出先で食べたラーメンがあまりにも不味くて怒りを通り越して悔しくなった。
それも誰にも知られないような無名な店ではなく、都内の繁華街に何店舗も姉妹店を持つような店でだ。
いつもなら絶対に失敗をしたくないのでしっかりと調べてから入るのだが、その日は急な用事をねじ込まれてその場所、その時間でしか食べることができなかった。
「絶対に失敗したくない」というのは別に「絶対に成功したい」わけではないので、できればそれほど並ばない店でそこそこ満足できればいいと思って探している。
食通を気取るつもりもないしレビューサイトにポエムを書きたいわけでもない。
味に不寛容なつもりもないので、今まではそうやってそれほど失敗知らずで来た。
その日はとある繁華街にいて、1つ目の用事が予定より早く終わった。
用事が長引けば昼食は諦めるつもりだったので下調べもろくにしていない。
地図アプリでラーメンを検索すると、2~3番目くらいにそのラーメン店が出てきた。
そういえばそんな店があったなくらいに考えながら他の候補を見ると、軒並みオープンが11時半だった。
そのラーメン店ができた頃は行列が絶えなかったことは記憶していた。
いわゆる二郎インスパイア系で、更に挑発的な店名も相まって自分には合わないだろうという理由で今まで敬遠していたが、気がついたら都内に何箇所も姉妹店をオープンしていて、いつの間にか人気店の一つに仲間入りをしていた。
その程度の認知だった。
好みではないが実績があるのだから失敗はないだろう。
それに、こういうチャンスがきっかけで嫌いという思い込みが解決する場合もある。
そんなことを考えながら、結局は空腹と好奇心に負けて入ってみることにした。
まずは値段の高さに驚く。
店名を冠するラーメンは余裕で1000円を超え、ほとんど飾りのないメニューでも当たり前の顔をして900円を超えていた。
全面液晶のくせに商品のデテールが全くわからないというUIがクソな券売機で、かろうじて1000円を下回る味玉入りを買う。
オープンしたての店内は席に余裕があるが、入店からここまで店員から一言も声をかけられることはなく、仕方なくカウンターの一番奥の席に座る。
アルバイトに毛が生えたくらいの年齢の、見た目の色合いが賑やかな女性が二人だけで厨房に立っていた。
別に見た目で判断するつもりはないが、あまりにも若すぎることがとにかく不安だった。
その後、経験豊富そうな中年男性店員がもう一人いることがわかりほっと安心したのもつかの間、その男性が厨房に立つことはなく、むしろ黙々と調理する女性に対して愚痴とも取れるような私語だか業務連絡だかわからないような話を延々と話しかけていた。
座ってまず気がついたことは、テーブルも床も異様なまでにベトベトだということだった。
背脂を扱うような店ならば仕方ないと思えなくもないが、明らかに掃除が足りてないレベルでのベトつきに思わず手を伸ばしたダスターが全然絞られてなくて、テーブルの表面をいたずらに濡らすだけだった。
不安ゲージが瞬間に振り切れる。
着席後の余裕ができてきたので軽く店内を見回してみると、席から丸見えのバックヤードには無造作にダンボールが積み上げられ、厨房の中もとてもではないが掃除が行き届いているとは思えないほどに汚れていた。
山盛りのもやしが麺もスープも隠している。いわゆる二郎系の特徴だ。
透き通っているものもあれば、一部は白いままだ。
恐る恐る口に入れてみると、やはり生のもやし特有の臭みが一気に口に広がる。
思わず顔をしかめながら、少しでも火が通ってほしいともやしをスープに沈める。
そのついでスープを一口飲んでみると、強めのにんにくやスパイスにおそらく大量のバターでコクをつけたわかりやすくうまい味だった。
まだ出てきたばかりだというのに、冷ます必要もないくらいにスープがぬるい。
念のため下の方から混ぜて飲んでみたが、やはりぬるさは変わらなかった。
本来はもやしをある程度先に食べてその間に麺の硬さがちょうどよくなるように計算されているだろうから、このタイミングで麺を食べるのは躊躇したが、かと言って生臭いもやしをこのまま食べ続けたいとも思えない。
仕方なく下の方から麺をほじくり返してみる。
出てきたのは太めの縮れ麺で、自分の食生活にはほとんど馴染みがないが、これもインスパイア系の特徴なのだろう。
恐る恐る一口食べてみるが、これすらぱさつきを感じるくらいに粉っぽいままだった。
後で伸びるとは言え、これは流石に早すぎる。
生焼けのもやしに生茹での麺がぬるいスープに浸かっている状況を目の前に、どうしようもない絶望感に包まれる。
煮玉子とチャーシューは今日日特別な感じはなく、特別不満も無ければ感動もなかった。
生の玉ねぎの辛さに心が折れそうになりながら腹だけでも膨らまそうと、8割ほど食べた時点で断念。
袋詰にされているとはいえ、トレーに並べられた麺が店の勝手口付近で雨にさらされたまま積み上げられていた。
余裕がなかったとは言え、どうして入店前に気づけなかったのか。
数人の開店待ちに目を奪われて、判断を間違ったことの後悔が怒涛のようにこみ上げてきた。
入ってから知ったことだが、その日は何やらアニメだかゲームだかのタイアップイベントをやっているらしく、特別メニューを注文した人が次々と別席に案内されていった。
開店直後から中年の男性店員はその客を捌くことに専念している様子で、暇を見ては厨房の二人に愚痴を言いに来るといった感じだった。
そのファンたちに聞きたいのだが、こんなひどい店とのタイアップをファンという理由だけで認めて良いものなのか?
