「恋愛感情」を持っていない相手にだって「性欲」が湧くのは理解出来る
しかし一般的に「恋愛感情」を持った人同士とは最終的に必ず性行為に及ぶ物だと思う
この人とはそういう関係になりたくない、と思いながらお互い強い「恋愛感情」を持ち続ける事ってあるのだろうか
世の中に溢れた恋愛物を見ればそれが男性向けであろうと女性向けであろうと、それが異性愛であろうと同性愛であろうと、年頃の人間は最後はほぼ肉体関係に至っているではないか
女性向けの作品だと早熟な男女が学生時分に性行為に及び望まぬ妊娠をしてしまった、という展開も時々見かける
何故「恋愛」と「性行為」はいつもワンセットなのだろう。結局は「性欲」という欲求をお綺麗な言葉で言い換えたのが「恋愛感情」なのではないか。
果たして生まれつき性欲の無い人間でも他人に「恋愛感情」を抱くのだろうか。そして僕はいつまで童貞なのだろうか。この世の謎は尽きない。
そういう行為をしたかしてないかで人がかわるようならその変化について名前はついてしかるべきだろう
その行為をして自分の見ている世界や価値観に変化があったというなら何であれそれは変化したのだろう
童貞だったものから非童貞になったのかもしれない 童貞ではなくなったがそのなにかしら童貞は維持されているかもしれない
素人であるとか玄人であるとかいった差で行為の差を感じたい学びたい興味があるそしてそれが未経験であるというなら
素人童貞なのだろう これから素人とセックスする機会があればそれが失われ変化することを予定しているので達成時点で成しえるだろう
だがその以前の価値観からかわるものがなければ設定したタスクは消化され称号は得られるが結果なんの意味もない行動と結果になる
だれと何とどんなものとどういった性行為をすれば変化していくのかしないのかを追及するのか性行為自体を追及していくのか
そんな探求心は知らんので勝手にやっていってもらえたらいい
だれもそこを細かく分類して呼び名を付けてきてはいない なぜならそれは手段であって目的ではないからだ
童貞を失う 性行為をする といったことは目的ではない それをすることによって得られる何かをもとめてその手段を得ているだけだ
テニスの大会で優勝することを目的として選手としてエントリーしたり練習に励んだりスポンサーをみつけたり情報を発信したりする
それは優勝をしてテニスについて自分の頂点と目標に決めたところに上るための手段であって 大会で優勝したらえらいから えらいとなんでもできるから ではない
結果えらくなってなんでもできてうらやましがられる存在になるかもしれない それになるためにテニスを選択しなくてもいいはずなのだ
童貞がなにかになる前なのであれば セックス以外でも童貞は卒業できるかもしれない
手段だけが十分にほしいといったような強力な手段があると望みが発生した時点で優先的に得られる「手段」がある優位性が欲しいわけではない
愛しい人ができたとき愛情の表現にいきつく底を持たないでいたいとか子供を設けたいとかそういった行為を受け入れてほしいまたは受け入れたい
そのために手段としてセックスがあれば目的が達成できた時点でなにかしらを卒業するのだろう
しかし永遠に手段だけを行使するためだけに達成前という称号をつけて認識し識別するというのなら
これからセックスするたびに「第○号童貞」とそのセックス経験のたびに号数が増えていくだけだ
結局君は童貞を脱した先には何があると思っているのかね
さいごに見たあなたの姿は、地元のターミナル駅から北へ向かう下りホームへ向かう階段を降りていくところだった。
あなたの住まいはその列車の終着駅で、今住んでいるところでも、通勤で使う大ターミナルでも私はその駅の名前を目にする。
「全く行ったことのないところでも、終点の駅の名前は人の記憶に残る」なんて誰かが言っていた。
高校三年が終わる春の夜、部活のお別れ会が終わって名残惜しく改札で話をしていた。私が高校二年のときに思いを告げてからあなたとは会話をすることがなくなった。女ばかりの部活のなかであなたは複数の女子から恋心を寄せられていた。あるときあなたは、「おまえのことを好いてる人がいるんだって」と部員の1人から告げられると顔を真っ赤にして部屋から出ていき、少しして戻ってきて「僕は誰かから想われたことがないから照れる」なんて言ったらしい。
23歳になり、もう6年も前のことになるのに私が告白したあの日のあなたの困った顔が思い起こされる。「好き」と言われて嬉しい相手じゃなくてごめん。私からの好意は気持ち悪かったんだろうな。私も私で、好きという気持ちはうずたかく、しかし自分に自信がなかったし「付き合ってください」という発想には至らなかった。ただ「好きです」と伝えただけ、そしてあなたはストイックできっと女性にそんなに興味がない。
下世話な話だが、彼は自慰をするのだろうか。声変わりはしていた、と思う。ああ、もう最後に会話して4年以上も経ってる。もう声も思い出せない。あんなに大好きだったのに。全く声を思い出せないことがいたく寂しい。人を忘れるときは声から忘れていくって本当だったんだな。女性に対してそれほど興味がない様子だったが、大学に入って彼女とかできたのだろうか。まだ童貞なのだろうか。理知的で文化と歴史を愛するあの人のことを、その終着駅の名前が想起させ忘れさせてくれない。
顔は普通
もちろん童貞
むしろ付き合った人数二桁でしょと言われる。
周りからはチャラいと思われている。
けど童貞
けどセックスはしなかった。
なんでだろう。
自分なりに考えた結果
やっぱり妥協ができないのかなと思う。
この21年間セックスしようと思えばできそうな出来事は何回かあった。
けどその直前に、自分はほんとうにこの子で脱童貞していいのかなと頭をよぎるんだよね。
もっと可愛い子で脱童貞できるんじゃねーか。こんな子が初体験でいいのだろうか。
とか思ってたら、どうしてもセックスまでできなかった。
そして、21歳になってしまった。
だが出会いが全く言っていいほどない。
アクティブに動いているつもりではある。
家に引きこもってばかりではけしてないのだ。
だからこそ私が居るわけだが、彼らは出会い、そして結婚したのである。
私にも彼女が先日まで居たのだ。
しかし結果は虚しく、3ヶ月で振られてしまった。未だに童貞である。
そして私はその女性と添い遂げることができるのであろうか。
その時私は何歳で、まだ童貞なのだろうか。
正直焦りを感じている。
私は一般的で、まっとうな人生を送りたいと考えている。
しかし出会いというものだけは、受験勉強のようには行かないのだ。
仮に互いを思い合える関係になったとして、果たしてそれが人生の最後まで続くのかどうかという話だ。
私は一途な男なので、それをやり遂げる自信はあるのだが。
果たして人間はどのように出会い、どのように愛しあうのだろうか。
そして私に出会いは訪れるのだろうか。