はてなキーワード: 亀社長とは
「ヤング 島耕作」「係長 島耕作」「社長 島耕作」「怪鳥 島耕作」
そのころ、コロナウイルスが流行ってきたので、Wikipediaで中国関係の記事を目にすることが増えたが、たまたま前主席の「胡錦涛氏」の記事が目についた。
https://ja.wikipedia.org/wiki/胡錦濤
ここにおいて、はからずも「島耕作」と「胡錦涛」の共通点を見出すこととなった。
そして「誰でも100%出世する方法」を見つけたので報告したい。
現在はテクノロジー系の小規模事業主で、組織における出世とは無縁である。
とにかく二人は「好印象を持たれる」ことが多い。
島耕作:
・女性と同僚、そして部下に好かれることが多い。
・上司が不正をした場合は反発することもあるが、基本的に正義感が強く、言動が首尾一貫しているため、最終的には認められるパターんが多い。
・本人は「運がよかっただけさ」というが、明らかに他人に好かれる能力を持っている。
胡錦涛:
・このころの胡錦濤は、上司たちとの人間関係も会社での評判も良好であり、このままでいけば将来の昇進が期待されていた。
・かつてインフラ整備の建設工事を宋平が視察した際にその案内役を務めたのが胡錦濤であり、宋平は胡錦濤に対して好印象を抱いたという。
・鄧楠は胡錦濤に良い印象を持ち、そのことを父・鄧小平に報告している。
当たり前だが、仕事・勤務態度がまじめであることは出世において必須である。
ただし、普通の真面目ではだめで、「上司が感心するくらい真面目」なのがいい。
島耕作:
・庭課長、今野係長というねちっこいキャラによって、不当な残業させられたり、正月出勤させられる。
・ただし島耕作は仕事を愛しているので、それすら受け入れる。家族は犠牲になったようだ。(バツ1)
・専務時代から、万亀社長(のちに会長)と二人三脚で初芝の経営を行う。万亀の不倫問題なども、私物マンションを引き継ぐなどして従順に対応した。
胡錦涛:
・張延青は胡錦濤を半年間観察したのち、勤務態度がまじめで、上司に忠実で、同僚の評判もよい胡錦濤を、主任の単国棟に推薦し、
さわやかというのは非常に概念的であるが、けっきょく印象とはそうしたものだろう。
島耕作:
・係長時代から、数十個のバレンタインチョコをもらっている。それには一度出張しただけの地方営業所の女子社員もふくまれる。
・ワイロや私服を肥やすことにまったく興味がない。このことが見た目や行動の清廉さに寄与しているのではないか。
胡錦涛:
・胡錦濤は次長に昇進したのちも以前と変わらず仕事に精を出し、勤務時間を守り、同僚に愛想がよく、さわやかではきはきとした仕事ぶりで、中間管理職となったことを鼻にかけるような態度は少しも見せなかった
従業員もバカではないので、上司の考えていることは手に取るようにわかっている。
たとえば、経営者が高級なスポーツカーを買ったりして見せびらかすのは愚の骨頂である。
島耕作:
・「俺にはこだわりがない」と本人も言っている通り、彼は自分の欲望のために何かをすることがない。基本的に他人が喜ぶことを無意識に継続しているだけである。それで従業員数十万人の会長に上り詰めた。
・子供時代から、貧乏な友人に片方のクツを貸してあげたりするエピソードがある。
胡錦涛:
・級長に選ばれた3年生のときには、「政治的自覚が強く、クラスメートをよくまとめ、各種の学習および学外活動を自主的におこなった。まじめに学習し、率直な性格のもち主で、責任感が強く、何事も積極的かつ公平に進めるタイプである」と書かれている
・胡は、党総書記兼国家主席として最高権力者の地位にあった江沢民の後継者と見做されていたが、胡は自身でなく江沢民が注目されるように注意を払っていた。
「彼は仕事だけはできるが、人間性がない」「何を考えているかよくわからない」
こうした人は要注意である。事務能力があっても出世しないタイプだ。
もし出世したいのなら、仕事以外のプラスアルファで、なんらかの人間的魅力を見せるべきである。
島耕作:
・めっぽう酒につよく、銀座のクラブではママに「酔っても周りをしっかり見れている」と褒められている。
・基本的に酒の誘いを断らない。酒の場では、それなりにふざけたり自分を崩すことができる。
・ゴルフはアンダー40(だっけ?)で、かなり上手い。
胡錦涛:
・同級生の回想によると、胡は歌とダンスが上手で、キャンパスで注目される存在であったという。
・学生たちの唯一の楽しみとして、週末のダンスパーティーへの参加があり、踊れる者もそうでない者も、土曜日の夜になると学生クラブに集まった。ダンスに秀でていた胡錦濤は常にパーティーの主役であり、女子学生たちからは王子様のように見られていた。
一貫しているものは「仕事への情熱」「真摯さ」「無私公平さ」のようである。
とくに胡錦涛氏は「これといって目立つ特徴がないのが胡錦濤の最大の特徴」との評価があるが、まったく島耕作もそうである。
といっても、中身がからっぽであるという意味ではない。本人には強い意志と理念があり、それは自分の「個人的欲求」と直結していないだけである。
つまり、自分の意志が企業(における他者)の意志と一致しているということである。
これは企業における経営者・管理職に求められる素質であることは疑いがない。
お金や権力を得たら高級な家を建てたり、車を買ったりするような人間は、個人意志を優先してしまうので、けっきょくそこまで上り詰めることがない。
中国という国の統治組織を意識したことはこれまでなかったが、非常にサラリーマンの出世構造に似ていて面白かった。
そうしてみると、胡錦涛氏に限らず、多くの中国人官僚の中に島耕作がいることだろう。
1.社内のすべての人に好かれること。敵を作らないこと。
2.上司が驚くレベルでの「普通をこえた」真面目さを見せること。
3.常に笑顔でさわやかであること。女性からの印象がいいことが重要である。
4.こだわらないこと。上司には従順であり、部下には自由に任せること。
5.アフター5の付き合いを得意とし、楽しむこと。
この5つを実践できれば、100%会社の中で上り詰めることができるだろう。
実際に取締役以上になっている人を見つけて、聞いてみるとよい。
そして彼らは1~5までを自分の心からの欲求と一致させているのである。