作品がタイアップすると決めたら、文句も何も言わずに従うのがファンの鑑という解釈で本当によいのか?
もし自分の大切にしている作品がこんな店とタイアップしたら、不買を貫いて運営に文句をいうか黙ってファンを辞めるだろう。
何が言いたいのかというと、いくらなんでも客も店もラーメンを馬鹿にしすぎているということだ。
別に自分はらーめん好きではないが、自分の好きなジャンルでこんなにもファンを馬鹿にしながら金を集めている奴らがいたら絶対に批判するし死んでも金は落とさない。
それを許容しているのだとしたら、ラーメン文化はクソだと言わざるをえないだろう。
野菜の火の通りにムラがあるのも、麺の湯で時間が足りないのも、スープの温度管理ができていないのも、要するに調理経験が浅すぎることが原因だ。
そしてこれは厨房に立つ二人の問題ではなく、そんな二人を厨房に立つことを許した経営判断に問題がある。
つまり、この味の裏には偶発的なものではない紛うことなき経営判断があるということだ。
でなければ、イベント当日にこんな調理技術の未熟な人間に厨房を任せたりしない。
外で切り盛りしていた経験豊富そうな中年男性は、聞こえてきた会話を聞く限り店長レベルに権限を持っている人間だった。
その人間が鍋を振れないとは思えないし、イベントという料理が露出するタイミングで厨房に入らないと判断したならいずれにしても無能だ。
「それでも別に金になればいい」
店名を出してボロクソに言わないのは、その店を批判したいからではなく、その店を取り囲むラーメン文化そのものに物を申したいからだ。
要するに、こんな店が未だに営業ができているのも、さらには繁華街にいくつもの姉妹店を開店できてしまうのも、こんなラーメンを提供されて文句を言わずに食べる客側に問題がある。
もしこのラーメンがそもそもそういうもので、皆がそれを好きでたまらないと言うならもうこれ以上何も言わない。
何も言わないけど、やっぱりラーメンは外食として底辺だと改めて認定せざるをえない。
どちらにころんでも、こんなクソみたいな味でこんなクソみたいなやり方をしている店にファンが付いて曲がりなりにも繁盛しているという時点で、クソだという以外に申し上げようがない。
今思い出しても豚のエサを超えてなかったし、ついでにいうとうま味調味料の弊害か、その後3日間くらい味覚がおかしかった。
頭悪そう 3行でまとめろよ 東京のラーメンがまずいのなんて今に始まったことではない
こくご の べんきょう を もうすこし がんばろうね!
東京はラーメンも相当マズイ (law men)
二郎しか勝たんまで読んだ
こういう伝統的な2ちゃんみたいなレスすき
勝たんとかいうクソキモい寒気がする若者言葉が伝統的なわけねえだろ死ね
グエー死んだンゴ
2ちゃんしか勝たん
アニメとタイアップしてる二郎系ってことは野郎ラーメンかな。 そもそも二郎系自体が総じてゴミの豚のエサなのに何言ってんだか。
そしてこれは厨房に立つ二人の問題ではなく、そんな二人を厨房に立つことを許した経営判断に問題がある。 つまり、この味の裏には偶発的なものではない紛うことなき経営判断が...
