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2014-06-29

町山智浩氏への公開質問状 (追記あり

追記:町山智浩氏よりご回答いただきました。

匿名ダイアリーの公開質問へのお答え - 映画評論家町山智浩アメリカ日記

http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20140629

これを受けて、

町山智浩さん(@@TomoMachi)、ありがとう

http://anond.hatelabo.jp/20140629172434

を書きました。


元々の公開質問状は、以下より。

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

今回町山智浩氏に対して行う質問は「重箱の角をつつくような」「些細なこと」ばかりかもしれません。

「彼は唐沢俊一日垣隆上杉隆のような巨悪と戦っているのだから、そんな些細な疑惑で足をひっぱるな」と思っている方も多いでしょう。

ただ、ここで些細な疑惑によって、明らかにしようとしているのは、彼の資質問題です。

彼は、「映画ファンによる恣意的解釈は許されない。監督・作り手の考え方こそ絶対真だ。」と主張する『映画見方がわかる本』という著書を出しています

また彼自身、このようにも語っています

映画評論家っていうのはものすごい専門職だっていうこと。


観客とは全然違う立場で見なくちゃいけないんだ。


「咳をしても一人」という句を「人生から自ら人を遠ざけた男が結核を病んだ死の床で孤独と向き合う」と説 明すると「単に風邪かも」「なぜ自ら人を遠ざけたとわかる?」「この7字では説明が足りない」「解釈は自由だ」と言い張って自らの限界内にとどまろうとす る人たちと、そうでない人がいる。


自分が感じた印象を基本的に信じない。自分には超人的な直観力や天才はないと知ってるからしか世間には自分天才エスパーだと無意識に思っている人が多いようだ。


自分を信じすぎたら、何かを学ぶ気がなくなってしまいませんか? 自分はまだ何もわかってないと疑い続けることで学び成長できるのではないでしょうか?




これら町山智浩氏のお言葉を踏まえ、映画評論家町山智浩検証ウィキに掲載されている「些細な」疑問・矛盾についての公開質問になります

引用元http://www63.atwiki.jp/loversrock


時計じかけのオレンジ』におけるキューブリックの「自由意思」について

http://www63.atwiki.jp/loversrock/pages/5.html


猿の惑星』の猿のモデルは本当に日本人か?

http://www63.atwiki.jp/loversrock/pages/6.html


それでも夜は明ける』の愛憎のもつれをどう読み解くか。

http://www63.atwiki.jp/loversrock/pages/7.html


パシフィック・リム』のKAIJUのモチーフを巡るある断言。

http://www63.atwiki.jp/loversrock/pages/8.html


X-MEN: フューチャーパスト』の誤った紹介法。

http://www63.atwiki.jp/loversrock/pages/9.html


誰が最初に『First Blood』を『RAMBO』と名付けたか

http://www63.atwiki.jp/loversrock/pages/10.html


大人は判ってくれない』の原題意味を判っていない?

http://www63.atwiki.jp/loversrock/pages/11.html


ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』の結末の記憶曖昧でもワンスアポアタイムのことなので仕方ない?

http://www63.atwiki.jp/loversrock/pages/12.html


狼たちの午後』ってどんな午後?

http://www63.atwiki.jp/loversrock/pages/13.html


桐島、部活やめるってよ』の結末ちがうってよ。

http://www63.atwiki.jp/loversrock/pages/14.html


クエンティン・タランティーノの生い立ちをいかにドラマチックに語るか。

http://www63.atwiki.jp/loversrock/pages/16.html


あまちゃん』とキルケゴールちゃん。

http://www63.atwiki.jp/loversrock/pages/15.html



私が以上のような細かい事実にこだわるのは、これらの町山智浩氏の発言には細かい事実の歪曲が含まれている場合が多く、いまだこれらの疑問・矛盾についての回答を避けているからです。(キューブリックに関する件は、はてなダイアリー2ちゃんで言及された翌日に回答していたにも関わらず、です。)


ウソを追及しているはずの人がウソをついてもいいのでしょうか?


そのような人が映画の命にかかわる情報を発し、社会に影響力を持つことは危険ではないでしょうか?


「そんなこと、キューブリックは言っていない」



と自著で断言し、ファンによる勝手解釈を許さな立場を明確にされている町山氏には、これらの疑問・矛盾には積極的かつ誠実に回答していただきたいものです。


こちらからは以上です。

太字部分は、下記ブログより引用利用させていただきました。

inspired by 上杉隆氏への公開質問状 http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20120314

2014-05-06

喪失物語たまこラブストーリー

観てきた。TV版は1秒も観たことがなくて、キャラ設定も背景情報も完全にまっ更な状態なのでトンチンカン感想かもしれないけどまあ大筋では外してないと思う。

ネタバレのある感想である。が、ネタバレ重要ではない作品なので未見で読んでしまっても特に問題はない。ストーリー予告編にほぼすべて出ている(男が幼馴染の女に好きだと告白し、いろいろあって女はそれに答える。男の思いは受け入れられるか?答え:受け入れられる)。

