2020-06-12

現状の新型コロナウイルス対策違和感

現状でtwitterや、はてブコメントで見られる新型コロナウイルス対策への意見に対して、どうしても違和感を覚えることが多いので、私の考えをここに記します。私は物書きの専門家ではないので冗長文章になると思いますが、できればどうか最後まで読んでほしいと思いますよろしくお願いいたします。

現状で実施されている一般的対策といえば、「マスクをする」 「手洗い・うがいをする」 「3密を避ける」 「不要不急の外出・遠出はしない」などが挙げられ、それらは感染拡大を抑止するという面で一定の成果を上げられたと思います。私も現在に至るまで、それらを忠実に守って生活しています

しかしながら今後、我々が考慮実施すべき対策というのは、そのような「抑止」を目的とした対策を超えて、「感染することを前提とした対策」ではないのかと。それが「正しく恐れる」ことではないのかと思います

ここで批判覚悟で敢えて申し上げると、今、この私の文章を読んでいるのは、先に挙げた対策を忠実に実施して感染を免れた誠実な方々がほとんどだと思いますしかしそれは、貴方や私が自粛を頑張ったからではなく、

たまたまラッキーだった」

に過ぎないということです。なぜなら上記対策100%感染を防ぐものではなく、その確率を下げることしかできないものであること。つまりいくら自粛しようが感染するとき感染するし、逆にパチンコに出入りしようが、昼カラオケに行こうが、沖縄旅行しようが、感染しないとき感染しない。単なる確率論だということです。

「そんなこと言われなくても分かっている」という人が多いと思いますが、最初違和感として、それを認識していない人が多いと思います自粛している自分感染しないことが「当然のこと」のように思い、自粛しない(できない)人をあからさまに叩く行為などは、それを表しています。「たまたま感染しなかった者」が「不幸にも感染してしまった人」を叩くことの浅はかさにどうか気づいてほしい。たとえそれがフーゾクやらキャバクラなど夜の街に出入りして(従事して)感染したとしてもです。感染した人にかけるべき言葉は、「どうか1日も早くよくなられますように」だけです。なぜなら自粛している貴方も私も、今後感染してクラスターを発生させる可能性が0ではないからです。

まり、今後考慮しなければならない対策とは、「感染を前提とした」対策=「クラスターが発生しても大丈夫」な対策です。それが「ウイルス共存する対策であると私は思います。ですが世間は未だに「ソーシャルディスタンス」やら「新しい生活様式」やら、言葉は生まれても「抑止」の域から出ていない。…そこに大きな違和感を覚えます。「抑止」は間違ってはいませんが、今後は次のステージへ移行すべきだと思います

本来、今実施している「自粛=抑止」対策も、「医療崩壊」を起こさないことが目的であって、「感染しないこと」が目的ではなかったはずです。もちろん誰も感染などしたくはありません。今回のコロナ場合によっては症状が急激に悪化して肺炎から様々な合併症引き起こし、最悪は死に至らしめるものとしてインフルエンザなどとは違うものです。しかしながら完全に撲滅することができない以上、インフルと同様の捉え方をせざるをえないものと私は考えます

ここで、なぜ人はコロナを恐れてインフルは恐れないかを敢えて書きますインフルは実は今回のコロナ以上に毎年それが要因と考えられる死者を多く出していますしかしそれをほとんどの人が恐れないのは、ある程度治療方法確立しており、それが一般認識されているからです。ワクチンもあれば対応薬もある。だがコロナはそれが今のところ確立していない。だから

感染したら俺も死ぬかもしれない。俺は死ななくても周りの家族を死なせてしまうかもしれない…恐い恐い…」

この過剰な不安が「コロナ恐怖」の本質であると思います。まずはこの恐怖を取り除かない限り、私が先に挙げた「ウイルス共存する対策」は浸透できないと思います。なぜならそれは「自粛必要としない」対策、究極の意味では「マスクもしない」「3密も守らない」という対策なのだから・・・

バカかお前は。そんなことしたらまたクラスターが発生して感染者が増大して今までの努力が水の泡になるだろうが!」

そういう声が聞こえてきそうです。そのとおりです。私が言うのは「クラスターが発生しても大丈夫」な対策ですから最終的に自粛必要ないことになります果たしてそんなことが可能なのか・・・。私は可能だと思っています。それにはまず我々の「意識改革」が必要です。

ここで皆さんにお聞きしたいのですが、「もし貴方が今、まさに新型コロナウイルス感染したらどうしますか?」と質問されたときに、どう答えるでしょうか? …多くの人は「最寄りの医療機関電話する」「保健所対応策を確認する」「最悪は119番する」などと答えるのではないでしょうか。…少なくとも私はそうです。

ではその対応をとった後、具体的にどの医療機関に運ばれて、どのような検査をして、不幸にも感染確認されたらどのように治療が進むのか完全に把握している人はいるでしょうか・・・ほとんどいませんよね、私もそうです。でもそこに「コロナ恐怖」の本質があると思っています

