「フィードバックループ」を含む日記 RSS

はてなキーワード: フィードバックループとは

2018-12-26

anond:20181226165044

こういう輩はフィードバックループ不適正なのでして発言が見えなくなるようにして除去しないといつまでも消えんのですよ

2018-11-23

[] #65-6「短くて長い一日」

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はい、開いたよ」

「よし、行くぞドッペル」

俺は、未だ足元のおぼつかないドッペルを抱える。

「じ……自分で歩けるよ」

そう言ってドッペルは降りようとしているが、その抵抗に力はまるでかかっていない。

「今のお前がそれを判断するべきじゃない」

俺は有無を言わさず、そのまま穴に飛び込んだ。

そしてこの瞬間、得も言われぬ違和感が俺たちの体全体を覆った。

・・
・・・
・・・

その違和感は穴を通り抜けるとすぐになくなった。

だが、またも奇妙な感覚が襲ってくる。

「なんだ、この感じは」

さきほどいた別次元とはまた違った、居心地の悪さを感じる。

まるで吊り橋の上に立っているような、不安定感覚だ。

ここは本当に俺たちが元いた世界なのだろうか。

「に、兄ちゃん。もう降ろして」

ドッペルが足をジタバタさせている。

どうやら幾分か調子を取り戻したらしい。

となると、ここは元いた世界ってことか。

俺はドッペルを降ろすと、念のためガイド確認をした。

「何か変な感じだが……俺たちは戻ってこれたんだよな?」

「そうだよ。世界線、次元も同じだし、時間軸も……え!?

