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2023-10-11

リベラルはなぜ味方を背後から撃つような真似をするのか

埼玉県の子留守番禁止条例保守派によるものではない

anond:20231010220353

同じ内容を指摘しようとしたら、既にしてくれている増田がいた。

これ、本当にひどい状況だよ。

田村議員がこれまで、どれだけ埼玉県リベラル政策の浸透に尽力してきたか分かっているんだろうか。

田村議員はずっと一貫しているんだよ。

欧米の、G7の、人権分野の進んだ制度日本が遅れている分野の制度必要性を訴えてきた。

LGBTQ理解増進法」が議論となる中、神社本庁の関連団体統一地方選候補者に“公約書” 受け取った議員は…【news23

https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/452353?page=2

Q.一番同意できない部分を教えてください

自民党 田村琢実 埼玉県議会議員

「こういったことを、神道を司る神職団体が送ってくること自体が、もう神道をないがしろにしてるんじゃないかな、という思いが一番強いです。特にですね、選択夫婦別姓や、LGBTQの問題に関して、理解がすごく足りないな、というふうに感じてます選択夫婦別姓を求めてる方も、LGBTQの方も、日本国民なので、この人たちはを何でないがしろにできるのか、非常に私はわからない」

神道などの宗教団体が介入してくる動きを、リベラルとして食い止めようとしてきたんだよ。

アメリカでも、宗教保守が家父長的価値観マイノリティ攻撃してくるから民主党系のリーダーが徹底的に戦う姿勢を見せる。

共和党でも良識的な議員は、共に戦う。

まさに同じ。

アメリカでの田村さんのスタンスは、オカシオコルテ議員カマラハリス議員に近い。

間違ってもブッシュトランプ派などではないよ。

アメリカ エマニュエル駐日大使

「きょうこの瞬間から日本新しい時代を迎えましょう。LGBTQ当事者たちが安心して暮らせる時代です」

G7主要7か国LGBTQに関する法律がないのは日本だけ。

上の記事でも言われているけど、LGBTQに関する法律がないのはG7日本だけ。

他の人権に関わる分野では、児童を守る法律夫婦別姓などもG7日本けが遅れている。

国内世論G7も支持しているのに…ごく一部の強硬反対派のためにLGBT法案が通らない自民党深い闇

https://president.jp/articles/-/69491?page=5

こうした動きは、地方議員にも起こっていた。埼玉県議で自民党県議団の幹事長田村琢実議員だ。

田村議員は、かつて日本会議に所属しており、当時は保守政治を進めるためには、選択夫婦別姓LGBT権利保護を推進する必要性はないと感じていたという。しかし、当事者の声を聞いたことをきっかけに、法律制度上困っている人たちがいることを知り、勉強会を立ち上げたという。そして2022年埼玉県議会で制定された「埼玉県性の多様性尊重した社会づくり条例」に関わった。性的マイノリティーの人の差別禁止する、差別禁止条例だ。

条例案制定の直前ぐらいから、条例制定の中心的人物だった田村議員に関する批判的な記事が、保守雑誌日本会議の機関紙掲載されるようになったという。地元右翼団体街宣活動をされたほか、批判する記事コピー選挙区の全戸に配られたという。「『LGBTQと夫婦別姓に賛成する田村は立憲に行け』『自民党から出ていけ』といった内容でした」

誰が、どんな団体が中心となってやっているかは分からなかったという。「僕の想像ですが、(条例の主旨や夫婦別姓に)反対する団体が、お金を出していたのではないかと思います

田村議員は、性的マイノリティ差別問題解決することは、これから日本の成長にとって大切なことだという。

戦後経済成長からこれまで、日本多様性なおざりにし、経済優先でやってきました。それが『失われた30年』、そして日本の衰退につながっています多様性や、一人ひとりの能力を生かすことに目を向けてこなかったために、今の日本では新しい発想が生まれず、人も生かし切れていない。そこに目を向けないと、日本の発展はないと思います

ずっと自民党保守派と戦ってきたんだよ。

夫婦別姓LGBT法などの欧米制度を採り入れようと尽力してきたんだよ。

それで、今回はG7アメリカスタイルで、田村議員夫婦別姓LGBT法の流れで、欧米主要先進国の進んだ取り組みとして児童人権を最優先で守る法律埼玉県根付かせようとしたわけ。

保守宗教保守なんてとんでもない。

完全に逆。

宗教保守と徹底的に戦うリベラル立場議員が、LGBT法と同様に、G7で唯一遅れていて児童を一日中ほったらかしにしている日本の状況を改善しようとしたわけだ。

子どもだけで留守番禁止埼玉条例案取り下げ 「私たち言葉足らず」提出の自民県議

https://www.tokyo-np.co.jp/article/282770

田村団長は内容について「瑕疵はなかった」と正当化した上で、登下校に防犯ブザーを持たせるなど各家庭で安全配慮していれば放置にならず「心配の声のほとんどは虐待に当たらない」と従来と異なる見解を示した。既に条例規定する「安全配慮義務」が果たされていれば虐待に当たらないとした。これまで説明しなかったのは「安全配慮義務は大前提で当たり前すぎた」と釈明した。改正案を再提出するかどうかは「ゼロベースで全く何も考えていない」と答えた。

そりゃそうだよ。

田村団長の考え方はG7では何ら不思議ではないんだから、その内容自体に疑問は持たないはずだよ。

はてなの皆さんも、G7で導入されている夫婦別姓LGBT法に疑問を持つ人がいたらおかしいと思うでしょ?

欧米主要国では導入されている仕組みなのに、日本で反対の声が高まったらどう感じる?

内容は正しいけど、正しさが日本有権者にうまく伝わっていないと考えるよね。

ところで、田村議員敵対する保守グループが、今回の条例案取り下げで狂喜乱舞する姿もXで見られるよ。

田村議員の「欧米由来のリベラル政治」を止められたから喜んでいる右派がたくさんいる。

はてなリベラルは本当に危機感を持った方がいい。

それをなんだ、なんだこの仕打ちはよ。

埼玉県民が怒った!「留守番禁止条例案、異例の取り下げへ 何が問題だったのか:東京新聞 TOKYO Web

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.tokyo-np.co.jp/article/282874

いくら統一教会現実的な影響力なんかない」って強弁しようがそれが全くのウソであることがこうやって証明されるわけでな

保守なら保守らしくもっと現実的施策やってほしいけどな。

田村琢実はモラロジー親学新しい歴史教科書をつくる会と強いつながりがある日本教育再生機構の委員モラロジー親学つくる会の重鎮髙橋史朗は統一教会と強いつながりがある。

親学日本会議・統一教会トリプルコンボカルト国家ニッポン2023。

誰にどういう評価をしているのか、分かっているのかな。

埼玉県G7の進んだ動きを取り入れる議員保守派レッテルを貼り、背後から撃とうとする。

田村議員の歩みを止めたら、どこのグループがほくそ笑む結果になるのか理解して言っているんだろうか。

自身が日頃から憎しみを抱く本当の敵に、塩を送ってしまっている方もいる。

今、田村団長を突き放すと、「○○をやっていないのはG7の中で日本だけ」という強力なエビデンス武器も失うかもしれないんだよ。

 
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