2022-09-12

旦那スプラトゥーン3のデータを消した

正確には

「もう大の大人になる夫が、連日味方や友人に当たり散らしながら感情的ゲームをする様を横で見ているのがどうにも辛くて、

もうこんなことはやめろとぶち撒けたら本人がその場でデータを消した」。


安心半分、後悔半分といった感じだが、いろいろと考えすぎてもうよくわからなくなってきた。

見る人が見たら誰が書いた日記なのか丸わかりだと思うが、気付いてもスルーして欲しい。

友達がおらず誰にも相談できない女がどうしようもないモヤモヤを吐き出しているだけなので。

夫婦共にオタクゲーマー旦那は付き合った当初から対戦ゲームでキレる人だった。

自分が一番になれないと納得できず、

子供のように感情的になる。そう言う時は汚い言葉も平然と使う。

大人になれば改善していくだろうと思っていたし、実際ほんの少しずつではあるが良くはなっていった。何度も話し合った。

でも結局爆発してしまった。

連日スプラトゥーン3のランク戦に籠り、昇格戦に連敗しては舌打ち。周りの同じくらいの歴の友人は難なく昇格していったのにと呪詛を吐いて、こちらが止めろと言っているにも関わらずイライラしながら続ける旦那

産前のメンタルにこれを毎晩見させられるのはキツかった。発売前からこうなる予感はしていたので、うまくいかない日は3回でやめる、という約束もした上で購入させたが「うまくいかない」の判断曖昧なせいでただの口約束と化してしまった。

良いゲームだとは思う。デザインも優れているし、ネットの友人とゆるくやる分には確かに面白いゲームなのだ

ただ、スプラトゥーンランクであるガチマッチには人間性格を狂わせる何かがあると思っている。あれにのめり込んだ人は平気で他人侮辱する。全員がそうではないにせよ、人を暴言マシーンにさせる何かがある。

スプラトゥーン3は発売して日が浅いとはいえ

ゲーマーにとってセーブデータは命のようなものだ。その重みは自分ゲーマーからわかる。

ましてやRPGでなく、日々の積み重ねが記録された対戦ゲームなのだから余計にその重みは増す。

から正直、こんなにもあっさりとデータを消してくれるとは思わなかった。一瞬だった。もうやらない、と。

消した理由は「このままでは貴方子供申し訳ないと思ったから消した」だそう。

あの地獄のような時間から解放されるのははっきり言って安心する。

たかだか隣で旦那がキレてるだけじゃんと思うかもしれないが、

仮にも自分が好きになった人間が堕ちる様を毎日目の当たりにするのは中々にしんどい。しかも楽しむためのゲームでそうなっているのだから余計に。

安寧を引き換えに、

旦那は今まで通りスプラトゥーン3を楽しんでいる友人に対してイラつく呪いにかかった。

そして旦那にもこのゲームを楽しんでいる瞬間というのは確かにあった。それらを全部かなぐり捨てるような選択をさせてしまった事に対して後悔がまったくないわけではない。 

あれから旦那はため息ばかりで苦しそうだ。彼はここ最近ずっとスプラトゥーン3をやっていた。発売日0時ぴったりにプレイするくらいだったものが、突然無くなってしまった。他にやりたいこともない。

そして周りは自分がやめたスプラトゥーン3を無邪気に楽しんでいる。その気持ちは察するに余りある

データを消すという選択を取ってまでゲームより家族を取ってくれたのはありがたい限りだし、

凄いこと、到底できることじゃないと思ったので

それに対する感謝謝罪は本人に伝えた。が、言いようのないモヤモヤが纏わりついている

どうすればよかったんだろう


旦那がこんなにもゲームでキレる原因、彼自身自己肯定感の低さからくる劣等感なんだろうな。

子供の頃から他人と比べて胸を張れるようなこと一つもないのが辛い」と言っていた。だからゲームが上手い人に憧れると。ゲーム以外に興味が持てず無趣味で、ゲームしか自己肯定感を満たす手段を持たない。