ガイドが明らかに想定外だって反応をしている。

やはり何らかのミスがあったらしい。

俺はガイドの持っている謎のオブジェを覗き込んだ。

タイマーらしき部分が、デタラメな数値を羅列して荒ぶっている。

「何が起きているんだ」

「ぶ、分裂しかけている……」

「何が?」

「ボクたちが今いる、この世界がだよ!」

よく分からないが、焦りようからしてマズいことが起きているってのは伝わってくる。

世界線は可能性の数だけあるんだろ? 分裂することの何がダメなんだ」

分岐しているわけじゃないからだよ。無理やり引き裂いて二つになろうとしている。その状態世界はとても不安定なんだ」

今も漂っている、この何ともいえない違和感はそのせいか

ポケットを叩くとビスケットが増えるが、実際は割れて二つになるだけってことだな。そのまま叩き続けても粉々になるだけ、と」

「う、うん。その例えは分かりにくいけど、解釈は近いよ」

どうして俺の例え話はこうも評判が悪いんだ。

「……それで、何でそんなことになったの?」

別世界へ移動するには、ボクの持っているアイテムで“穴”を開け、それを繋げる必要があるんだけど……」

「その際の設定をミスったというわけか」

SFお約束で、ワームホール説明に二つ折りした紙を使うというものがある。

今の状況は、その紙の折り方が変だったせいでちゃんと元に戻っていない、或いは戻し方が荒いせいで破けそうになっているってところだろう。

多分、そんな感じな気がする。

「跳ぶ前に確認はしたのに、なぜか時間設定だけがバグっているんだよ」

そもそも時間の設定なんて必要ないだろ。今回はパラレルワールドを行き来したんだから

「ボクたちが別世界にいた間の時を巻き戻す必要があるんだよ。そうしないと、元の世界で“ボクらが存在していなかった時間”が出来てしまう」

ガイドの言うことに「なぜなに」の疑問がどんどん湧いてくるが、このまま質問を繰り返した所でキリがなさそうだ。

今は危険な状況らしいし、さっさと本題に入ろう。

「で、分裂を止めるにはどうしたらいい?」

「座標を正確な数値に戻して、再結合すればいいんだけど……ズレてしまった原因が分からないことには失敗するだろうね」

「も、もしも、また設定を間違えたら……?」

「この世界は完全に分裂するだろうね。その状態じゃバランスを保てず、そう遠くないうちに消滅する」

まり、この世界存在している俺たちも実質的死ぬってわけか。

何が悲しくて、人生最大のピンチがこんな場面で起きなきゃならないんだ。


原因を解明できず、それから1時間ほど経ってしまった。

「この分裂現象フィードバックループ関係している……となると、やはり原因を確定させないと元に戻せないか

ガイド意味不明なことを延々と呟いている。

危険な状況ではあるんだが、その様子に可笑しさを感じてしまう。

わず緩む頬を、俺は左手で覆い隠した。

ああ、こんなタイミングで思い出したぞ。

俺がSFから距離をとるようになったのは、こういう展開についていけなかったからだ。

ガキの頃に観た映画の話だ。

主人公自分の娘に向けて、すごい遠まわしな方法科学データを送るという展開があった。

次元だのブラックホールだの意味不明場所から時計の針をモールス信号みたいに動かして、それに気づいた主人公の娘が解明するっていう……。

かいつまんで説明しているだけでも頭が痛くなってくるし、それにつけてもバカげた展開だと今でも思っている。

だが、とある学者から言わせるなら、その映画科学考証は優れているらしかった。

そのとき、「俺はもうSFに関わるべきじゃないな」と思ったんだ。

理由は上手くいえないが、自分の好きなジャンルから突き放される前に、こちから離れたかった……のかもしれない。

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2015-12-07

統計的差別の逆があるのでは

萌え絵が反感を買いやすい背景 - Togetterまとめ

http://togetter.com/li/908794

ここを読んで統計的差別という用語があるのを知り、自分なりに考えてみた。

統計的データ

統計的差別とは属性別統計データ(または経験)をもとに個人を選別することで、例えば企業の人事で、女性は勤続年数が短いというデータがあるので長期的成長の必要役職に就けないようにするとか、経験的に博士課程の人は融通が利かないことが多いので採用を見送る、など。

統計的とあるが、「オタク的外見とコミュ技能の相関」のようにちゃんとした調査データでなく経験をもとにしたものも含まれるのだろう。

調べてて思ったのは、統計は個人評価使用するには向いてないはずでは?ということ。しかし実際にはそのような使い方はよくされているわけで、これは人を評価することの難しさからきてるのではと思う。

個人を評価するのが難しい場合、その評価責任を取れないので安易なわかりやすい選択、言いわけのしやすい選択をしがちになるのでは。またコストの面から多面的で丁寧な評価でなく簡便な評価軸を使ったものが好まれるのだろう。

足切のように自覚的にやってる場合はともかく、そういうつもりでない時でも言いわけのために統計を使った属性での評価に重みを置きすぎてしまうことがあるのではと思う。

もう一つ重要なのはポジティブフィードバックループで、これはランチェスター第二法則のように、試行を繰り返すことで極端化する現象のこと。統計的差別も、繰り返されることで統計データ上の差がより大きくなっていくわけである

例えば「女子理系に向かない」という社会イメージ女子理系科目の成績低下につながり、それがまた社会イメージを強化し更なる成績低下につながる、というもの

僅かな差しかないはずのものが大きな差になったり、本来は差がないはずのもの最初に間違ったイメージをもったため実際にデータ的な差ができてしまったりするのである

> そういう相関が生じる要因についてはいろいろあって、統計的差別が行われていること自体も要因の一つかと。たまたま容姿に優れなかった人が、既に存在している統計的差別で切り捨てられ、コミュニケーション技能を伸ばす機会を摘まれる、とか。

と、まとめのツイートにあるように予言自己成就的なことが発生してしまうので、一見判断は正しかったように見えてしまい、問題があることを認識できなくなってしまうことが、"この統計的差別というやつは、差別意識などより遥かに根が深く、対抗する難易度が高い" ということなのかなと思う。

統計的差別の逆

さらに思ったのは、統計的差別の逆のパターンというものがあるのではということ。統計データ(または経験)をもって差別することの逆に、統計データをもって差別忌避することもあるのではないだろうか。

