはしないんだけどなー。
堀井氏:立体視のプログラムは、その微妙にあふれた時間があるかないかのところでも、「ロスタイム」とかいって新しく立体視化してたりしてましたからね。本当に。縦分割スクロールの立体視化がここまでうまくいったので、別のゲームでもやりたいですね。「サンダーブレード」を実現できたら、その後にやってみたいゲームが出てきた。
堀井氏:ちょっと待った! ということは、みなさんが山ほどタイトルを買ってくだされば、これは「サンダーブレード」を作れる流れなんだ。
堀井氏:そこ、黙るんだ。今日、俺1回も「サンダーブレード」って言わなかったから、「このネタもなしかなー?」って思ってたのに、満を持して言ったらこれですよ。
奥成氏:皆さんが欲しいタイトルが「サンダーブレード」かどうかは置いておいて……。
堀井氏:この後はみんなの反響が来まくって、「サンダーブレード」が出せてしまうと思うので、「サンダーブレード」が終わったら僕は「何を出したい」って言えばいいのかを考えておかなきゃならなくなりますね。よろしくお願いします。
出典は全てgamewatchのインタビューより。
http://game.watch.impress.co.jp/docs/interview/20121226_580214.html
http://game.watch.impress.co.jp/docs/interview/20130515_599091.html
3D ギャラクシーフォースII
http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20130724_608593.html
http://game.watch.impress.co.jp/docs/interview/20130807_610571.html
http://game.watch.impress.co.jp/docs/interview/20130821_611840.html
おめでとうございます!
そのままがんばって画面と目の距離を離していくと目に力をいれずに立体視ができるようになるので長時間でも目が疲れなくなりますよ.
お試しあれ.
な、なんだってー!? 見えるものなのですね。
大学の「地形学」という講義では、立体視ができないと単位が来ませんでしたよ。2枚の空中写真を使って地形を読みとるのは基本技術なんです(だったんです)。鏡とプリズムを使用した専用のビューワーもあるのですが、道具無しでできた方が圧倒的に便利ですからね。
立体視には難易度があるから、「見えやすい」とか「これは簡単」とか紹介されているものからチャレンジするといいです。立体感のきついものや見慣れていないものが描写されているものなどは難しいのです。いきなりランダムドットではなく、2枚の単純図形からなるステレオグラムで慣れるのも手かもしれません。
両方の目を均等に使うことが要求され、また、より広い視野が酷使されるので、主に脳内視力が活性化します。ピント調節などの訓練にもなるので、機械的視力が回復することもあります。ただし想像以上に目を酷使しますので、慣れないうちはあまり長時間やると逆効果です。また、電車の中など、振動があったり周囲からの視覚刺激が大きい場所は、充分できるようになるまで避けたほうがいいでしょう。
練習すれば9割の人ができるようになると言われています。いちど見えるようになると、世界の皮が1枚向けた感じがしますよ。ぜひ、こちら側の人になって下さい。