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2023-11-19

路線バスに乗るならせめてちょっとは準備してくれ

こないだ路線バスに乗ったら、大学生くらいの若者が降り際の運賃支払いでもたついて運転手を困らせていた。

運転手さんも若者のあまりの鈍臭さにイラついてちょっとキツい口調になってしまって、若者憮然としていた。

バスを降りた若者はすぐにスマホバス写真を撮ったりしていたので、「バス運転手対応がひどかった」とかなんとか、SNSにでも書き込むんだろう。

だかな若者よ、お前も路線バスに乗るならせめてちょっとは準備してくれ。真横で見てたけど、やってること無茶苦茶だったじゃねーか。

予備知識ゼロで乗ってきて勘で突破できるほど甘い乗り物じゃねーわ。

 

ここからはボーッと生きてる全国民に向けて言う。

路線バスの利用方法が多少複雑なのはわかる。難しいよな。

でも、そこに不安があるならPASMOとかSuicaを使ってくれ。交通系ICならチャージされてさえいればバカでも簡単に乗れる。

いま半導体不足の影響で物理PASMOSuicaは手に入らないが、モバイル版なら今からでも手に入る。

どうしても交通系ICカードを使えない理由があるなら、仕組みを理解してから路線バスを利用してくれ。簡単説明するから

 

運賃システムの違い

まず、路線バスの料金には大きく分けて2種類ある。

のふたつだ。

均一料金

どこからどこまで乗っても同じ料金。都市部に多い。

ふつうは先払い。乗る時に払って勝手に好きなところで降りる。

距離別料金

乗ったバス停と降りるバス停の組み合わせで料金が変わる。郊外地方部に多い。

ふつうは後払い。降りる時でないと乗った区間が確定しないからね。

 

大都会東京の区部とか)ならほぼほぼ均一料金だし、ど田舎ならほぼほぼ距離別だろう。

だが、都会と田舎境界部では同じバスターミナル発着でも両方のタイプが混在する。乗る前にしっかり確認しよう。

時刻表とか路線図かに料金が1種類しか書いてなかったら均一料金。「前のり先払い」と書いてあったりもする。

料金表が載ってたり路線図に料金も併せて書いてあったりしたら距離別料金。「後のり後払い」と書いてあったりもする。

同じ路線で均一のバス距離別のバスが混走していることはない。必ずどちらかのはずだ。

 

バスの乗り方(交通系ICがある場合) 

均一料金

乗る時:前ドア(運転席のほう)から乗り、ICタッチ

降りる時:何もする必要はない。後ろドア(バスの車体中ほど)から降りる。

距離別料金

乗る時:後ろドア(バスの車体中ほど)から乗り、ICタッチ(読み取り機はドアのすぐ脇にある)。

降りる時:前ドア(運転席のほう)からICタッチして降りる。

早い話、電車自動改札と同じだ。ゲートがないだけ。

バスの乗り方(現金場合) 

均一料金

乗る時:前ドア(運転席のほう)から乗り、運賃を支払う。

小銭をピッタリ持っていない時は「お釣りが出る料金機」と「両替しかしてくれない料金機」があるので注意だ。

また、ピッタリの運賃を入れる場所とお釣りがほしい時にお金を入れる場所は違うことにも注意。

釣りがほしい時にお金を入れる場所お金を入れると小銭がジャラジャラっと返ってくるが、それが「運賃差し引かれたお釣り」なのか「両替されただけの同額」なのかはバス会社によって異なる。

もちろん、料金機にはちゃんと「お釣り」もしくは「両替」と書かれているはずなので、字が読めれば間違うことはない。

降りる時:何もする必要はない。後ろドア(バスの車体中ほど)から降りる。

距離別料金

乗る時:後ろドア(バスの車体中ほど)から乗り、整理券を取る。整理券をニュッと吐き出す小箱がドアの脇にある。

例外として始発バス停やひとつ先などでは整理券が出ないことがある。これは無券といって、「整理券を持っていない=私は始発バスから乗った者です」というイマジナリー整理券を持っているのと同じとみなされる。

降りる時:前ドア(運転席のほう)で運賃を支払う。いくら支払うかは、車内の料金パネルでわかる。

整理券には番号が印字されていて、車内の料金パネルと突き合わせると自分が次のバス停で払う料金がわかる仕組みになっている。

手元の整理券に「3」と印字されていて、料金パネルの3のマスに「240」と出ていたら、君の支払う運賃は240円だ。

ピッタリ持っていなかった時のヤバさは均一料金の時と同じだ。お釣りが出るか、両替になるかはバス会社によって違う。

 