普通の人と同じように社会に混じってコミュニケーションを取ろうとしても差別されることが多いとわかってる人は、積極的コミュニケーションを取ろうとしなくなるのではないか。そしてそれがまたコミュニケーション能力育成の機会を失わせてしまうということになってしまう。

例えば「デビル効果」と言うものに関する研究がある。

https://www.mededge.jp/b/huap/14009

http://www.sciencenewsline.com/news/2015052714510039.html

器量の良くない人はイケメンと比べ、普段は差別されないが何か好ましくない行為を行った場合に、イケメンがそうした場合の倍、悪い評価を得るというもの

そういう人の犯罪イケメン犯罪に比べ印象に残りやすくなったりもしそうである

統計により社会が見た目で評価を変えるのがわかっているなら、見た目の悪い人は自発的社会との関わりを減らすことが適応戦略となる。しかし今度は積極的コミュニケーションをしないことを理由差別正当化されたりする。

社会差別が元となって発生してる状況なのに「コミュニケーションで傷つきたくないのだろう」と原因にされたり、「キモがられないように努力しろ」と改善責任押し付けられたりする。

社会コミュニケートする難易度ますます高くなってしまってコミュニケーション忌避を強化するというループにはまってしまう。

このように差別される側が統計データ(というか経験則)をもとに、ドツボにはまる選択をしてしまうことはよくあるのではないだろうか。そもそも、統計データで個人を評価するのはあまり好ましくないが、統計データ社会評価するのは正しいわけだから

表面から見ると問題行動を起こしてるのが非差別であるせいでこの問題は発覚しにくく、統計的差別以上に対応しづらいのではと思う。

 

ところでこのまとめはツイートの順序を入れ替えたり会話をつぎはぎしたりしてて、かなり恣意性の強い編集になってるように思えるのだが、どうだろうか。

フェミニズム関連ではこのような恣意的引用を用いた印象操作をちょくちょく見かけるのだが、はてブではあまり問題にならずに受け入れられてることも多いので、そーいうものなのだろうか。

2015-02-27

レセプタ

http://anond.hatelabo.jp/20141029000828

を書いてから相変わらずモヤモヤしていて、ちょっとだけ言語化の手がかりをつかんだ気がするので吐き出しておきたい。

でも、そもそも認知できない/情報を得ていないのはどうにもならない。この部分の能力を大人になってから向上させるのはほとんど無理なのではないかと思う。


なんで大人になるとできないのか。意識下の情報がある閾値を超えて認知に上がってくるのは、刺激の強さや時間。と同時に刺激のパタン重要なのではないかと。ある刺激のパタンをとらえて意識の上に押し上げるためには、そのパタン受容体が無いとダメなんじゃないかと。

なので、多くのパタンに対する受容体がある人は大量の情報認知の上に押し上げることができる。受容体が少ない人は押し上げられずに認知されないまま捨て情報になってしまう。

受容体が多く形成されるのは臨界期であろうと予想されるので、大人は新しい受容体形成しずらいのではないかと。


じゃあ受容体が多く形成されるであろう臨界期の過ごし方ってなんだ?

と考えると、それは多彩なパタンを大量に経験することであり、それができるのは楽器だったりスポーツだったりするんじゃないかと。

受容体は単純な刺激から形成されていくわけではなく、身体と環境と脳のフィードバックループから形成されていくのではないかと思う。子供音楽を聞いているだけでは特に知能指数には影響ないが、楽器を練習させると知能指数が高くなるというデータを何かで読んだ記憶がある(何だったか覚えていない。ちょっとあいまい)。


楽器スポーツは身体と環境と脳がループ状にフィードバックしており、そうした継続的な自発アクションから生じる変化に富んだ刺激の中ではじめて受容体形成されるのではないかと予想してみる。

