はてなキーワード: ウォシュレットとは
痔瘻の手術を終えた中年男性だけど駅のトイレで痛い目にあった。
痔瘻(あな痔)の切開開放術を終えた後のケアは面倒だ。痛みや出血は引いても、未だに不意のガス漏れや滲出液がある。そのため酸化マグネシウムで便を柔らかくし、常に紫軟膏を塗ってガーゼを被せた状態にしておく必要がある。
今朝も出勤途中に大きい方を催してしまった。幸運なことにその時通りかかった駅はトイレにウォシュレットとノズル消毒機能がある比較的綺麗な駅だったため降りてトイレに入った。一個だけ個室が空いていたため飛び込む。
まず血と滲出液、軟膏でドレナージ創に張り付いたガーゼをゆっくり剥がし、肛門を痛めないようにゆっくりとゆっくりと時間をかけて排便する。ガーゼを剥がす時や排便時には痛みで「うっ!」っと声が出る。
排便が終わるとこれまた大変。トイレットペーパーをあてて軽く拭いてからウォシュレット、そしてトイレットペーパーをあてて水気を拭き取る。その後、軟膏を塗る。塗る時はどうしても痛い。そして最後に新品のガーゼを2枚くらい重ね創に当てる。
今朝も同じような手筈でこれから軟膏を塗ろうとしている時、外がガヤガヤと騒がしくなった。「ここです」という声が聞こえ、扉をドンドンと叩かれた。そして大きな声で「何してるんですか!早く出てきてください!」と怒鳴られた。
急いで軟膏を塗ってガーゼを当てボクサーパンツを履いて扉を開けた。ズボンを履くのも流すのも忘れた。駅員2人とおじさんが立ってる。周りの人もめっちゃ見てくる。
「なんですか?」と聞くと駅員から「何してるんですか?」と聞かれた。横でおじさんは「トイレの中でずーっと!もうずーっと何かしてるんです!」と言っていた。
周りの人たちの視線を浴びながらしどろもどろで軟膏、ゴミ箱の中の血のついたガーゼなどを見せ状況を説明した。駅員さんは納得して「だそうですよ」と言ったが、おじさんはなお「呻いてました。何かしてました」とブツブツ言っていた。
急いでスラックスを履き、トイレを流して駅員さんと一緒に立ち去ろうとした。おじさんは物凄い顔で俺を睨みながら、俺が使っていた個室に入っていった。
いや、酷い目にあった。
日本にある程度普遍的に存在する施設で図書館ほど需要と供給が噛み合ってない施設ってあるかな?
供給側は図書館の本来の目的である知識や情報の蓄積と提供に従って蔵書を増やしたり電子ライブラリーを拡充したりしてる。
一方で需要は蔵書にはなくて快適な机と椅子にある。蔵書は新聞と有名雑誌と流行りの小説くらいしか求められてない。それ以外の需要はごく微量だ。
図書館に行かない奴らは知らないと思うが、図書館のユーザーの多くは本には目もくれず机に座ってずっと持ち込んだ参考書と向き合ってる学生と新聞や雑誌を読んでる老人のどちらかだ。彼らにとって大多数の蔵書なんて風景でしかなくてそんなものに金を使うくらいなら、椅子や机をキレイなものにしてトイレにウォシュレットをつけて欲しいと思ってるだろう。
当然これは図書館の本来の意義を知ってる人からするとありえない話と思うだろうけど、図書館を行政サービスの1つとして見た時に昔ながらの利用法にこだわって今のニーズを無視するのは正しいのかな?と思ってしまう。
もし俺が今新しく図書館を作るなら蔵書は新聞と雑誌だけに絞って隅っこにまとめる。蔵書はそれだけなので当然TSUTAYAにすら依頼しない。そしてスペースの大部分は椅子と机を並べる(できればコンセントもつけたい)。本を読みたいやつは取り寄せて読んでもらう。蔵書がずらっと並んだ図書館は中央図書館だけに集約させてそれ以外は原則蔵書なしだ。