はてなキーワード: 釜戸とは
お通夜まで突然の長時間放置ということで、内心そわそわしている。
自分の身内や大切な人たち、近所のひとたちが自分のところに点々と集まってくる。
自分の近くで徹夜で見守ってくれる家族もいて、申し訳なさが加速した。
自分の盛れてない写真を飾られて何よりも萎える。何を言っているのかさっぱりわからないお経を数時間聞いて、霊となった自分ですら意識が遠退きそう……
横たわる自分に一人一人近寄ってきて、手を合わせにくる。ん、お前仲良かったっけ…?なんで葬式来た?自分はお前のこと嫌いだったよ……
総じて『死ぬ前に言いに来てくれよ』という感じの言葉が多かった。
見えるか見えないかの瀬戸際みたいな生着替えを、納棺士と展開しなければならない。坊主のお経をBGMに颯爽と生着替えを完了させ、そのまま箱の中にしまわれる私。
みんながかわいいお花を身体のまわりに置いてくれた。ありがとう。でも耳の回りはくすぐったいからやめてほしいな。
そのまま車で運ばれ、箱のまま転がされて、それから動かなくなった。ここが葬儀場?それから数十分後ほど経って、また何を言っているのかよくわからないお経が耳に微かに入ってきた。
死ぬ前もそうだったが、この瞬間にも思い出が走馬灯のようにかけめぐる。
ああ、そろそろこの身、燃やされるかな。
再びそわそわしてきたところに、箱がまた宙に浮いた。ドアが閉められる音がして、ふと静かな空間になった。ここは車のなかで、この斜め具合は山道かな…?
山で燃やされるんだ私。
しばらくして、またお経が聞こえてきた。みんなが心配そうにこちらを覗きこむ。『少し暑いけどがんばってね』なんて言ってくる人もいた。一緒にくる?
真っ黒な釜戸に私は、箱ごと突っ込まれるのだ。はあ。もうじき焼かれる。
焼かれる前に一言。
儀式はわかるが、
上から3番目くらいの法学部を卒業、今でいうメガバンクに入った。
仕事の傍ら勉強に励み、難関資格に合格したこともあって30歳であっさり年収1000万越えた。
部署が良かったのか残業も月30時間くらいでプライベートな時間はかなりあった。
当時はITバブル。調子に乗って知り合いとネットベンチャーを立ち上げた。
5億くらい金を集めて、会社をスタート。面白いように儲かった。
けど、それは最初だけだった。直ぐにITバブルは弾け、200万円あった給料はいきなり20万円まで落ちた。
社長は会社の金の大部分を持って逃亡。社員もバイトのように辞めて行って、幹部は俺と俺が連れてきた銀行の後輩だけになった。
現金が底をつきはじめ、残されたのはサービスと昨日まで学生だったようなやつらだけ、正直いってもう終わったと思った。
けど、後輩と出資者に申し訳なかった。5億の出資金もほとんどが俺が集めたものだったし、独身の俺はともかく後輩には家庭があった。
俺は貯金を投入して会社の立て直しを図った。幸いなことに借金はほとんどなかったから気持ちは楽だった。
どうせ失敗しても俺が死ねば許されるだろくらい考えだった。
あれから10年以上が経ち、俺は社長としてその会社をまだ経営してる。
奇跡的の復活で上場を果たし、今では億万長者と書きたいところだが現実はそこまで美しくない。
どんどん人も離れていって、社員はもう5人しかいない。後輩もとっくに辞めた。
大企業の若造に頭を下げて、何とか仕事をとってきて、優秀とは言えない社員をおだてて食いつないでいる。
俺には経営の才能がなかったといえばそれまでだが、何であの時サラリーマンを辞めたのか分からない。
思えばあの時会社を潰して再就職していればかなりの待遇でサラリーマンに戻れたはずだ。
今年、俺は44歳になる。もう再就職など夢の話。
一流大学卒、難関資格合格、都市銀行の若き部長代理がここまで落ちぶれるとは…
同窓会にも行けない、女にも相手にされない。楽しみは月1の2万でお釣りがくるソープのみ。
昔は銀行の名前と役職と資格が刷られた名刺を渡せば、求婚の嵐だったんだぜ?
あの時、ちゃんと撤退していれば…あの時、銀行を辞めなければ…
売り上げあって黒字で借金ねーから勝ち組じゃねーかと思うやつ。
ふざけんな、大赤字でさっさと会社が潰れてれば今頃楽天とかソフトバンクとかどっかのコンサルとかで
部長とか執行役員になって、リスクなしで年収2000万とか稼いでるんだぞ。
あー、起業なんてするんじゃなかった。
→銀行によって異なりますが、部長代理は最初に付く役職で、管理職を意味しません。
確かに早いですが全然ありえます、疑問に思う方はお近くの営業店まで。俺がなれたかは別として35歳で次長(課長)とかもありえます。
部長代理を副部長みたいな準部長クラスと勘違いする人は典型的な銀行を知らない人が知ったかぶりですので、今後も信用しないで下さい。
・会社を10年もやってたら年収500万円なんてどうにでもなる。
→あなたがとういったお方か知りませんが、どうにでもなるってどういう意味でしょうか?
残念ながら釜戸の炭まで自分の所有物と思えるほど図々しくないので、本当の給料だけ書きました。
よくわからないお言葉なのでよくわからない回答しか出来ずすみません。
・ITバブルは株が買われるだけで、いきなり儲かるという話ではない。そもそも数千万で上場など無理。
→前半はある意味正しいが、起業から初売り上げを上げるまでのプロセスは明らかに当時の方が楽だった。
結婚を迷っている若き独身男性諸君、結婚ほど馬鹿馬鹿しいものはない。
今の20代、30代の女は「どうやって男にたかるか」を必死に考えている。
だまされるんじゃないぞ。
実際は1億どころじゃ済まないけどな。子供ひとりで4000万の出費だ(0??20歳)
宝くじでも当たったら、考えてくれよ。
どんなにがんばって稼いでも、自分で使える金額は1日数百円程度になるぞ。
どうしても買い物がしたければ、妻に頭を下げて「お願い」するんだ。
そして「無い袖は振れません」と、あっさり却下される。
残りはすべて、ガキと女が「当たり前のように、何の感謝もなく」吸い尽くす。
それが現実だよ。
ご飯=<昔>釜戸で1回1時間を1日3回→<今>電気炊飯器でスイッチひとつ
洗濯=<昔>たらいと洗濯板ですべて手洗い→<今>全自動洗濯機でスイッチひとつ
風呂=<昔>薪で炊くたので常時火加減が必要→<今>ガスまたは電気給湯器でスイッチひと
買物=<昔>原則毎日→<今>冷蔵庫の普及でまとめ買い可
家事は極めて軽労働になった。