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はてなキーワード: 全日本吹奏楽コンクールとは

2019-11-10

なぜ全日本吹奏楽連盟理事長指揮者兼任してはいけなくて、なぜ全日本吹奏楽コンクールにおける評価システムを変更すべきなのか(教育評価研究者教育関係者の立場から

大好きだった吹奏楽が歪んでしまったのをどうしても良い方向に行かせたくて、かなり本気で書きました。

本文ココ

https://note.mu/thinksuisougaku/n/naafad340f4ce

Twitterココ

https://twitter.com/thinksuisougaku/status/1193340080880009216?s=20

1.理事長と出演団体指揮者両方を行うという構図を無くす

2.全国大会審査制度得点制に戻す

3.支部大会等や他コンクールで主流であるように講評コメントを書く制度を採り入れる

この3つの結論に向けて、できるだけ客観的に書いたつもりです。

吹奏楽はこのままじゃいかんのじゃ!!

2016-10-02

全日本吹奏楽コンクールチケット転売問題を考える

今年も全日本吹奏楽コンクールチケットネットオークションに出回り始めました。

Twitterをみていると、次々に怒りのコメント投稿されています

感情的にも、倫理的にも転売行為容認できないことはよく分かります

でも、「転売行為は許せない!取り締まれ!」って言ってる人は、思考停止しているのではないでしょうか?

取り締まりを強化することが転売行為を無くすベスト方法なのでしょうか?

もう少し深く考えてみることにしました。

そもそも問題なんだろうか?

法的、倫理的問題があるかはここでは考えません。あくまでも経済的な側面から考えます

オークション高額取引される、ということは、全日本吹奏楽コンクール興業としての経済的価値相対的に高くなっているということだと思います

これ自体は素晴らしいことだと思います。全てのチケットオークションで5倍の値段で取引されたとすれば、興業としての経済的価値も5倍ということになります

まり消費者側は全日本吹奏楽コンクールに対して数倍のお金を払うだけの価値を認めているにも関わらず、そのお金の向き先を上手くコントロールできていないために、不正業者にその大半のお金が渡ってしまっているのです。

私は、これだけのお金が、きちんと吹奏楽界に還元されるようになってほしいと思っています

取り締まれば良いのか?

取り締まりを強化すると、不正業者が淘汰され、より洗練された不正業者けが生き残り、手口が高度化されるだけです。

言葉を選ばなければ、ゴキブリのようですね。

本人確認の徹底や、スマートフォンなどを使った認証なんかを導入したとしても、吹奏楽連盟不正業者の高度化に投資しているようなもので、全く意味は無いと思います

大事なのは需要供給バランス

当たり前の話ですが、そもそもなぜ転売行為が成り立つのかと言うと、需要に対して供給が少な過ぎるという構図になっているからです。

需要は「全国大会見に行きたい!」というもので、供給は「全国大会チケット枚数」です。

この需要供給バランスを調整することが、チケット転売問題解決する方法なのではないかと思います

供給を増やせるか?

簡単に思いつくのは、「需要がたくさんあるんだから供給を増やせばいい」という策です。

しかしこれは現実的ではありません。

もっとデカいハコでやろうにも、既に全国大会が開かれるホールはどれも、音楽ホールとしては日本国内最大規模のホールです。まさか東京ドームや、武道館でやったら審査なんてできません。

また、全国大会複数日程にすることも、出演する学生負担を考えると現実的には不可能です。

あくまでも興業ではなく、コンクールであることを考えれば、やはり供給を増やすことは難しいと思います

需要を減らせるか?