本編前のショートストーリーは南の島の王子付き人の娘と鳥?が餅をこねながら会話する小芝居だが特段面白いと思うものはない。鳥が普通に人語を喋り、翼を使って餅をこねたりする世界に説明がまったくないのはどうかと思った。丸めた餅を島民に配るという話なって、餅は食べなれない人たちだと喉に詰まらせてしま危険性があるので大丈夫なのだろうかと思ったら、後の本編で餅屋の主人が餅を喉につまらせるという展開になって、ブラックジョークになっていた。

本編は悲しい別れの話であった。京都高校3年生のたまこは髪はぼさぼさ、いつも少しとぼけているが商店街にある家の餅屋の仕事高校バトン部の活動には熱心である。向かいの店の跡取り息子であるもち蔵(すごい名前だ)とは幼なじみで、2階の窓から電話で会話をする仲。美術大学への進路が決まり上京することになったもち蔵はたまこ告白するという、まあ言ってみればそれだけの話なのだけど、それよりも私にとって心に深く訴えたのは二人の幼なじみの仲をとりなす、バトン部の部長みどりたまこを失ってしまうという喪失物語であった。

みどりがもち蔵にたまこへの告白背中を押すとき、「貴方たまこのことをいつも観てる」と言う。それはつまり

a) みどりはもち蔵のことをいつも観てるからわかる

b) みどりたまこのことをいつも観ているからわかる

のどちらかということである最初みどりがもち蔵の告白背中を押してしまったことを後悔していたので、これはみどりが友人に恋を譲る話a)なのかな?と思ったが描写が進むにつれそうではないことがわかる。みどりたまこのことが好きでいつも観ているb)のだ。だからたまこの気持ちも知っている。たまこがもち蔵の思いに答えて、変わってしまうことも知っている。これは彼女にとっての悲劇である

みどり自分の思いを押しとどめ、たまこともち蔵の仲をとりなす。たまこ相談されても自分の気持ちを言えない彼女の胸中はどんなものだったのだろうか。その思いにわたしは心打たれる。

物語の最終盤、教室でもち蔵を待つたまこへ、京都駅に行ったもち蔵を追いかけるようにと教えるシーンでみどりゆっくりと歩いてやってくる。自分がもち蔵の居場所たまこに知らせると、彼女は追いかけることが分かっていて、その思いに逡巡しているのだろう。だからゆっくりと歩いて教室へやってくる。もち蔵の元へ行ってしまったたまこ見送りながら、みどりは校庭で叫び声を上げながら走り、木の下で自分たまこを失ってしまったことを受け入れて笑顔を見せるのだった。

“愛してその人を得ることは最上であり、愛してその人を失うことはその次に良い” ―― サッカレー

山田監督ならではの女性らしい心理描写、女性目線仕草、美しいカメラ配りは見事としか言いようがない。良い映画だった。

一方で、わたしは男であるので男性描写はどうだろうかと思う。

まず、もち蔵の所属するあんなオシャレな映画部はちょっとないだろう。高校映画部といえば、傑作「桐島、部活やめるってよ」の映画研究部であり、リビドータナトス丸出しで自分たちを見下す体育会系と女どもに復讐する、そんな映画を作ってなければ嘘だろう。映画研の連中ももっとこう残念なオタクであるべきだ。

それにもち蔵の部屋があまりにオシャレすぎてすごく漂白されていると感じる。あの年代なら女の子ことで頭は一杯で、夜中はオナニーをしていないとおかしい(わたしが高校生の頃は毎日少なくとも3回はしていた)。自分の部屋におもちゃ汽車模型を置くのもヌルいとしか言いようがない(電車が好きならもっとリアルモデルを買うべきだ)。総じてもち蔵とその周辺の男子にはリアル男性らしくない人形らしさが目立ち、たまこともち蔵の関係に私がただありきたりだからというだけでなく興味を抱けない原因ではないだろうか。

また、終盤に物語が反転するキーとなる、たまこの父が母へ送った歌のテープカセットであるが、何度も聴いているはずなのにはじめてテープに続きがあると知るというのは無理があるのではないだろうか。ついでに言うと、主人公の幼い妹の銭湯での着替えシーンを背中から延々と撮るのはちょっとどうか思う。このへんは残念だった。

2014-04-09

教養のある友達がいない

当方MARCH学生

第一希望早稲田で、模試ではA判定も何度も出していたのに落ちてしまい、MARCHで滑り止まったクチ。

これが自分の実力なんだと一度は諦めて入学したものの、周りの人の教養がなくてつらい。

いや、自分だって教養あるとは言えないよ。

具体例を挙げるなら、この前、「存在論的、郵便的」買ってみたけど何言ってるのかさっぱり分からなくて3日で挫折した。その程度のポンコツの頭脳しか持ち合わせていない。

でも、周りはそんな自分以下なんだ。

たとえば、「桐島、部活やめるってよ」の桐島ってゴドーだよね、って言ったら、ゴドーって何?って返された。

また違う日、最近は猫も杓子もユニクロばっかだよねーって話になった時、これが唯物史観ってやつなんだねって言ったらきょとんとされた。

ちなみに理系ならともかく文学部系だ。

MARCHレベルってそんなもんなのか?

