いや、おれも知らん。
文化資本(英語: cultural capital、フランス語: le capital culturel)とは、社会学における学術用語(概念)の一つであり、金銭によるもの以外の、学歴や文化的素養といった個人的資産を指す。フランスの社会学者ピエール・ブルデューによって提唱されて以来、現在に至るまで幅広い支持を受けている。社会階層間の流動性を高める上では、単なる経済支援よりも重視しなければならない場合もある。
wikipedia(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%87%E5%8C%96%E8%B3%87%E6%9C%AC)
フランスの社会学者ピエール・ブルデュー,P.(Pierre Bourdieu, P.)とジャン=クロード・パスロン,J-C.(Jean-Claude Passeron, J-C.)が考案した概念で,人間の知識技能を資本として捉えたゲーリー・ベッカー,G.S.(Gary S. Becker, G.S.)の人的資本概念を文化領域に拡張し,貨幣や財の経済的側面のみならず,教育や文化の面において財が相続・生産・蓄積・投資される過程を説明する。文化資本は言葉遣いや立居振る舞いなどの身体化された様態,書物・絵画などの文化財所有による客体化された様態,学歴・資格によって制度化された様態からなり,それらを教育や就職など,経済的には「市場」となりうる「場=界(champ)」に投資することで,再生産戦略を可能にする物質的・象徴的な利益を引き出す。それは幼少期の家庭から相続継承され,学校教育を通じて中立的な能力証明へと変換され,社会的な地位や権力の再生産に結びつく。この概念によって,一見利害関係なく実践される文化慣習行動を,貨幣経済より広範な「象徴交換の経済」に取り込んで分析することが目指される。
コトバンク(https://kotobank.jp/word/%E6%96%87%E5%8C%96%E8%B3%87%E6%9C%AC-377212)
小難しいがようするに、
という前提があって、
・金だけでなく、文化的素養や学歴、スキルなどの見えない資産も子に受け継いでいるんだ!
ということなんだな。
で、その受け継ぐ過程で使われる個人的資産(=投資のもとになるもの=資本)を文化資本というらしい。
てことは、美術館それ自体は文化資本ではないやんけ!(個人資産じゃないから)
おいおい、「文化資本」という言葉もまた、はてなーたちの反知性主義によって意味が捻じ曲げられているじゃないか。
「なんか語感がかっこいいから、意味はよくわからんけど使ってみました」じゃねーんだよ。
美術館そのものではなく、「親が美術館によく行く習慣がある」とか、そういう「家のなか」の話なんだよ、文化資本てのは。
しかも資産や社会的地位の再生産に結びついていることが前提なのであって
庶民が「お、、おれはモネの展覧会とかよく行くし?」とか「いやー、声優の舞台挨拶が家から近くていいっすわ!」とかホクホクしてるのは文化資本じゃないんだよ。単なるエンタメ消費だそれは。アホか。
「親父が社長やってたんで、起業は自分にとって自然な選択肢でしたね」ってやつだよ。
あれこそ文化資本だよな。
・・・と、こうやって知らない言葉の意味の確認すら行わない、知的誠実さ皆無のお前らが親からたいした文化資本を受け継いでいないのは明白。
地方民は「美術館いってまーす☆文化資本文化資本☆」とかなんとか自慢してるスノッブどもを見下していいぞ。
・適当に調べたり考えたりしてみる感じ、居住地域に美術館だとかいい学校があるだとかは社会資本の話な気がするわ
・文化資本て、「親の語彙の豊富さ」とか「親同士の会話の知的水準の高さ」とか「親が教育資格を保有していて、知的水準の高いフィードバックが日常的に得られる」とか、「社会的地位の高いオトナとの会話機会の豊富さ」とか、そういうものなんじゃねーかな
・「文化資本の定義を都市や地域に援用」とか言ってるやつ、文化資本て社会階層の再生産を説明するロジックで生まれた言葉らしいから、「都民=殿上人、地方民=下層民!」的な東京の選民思想を前提に生きてるってことになると思うんだが、大丈夫そ?
・つーか、東京のなかでも当然ながら格差や階層があるわけで、そのなかでざっくり「もとの定義は家の話だけどぉ、都市に援用すればぁ」っつってるやつは、東京の内側で生まれている格差にはどう説明をつけるんだ?東京にいるだけで文化資本の恩恵を享受できるなら、東京の内側の社会格差はその他の地域と比べて小さくないといけないはずだろう。まずはそれを示してくれ
・いい学校とか文化施設へのアクセスを高めるために東京に住む、はたしかに「その判断能力があったり意思決定をする家庭である」という意味で文化資本があるといえそう。ただ、その意思決定の内実が本当にそうなのか?というのは問いたいところではあるな。なんとなく東京で就職したとか、職場が東京だからそのまま住んでますとか、そっちが主要因なやつも多いんじゃないの?
