はてなキーワード: 有用微生物群とは
というか真っ先に批判されとるところやろ
ちょっとググっただけで出てくるわ
http://yama-yaku.or.jp/gakuyaku/houkoku/201009203.pdf
近年学校現場では、様々な目的や用途でEM菌(有用微生物群)が使用されてきた。EM菌は約20年前に、農業の分野での利用を主体とし土壌改良等を目的に研究され、利用範囲が拡がっていった。インターネットの普及とも重なり、当初のプール清掃時の使用から始まり 様々な応用事例がネットに紹介されて、学校でも環境教育の教材としても使われる様になっていった。最近では石鹸、健康食品にまで及ぶ。その一方、否定的見解や効果を疑う意見も 見受けられはじめた。使用法が好ましくないとして 他県で規制が行われたりもしている。それを受けて、山口県下の学校現場での EM菌の使用の実態を知るべく、実態調査を行った。
https://wezz-y.com/archives/53286
上述のサイトを見ればわかるように、EM菌は南知多町だけではなく、全国の自治体で利用されている。さらに国会でもEM菌の推進を提唱していた議員がいたようだ。
海外での事例もぎょうさん出てくるで
https://www.em-seikatsu.co.jp/enjoy/category/detail.php?id=231
タイの大地とEMが出会ったのは30年以上前のこと。人も大地も健康で豊かになる理想の農業。
タイの人々によってEMが大切に育てられ、信じられないほど多くの笑顔を生み出すことになろうとは、いったい誰が想像できたでしょう。
http://open_jicareport.jica.go.jp/pdf/12268058.pdf
コンポンチャム州プレイチョール地区ではJICA草の根事業を行っており、その地区で農業を行っている農家数軒(村長含む)にヒアリングを行った。各農家に生ごみや糞尿を使った堆肥を製造しており、製造過程でEM菌を混合して堆肥化を行っている。EM菌は「カ」国で近年人気となり、堆肥の状態が良くなるということで、利用が進んでいる。
http://www.emro.co.jp/topics/detail.php?srcid=1381
EM資材で分解促進
県商工労働部は今年1月、「微生物等を活用した汚染土壌浄化処理技術開発事業」で汚染土壌の浄化
技術をもつ県内企業の育成と県内普及を目的として補助を行い、補助を受ける共同企業体5団体を選定し、
事業では、沖縄に適した微生物・植物を活用した浄化技術の開発を目的に実施。微生物を用いて汚染土壌
を無害化するバイオレメディエーション等の技術を活用する。
その中の1団体、㈱太名嘉組、㈱EM研究機構、福山商事㈱、沖縄環境調査㈱グループは、実績のある
EM菌を土壌に投入して元々土中に存在している微生物を活性化することで、汚染物質浄化を促進させる。
実験では、本当中部と米軍基地への分布が多いと見られる島尻マージを使い実施。早くも油分濃度目標値
の1,000ppmを達成した検体が出るなど、効果が表れてきている。
実験用土壌に軽油・灯油・廃油をそれぞれ添加して生成した液体をいくつも用意し、EM研究機構が開発した
EM研究機構研究部基礎応用研究室の富井春幸課長は下表の経過を説明し、「廃油の方は分解が難しいと
されるなか、投入したもので45%分解との効果があがり、投入なしでは90%以上の残存となっている。
今後も分解を促進するためにどのタイミングで投入していくか検討課題はある」と説明した。液体は毎週摂取し、
残存する油分などを分析。経過をみて適度にEM資材を再投与するなどとしている。
軽油 60日目で15%まで分解
同時点で60%残存
廃油 60日目で45%分解 90%残存
太名嘉組の伊禮敏郎常務取締役は、「今後本格的な基地返還となる前から少しずつでも基地内で
関連する案件を受注し、実績を積むことが出来ればと思う。海外でも実績があるEM研究機構など
パートナーにも恵まれた。本土企業に負けない技術をつくりだしたい」と力を込めた。
参考:
沖縄県内の有機資源およびEM資材を用いたバイオレメディエーション技術
EM菌(有用微生物群)という得体の知れないものが徐々にではありますが福島に浸透しています。
科学的な根拠が全くないにも関わらず汚染された水質を改善できるなどと標榜して数十年前から地道に国内で活動していたようですが、「放射能を低減させる」という殺し文句によって311以降福島で爆発的に支持者を増やしています。科学的にそんなことは全く立証されていませんし、高濃度の微生物を河に投入すれば汚濁源となるという県の公式な見解も出ています。それなのになぜ県内でこれほどまでに支持者を増やしているのか。ボクは一過性の現象であろうと高をくくっていましたが、状況は徐々に悪化するばかりで静まる気配がありません。
原因は二つあると思います。一つは県民の放射能への本能的な恐怖心です。県内のほとんどの地域では健康に害が出ないレベルだと頭ではわかっていても、それでもやはり怖い。県民に根強く残ってしまった理屈ではどうにもできない恐怖心を和らげる逃げ道としてEMに頼ってしまう人達が一定数いるようです。そんなもので放射能は低減されないのに。
もう一つの原因は最近気づいて来たのですが、むしろ前者よりも大きな要因となりつつあります。「放射能に立ち向かう自分への陶酔」です。福島県民は311以降様々な批判に晒されてきましたが、最も理不尽な批判は「お前らはなぜ放射能汚染地域に住み続けるんだ、子供が可哀想だろう」というものです。SNSやTwitterで見知らぬ人からいきなり批判されたり、あるいは県外に住む親戚から怒られたり。そういう反論のしようが無い熾烈な批判にどの県民も晒されて来たと思います。逃げる事もできない、かといって戦う事もできない。どうすることもできない無力な自分に誰もが一度は怒り、悲しんだはずです。
そこにEM菌が現れました。「我々にはEM菌がある!立ち向かおう!子供を守る為に!」といった塩梅です。何もすることができない無力な自分に嘆いていた人達にとってEM菌は渡りに船だったのかもしれません。彼らは戦っている自分に酔ってしまっています。
最大の弊害はEM菌が人的リソースを奪って行く事です。EM菌をまく行為は一人二人でやっても効果が無いという名目で、多くの人が駆り出され、意味の無い行為に多くの人的リソースが費やされます。場を仕切るのは大抵EM関連のNPOです。この運動に参加しない人はまるで犯罪者かの如く責められます。「あなたは子供の未来を考えていない!」と詰問されることもあるようです。酷い話ですよ。科学的な検証などできるはずの無い子供達まで駆り出される始末です。こうやって地域住民のリソースが減少していき、EM菌を信じる人と信じない人の間で段々と軋轢が生じるようになり、地域コミュニティは疲弊していきます。
一刻も早く毅然とした対応でEMを追い出さなければ、彼らは福島に根を張り、居座り続け、県民に混乱をもたらし続けると危惧しています。大手メディア・県・国に強い対応を求めたい。お願いします。