私が有効だと思うのはこちらです。

需要を減らす?吹奏楽の発展と真逆じゃないかけしからん!」という声が聞こえてきそうですね。まあ、思考停止せず最後まで読んでください。

チケットを買って生の音楽を聴きに行く、これは音楽を楽しむとても良い方法だと思います

しか21世紀の今、これが唯一の方法かと言うと、決してそんなことはないと思います

要は、全日本吹奏楽コンクールを楽しむ方法の中で、「チケットを買って会場に聴きに行く」という体験価値が、相対的に高すぎる状態になっているんだと思います

例えば、仮にDVDで鑑賞するという体験もっともっと楽しければ、2万円払ってチケット買うより、7000円でDVD買った方がお得だな、と考える人もでてきます。(残念ながらDVDではそこまで楽しい体験提供できていないので、この例ではあまり説得力がありませんね。)

そこで、どんな体験であれば、2万円払ってチケット買うよりこっちの方がいいかも、と思えるか考えてみました。

全日本吹奏楽コンクール

近年NHK紅白歌合戦で同時に開催されている、裏紅白というコーナーがあります。これは、ステージ紅白歌合戦が行われている間、お笑い芸人バナナマンホール一角で、ひたすらトークをしているというものです。最近はこれが見たくて紅白を見ている人もいるようです。

吹奏楽コンクールでもこんなコンテンツリアルタイムに有料で配信したら面白いと思います。親子室の一室に作曲家演奏家を招いて、演奏についての感想や、演奏されている楽曲について喋っている様子が、演奏とともにリアルタイムで楽しめるのです。裏紅白と同じ要領で、演奏が終わった団体指揮者ゲストとして出てきてもらうのも良いかもしれません。

楽器店同時中継イベント

感想を語り合うことも吹奏楽ファンにとっては重要な楽しみの一つです。

そこで、楽器店などで全日本吹奏楽コンクール同時中継イベントを行うというアイデアがあります

吹奏楽に関して、集まった人同士で自由感想を語り合い、盛り上がれる環境ほとんどないと思います

地元楽器店に行けば全日本吹奏楽コンクールの同時中継が見れて、同じ趣味地元の人たちと繋がれる、というのはなかなか面白いかもしれません。

映画館での同時中継

テレビPCで中継を見たのでは、臨場感が足りない!という人もいるでしょう。

そこで、映画館での同時中継をしてはどうでしょうか?

最近ではお笑いライブの同時中継など、映画館リアルタイムコンテンツを楽しむという事例もあります

近所の映画館吹奏楽コンクールの同時中継を見れたら、近隣の学校吹奏楽部の生徒さん、ものすごく喜ぶと思います

ただ、丸一日映画館の中に座ってるのも辛いですし、最近シネコンは入れ替え制がほとんどなので、仕組みとしてそれなりに工夫が必要だと思います。(例えば、小規模なシアターを1日貸し切るなど)

イノベーションファーストで考える

いずれのアイデア完璧とは程遠いと思いますし、これですべての人の需要に応えられるとも思いません。「それでも会場に行って聴きたい」という人の需要供給を上回ると思います

それでも多様な楽しみ方ができるようになることで、少しはコンクールチケットへの過剰なお金の流れを分散することはできると思います

「言ってることはわかるけど、吹奏楽でそんなことできるわけない」そんな風に感じている人も沢山いると思います

日本吹奏楽には歴史があり、吹奏楽コンクール運営する吹奏楽連盟にも歴史があります歴史があることで新しいことにチャレンジしにくいのかもしれません。

それでも、「イノベーションを起こせない業界は必ず衰退する」のが21世紀だと思います

私は吹奏楽界が健全に発展してほしいと心から願っています

今回テーマとして取り上げたチケット転売問題は、もしかしたら取るに足らない問題なのかもしれません。

しかし、その問題本質とイノベーティブな解決策を考えて真剣に取り組めば、吹奏楽界はお金以上に得られるものがあると思っています

私のような一ファンができることはそんなに多くはありません。それでもファンがみんなで真剣に考えて、インターネットというオープンな場で建設的な議論を重ねることで、吹奏楽界に少しは良い影響を与えられると思い、この投稿を書きました。

匿名ブログ投稿した理由は、今現在私が自分の好きなことを書くためのブログを持っていなかったためです。

筆者はこの↓podcastで喋っているアマチュアの方の人間です。

カイセのセカイ – 吹奏楽・クラシック音楽談義 配信中!

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