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2024-01-20

派閥」の定義とは【追記あり

国語辞典的には「利害関係を持ち、他と対抗する傾向を持つ人々のつながり」という意味だが、ニュースでよく見る「派閥」という言葉政治記者たちがどんな定義で使っているのか、ニュースを読むだけでは全くわからない。

自民党内には「安倍派」「二階派」「岸田派」と呼ばれる派閥集団がある一方で、派閥とは分けて「谷垣グループ」「河野グループ」「菅グループ」などと呼ばれる集団もある。国語辞典的な意味なら後者も「谷垣派」「河野派」「菅派」と呼べばいいのに呼んでいない。石破茂とその仲間については「派閥」を作って「石破派」になったり解散して「グループ」に戻ったり意味からない。仲間で徒党を組んでる時点で外部からは「派閥」だろう。

また旧民主党や今の立憲などの野党内にも、リーダー存在議員複数いて、それぞれが仲間の議員グループ形成しているのに、「派閥」を自称することはないし、マスコミ政治記者絶対に「派閥」と呼ぶことはない(「自民党派閥のようなもの」という表現はあるけど)。

では政治記者らが「派閥」と呼ぶグループ定義は何なのか。最近裏金事件を経ての派閥解散報道でようやく理解できた。

政治資金規正法上の政治団体として届けが出されている党内の集団を「派閥」と呼んでいるんだな。

安倍派は「清和会」、二階派は「志帥会」、岸田派は「宏池会」という政治団体を引き継ぐ集団である小選挙区選挙制度が変わっても資金集めは集団のほうが有利だということで多くの議員が「派閥」に所属した。

政治団体から資金集めができる代わりに収支報告書をきっちり報告しなきゃいけないけど、自民党の「派閥」の会計はザルで好き勝手仕放題だった。

逆に「グループ」と呼ばれる集団は、そのグループで「政治団体」の届けを出していない。だからグループ政治資金パーティを開くとかもできない。収支報告書なんてもの存在しない。ただ同じ理想の士というだけ。

報道されている派閥解散」とは、政治資金規正法上の政治団体解散させるということ

メンバー議員デメリットは、集団の威光に頼った資金集めができなくなる。(派閥パーティ還元がなくなる)

政治団体としての「派閥」を解散しても、グループとしての集団形成自由。というか大所帯なら自然本来意味での派閥はできるもので、止めることはできない。(日本共産党は党内に派閥を作ることを禁止と党内規約で決まってるらしいが)

以下のような報道へのネットの「また派閥を作るのか」といった反応は、「派閥」の定義がわかってないから起きるものだろう。

福田達夫氏「新しい集団つくる」 安倍派源流創設者の孫 | 共同通信 https://nordot.app/1121083992045716188?c=39550187727945729



追記

派閥」の定義とは、昨今の報道から↑のようなもの理解しようとしたのだが、ブコメによるとどうやらマスコミからグループ」と呼ばれる谷垣Gも石破Gも政治団体の届け出をしているようで、政治団体かどうかで違いはないらしい。となるとますます派閥」の定義がわからない。こういう時に参照になるはずのWikipediaだが、自民党に関する「派閥」の項目には、どこにも「派閥とは」から始まる意味定義が書かれておらず、それが説明されないまま派閥政治解説がされている。Wikipediaに書かれていないということは、「派閥」の定義が書かれたソースとなる文献やマスコミ記事がどこにもないことになる。

自民党や岸田総裁が本当に「派閥」に対して改革をしようとしているのなら、まず自民党の党規に「派閥とは」から始まる「派閥」の定義を定めるところから始めるべきである。でないと、「派閥解散」の意味も全く分からなくなるからだ。

派閥」=政治団体でなければ、「派閥解散」=裏金の原因となった政治団体解散も当てはまらなくなってしまう。「派閥」は解散するけど、政治団体としての清和会志帥会宏池会という団体継続するよ、資金も移動させないよ、って話もあり得る。清和会志帥会宏池会も「派閥」はやめるけど「グループ」として継続するよって話にもなりかねない。岸田や二階や安倍派五人衆は、何を「解散」させたのか、はっきりしてほしいし、マスコミ政治部はそこを追及して書いてほしいのに分からない。安倍派が政治団体清和会解散するというなら、その清和会に貯まってた資金は誰が受け取ることになるのか、一番気になるところじゃないか