・いくつかブコメ読んで、格差を批判する文脈でなら都市間に援用してもいい気がしてきたが・・・仮に「都市の文化資本」という概念が成り立つ場合、以下が疑問。詳しい人おしえて
1.文化資本の枠組みだけで考えると、いい学校、いい美術館などは「客体化された形態の文化資本」に分類されるはずだが、そもそもこれらは社会資本ではないか?どう整理するのか?「ハビトゥスを形成しやすい環境が東京の文化資本」と言ってるやつもいるが、わざわざ"援用"せずとも「東京は社会資本が充実してますなー」で済むんじゃないか?
2.もとの定義に照らすかぎり、文化資本=経済的な格差・階層の再生産に結びつくものなので、「他地域よりも東京を経済的・社会的に特権的地位たらしめている、東京に特異的な文化慣習行動」が「東京の文化資本」ということになる。それってなに?そんなんある?
3.ここまで考えて、いわゆる「ユダヤの商法(ほんとにあるのかしらんが)」はユダヤ人の文化資本といえそう、つまり都市という地理的な要素よりは特定の価値観を共有する集団内においてなら、文化資本という概念は家を超えて援用できそうと思ったんだけど、どうなん?
ちゃんと言葉の意味を調べて正しく使える人、それを指摘されて自分が間違ってたと誤りを認められる人ってかなり希少だよな。
暴力装置やアダルトチルドレンみたいに、言葉のイメージだけで勝手に意味を解釈しちゃったケースか
そんなこと言ったら地元で引き継げる(経済的、文化的)資産を捨て、地主に金を召し上げられて経済的に困窮して資産形成する余裕がなく、余裕がないから文化資本を引き継がせる子...
辛辣過ぎて草
その定義を援用して「東京の」 「地方の」と表現して比較した時の話が今回のことであって、 そしたら個人の資産って枠組みじゃなく、「都市が受け継いできた」文化資本 文化の資...
どの専門家の本にそういう用法が載ってたの?
The 「文化資本の街東京の、その空気を吸うだけで僕は文化的になれると思っていたのかなぁ… 」君な感じがして良い
ほら書いた通り茶化したいだけのバカが寄ってきた
茶化されても仕方ない人だからよってくるんじゃない?笑
絡まれるのが嫌なら最後の3行みたいな煽り入れるの止めなよ
追記したけど地域の美術館は「社会資本」に分類されるはず。 都市に堆積した文化、という意味なら「地域文化」「都市文化」とか、それこそあんたが使った「文化資産」て言葉を使え...
増田常駐者は低能、ということでよろしいか
増田に常駐するようなやつはそりゃそうだろ
そうだよ、増田常駐者は無能 ソースは僕 強烈な証拠でしょう?
ばかでごめんね
素直じゃなくて
だから俺は文化資本=太い実家とコネのことでしょ、って散々言ってきたのだ
こういう認識自体が東京(もとい日本)の限界を示してるよね
わざわざ「資本」という言葉を使ってるのは文化を剰余価値を生み自己増殖する運動体としてとらえるからで どっちかというと「卒業して地元のパイセンの工務店に入って働いて独立し...
その内と外を分けるラインが家である必然性はなさそう とすると問題は地方と都市に線が引かれていること、社会が分断されていることのような気がする
なぜわざわざ「資本」って言葉が使われてるかといえば文化教養のような形のない物も貨幣や財のような富と同じく 社会的地位や経済的利益を生む元手となることに注目してるからで「...
偉いぞ。花丸をやろう
日本の美術館って無料なところが少なく、無料じゃないのにわざわざいくような層は限られているし、美術館にいく習慣みたいのは相続されていくものでもあるとおもう
それが社会的地位や権力の再生産に繋がってるの?
資本は多ければ多いほど再生産の規模も大きくなるけど、美術館に倍行っても再生産される文化はほぼ変わらないので、量を語ってどうこうするものじゃなさそうな気がする。
格差の存在する構造の中にまた格差が存在するのってそんなに変な話かな? 例えば家庭を単位とする文化資本における格差を考えるとき 家庭の中でも文化資本の享受について格差が生じ...
それは社会学(の中の特定分野での)用語の定義でしかないよ。 経済学で言う「合理的」だとか「効率的」とかと同じで、その分野内における特定の意味が与えられたものであって一...