2022-11-18 ■anond:20221118140047 「女性は家庭的な味になるのでそういうコンセプトの店ならいいんだけど、 とんがった味が売りのラーメンでやるとそういうヌルくてぼやけた味になる...
ラーメンで3000円程度は出せないとダメ ニューヨーク感覚は早めにやってくる
この前食った魁力屋の二郎もどきラーメンは麺デロデロのブツブツで死ぬほどまずかったな まずいラーメンは本当に泣きたくなるほどまずい
わかる 蕎麦屋だと「麺がまずいけどつゆはまあまあ」 「つゆは甘すぎたけど麺はしゃっきりしてた」 みたいなことが多いけど、 ラーメンは不味いと全体が不味いからなあwww
「絶対に失敗したくない」というのは別に「絶対に成功したい」わけではないので、できればそれほど並ばない店でそこそこ満足できればいい 味に不寛容なつもりもない 自分はどち...
アニメだかゲームだかが悪かったんだろ
豚の餌を豚の餌というのに100字を超える必要はない。増田に書くのは甘え
らーめんつけめんぼくブサメン
あのね~キミ多分繊細すぎんだよ そういう人は来ちゃいけない店なんだわ こんな長文書いて、労力の無駄だで???
あのね~キミ多分繊細すぎんだよ そういう人は来ちゃいけない店なんだわ こんな長文書いて、労力の無駄だで???
あのね~キミ多分繊細すぎんだよ そういう人は来ちゃいけない店なんだわ こんな長文書いて、労力の無駄だで???
『いわゆる二郎インスパイア系で』 ← これを先頭に書いてよ。二郎がまずいのはあたりまえだ。
流石に文章が冗長過ぎる 要旨とそこまで関係ない部分は削ってくれ
まともな飯が食いたければ二郎系に行くわけはないので自業自得
クソと言う割にはラーメン好きそう。
こんなクソぬるいラーメン食えるか! っつって怒って店出た方が効果あったと思う。 つらつらとここに書くよりは。
あっ! 俺もそう思った。
なぜまずいと悔しくなるのか分からないのだが
パラノイアでアスペ的な俺が代弁するけど、こういう人間は自分ルールが守れなかった場合に酷い不快感を覚える。元増田の場合は、食事で絶対に失敗したくないていうやつだな で元増...
先月10年ぶりくらいに家系食べたらあまりのうまさに感動したわ
今のラーメン文化を作ったのは00年代の脱サララーメン屋ブームなので恨むなら氷河期世代を恨んでくれ
二郎系文化とは違うだろ?
うまい店舗といわれるところでも糞店員のせいでマズ飯になることはよくあることでは?
『文才がある』『文章が上手い』というブコメが見受けられるが、それはどのような根拠でいってるのか教えてください。 https://anond.hatelabo.jp/20221118103459 これに文才があると思った人に...
要するに、こんな店が未だに営業ができているのも、さらには繁華街にいくつもの姉妹店を開店できてしまうのも、こんなラーメンを提供されて文句を言わずに食べる客側に問題がある...
ラーメン文化じゃなくて二郎文化だろう そもそも二郎ほどラーメンを貶めてるものはないと思ってるので、二郎を食ってる奴にラーメン文化を語ってほしくない
Googleマップか食べログに書くといいよ
つまり『リベラル=ラーメン』ってコト!?
やはり日本を愛するなら歴史と伝統の蕎麦だよな
8割も食べるのすごいな 俺なら9割残すよマジで 甘やかしちゃいかん
アニメコラボしてる店は 味で集客勝負するつもりがないので まずい でいいじゃん
キャラクターとのコラボ・タイアップにかける金には宣伝効果が皆無だとは言わないが、そういうのに惹かれた客はイベント期間にしか来ないのではという疑問は感じる
負の食レポは誇張したりネチネチ長く書くと飯の味を想像するより「こいつ性格悪いな」ってなって共感しにくい
出先で食べたとんかつがあまりにも不味くて怒りを通り越して悔しくなりましたわ。 それも誰にも知られないような無名な店ではなく、都内の繁華街に何店舗も姉妹店を持つような店で...
お嬢様人格を早々に諦めるなよ!
読みながら改変しておりましたが文章がお排泄物だったので早々に飽きましたわ