はてなキーワード: 兵頭一歩とは
動画配信を題材にした女児向けアイドルアニメ『キラッとプリ☆チャン』に、「萌黄えも」という登場人物がいる。
物語の中心となるプリチャン(作中の動画配信サービスの名前)アイドルユニット「ミラクル☆キラッツ」のメンバーであり、主人公・桃山みらいの幼馴染。スポーツが得意で学校ではチア部に所属。金髪ツインテ。口癖は「えもい!」。ユニット「メルティックスター」のリーダー赤城あんなとは犬猿の仲(という名のカップル)。初代プリチャンアイドル?の孫というサラブレッド的な設定も一応ある。第一話からみらいと共にCGライブも行っており、メインキャラの一人であることは間違いない。
そんな萌黄えもが、いつの間にか自分にとってプリチャン内で最も気になるキャラクターになっていた。気になる、といっても萌えとか推しとかいう話ではない。見ていて妙にハラハラさせられる、危なっかしい存在ということだ。
どの辺が気になるのか。いくつかの要素に分けて見ていく。ネタバレあり。
一期から登場している、えも以外のメインキャラ=プリチャンアイドルたち(トップアイドル白鳥アンジュを除く)を見てみると、
桃山みらい:トップアイドルとトップデザイナーに認められた才能を持つ天性のアイドル。特技はキラースマイル(変顔)
青葉りんか:博識で、一人でプリチャン配信を行える技術力もある。UMAにも詳しい
と、なんだかんだで一芸に秀でた超中学生級の面子がそろっている。その中に混じると、えもの「チア部でスポーツが得意」はやや分が悪い。実際、序盤ではみらいとの運動神経の差がある程度ストーリーに関わることもあったが、以後はえもの特技・特性が作中で活かされることも稀になっていく。ライブの演出でポンポンを使うぐらいか。
ポップ系のアイドルだけあって、えもは基本的には明るく元気な性格をしている。しかし、調子に乗って失敗するとか肝心なところで弱気になるといった、ネガティブな面もしばしば描かれ、むしろそちらの方が印象に残りやすい気さえする。
これがたとえばプリティシリーズ前作「プリパラ」の、「ドロカス」ことドロシー・ウェストのような突き抜けた無軌道さまで行けば、それはそれで一種の愛嬌にもなるだろう。だがえもの場合はその人格に、良くも悪くも過剰(異常?)さはあまり感じられない。
そんな中途半端さを象徴するのが、えもがズレたことを言って、みらいとりんかが「「あはは……」」と苦笑するミラクルキラッツ定番の流れだろう(定番とはいえこれはワンパターン過ぎるので正直そろそろ控えてほしい。ついでに、りんかのシルクちゃんオチも)
ライバルである赤城あんなが、高飛車お嬢様ではあるが実はストイックな努力家でツンデレという、ベタであるからこそ鉄板で好感度の高いキャラ付けであることも、えもの煮え切らなさを際立たせている。
たとえば、えもとあんなのデュエット曲、「ツヨキ!ツインテールズ」冒頭のこの掛け合い。
えも「はぁ?感じ悪いんだけど!」
「はぁ?」って……「感じ悪い」って……もっと言い方……
これはもちろんツンデレ同士のじゃれ合いでしかないのだが、あんなが分かりやすく「ツンデレお嬢様」の文脈に乗っているのと比べると、えもの方はほんの少しばかり、無駄に地に足のついたキツさが前に出ているセリフに感じてしまう。要は、「感じ悪い」って言う方が感じ悪くない?
49話「さがして、さがして、さがしてみた!」。ミラクルキラッツはメルティックスターを破り、ネクスト・プリンセス・スペシャル大会への出場権を得る。しかし、出場券である「ウレチケ」を預かっていたえもは、大会前日になってウレチケを紛失していることに気付くのだった……
チケットを探す過程で、キラッツが家族やこれまで出会った人々との繋がりを再確認する、という王道のエピソードではある。が、あくまでそのきっかけでしかないとしても、最終決戦直前のこのタイミングに、いつもの調子でえものしょうもない失敗をわざわざ持ってくるのか?と、当時はかなり疑問に感じた回だった。
しかもオチは、えもがチケットを自分の帽子に隠していたのを忘れていただけ(その上チケットは実は再発行可能)というもので、最後までえもが名誉挽回するようなイベントは特に無し。ギャグとしても、やはりやり過ぎだったのではないだろうか。
そして更に追い打ちをかけたのが、一期最終話である51話「キラッとお別れ、やってみた!」。海外に旅立つメルティックスターを見送るためにお別れ会を企画するミラクルキラッツ。だが、時間になってもえもが来ない。みらいとりんかはえもを探しに行く……
今回のえもの遅刻の理由は、会場に向かう際に転んでケガをしたせいなので、チケットの件よりは自業自得感は薄い(メルティックへのエールの練習をしていて時間が押したことも影響しているが)。とはいえ、仮に本人には一切の責任がないとしても、えもが他の二人の足を引っ張る展開を短期間に立て続けに投入したりすれば、視聴者のヘイトを無駄に稼いでしまう危険性が高いことぐらい簡単に想像できるだろう(実際に批判があったかは知らない)。なぜこんな変な構成にしてしまったのか。
51話で、探しに来た二人と合流したえもは元気を取り戻し、「あたし全力で走るから!転んだって走るから!」と宣言する。これを見るに、何度失敗しても立ち上がるキャラとして印象付けたいのかとも思うが、そもそもの失敗自体が地味では、そこからの復活もパッとしないものになりやすいだろう(しかもそのセリフの後にまたすぐ弱気になってるし……)