でも社会学以外には存在しない単語なのでただの誤用ですよね
ガイジやん
上京してきた地方民からすると足立区あたりに実家のある庶民的な家庭出身の友人にも美術館に日常的に行く習慣があったりするのを見かけので、やっぱり立地のおかげで文化資本にあ...
この話、自分はその友人がそういう美術鑑賞の趣味に関する話を取引先として気に入られたみたいな話を受けてそれを文化資本的だと思ってたんだけど、地方コミュニティにおいてはパ...
上京してきた地方民からすると足立区あたりに実家のある庶民的な家庭出身の友人にも美術館に日常的に行く習慣があったりするのを見かけので、やっぱり立地のおかげで文化資本にあ...
ある程度以上の社会階層になったらほぼやってるよね 政治家とか大企業の社長さんとか交流するといったら会食かゴルフ ホリエモンとか上岡龍太郎とか若い頃は斜に構えてバカにしてた...
ワイは二階堂地獄ゴルフを毎週読んでるやで。
地方農村の高卒の両親の家庭に生まれて 東京のそこそこいい企業に入って23区内のそこそこいい場所に住んでいるが 周囲の人々の人種が全然違うので、 「周囲に合わせて行動した結果、...
農村生まれほどではないけど似たような感じの経歴なのでよくわかる。 まわりの奴らと育ちが違いすぎるんだよなあ。
文化資本の代表格といえば、サバの文化干しだよな
シホンケーキでティータイム🫖ですわ
てことは、美術館それ自体は文化資本ではないやんけ!(個人資産じゃないから) 社会的な文化資本だし、増田で論じられるのも大方は社会的な資本についてだよ
社会的な文化資本って何?
・「文化資本の定義を都市や地域に援用」とか言ってるやつ、文化資本て社会階層の再生産を説明するロジックで生まれた言葉らしいから、「都民=殿上人、地方民=下層民!」的な東...
意味はこれこれですって言ったところで、何にも解決しないんだよなー 岩手で東京と同じ文化を享受できるのかというとそれはない
でもはてなーは東京にいても美術館に行かないんだからどこに住んでようと一緒じゃん
文化資本の話で美術館を出してくるのって田舎もんだと思うよ
turanukimaru いや美術館が無ければ美術館に行く文化も作れないので「文化を享受できる環境・子に文化を享受させる親の文化」は文化資本なんだが。みんな美術館(物理的な資本)の話...
「東京は社会資本が充実してますなー」で済むんじゃないか? 社会資本には病院や鉄道などのインフラも含まれるので、いわゆる文化的活動に限った言葉としては不適切である
社会学の用語だったんだ。 社会学者に「文化資本は抑圧の要因だからぶちこわせ」と叫んでいるひとが多いのはなぜなんだぜ。
https://anond.hatelabo.jp/20240531060924 ブルデューの『ディスタンクシオン』が4年ほど前にEテレの100分de名著で解説されてたのを足がかりに理解してた ハコモノ(美術館とかの)へのアクセス難...
都民の田舎をバカにしたい気持ちが強すぎた
⊂二( ^ω^)二⊃ブーン [貸本]
・そうはいっても政治家の職業世襲が文化資本だったら人的流動性がないので、フランスの論文が日本にも当てはまるかというと疑問 ・むしろ文化維持に関わる集団が文化資本なのでは...
日本の文化構造は、戦前の華族制度や検閲制度をズルズルひきずってるのに、漢文訓読体という文化資本だけは消えてしまった 法律文書ぽくてカッコよかったのになぁ
「親ガチャ」の類を呪詛(つまりは、生まれ持った資本に格差があることを憎悪する発想)しながら東京に住むことを地方に住むことよりも上等だと思ってる、倒錯した手合いは割とい...
「育ち」やんけ
文系が言葉の定義について厳密に考えてる訳ないだろ
ブルデューが説明する文化資本を引用するのであれば、社会資本の定義もブルデューから引用するべきで、美術館などは社会資本には含まれないのでは? 美術館を社会資本に含めるのは...
元増田→ anond:20240531060924 ディスタンクシオンってなにさ ディスタンクシオンは文化資本元増田の源流にあるブルデューの著作。ディスタンクシオンを直訳すると「区別」になるらしい...
そもそも都市や地域に対して使う言葉ではないanond:20240531060924 言ってしまえばただの日本スゴイ俺スゴイanond:20240531141024 それは文化じゃなくて消費anond:20240708145343のトラバ あと一つは...
とうとう「三大」すら書かなくなったのか。