2024-09-16

首都圏だと生活保護世帯借金を踏み倒したことのある人、ホームレス自己破産者など生活困窮者保証会社審査に通らないことが多いし、原則としてアパートを借りることができないし、住宅扶助範囲内で出してるアパートがまずないです。

一応郊外だと、住宅扶助範囲であるにはあるけど、保証会社必須で、一口IHか二口ガスコンロ設置可能、3点ユニットバスプロパンガスという普通の人が選ばないような物件ぐらいしか勤務先は紹介できないです。

これに関してはほかの業者もおおむね同じだったりします。

地域によっては生活困窮者仲介が非常に面倒ですし、心がマジで折れます

ただ、生活困窮者みたいな保証会社審査が通らない人でも一応手はあります

まずは不動産会社保有管理物件に頼る方法

勤務先の社長の知り合いの大屋さんは生活保護がOKなので、大家さんに情報を伝えて、入れてもらうという手があります

ほかの地域ではどうか知らないけど、首都圏だと、障害があったり、ほかの物件がなく、ドヤに入れてもあまり意味がないケースの場合風呂が共同のアパートに入れるという手も使えることがあります

管理物件風呂なしの共同アパートみたいなのはあり、ここに生活保護の方を入れたことは何度かあります

ただ、金銭管理ができないなどの事情がない限り、福祉事務所代理納付をしてくれず、滞納リスクはそれなりにありますし、ガラス1枚を壊して逮捕され、拘留され、生活保護が停止になったケースもあるにはあります

ある生活保護世帯が部屋をゴミだらけにし、ゴミ捨てと掃除で1か月ぐらいかかったことあります

業者に頼むと早いのですが、それだと二桁万円はいくので、1か月間遊ばせたほうが安いのです)

もう一つの手はNPO一般社団法人の紹介で入れてもらうという手があります

この手の物件の作り方は大体は以下の通りで

1.不動産屋が競売アパートを買う

郊外かつ3点ユニットバスプロパンガスガスの物件は非常に人気がなく、家賃2万円で契約が取れないことが多々あります。このケースだとアパートを購入する際に借りたお金を返せず、競売に出されることがあります

この手の物件は鑑定評価郊外の6割程度です。

競売なので、ハザードリスクもなく、土地の形が正方形長方形に近く、きれいに分割でき、退去費用を払ってもなお、ペイする物件は建売業者が買いますが、そうでない物件は建売業者すら手を出しません。

なので、そういう物件安く買うことができます

例えば、アパート原則として家賃収入÷利回りでで値段を出すので、家賃2万円、利回り10%、10部屋のアパートだとおおむね1440万円で買うことができます

土地の形状やハザードリスクによっては公示価格×土地面積×形状やハザードリスク補正で値段を計算し、うまいこと混ぜ合わせるので、さらに安くなることがあります

2.一般社団法人NPO設立する

不動産屋がそのまま生活困窮者を入れてもいいのですが、生活困窮者精神疾患を持っていたり、高齢者だったり、ホームレスかつ境界知能を持っていたり、と相応の知識必要になることが多いです。

さすがに不動産屋には手が余るので、お医者さんや精神保健福祉士無料低額宿泊所管理必要資格を持ってる人を雇い入れ、法人名義で寮とアパートを借り上げる。

寮に生活困窮者を住まわせ、しかるべきタイミング――金銭管理ができるかとか知能、預貯金収入の有無の凹凸に関して確認し、問題ないようであれば、アパートを紹介します。

場合によってはアパートにそのまま住まわせることもあります

3.生活保護申請をする

生活困窮者と同行し、生活保護申請します。

2の段階で要件を満たしていることが多いので、申請は通ることが多いです。

申請が通ったら、住宅扶助費が4万円支給されるので、一部屋につき2万円の利益を得ることができます

4.不動産屋がポータルサイトで売却をする

1のようなアパートです家賃4万円だと4800万円が売値になります仕入れ値は1440万円なので、粗利益は3360万円+仲介手数料になります

仲介手数料は3360万円ですと、106万円ぐらいになり、トータルの粗利益は3466万円ぐらいになります

もちろん、リフォーム費用広告費、競売仕入れ費用登録免許税や金利とか)などが別途かかり、入居がうまくいかないケースだと炊き出しをしたり、ほかの業者広告費を払って、入居者を集めないといけないです

なので、粗利益3466万円がまるまる残るわけではありません。

銀行がだめだといえば4800万円で売ることができないし、空室が埋まらなければ、手元に残る金額もっと減ってしまます

で、入居者からするとかなりありがたい存在ではあります

住む家が見つかり、ホームレス状態からは脱することができます

ただ、買主目線だと、リスクは高く、最低でもレントロールを見せてもらってください。レントロールに書かれている家賃住宅扶助と同じ金額であれば、生活保護世帯が入ってるので警戒したほうがいいです。

また、この家賃住宅扶助費よりも下回っている場合も注意したほうがいいです。

大家さんが適当に値付けをし、自力で治せるなら、時間との兼ね合いになりますが、まずくはないですが、家賃が低いということは低所得者層がそれなりに入り込んでおり、かなえ先生が言うように自分自分のケツを吹く必要があります

誰も助けてはくれません。(要配慮住宅要件を満たしているなら、補助はありますが…)

なので、アパートを買う前にアパートの周囲と歩き、近所の不動産屋の相場家賃を見ておいたほうがいいです。

ハザードマップポータルサイトグーグルマップである程度はわかりますが、坂の感覚匂いなどは実際に歩いてみたほうが手っ取り早いです。

なお、住宅扶助費に関してですが、コラボなどいくつかの団体やらかしてくれたので、流れが変わる可能性があります

住宅扶助費がある日突然下がる可能性があるということだけは覚えておいてほしいです。

2.住宅扶助費設定に考慮されるべき事項

住宅扶助費の水準設定は,該当地域の民間賃貸

住宅家賃分布基準に,公営住宅の同種近傍

賃のように明確な基準によって設定されるべきも

のであろう.また,管理費・共益費が生活費に食

い込んでいる可能性がある現状を考慮すれば,住

扶助費には管理費・共益費等を含めることも必

である

ただし,東京都心のように一般的生活者

あっても住居費を負担することが困難であると考

えられるような地域では,住宅扶助費の水準を相

対的に抑制することも公平性観点から考慮が必

である

そして,もし基準額の見直しが行われたとして

も,その適用新規入居,引越時等に適用される

べきもので,入居中の家賃に対して無条件に適用

されるべきものではないことは言うまでもない

https://www.suumo-research.com/research/2016-5

蛇足

なお、かなえ先生ライブ配信でいっていたようにDIYリフォーム費用を抑えるという手もありますが、ペンキを塗るのは結構面倒ですし、壁紙もうまくやらないと穴が開くことがありますし、斜めに貼ってしまうこともあります

工事業者に頼むと高いですが、なるべくなら、業者に頼んだほうがいいです。

れいにやってくれます

あと、プロパンガススキームと言って、プロパンガス屋に設備の設置をただで依頼して、入居者にガス料金設備設置費用などをふたんする方法流行ってますが、都市ガスエリアだと埋めるのが非常に難しくなります

また、お客さんが部屋を借りるとき重要事項説明書でここら辺を説明しないといけない方向性に傾きつつあるので、プロパンガススキームはやらないほうがいいと思います

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