はてなキーワード: 力の空白とは
そもそも力の空白がむしろ戦争を引き起こす脆弱性になる国際社会の現実の前に、日本一国丸腰論は成り立たない。
したがって先行して憲法改正をすべきと考えていた。
いわゆる市民連合は日本一国丸腰安全保障論、つまり日本さえ軍事力を持たなければ世界は平和という明らかに異常な安全保障観の方々だろう。
ぼくはいわゆる市民連合の皆さまとは相容れない考え方ということになる。
しかし、ぼくの立場からみても、15年安保法の憲法違反問題がなくなったわけではない。
当時の政府も、賛成した議員も、学者・有識者も誰一人合憲性の論証ができなかった。
それを採決で押し切って、法律らしきものだけは存在している状態に過ぎない。
自民党はどうやら憲法改正を実現してしまえば、15年安保法の違憲問題も吹っ飛ばせると考えているらしい。
しかし、新しく改正された憲法の下では、憲法違反という議論は成り立たなくなった」、と。
これを認めてしまったら、憲法などというものが存在する意義がなくなってしまう。
あとからつじつま合わせすれば問題がないというなら、つじつま合わせに失敗した時だけ違法(違憲)という話になってしまう。
これはつじつま合わせできる力を持つ権力者にとって魅力的だ。
為政者はフリーハンドを求めてルール破りとつじつま合わせに挑戦し始める。
権力者がルールを守らない国で、国民だけなぜ唯々諾々とルールに従うのか。
従いたくないルールを破って、つじつま合わせにチャレンジする者が後を絶たない。
私見では、15年安保法に賛成した勢力を議会から追放した上で、法律に合わせて憲法を改正するしかないと考える。
ここで護憲論が勝ち憲法改正が挫折したなら、現行憲法の範囲で安全保障体制を構築するしかない。
憲法改正が実現したなら、改めて15年安保法と同様の法律を作る。
なんとなれば、15年安保法より踏み込んだ活動を行う法制も可能だ。
日本の制度を加味して、米軍やQUADの枠組みも運用が始まっている。
一方、無条件に15年安保法を合憲にするために憲法改正をすることは上記2の問題がある。
そこで、憲法を遵守しない者に制裁を加えて再発防止を明確にする。
その上で、法律に合わせた憲法改正を行うしかないのではないか。
いずれにせよ、安保法の後始末問題は、安倍内閣の横紙破りで新たに作り出された難題である。
非自民勢力がこの政治コストを一身に背負わされるいわれはないはずだ。
かつての普天間移設問題同様、日本国内の議論だけで一方的に進められる話でもない。
政権交代したとして、政権運営する中で、国民との対話、関係諸国との対話の中で着地点を模索していくしかないと思われる。
みたいな野党イズムを発揮しないことが求められる。
中国みたいに強力な中央集権国家の権力が行使できればダイナミックなリソースの再配分が可能だろうが、日本の現状は省あって国なし、局あって省なし
小泉にしても安倍にしても一部分を中央集権的に改革するのに数年かかってしまった
ケインズだとかマルクスだとかピケティだとか言ったところで、当事者が縄張り争いをやめるわけじゃない
毛沢東だってレーニンだって政権を握ってからやったことは既存地主層を皆殺しすることによって権力・金力の空白を作り出して共産党が独り占めしたんだよ
日本の明治維新だって西郷が敗死してようやく御一新をみんなが受け入れた
理系研究者もケツ持ちを選ばなきゃリソース配分で貧乏くじをひくのは当たり前なんだ(その分を政治力に長けた文系連中が持っていく)
しかし、二代目のときに増田島平野部をむかし支配していた家にあやかって名字を増田に変えた。
そんな後増田家の城に増田家(八)の忍者が潜入工作をしていた。
土で出来ていても、石垣に囲まれた増田家(七)の城より手強い防壁かもしれなかった。
しかし、忍びは余計なことを考えない。ただ任務を果たすのみである。
「キィヤァーーッ!!」
「ぐぁばッ!!?」
奇妙な叫び声と一緒に、七枚の黄色い星形手裏剣が飛来しアナグマの毛皮に突き立った。
「ウェーイ?」
仲間の悲劇に残る二人のセルクマは武器を身構えた。一度に七枚もの手裏剣を投げつけるとは派手な敵忍者だ。
『ウェーイ?』
警戒の声をあげたセルクマに向かって、その言葉が書き込まれた黄色い手裏剣が飛ぶ。そして、手裏剣は回避する標的を追うようにカーブして突き刺さった。
M字の面をつけた忍びが印を切る。
生き残ったセルクマは気づく。それまで城の櫓と思っていたものが、見上げるような大男の微動だにしない影であったことに。
まさに増田島の巨人である。彼は目が合っても一言も発しなかった。
「ウェーイ!!」
三十六計逃げるにしかず。命の危険を察知したセルクマは全力で身を翻した。
だが、障子堀を渡る際、その桟にしかけられたマキビシに足をとられ、堀の底に転落した。
「ウェェエエエエエイイイイイ!!」
通常は空堀になっているはずのそこには熱湯が張られていた。熱湯に落ちた忍者は真っ赤にゆであがる。
「……」
沈黙をまもる首領の前で、セルクマの悲鳴は風の間に流れて消えていった。
北での増田家(四)の圧勝を受けて、増田家同士の講和が成立したのは、しばらく後のこと。
一時的に戦力の空白地帯になった旧増田領(二)の取得を狙う後増田家は急いで講和を同盟にまで発展させた。
それは彼らとの講和に苦労した増田家(三)当主が知って激怒したくらいのスピード締結であった。
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