IC残高不足や現金をピッタリ持っていない時のマナー

ICチャージ必要だったり、両替してから支払うような時は対応時間がかかる。後払いの場合に、そうなることがあらかじめわかっている時は、降りる列の最後尾に並ぼう。

さっさと降りられる人たちを余分に待たせないためのマナーで、車内放送でもそう促されることが多い(降りない人たちの待ち時間までは変わらないがそれは不問とされる)。

始発駅で停車中の、発車までしばらく時間があるような時に両替を頼むのがベストだ。

そもそも路線バスでは2千円・5千円・1万円の金種は両替できないことがある。せめて千円札は用意して乗ってくれ。

追記

こんな事前準備させる交通公共機関はクソとしかいいようがないし、たった数十秒程度のロスで怒る運転手乗客も余裕がなさすぎて怖い。なにこれ。しかもこんな増田を書くとか不気味すぎる。

慣れない人の参考になればと思って現状あるがままを書けば不気味呼ばわりですわ。はぁ。

路線バスはきっぷもなく車掌もいないワンマン運行という業態である以上、仕組みを乗客理解して(ある意味運行業務に協力しつつ)利用するのが前提となる交通機関だ。

それをクソとか言うなら全国のバス会社と利用者がひれ伏すような冴えたソリューションをお前が提案してみせろよ。できるもんならな。

お前もこれに星つけてる奴らも冒頭に書いた甘ったれ学生と同じだ。一生引きこもってろ。

追記2

レアケースではあるが、神奈川県市が尾駅から桐蔭学園入口や鉄町方面にむかうバス東急小田急 (均一) と神奈中 (距離別) で料金体系がかわる。

その路線、6年ばかし使ってたわ!柿生からだけど)

あそこ神奈中距離運賃だったんだね。本数全然いから印象に残ってなかったわ。っていうか乗ったことない。

“やってること無茶苦茶だった”ココを詳しく。降り口で払うタイプなら、運転手さんに言われる通りにすればいいだろうけど何してたんだろう

学生運賃入口整理券500円玉をそのまま放り込む(車内放送で「500円玉千円札は事前に両替必要です」と言われてる)。

乗務員、「500円はそこじゃなくて先に両替なんですよ…」と言いつつ500円を両替し、そこから運賃差し引いてお釣りを渡す。

学生、受け取ったお釣りの中から自分運賃運賃入口に入れようとする。

乗務員、「あーっ!入れないでください!もういただいてます!」

学生、状況を理解できず立ち尽くす。

乗務員、「もう大丈夫ですよ」

学生、まだ理解できない。

乗務員、「このまま降りていいですよ」

俺、「(早くしてくれ…)」

追記3

本文でも書いたしコメントでも多く指摘されている通り、路線バスの乗りにくさは交通系ICカードの登場でほぼ解消されていて、残る課題現金払いだけと感じている。

でも現金払いは到底なくせるものではないし、運賃機の仕組みも、全体最適として見ると今の方式(ピッタリの投入口釣り銭・両替の投入口を分ける)がいちばん乗降フロー効率が良い気がする。つまり現状から改善余地ほとんど残されておらず、できることがあるとすれば(コメントでも多く提案のある)乗降フローの全国標準化くらいだろうと思う。

そんな中、

駅前バスターミナルなんかではチケット自販機置けば楽で良い。どうせ同じ経路で帰ってくるので往復分買えば良いし。

これ、とてもいい案だなと思った(スターをたくさんつけてあげてほしい)。

要は回数券を1枚ずつ買えるみたいな。運賃はわかっているけれどその小銭をぴったり持っていない、でもバスの中で両替するのは抵抗がある、そういうニーズドンピシャマッチしている。そういうニーズがどのくらいあるかわからないけれど、そうは多くないだろうからターミナルにこういう券売機が1台あればいいよね。

もちろん運賃いくらかわからないまま乗り込んでしまうケースもあるだろう。そういう時には、200円券・100円券・50円券・10円券を複数枚ずつ綴ったマルチ回数券なんてのも、旅先で1冊持ってたら安心かもしれない。これもニーズがどのくらいあるかはわからないけれど。

 
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