はてなキーワード: 鴨川とは
俺は京都市北山通在住の大学生。最近、ずっと家にこもってる生活ばかりしてたのだが、集中力が大きく落ち、そわそわするような感じがした。原因は運動不足かも知れない。ずっとほとんど体を動かしてこなかったからだ。そこで北山通から京都御所の方まで歩いて行くことにした。鴨川沿いをひたすら下った。周りには散歩してる人、少年のサッカーチーム、楽しそうに遊ぶ親子連れなど大勢の人が居た。川の方をみれば、サギ、カモ、カモメと多種多様な鳥たちがいた。途中でウが何度も川に潜って、浮かんでくる度に魚を咥えてたので大したものだなと感心した。他にもスズメを狙う三毛猫がいた。大勢のスズメが土手に群れなしていて、それを猫が虎視眈々と狙っていた。姿勢を低くし、じっとスズメたちをにらみつける。できる限り低姿勢で大股に歩み寄る様子は以前に自然番組で見たチーターかヒョウの狩りの様子を彷彿とさせた。ある程度近づいたところで一転、全力で突撃したのだが、鳥たちは一斉に飛び立ち、猫は一羽も捕まえられなかった。それを見て笑うと猫はさっさと走って行ったのだが、その様子が笑われたのを恥ずかしがっているように見えた。こうしてひたすら川を下り、丸太町の橋で川から離れ、御所へ向かおうかと思ったが、やっぱり面倒くさくなったので引き返すことにした。
今度は対岸沿いを歩いて帰ることにした。途中、鴨川デルタに差し掛かった。そうだついでに下鴨神社に参ろうと思った。立派な赤い鳥居を潜り、林の中をひたすら進む。途中、河合神社という小さな神社に寄った。下鴨には参ったことがあるのだが、河合神社は初めてだ。そこにも参ってみよう。すると面白い形をした絵馬がいくつも並んでいた。鏡みたいな形の絵馬だ。どうやらこれは美容を祝う神社らしい。ぼっちの俺には関係ないやと思いながらも5円納めた。河合神社を離れ、下鴨へと向かう。朱塗りの立派な建物だ。中には複数の神殿があり、自分の干支の神様を選んでお参りするらしい。卯の神様を選んだのだが、隣で白い服を着た男が賽銭箱を開けて、中を漁っていた。別に神社の金儲けを否定するつもりなんて無いが、こういうことは参拝客がいないときにやってほしいものだ。神社にはイメージが大切だ。すぐ横で金銭主義を見せつけられては興ざめも甚だしい。次に水みくじというのをやってきた。神のくじを境内の川の水に浸すと文字が浮かび上がってくる。読みにくい字で苦労した。内容は以下の通り
・体調 少しずつ体を鍛えよ
・旅行 用心せよ
・学業 続ければ実力がつく
・願い事 いずれ叶う
体調に関しては納得だ。ずっと引きこもりの運動不足の生活だったんだから。恋愛はまじで意味が分からない。俺はずっとぼっち。年齢=彼女いない歴で絶望的にコミュ症だから、これからも出来ないだろう。なのに今の愛情を信じろってどういうことだ?好きなアニメのキャラを一途に愛し続けろとでも言うのか?次に旅行。インドアの俺に無関係だ。学業はどうだろう。ずっと勉強もできないアホで、大学では学業を頑張ろうと誓うも、志が折れ、周囲への劣等感で病んでずっとやる気が出なかった。眉唾物だが、それでも少し勇気がもらえた。願い事。本当に叶うのだろうか。俺の夢は死一流の動物生態学者になることだ。正直俺みたいなやつに研究者になる資格なんて無いだろう。現状に反しておみくじの答えはポジティブだ。馬鹿馬鹿しかったがちょっとだけ元気になった。来た道を引き返し、帰宅することにした。
途中の公園を見ると、ベンチに見慣れた顔が二人並んでいた。同じ部活のカップルだ。それを見て泣きそうになりながら帰った。俺は今までカップルを見ても、そこまでショックを受けることはなかったのだが、なぜか今回は応えた。こんな俺に産んだ親を呪った。やっぱり人生は椅子取りゲームなんだな。
https://anond.hatelabo.jp/20140426234812 の続き
朝の海には一度も訪れたことがない。だけどボクの脳裏には、焼き付いて離れないほどの郷愁が映る。
太陽はまだ水平線の向こうで眠っている。空は色づいていて、夜の帳を押し広げてゆく。
静寂の海岸は波音以外の音が消えている。波音を時折かき消すかのように背後の国道を車が通り過ぎ、やがて再び潮騒に紛れていった。ああ、鳥の鳴き声も目を瞑ると聞こえるし、今しがた羽音を鳴らし始めた蝉の声もかすかに響く。
水平線は霞がかっていて息は白い。空は橙から紫へと移り変わってゆく。
夏の初めを思わせる雲は、入道雲には程遠い。それは扁平で、紫立ちたる雲の細くたなびきたる――そんな一文を片隅に思い浮かべるほどには劇的じゃない。
海岸は冷たい空気にかき消されたかのように人を拒んでいる。だからきっと人は少ない。遠く小さく見える恋人たちは、この場所に招かれたみたいだ。現地のおじいさんは犬に導かれて駆け足になる。もし鴨川がとても大きいのなら、こんな風になるだろうか?
ボクは堤防の先にたどり着いた。太陽が目の前に迫ってくる。うん、いよいよ日の出が見える。そう思ったのだけれども、雲の流れがこちらに挨拶する陽の光を細く遮り、やがて太陽は見えなくなってしまった。ボクは仕方なく堤防の下を覗き込むと、退屈まぎれに小石を蹴って魚群を驚かせてみた。
魚が人懐こい顔を覗かせる頃、ボクの顔は真っ白になる。目を細めて、手のひらをかざして。
太陽と空の境目にある虹色は青い銀河のように左右両手いっぱいに広がっている。そんな風に思えた。
朝の海に行って何をすると思う?
最高ですかー。
壱弐参ダーッ!
なんにょ?
太陽はまだ水平線の向こうにあるんだけど空は色づいていて、周りも薄暗いなりに問題なく見えるくらいの明るさ
波音以外の音はあまりなくて、でもときどき後ろの国道を車が通っていく音がするし、鳥の鳴き声も意識すると聞こえる 環境音と化してるから気づいてないけど虫も鳴いてるな けっこう音あるやんけ!
水平線は霞みがかっているようであまりハッキリしない 空は何色とも言い難いが、強いて言うなら橙と紫のグラデーションか
雲もまあまあ出ている のっぺりしてるんで紫立ちたる雲の細くたなびきたる…ってほどいい感じでもないが、趣がないわけではない
人はほとんどいない 遠くにカップル然とした2人組が歩いてたり、現地民っぽい犬の散歩をする爺さんが通っていったりする 全体的にお互いにかなりの距離をとっていて、鴨川がバカでかい場合の等間隔はこんな感じなのかもしれないとなんとなく思う
堤防の先に行ったりしてるうちにだんだん太陽が昇ってきて、いよいよ日の出が見える! と思いきや肝心のタイミングで雲がかかってよくわからない 雲の流れは遅いし、けっこうデカい塊がかかってしまったから待つしかない ボンヤリする
雲が晴れるころには太陽はわりと顔を出している 眩しい 太陽の周りというか、空の水平線に沿った部分は黄色くて、もうちょっと上の辺に行くとわりと青空と言ってもいい感じの色になってくる
朝の海に行って何をするか?