はてなキーワード: べべべとは
錠剤はオルリスタットでした。食後1錠飲んで翌日の午後から油ケツになりました
出会った日は桜が七分咲きの頃で、そのあと順調日お付き合いを重ねた上での結納です
退職金は惜しいのですが狭い業界なので熾烈な椅子取りゲームが始まる前に逃げようかと
以下本文
お見合い相手はきちんとしたおうちのきちんとした学歴のきちんとした仕事の男性で、テニスコートで撮られたスナップの髪型もきちんとしていた。
何よりも顔が渡辺正行の若い頃にそっくりで私の本能がこの顔の遺伝子サイコー!と唸った。
だがその前々日に、私にはもつ煮込み専門店に行く予定が入っていた。
もつ煮込み専門店はなかなか予約が取れず有名で一時帰国する友人の予定をなんとか合わせて同期のみんなで集まろうという会だった。
私は中心で会費を集めたりLINEでまとめたりしていたので行かないわけにはいかなかった。
何よりお見合いは後から差し込まれてきた約束だったので、私はもつ煮込み専門店と翌々日のお見合いを両立させることにした。
ビールも飲まずもつ煮込みも食べず青虫のように豆腐サラダを食べている私に、一時帰国中の友人は真っ青な錠剤をくれた。
それは友人のいる国で売られているサプリメントで、油を吸収させず排出することで体に脂肪をつけないという代物だった。
私がビールともつ煮込みを避けたのは翌々日日備えてアルコールとにんにく臭をつけないためだったのだが、
なぜか、今考えても全くわからないが、これがあるなら飲んで食べてもいいや〜〜〜!ほっほー!と中ジョッキを頼んでしまった。
見た目はラー油に似て臭いは魚脂に似ていて、タラタラと漏れてはケツ間を絶え間なくぬめらせていた。
更にガスと一緒に出るときにはブベベベベべべべべとババァの力ない尻から出る屁のような音がした。
生理用ナプキンのでかいやつを肛門ど真ん中にフィットさせれば油は吸収されるのだが屁だけは消せず、仕方ないのでそのまま花の盛りの庭園を歩いた。
お見合いの翌日の午前中、実家の電話に仲人さんからの連絡がきた。
父は私がおかしな屁をしていることに気付いていたので頭をかかえていたが、先方のまさかの返事に狼狽えていた。
私は若い渡辺正行に「あのっ!渡辺正行の若い頃に似てますね!」と言って頭をかかえていたので普通の日用ナプキンをケツ間に挟んだまま狼狽した。
姪っ子が姉とわが家へ遊びにくるとき、うちの父・母・増田でお相手させてもらってる。
ちびっ子というのは不思議なもので、普通ならありえない誰かがうちに来ているという体で遊び始めるので、家族の誰かしらがそのゲストになりきる必要がある。(うちだけじゃないと信じたい)
父はそういう器用なことはできないし、母はそれ以外の方法でうまくあやすので、結局それらは増田が対応することになる。
「ザコシショウきてる!」
そう、ハリウッドザコシショウである。
まずい。そう思った。
このままいくとザコシのマネをさせられる。
増田が知っているザコシのギャグは「べいべべべい」みたいなやつと「ハンマカンマ」と「は?」だ。最後なんかギャグなのかもわからない。
というか、以前ハンマカンマは姪っ子の中でブームになっていた。二回も。姪っ子ザコシ大好きすぎないか?
ともかく増田はザコシ知識が非常に乏しいので、なんとかマネをしないで済む方向に持っていきたい。
「えー?」
でも姪っ子の顔がむくれているのでどうにかしなきゃならない。どうしよう…。
その後当然姪っ子は言った。
「ちゃん、ザコシよんで〜!」
もう破れかぶれだった。ザコシエアプだけどどうにかなるだろ、と思うしかなかった。ちなみにこの時点で数少ない知ってるザコシのギャグは頭からすっぽり抜けていた。武器ゼロだ。
増田は、腹をくくった。
ひとりで心臓マッサージのマネをするみたいに、片腕を袖から抜いて腹に持っていき、パーカーの腹部分をにぎり拳で突き上げながらダミ声で
「姪っ子ちゃん、ザコシだよ〜!」
おそるおそる姪っ子の反応を見ると
「ザコシだ〜!」
これで本当にいいのか、姪っ子よ。
結局このザコシもどきは姪っ子のお気に召したようで、笑ってくれたし何度もリクエストしてくれた。やめてくれ。
べべべん べんぼろべんべんべん
べべべべべいべべいべ みたいなとこまでは有名だろ