早稲田に受かれば違っていたのか?

2013-11-09

映画桐島、部活やめるってよ」をWOWOWで見た。

スクールカーストを描いていて、よく描けていると思うし、何というか邦画ありがちな説明的台詞が少なくてよかった。

たとえクラスではカースト下位であっても、部活(文科系映画部、吹奏楽部)では上位にたてることがある。情熱技能があれば。というより、ひたむきに打ち込むものを持つのは尊いし、生きて行くしかない。という辺りが主題かな。


  • 気付いたこと

大学卒業して八年が経った今、スクールカーストの捉え方が昔の自分とは違っている。

昔だったら、チャラ男パーマがムカつくとか、彼氏を自慢してる女の子性格が悪いとか、そんなことしか思わなかった。

今は違う。

彼ら、チャラ男性格悪い女の子の気持ちが、少しはわかる。俺だってどうしたらいいかからないんだよ、仕方ないじゃない、虚しい、という叫びが聞こえる、気がする。

帰宅部でチャラチャラするとか、そんなことしか出来ない世界に閉じ込められて苦しんでいる。桐島の不在によって。

  • 思い出したこと

昔の自分、彼らを羨ましがってた。美人/イケメン取り巻きを。

部室というか溜まり場で、オタ友達漫画を回し読みして、当然ながら下位カーストにいて、上位カーストを羨ましがってた。美人はあっちにしかいないし。アホみたいだが、実際、アホだ。

だがしかし。今になって思えば、それでよかった。そうとしか出来ない。俺、うまく立ち回ってたな。

いろいろ記憶が蘇った。


よい映画でした。

2013-08-13

そういうヤツには

桐島、部活やめるってよ」を観せましょう。

ちなみに、プロよりも出来るアマチュアもいるし、その逆もまた然り。

http://anond.hatelabo.jp/20130813143145

町山さんの『桐島』解説をみて、マトリックスを思い出した

最近『桐島』をみた。 見終わった感想は正直「( ゚д゚)ポカーン」だった。つまらなかった。

で。意味がわからなかったところに、ちょうどこの解説が出てきたので、読んでみました。

【復習編】完結!町山智浩さんの『桐島、部活やめるってよ』の解説が素晴らしかったので書き起こしました。

http://matome.naver.jp/odai/2137631236509407601

ショーシャンクは大好きです。何回見たかからないくらい。文中のショーシャンクのくだりに

まり我々っていうのは刑務所にいるようなものじゃないかと、完全に自由じゃないと、やらなければならないこととかいろんなしがらみの中で生きているじゃないかと。

その中でどうやって自分って言うもの見出して行くのかと。そういう風に読み替えてみるべきなんですね。

と書いてあった。そうしないと『桐島』は理解できないんだろうな。。。

でも、そうやって映画を見なければならないんですか?



感受性豊かな人は、いいでしょう。そーゆーのを感じて。

自分は、映画を単なる娯楽としか捉えてないんで、このような意見が一番押し付けがましいと思いました。



登場人物の、気持ちや感情を理解することもできたし、人間模様は描かれていたと思います

だけど、ある程度の人気が出てる理由がさっぱりです。

単なる日常高校生活が書かれているだけで、まるでホームビデオを見てる感じがしました。



マトリックスの上映当初、女性から意味がわからない」と言われたことが少なからずあり、教えた記憶がある。

そのとき世界観が理解できなかったのが多数で、そこの説明をしたあと、

「で、マトリックスはなにがいいたいの?」

その世界観を楽しむだけではダメなんでしょうか?そこまで知らないとダメ



国語での「作者が言いたいことはなんでしょうか?」

んなもん、しらねーーよw

そう!その通り!そんな深く考えて生きてませんw



自分は、この映画とかを分かった風に語ってる人は、俗にいう「スイーツ()」と同じ匂いがするんですよ。

『桐島』を理解できないなんて、人として大丈夫?そんな風に聞こえてなりません。

解説が必要映画は、そもそも『映画』なのか?とも。



映画解説者とかは、そーやって考えて映画を見なきゃいけないから、大変だとは思います

でも、ごめんなさい。町山さんのおかげで『桐島』を人に薦めないことが決定しました。

2013-02-07

http://anond.hatelabo.jp/20130207155822

すると湊かなえの『告白』ですとか『桐島、部活やめるってよ』などもラノベですね?

わかります

もはやラノベという言葉で何も指し示していませんね。

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