こういった萌黄えもの造形や活躍?は、主人公であり結局のところ実質的に天才であるみらい以上に、「普通の女の子」もっと言うと「調子に乗った素人」としての役割を負わせる意図によるものと思われる。
動画配信を題材にした作品に、そういう存在をメインキャラとして登場させる意味は分かる。なにも「調子に乗った素人」だけが配信をしているわけではないが、「調子に乗った素人」を受け入れる寛容さこそが現実の動画配信文化を豊かにしていることは確かだろうから。実際、作品の初期にはこれが上手く機能していた。
第1話で、みらいとえもがデビューすることになったきっかけは、売り言葉に買い言葉でえもがあんなに言い放った「あたしだってプリチャンデビューすればあんたなんて目じゃないんだから!」だ。もちろんこのセリフに根拠と言えるものは何もない。しかも、自分から言い出したくせに、えもは初ライブ直前の土壇場になって怖気づいてさえいる。結局それを立ち直らせたのは、みらいのキラースマイル(変顔)だった。
しかし、たとえ桃山みらいが豊かな才能を持ち人の心を和ませる特別な存在だとしても、えもに半ば強引に誘われることがなければ、彼女一人ではデビューに至ることはできなかったはずだ。最初の一歩を踏み出す力として、裏付けのない無謀さの価値を、プリチャンはえもというキャラに託して表現しているのだろう。
その後、りんかもメンバーに加わりキラッツのプリチャン活動が軌道に乗ることで、着火剤としての存在意義はやや薄れていくことになる。その結果、えもというキャラをこれからどう動かしていくべきかについて、制作側に迷いが生じたのではないだろうか。それが一期終盤の歪み(えもに関しては迷走と言い切りたい)に繋がった、とは考えられまいか。
二期に入っても、目立った失敗エピソードこそないものの、第二の主人公と言っていいほど重要な新キャラ「虹ノ咲だいあ」とあまり相性がよろしくないこともあってか(引っ込み思案な虹ノ咲とデリカシーがないえも、虹ノ咲の憧れの人である桃山みらいとえもは幼馴染)、やはり細かいところで損な役回りが多かった印象がある。
しかし、第89話「聖夜はみんなで!ジュエルかがやくクリスマス!だもん!」。最高のジュエルアイドルを決めるための大会とされていたジュエルオーディションが、実は自分が友達を作るために始めたものだったと涙ながらに告白して虹ノ咲が去った後の、このやり取り。
えも「あたしさ……どうもピンと来ないんだけど」
あんな「何がですの?」
あんな「……」
これには思わず、
「そうだよ、それだよ兵頭一歩!」
と叫んでラウズアブゾーバーを投げそうになってしまった。それほどまでに、ここは近来まれに見る会心のえもゼリフだった。
主催者自身の暴露を受けてもなお、自分たちが参加してきたこれまでのジュエルオーディションを肯定する。それ自体はその場にいたアイドルたちの心情の代弁に近い内容だが、これを真っ先に、いい意味で考えなしに半分キレ気味で言葉にしてくれたのがえもだということが、嬉しくてたまらない。
えもって実はこういう奴だったんだな、と再発見したような気持ちにさえなった。この「いい意味でのバカ」を意識し続けてくれるなら、これからのえもには期待できるかもしれない。
現在のプリチャンにおいて萌黄えもというキャラクターは、恐らく企画当初に想定していたよりずっと扱いが難しい、デリケートな存在になってしまっていると思われる。言われるまでもないだろうが、監督や脚本や演出の方々におかれましては、どうか彼女に関しては他のキャラにも増して丁寧に丁寧に丁寧に描いてくれるようお願いしたい。3期も楽しみにしてます。
一本目はなんとAKIBA'S TRIP -THE ANIMATION-だぞ
まず最初に言っておくがアキバ「ス」トリップじゃねえアキバ「ズ」トリップだ
Sの音は濁るんだ
ストリップはしてるけど名前はズトリップだテストに出すから覚えとけよ
原作はゲームでアニメーション制作はGONZOだって時点で期待はまあ薄いわな
監督が博史池畠でシリーズ構成が兵頭一歩だからロボットガールズZにノリは近いぜ
まあ主題歌がイヤホンズでネタがオタク系だからこれが声優の方が近い所にいるのかも知れないな
前置きは置いといて内容の話に移るが……正直言って2017年の作品じゃねえな
とにかくノリが古くせえ
シュタゲの時点でこういうノリちょっと古いけどそこが面白いよねって状態だったがそこから更に5年経ってるからなそりゃ古いぜ
ズトリップの名前の通りお色気要素が当然あるんだがこのセンスもまさに古いぜ
次々服を脱がしてイヤーンまいっちんぐーーと言わんばかりにおっぱい隠させるのはまあ今でもあるわけだがその描き方が古いぜ
当時ですらフーンって感じだったのが今やられたらいよいよエロさなんて感じねえ
乾いた笑いが出るか真顔になるかだ
今からでも小麦ちゃんがOVAでも出してた時代にでもタイムマシンで投げつけた方が視聴者も作り手も幸せになれるんじゃねえのかってレベルだ
だがそれがこの作品の売りだ
この古さだ
とにかくどこか古い
深夜アニメがまだ始まったばかりのちょっとお色気要素が強かったり大人向けなだけで何だか凄いアニメに見えてたあの時代の気持ちを懐かしむアニメだ
正直しょっぱなからこんなキワモノ見せられてもどう評価したらいいのか分かんねえ
実況しながら見ねえとキツいアニメを実況できる時間にやった判断だけは正しいと思うがそんなアニメ作った事自体が既に間違いなんじゃねえのか
まあ保留だ