マスコミ政治部が書く今回の事件記事では、自民党の6派閥のことばかり書かれていてグループの先行きは無視されているのも変な話だ。解散を求めるのなら政治団体を作っているグループ解散させるべきだろう。

おそらく「マスコミ世論が描く『派閥』の解散」と「岸田総理が描く『派閥』の解散」は定義が異なる。それを利用して曖昧決着が図られて「派閥改革」は終了する。そんなんでいいのか?

2023-10-01

観光業に強い政治家

観光業に強い政治家には、二階俊博氏がいます。二階氏は、自民党幹事長で、全国旅行業協会会長を長年務めています。また、自由民主党政務調査会観光立国調査会最高顧問も務めています。

二階氏は、観光業界では「観光業界のドン」としても知られています。二階氏は、菅義偉首相独断年末年始Go Toトラベル全国一斉停止を表明した際に、その夜に行動を起こしました。

二階氏は、自由民主党所属衆議院議員で、13期目の議員です。また、志帥会会長(第5代)、自由民主党和歌山県支部連合会会長自由民主党国土強靭化推進本部長、自由民主党2025年大阪関西万博推進本部長、日中友好議員連盟会長も務めています。

2021-10-01

⑨のじみんとう教室

自民党 政調会長高市総務相 岸田新総裁が起用の意向固める | NHKニュース

岸田さんらしいバランス感覚

政策ツウの高市さんに仕事してもらいつつ、知名度が上がりやすポストからは遠ざける。

これはうまいバランス感覚高いわ~

保守的には「高市総理誕生布石になるようなポストに当てろよ」

って怒る方もいそうな反面、実務的なところに保守な人を送り込めたことで知識人層は怒りにくいという絶妙塩梅

逆に岸田さん的には保守層を冷遇せず、発信力を抑える絶妙位置

岸田政権、長持ちするかも!




自民党総裁麻生太郎氏を起用へ | 毎日新聞

これもうまい麻生氏のマスコミへの知名度は活かしつつ、(権限は少ないけど、責任のある立場に置くことで)他人事攻撃的な発言もさせない。うまいところに置いたなぁ



さすが野球ファンの岸田総理

采配を駆使した絶妙意思表示と抑えを感じられるの、面白いね。

日本総理は実務力や体力よりバランス感覚なんですよ。

実務や体力に強い人が勝つなら麻生太郎菅義偉は1年じゃ退陣してない。賛否はあるが、体力と行動力は高い人達なわけですし


日本政治の話する度に、俺の中での境界線上のホライゾン評価が上がっていくの、色々面白い

「本人に能力がなくても、みんなから愛されてて任せられて、方針を示せるリーダー日本では強い」

「戦わないことで失うものもある」

みたいな本質フィクションに落とし込んでるからエグい



麻生太郎氏が頭を抱える「派閥分裂」危機自民党総裁選“河野支持”“岸田支持”で真っ二つ

分裂というよりリスクヘッジでしょうね。

かなり前から甘利さんが岸田氏支持、河野さんは出馬となれば、1つになる方が難しい



自民党派閥について勘違いしてる人が多いから言うけど…派閥の長自体年功序列で、派閥イデオロギーが決まるとも言い切れないところがあるのよね。

麻生派なんか保守と言われる麻生氏と、麻生氏と政策方針が違う河野親子が一緒なんだからまとまって動かないこともあるだろうさ


一番政治系の人で勘違いが多かったのは二階派についての認識

二階氏は親中派と言われてるけど、二階氏が派閥の長になる前はタカ派で有名な人が多かったから、高市支持者も多かった。

江藤氏や亀井静香はもちろん、麻生政権ぐらいまでは保守から人気の高い中川昭一氏も今の二階派政治家だし

保守だったら良いとも思ってないけど、二階派と二階氏を分けて語れない保守の人が多かったのは個人的にすげーびっくりした。二階派の中でも、古参世襲の人は保守結構いるし、逆に二階氏が拡大路線で入れた人はリベラルな人も多いしで、色々ですよ…あそこは


