4点/5点満点
________
ずっと観ようと思っていたので、やっと観れて大満足!!!
まず遣り手婆も楼主も遊女にあんなにペコりまくることがあるのか?
中梅楼は相当な大見世であったから、そして女郎たちの稼ぎが良かったから?
そもそも若汐、花魁って呼ばれるのはや過ぎだとも思った
周りの女郎に見せしめにする為にも、布団でくるまれて放置されるだけなんて有り得ない
あと小花がかさねにかかって使えなくなったら、鞍替えすると言っていたけど、買い取ってくれる見世もないだろうから普通は死に部屋放置だろうにな〜
と、少し遊郭の勉強してると疑問に思う事はあるけど、女たちの心情はかなり分かった
菊川が旦那をとられた女にお金貸しちゃうところとか、思わず「良い人過ぎ…」とため息つきました
けど、実際自分があの状況になって、完全に関係を切れるかって言われたら微妙だな
それを見て娼妓としてのプライドと人間としてのプライドのあり方を見詰めなおした若汐=紫
はじめあんなにうぶな感じで来てたのが、気づいたら身請けも断って遊女としての意地を張る程の「花魁」になりあがっていた紫
その成長をもう少し見たかったな〜
これは若汐からしたらショックだと思うな〜
自分も抱かれないコンプレックス抱えてた事あるからなんとなく理解した
けど、それを生業にしてる女性からしたらふざけんなくらいのもんだろうな
とにかくなんだかんだ言っても、若様は若汐の「処女性」を神聖視してたってこと
じゃなきゃ「身も心も娼婦に成り下がった」なんてひどい言い回ししないよね
そんな現実から目をそらして離れていったくせに、いざとなったら「身請けしたい」だなんて、都合良すぎるよね〜
断る若汐の気持ちも分かる
大火事になってもなおお互いを求め合う二人
なんとなくわかるんだよな〜
もう、前後の事考えず、ただただ目の前の人を手に入れたい!みたいな
そんで若様全然空想になんかに生きてないじゃん、現実のお春抱いてんじゃん…
これ本当最悪だよな〜
ここ見て若汐の堕ちた感感じた、あまりにも欲深すぎる
三加和屋に入れあげてるって聞いた時点で自分乗り換えられてる事気づこうよ…
すがりには行かないけど、若様と吉原への思いを切って次ぎにいくなんて事出来そうも無いなー
と、やはり遊郭のイメージの一つにはなったし、セックスの認識も柔らかく(?)なったし面白かったです
にしても「春をひさぐ」なんてかっこいい言い方、得してるのは買う側だけだよな
売る側としちゃ「セックスの代償として金もらう」ってことになんの代わりもないもん
あとやっぱり自分が思ってる程セックスなんて大したもんじゃないんだよなー
男の人はある程度越えてりゃ大抵の女性とセックス出来るもんなんだよなー
おやすみなさい。