2013-06-12

SIerに向いていない人の特徴

拝承できない人の特徴は、よくネットテレビで見かけますが、SIerに向いていない人の特徴 はあまり見かけたことがないので、10個挙げてみました。

いくつか似たようなのが含まれてますけど。

過去出会った人々(自分も含め)の中で、「SIerに向いていない」と思った人々の特徴をあげていってみました。さすがにこの特徴を全て満たしている人には会ったことないですが、近い人はいた気がします。(自分も含め)

協調性とかコミュニケーション力に起因する項が多めですね。

あくまで「SIerに向いていない」なので、納品しない受託開発などの場合にはこの限りではありません。

他にもたくさんあると思うので、これぞという特徴を思いついたらぜひ教えてください。


http://anond.hatelabo.jp/20130611130854

http://anond.hatelabo.jp/20130611231619

2010-01-07

最近英単語力がついてきた

民主党政権を取ったお陰で重い腰が上がり(笑)、英語勉強する気になって3ヶ月。

通勤時間(~1時間/日)その他一人で電車に乗っている時間をほぼ全て英語(英単語)学習に費やした。

Z会の『速読速聴英単語』の『Daily1500』を4周して今は『Core1900』をやっている。

サブジェクトについて、ほぼ完璧シャドーイングしながら意味を理解できるようになるまで繰り返し見聞きするだけ。

載ってる単語の8割くらいは元々知ってるものだったが、それでもかなり効果があった。

効果が出てるのがわかるとやる気が高まり、正のフィードバックループに入る。

最初のやる気を出させてくれたという点についてだけは民主党感謝したい(笑)

2009-05-02

増田ブーメラン

負のフィードバックループが大好きで自虐的な精神をお持ちの方で、尚且つそれで構わないと諦観している人間だけが集まればいい。そうじゃない私はもう二度と見ないと思います。

はてなってもう少しマトモな倫理観、道徳観を持った企業だと思ってたけどそうでもないのね。

http://anond.hatelabo.jp/20090502054550

増田を見ない、書かない、読まないススメ

ここ数日増田を読んでみての率直な感想です。

テキトーに書きなぐって放置します。恐らく二度とアクセスするつもりもないし

レスも読むつもりはありませんので返信はしません、あしからず

・妬み、嫉み、自分を卑下する愚痴のような内容しか書きこまれていない。

 

・そういったネガティヴな事象に共感する人間が集まる、ある種の温床になっている。

 

・そんな人間が集まって言いたいこと言って、それに対してのレスネガティヴなものばかり。

 ポジティヴな発言をしてもそこにつくトラバは大抵悲観的で、2chの書き込みよりも攻撃的で、とにかくタチが悪い。

 

・対して、「自分はこんな根暗な奴らとは違うんだ」という、これまた輪をかけて根暗で攻撃的なお馬鹿さんたちが

 凹んでる人間を叩いていい気になれる恰好の場となっている。

 

・弱音を吐いてせいせいすると思ってる人がいたら大間違いで、亡者の如く弱った人間が現れたと思ったらそれを叩く場となっている。


負のフィードバックループが大好きで自虐的な精神をお持ちの方で、尚且つそれで構わないと諦観している人間だけが集まればいい。そうじゃない私はもう二度と見ないと思います。

はてなってもう少しマトモな倫理観、道徳観を持った企業だと思ってたけどそうでもないのね。

まぁ会社経営なんて慈善事業じゃないしそんなもんですか。

 

 

もっともっとネットを限定的に使うように心がけようと思った次第。

2008-12-12

http://anond.hatelabo.jp/20081212145313

元増田です。なるほどためになった。ありがとう

要は自己増殖的なフィードバックループに入るかどうかが判断できなくて、

仮に入ってしまった場合にそれを制御する技術がまだ無いってことですね。

あとはその間の過渡的現象の問題か。

まぁ確かに、実際上は時間無限大の近似が全く使えないってのは大きいなあ。

難しいもんだなあ。

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