どうしても吐き出したくなったので、この場を少々お借りします。
同人誌にまつわる話で、決して万人受けする話でもないです。
嫌な気持ちになる方は「こんなこと思っている変なやつもいるんだなー」でスルーして忘れてくださると幸いです。
私はとある地方で、何を思ったのか「今年はサークル参加したい!」と思った腐女子です。
私が「サークルやりたい」と思った経緯は以下の通りです。
去年は仕事で精神的にやつれてアニメやゲームを満足に楽しむ余裕がなかった!オタクなのに!このままはちょっと嫌だ!
そうだ!一度やってみたかった「サークル」というものをやってみたい!「設営完了」ツイートを私も呟くんだ!
真面目に同人を志している方から怒られそうな経緯ですね。私もそう思います。ですが、思い立ったら即行動な私は行動に移しました。
以下、私が行動したことです。
ドハマりしていたアニメキャラクターのBLカップリングで「同人誌」を作ることを決意
同人誌を作っていた先駆者(たまたまツイッターで昔やっていた人がいました)に軽く話を聞いて、同人活動がどんな感じなのか教えてもらう(当たり障りのない雑談のような感じなので手ほどきなどはないです)
支部(某イラストコミュニケーションサービスサイトのことです。二次創作するにはうってつけの場所でした)でアカウントを作成し、小説の投稿を決意(小説なのは純粋に文字を読むのが好きだったのと、環境が整っていなかったためイラスト・漫画はハードルが高く感じたためです)
誤字・脱字や何かクレーム的なものが来たときに受け付ける場所が必要だ!ツイッター垢作るぞ!でツイッターアカウントを作成
フォロー0、フォロワー0(コミュ障のため自分からフォローしに行く度胸がなかった)でアカウント稼働を開始
決意して1~2ヵ月くらいで上記行動を成し遂げました。こうして文字に起こすとコミュ障な割に頑張ったなと思います。その場の勢いというものはやはり大切ですね。
いきなり同人誌はハードルが高すぎするから、まずは二次創作で小説作ってみよう!で実際に小説を書いてみたのですが、案の定とんでもなく難しい!最初書いたものが5000字くらいのものだったのですが、これを書き上げるのに1カ月かかりました。しかも、自分でこんなラストにしたい!と思ったのにまるで違うラストになるではありませんか!なんだこれは!!書きたいことは全部書けていないし、読みにくい!日本語がおかしなところや描写が分かりにくいとこと、誤字や脱字は当然のようにあります。小説書くのって難しい!!と愕然としました。世の文字書き様や小説家の方を心から尊敬しました。ほんと頭が下がります。面白いお話ありがとう!と感動し、ここで私には才能無いし・・・で諦めても良さそうなのですが「私も小説書いてみたい!」の衝動でなぜかその後も書いていました。
あの後なぜか7000字くらいの小説を投稿、やったー前回より書ける文字数が増えたぞ!と一人喜んでいました。ですが、自分が書きたいラストは書くことができず力尽きてしまい、力量不足を痛感したのです。
気にするのは良くないと散々ネットで注意されているブクマ数が恐ろしく気になり始めたのです。実際、沢山ブクマ数を貰っている作品を見に行って「面白いお話だったな!ブクマしよ!」でブクマしましたし、閲覧用の鍵アカウントでその方をフォローしにいきました。ただ、一連の行動がストーカーみたいで気持ち悪くない??と我ながらちょっとひきました。
そんなこんなで、ブクマ数を気にして時折落ち込んでおりました。落ち込んでそこで終われば良かったのですが、「天才でも無い私が二次創作を始めて1年も経っていないのになんで同じ土俵に立てると思ったんだ!少しでも良いものができるよう頑張ってみろよ!」と叱り飛ばす私が現れ、単純な私は定期的に書くことを決意したのです。
支部で連投は嫌だったので、放置している稼働垢を使い、定期的に2000~5000字くらいのSSを投下するようになりました。ROM用垢でCP表記は入れてくれ!というツイートが流れてきたので、CP名を明記してネットの海に流しておりました。
そうして流している内に、自分がROMで見ていた方からフォローされて変な声が出しながらリアルで発狂したり、明らかなROM用と思わしき方からフォローされるという事態が起こりました。
積極的にコミュニケーションを行う方や神と呼ばれる絵師や文字書き様と比べると間違いなく少ないですが、わざわざ私を見つけてくれた人がいるんだなと嬉しくなりました。壁打ち覚悟で運用していただけに、好きなジャンルで見知らぬ誰かと繋がれた感動はひとしおでした。