感染したらどうなるか分からない」 「ちゃん医療が受けられるか分からない」 「場合によっては、たらい回しにされて手遅れになるかもしれない」・・・

ワクチンなどの治療方法がまだ確立していないことも相まって、このような医療体制に対する自身不明確さが「感染したらやばい!」=「自粛」という意識につながるのだと思います。無理はありません。誰でもそうです。しかしそれを改善していく努力意識改革が今後必要であると思います。そしてそれはワクチンなどの治療方法確立する前から必要ものと考えます(なぜならワクチンとて100%完全治療に足りえるものとならないのだから)。

これは決して自粛否定するものでもなく、また現状の医療体制完璧に把握しろということではありません。そうではなく今後は「感染することが前提」という意識改革のもと、全ての人が感染した時に慌てず恐れず適切な対応がとれる社会を、国民全体で一丸となって確立すべきということを言いたいのです。医療関係者だけではなく、政治マスコミも、そして国民一人ひとりも全て…

分かりやすく例えると

貴方今日マスクとかしてませんね? 感染したらどうするんですか?」

「いやあ、感染したくはないですが、もし感染してもこれこれに連絡すればちゃん対応してもらえて治療が受けられますし、万一重症化してもその後の入院施設必要機器も全て確保されていますし、その間の補償確立していますから~。それでも感染が元で死んでしまったら、その時は寿命だと思って諦めますわ~(^o^)ニコー」

極端な話、誰もがこう言い切ることができる社会になればよいのではと。

繰り返しますが、これまでの自粛主体とした対策否定するものではありません。マスク有効だし、手洗い・うがいも今後も励行すべきです。しかし「自粛」を基とした「新しい生活様式」には大いに違和感を覚えます。「ウイルスを克服する」とは「以前の生活に戻す」ことだと思います

幸いにもいまだに要因が不明ですが、少なくとも日本国民には「ファクターX」と呼ばれる何かが存在し、欧米に比べて新型コロナウイルスによる「重症化」が低く抑えられていることが分かってきました。もちろん今後も更なる検証必要ですが、「ねずみ算」式に重症者や死者が増えないことが今後も予測されています。これまでの統計的データや現状での医療機関の状況などを精査し、どれだけの感染者が発生したら、どれだけの割合重症者が発生するか、またその切り分けを正しく判定する方法および、その後の医療措置(診断方法、病床、機材等)が確保される体制確立すること。それを皆が理解すること。そうすれば徐々に現在の「自粛」中心の対策から以前の生活様式に戻していき、最終的には「元に戻しても大丈夫」な体制確立することができるのではないかと。それが今後の実施すべき対策ではないかと思います

まとめます。今後の新型コロナウイルス対策

1. 全ての人が感染することを前提とし、感染後の全ての対応が円滑に行われる体制確立し、それを皆が理解することである

2. そのためには全ての人の「意識改革」がまず必要である。「感染を抑止」しながらも「感染を前提」とすること。

3. そして最終的には「コロナ以前」の世界に戻すこと。

これ、私は必ずできると思っています。そのためには、やはりまず「政治」にリーダーシップをとってほしい。日本国民は法で定められたわけでもないのに、お上から自粛しろと言われたらそれを忠実に守る、いい意味では「優秀」な国民です。しかしそれはひとたび方向性を間違えれば、「歪(いびつ)な正義」従って、それに沿わない「少数派」「弱者」「異端」等を排除する全体主義に陥る可能性も持っています。(正直、今回はウイルスよりもそっちの方に恐怖を感じました。) 現状を正しく検証し、明らかになった理論に基づいて元の生活に戻すための方向性社会全体に打ち出してほしい。全ての人にコロナ以前の笑顔を取り戻すための「道しるべ」を示してほしい。それが政治役割であると考えます

ここまで読んでいただきありがとうございました。ここまでの内容に関して、様々なご意見やご批判、ご指摘があろうかと思います。それらは大いにしていただきたいし、また私の認識で誤っているところは今後も修正継続していきたいと思っています。ただ「皆で現状を克服しよう!」ということ、そして「感染した人を叩かないこと」だけは重ねて申し上げておきたいと思いますありがとうございました。

  • 日本では「直ちに影響しない」んだよ 郷に入りては郷に従え 日本で死ぬのが嫌なら日本から出て行けよ PCR検査してアビガンをくれる国に移住しろ

    • 「アビガンをくれる」国なんてあるの?アメリカのPCR検査を受けた人の請求書写真を見たけど、単位ドルのくせに0が多すぎてビビったけど。

  • 海外旅行の帰国時に伝染病の疑いをかけられてみればわかる。疑いが晴れるまでホテルに軟禁など。 わかりやすくいえば、コロナに感染してるとおもわれたら、会社に殺さえると思えと...

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