なんでこの話してるかというと、10年前以上には

清和会親米保守で、本当の保守志帥会

みたいに言われたほど保守から信頼が厚かったんですよ。

二階派になった途端、そのときのことを忘れた人が多かったのは個人的にかなり驚いたわけです。


痛いニュース(ノ∀`):河野太郎、『自民党広報本部長』に起用へ

総裁選の時から考え方が違ってたか

「考えが違うから政策タッチしないで」

ってことなんだろうなぁ…。

共闘体制を組めた高市氏は考え方は近いけど、権力は握らせたくないか政調会長だし

岸田文雄さん、食卓のミツワソース賞味期限切れ好感度を上げる - 市況かぶ全力2階建

中田敦彦You Tube解説見てても思ったけど

岸田さんって「本人はそこまで面白くないけど、見る人が見たらすげー面白い」ってタイプからなぁ~

関東では少ないんだけど、関西だといるんですよ。

「いじられるとすげー面白くなる人」

っていう化学反応起こすタイプが。

岸田さんってそういうツッコミ待ちというか、ツッコミで化けるタイプキャラしてる。

どこから知識をしいれたらこんな頓珍漢な文章書けるようになるんだ

2009-07-09

宮崎県知事を国政に引っ張り出すという話が流れているのだが

前回の宮崎県知事選で負けた自民党候補はいわゆる二世で、先代が衆議院議員宏池会だった。

宮崎県知事を国政転出による辞任をさせて、次の県知事宏池会の係累をはめ込みたいというのが、この話の本質である。

県知事が辞職して衆議院選挙に出て当選したとしても、陣笠だから発言力は無くなるし、宮崎1区は町村派(清和会)、宮崎2区山崎派(近未来政治研究会)、宮崎3区は伊吹派(志帥会)と、いずれも古賀派(宏池会)ではないので、たとえ古賀派に入らなくても他派閥の中堅を削れるというメリットがある。落選すればどんな約束も破り放題だから、問題は無い。

この日記で出現頻度の高い単語に省利庁益があるが、この話は、国益はもとより、自民党益ですらない。宏池会利益だけしか無い話で、権力を手にすると、人はどこまであさましくなるかという話のネタくらいにしか使えないのである。

で、衆議院選挙の時期であるが、民主党内閣不信任案を出せない状態にある。というのも、解散になれば国会の会期が終了する事から、会期中の不逮捕特権が消滅し、代議士逮捕できるようになる。迂回献金や偽装献金名前の挙がった人に、直接尋問したくて、検察は会期終了を一日千秋の思いでそれを待ち焦がれている。自民党内にも身柄を拘束される代議士が出るが、宏池会ではない。対して、民主党は前党首と現党首がダブルで引っ張られる事になり、選挙期間中に報道されるニュースは、民主党にとって致命的となるであろう。

民主党は、身辺の綺麗な人に党首を挿げ替えて、新民主党イメージを作ってからでなければ不信任案を出せないのだが、このままでいくと、都議選で勝って衆議院選挙で負けるという、ゲームに勝って勝負に負けるという事になりかねないのであった。

民主党政権は任せられないから、負けること自体は構わないのだが、それで宏池会が助かるというのは認められない。旧田中派宏池会も、高度成長期には良かったが、今の時勢には不適合なグループであり、消去法で清和会となったが、森氏ではダメで、小泉氏で盛り返したが、安倍氏、福田氏と、腰砕けになってしまった。

再び清和会に戻すにしても、弾が居ないのは、いかんともしがたいのであった。

内閣不信任案可決で自民党下野民主党少数与党任期満了まで会期を延長した上で組閣という展開もありえるのだが、この場合、自民党総裁選で票固めをした上で総選挙という磐石のコースになってしまう。どんな法案も衆議院では通過しないが、民主党国家公安委員長法務大臣を握って、指揮権発動によって献金疑惑を揉み消せるというメリットはある。しかし、このメリットの為だけに、三ヶ月間だけの内閣組閣するというのは、いかがなものか。

 
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