そんな感動を胸に、何を思ったのか勢いのまま同人誌即売会に申し込みしました。酒を飲んで上がったテンションのまま申し込みを行いました。イベントまで1カ月少ししかないというのに、未経験のくせに何してんだよと今でも思います。気に入らないことは多数ありましたが、なんとか本を発行し(表紙のサイズを間違え、印刷所様には多大な迷惑をおかけしました・・・本当にごめんなさい)なんとかサークル参加ができました。そして念願の「設営完了」ツイートができたのです!少数とはいえ、発行した本も完売!初めての割にはよくやったよ!と友人からも褒められ、やっほいと舞い上がっておりました。
ここで終われば、夢が叶って良かったね!で済む話ですが、何を思ったのかまさかの2回目のサークル参加を行いました。初めてのCPオンリーで、お祭りのようなムードがあったのです。はい。察してくださる方もいらっしゃるとは思うのですが、完全に勢いで申し込みを行いました。そして前回の反省を活かし、余裕のある入稿を行おうと思いましたが、結果ギリギリの入稿。表紙はフリー素材をお借りし、他の同人誌と比べると随分と味気のない仕上がりに・・・それでも前回より中身のボリュームが増え、全体的に良くなっていたので成長を感じました。最初が酷すぎただけかもしれないですが。
それでも本は本なので、サークルで頒布できます。イベント前に支部でサンプルを上げ、ツイッターでも参加する旨を告知しました。ここで、まさかのコメントが。「通販はしないのですか?」と問い合わせをされたのです。
問い合わせをされたときは、チベットスナギツネのような何とも言えない顔になりました。だって「通販」。神々が慈悲でしてくれるというあの「通販」!あれを私が!?オプションわからんで加工してないし、センス0のタイトルロゴをフリー素材(使用した写真は大変美しいものです!念のため)に張り付けた同人誌だぞ!!そんなまさかと、3時間位悩み、幻か何かかと思い再起動をして確認を行いました。
色々悩み、グーグル先生に「通販 やり方」で検索したりで、思ったより通販するのが簡単そうなことと、本当に通販してほしい人がいるんだな~嬉しいな~と思ったこともあり、イベント後に通販を行うことにしました。
色々手間取りながら、通販開始。予想以上に注文され、ここでもやっぱり舞い上がりました。実際に手に取ってくれる人がいるというのはこんなに嬉しいものなのですね。創作活動するまで知らなかったです。
休日に注文された冊子を梱包し、ファミリーマートさんで郵送をお願いしました。店員のお兄さんに「もしかしてサークルさんですか?」と聞かれ、なぜバレた!?こんな田舎で私以外にもサークルさんが!?とドキドキしながら郵送手続き完了。結構な量を一気に持ち込んでしまったため、レジをそれなりの時間占領することになり罪悪感をひしひしと感じました。かつてコンビニ店員だった私が大敵としていた郵送手続きを笑顔と共に素早く対応してくたお兄さんの心はとんでもなく広いと確信しました。お兄さんは良い人でも罪悪感は消えないので、そのコンビニで100円のチョコレートを買い、店員のお兄さんにプレゼントしました。半ば押し付けたといっても過言ではなかったですが、「気持ちなので!!!!」でごり押ししました。最終的には「ありがとうございます」と受け取ってくれたのでよしとします。
そうして出た、コンビニの帰り道にふと今までのサークル活動(いって半年程の浅いものです)について振り返ったのです。
私は一度サークルさんになってみたいと思いました。同人活動(創作活動)している方は楽しそうで、羨ましく感じる気持ちが間違いなくありました。ですが、いざ創作活動を始めてみると楽しいものばかりではなく、いつだって劣等感が付きまとうものでした。どうしても「上手な人」と比べてしまい、できないことばかりが目についてしまうのです。それでも少しでも上手になりたいと必死で足掻いて、多くの時間や金銭を捧げ、今こうしてコンビニから出ているのです。
ジャンルの人気やキャラの人気は当然ありますが、それでもなお私が作り上げた妄想話を面白かったですと言ってくださるのは、作り手側をやらない限り一生経験することではなかった奇跡みたいな出来事です。
それだけではなく、作り手側に回ることで、他サークル様のジャンルにかける熱量や愛をより深く感じることができました。見る専だったときよりも、そのジャンルやキャラがより好きになりました。
こう思うと勢いとはいえ「サークルやりたい」と言い出し、行動した過去の自分を褒めてやりたい気分です。
きっと私はこれからも、劣等感と戦いながら楽しく二次創作をしていくでしょう。ジャンルを通して誰かと繋がれる喜びを知った今、もう創作する前の自分には戻ることはできないのです。
毎日繰り返して何の快感があるんだろうな 反応が貰えるからか?
セックス以上の快感だぞ