そんなことない、他の趣味を見つけてもいい、

そもそも上も下もいくらでもいるんだから他人と比べてもしょうがない、等と伝え続けているが全く効果なし。ゲームうまい人が正義で、それにしか価値を感じないらしい。

これに関しては自身もクソオタで旦那布教できる趣味旅行くらいしかないのも良くない。

他にも、上手くなる以外にもゲーム面白い瞬間はあると伝えても、「上手くなることでしか面白みを感じない」と一蹴りされる始末。

ゲームを心から楽しみたいと思っているのに、己の価値観と性格邪魔されている。

そんな旦那がどうにも不憫でならない。私としてもできることなスプラトゥーンを一緒に楽しみたかった。

ちなみに私が見る限り旦那ゲームが上手なのだが、それ以上に才能があり上手い人が周囲にいるのもまた事実である。それが非常に辛いらしい。

そんなの交友関係が広がっていけばいずれぶち当たる問題だと思うんだが。


ただ、旦那が本当に幼少期から他人より優れたものを持っていなかったのかと言われればそうではないと思っている。

ゲーム以外にひとつだけ趣味があり、それについては他者に教えることができるレベルうまい

今となっては環境の変化により、なかなか手出しできないものになりつつあるが。

上記の部分は本人的にもそれなりに納得はしている様子。

繰り返しになるが、旦那は上を目指しすぎているだけで別段ゲームが下手な人ではない。事実、スプラの前にやっていたゲーム客観的に見ても上手い部類にいた。

これらも本人に伝えているが納得されない。結局本人の気持ちなんだろうな。

以下は旦那とのやり取りも交えたメモ

ゲームが上手くても性格クズの人は嫌われるがそれについてはどう思うのか

→一理あるし、自分もそうなりたいとは思わないがそれはそれとしてゲームの上手さは評価できる。

自分と同じくらいの腕前の人を探してその人とだけ遊べば?

→見つからなかった。

自分より下の人はいいかあくまでもゆるくやる人たちで価値観が合わない。

今いるゲーム仲間は比較的長い付き合いなこともあり、それだけ一緒にゲームができているならばその人たちと実質同じ腕前なのでは、とも伝えたが効果なし

ゲームを楽しむ友人を見るのが辛いならSNSを見るな。ミューしろ典型的SNS疲れじゃんそれ。

→無理。このへんの感情はもはや執着に近い。

かに嫌いな人のツイッター覗いてイラつくタイプ人間なんだよな旦那って。こういう人っているよね。本気で無駄だと思うんだけど…

ゲーム以外の楽しいこと本当にないの?

結婚生活は楽しくないわけではない。

現に一年に一度の旅行も毎回楽しかった、また行こうと言ってくれている。

でもそれで劣等感がなくなって満たされるわけではないっぽい。ゲームが占めるウエイトが大きすぎるんだろうな。

こういう旦那愚痴を書くと100%「何でそんな人と結婚したの?」と言われるのであらかじめ言っておく。

ゲームでキレる、以外の全ての部分が好ましい+結婚したい条件の人間に当てはまっていたか結婚した。

普段は誠実な人で、私なんぞを一番に考えてくれるただ一人のひとだ。

しんどい時は家事を肩代わりしてくれて、苦手な料理もやってくれる。頼まれ家事etcもきちんとこなす価値観も合うし一緒にいて居心地良いしタバコギャンブル、パチなし、顔などの外観要素も全て大変好み。何よりどんなことにもお礼が言える素直で人懐こいところが好きだ。私には持っていない素敵なものをたくさん持っている人である

本人はそれは当たり前、誰でもできるというがそれがどんなに凄いことか。さんざん彼に伝えているが、理解していない様子。

そもそも全ての面を好きになれる他人なんてこの世にはまず存在しないだろ。血のつながった家族ですら無理なのに。

どんな人にも自分と合わない部分はある。そこを折り合いつけたり受け入れたりして付き合ってくのが人間関係じゃないのかな。

引っ越しするという案

旦那ゲームでキレる根本解決にはならないが、部屋を分ければイラついている旦那を見る必要がなくなるのでこちらのメンタル的なしんどさはなくなる。

ただ、資金時間引っ越しに割く体力もない。現実的に重すぎる。

唯一の希望はもうすぐ生まれてくる子供だけ。

ほんと、どうするのが正しかったんだろうな。

ていうかダラダラと書いたもの見返してたら私の言ったこほぼほぼ否定されててわろた。

伝え方と伝えるタイミングが悪いんだろうな。卑屈になってる時とか何言われても受け止めようと思わんもんな。

唯一の楽しみがなくなった旦那にどうやって接すればいいんだろう。

重度の引きこもりゲーオタでも楽しめるnot対戦ゲーorハマった趣味ある人いたら教えてほしい。

ちなみにサバゲーはやった。あれは楽しかったけど体がバキバキになったのでもうやれないとのこと。

追記

どうにも罪悪感が優ってきた+己もスプラトゥーン3に真剣に向き合うことで少しは旦那のそういう部分も受け入れられるようになるかもしれないと思い、本人の仕事中にソフトを再ダウンロードした。

結果、セーブデータお預かり機能によっていとも簡単に消したはずのデータが返ってきた。知らなかった。

現代ゲームソフトって凄いんだなと思うと同時に自分無知さと昨日のあれはなんだったんだという脱力感がすごい。

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