2024-08-12

既婚の増田だけど、夫公認女性風俗に行ってみた

東京秘密基地チャンスじゃない?」と言ってきたのは夫の方である

なんならこの記事を書いてほしいと言ったのも夫で、書くのは私。アップロードするのは夫に任せてある。  

33歳、妻35歳子なし、結婚歴7年。離婚歴があり、セックスレス経験もあるため、2度目の結婚では、セックスレスを恐れて週に1回は夫を抱くように意識している。

もう「抱かれる」というスタンスはいけないと思えるのは、2回目の結婚生活からである

今までの私は、彼氏が途切れたこともなかったし、20代マンコの価値が高くて、セックスはいつでもできたし、風俗に行くなんて考えたこともなかった。

そんな矢先、夫が1週間出張でいないことが増えた。

  

東京秘密基地』とは、女性風俗のことである

夫はアングラものが好きで、よく『東京秘密基地』についてTwitterで眺めたり、知人から話を聞いたりしていて、とても興味がある様子だった。

一方わたしは、3Pに興味があり、人生で一度はやってみたいことの一つである

しかし夫は3Pは興味がなく、叶えるには『東京秘密基地』だろうなと思っていた。

なので、せっかく夫が言ってきたこの機会に、お試ししてみようと思ったわけ。

そして初めて女性風俗を試してみて感じたのは、思いもよらず、自分過去トラウマから解放であり、「あ、私自由になりたかったんだ」という気づきだった。

  

綺麗な嘘でもいいじゃない

うだるような夏の暑さ。陽が傾き暑さが少し和らぐ時間帯に、暑い中待つのは疲れるので、商業施設の中で待ち合わせをした。

相手にはどんな服装で行くか事前に写真を送っておいたので、男性が気づいてくれて「あ、どうも」といった感じで合流した。

長身でスラリとした男性で、サングラスをした姿が、めちゃくちゃ友達に似ていて笑いそうになる。

  

東京秘密基地では、サイト上でおすすめホテル情報がまとめてあり、その中から良さそうだなと思っていたホテルへ向かう。

ラブホテルなんて久しぶりだし、慣れていない中、ありがたいことにエスコートしてくれる。フロントのお姉さんに、部屋の中にお水が何本あるか確認もしていて、商業だ〜と感心してしまった。

部屋に入ると話ながら、照明を調整し、キャンドルに火を灯し、持参したアロマディフューザーでアロマを炊いてくれた。持参したBOSEスピーカーからは、ヒーリングミュージックがかかり、その様子は、まるでプロのヘアメイクさんが、仕事場を整えているようだった。

あっという間に準備が進む中、お風呂にお湯がはられ、ふたり歯磨きをしてた。なるほど、歯磨きするのか、などとドギマギしながら歯を磨いた。

  

「なんで女性風俗で働こうと思ったんですか?」と聞いてみると「叶えたい夢があって、将来事業をやりたくて、そのためにまとまったお金をと思って始めたんだよね」と。

嘘でも「綺麗な応援したくなるようなストーリー」に、正直「この人マーケ上手いな」と思った。

だって、正直、政策金融公庫お金借りて事業なんて始めたらいいわけで、会社をやるために風俗をするなんて綺麗な嘘だと思った。

から「叶えたい夢があって、風俗をしている」というストーリーラインは、頼むお客さんからしたら、「夢を応援する一助として指名する」言い訳にもなるわけで。すごく上手だなと思ったわけだ。

  

私がシャワーを浴びて、次に男性シャワーを浴びている間、ベッドの上でぼんやりと鏡越しにシャワーを浴びている様子を眺めていた。

こういう部屋のつくりはラブホテルならではで、よく考えられているなと、また感心した。

壁に反射したキャンドルの灯りが綺麗で、ガラスキャンドルホルダーも、きっといいものなんだろうなという気がした。

カウンセリングとして、「性の悩みはある?どこが好き?」などと聞かれた。例えば中イキできないという悩みのある方は、中イキできるようになったりするらしい。

わたしは悩みはないが、女の子扱いされたいし、ロマンチックな感じがいいと答えた。

  

そしていざ「ファンタジーマッサージ」が始まった。「オイルマッサージ指圧どっちがいい?」と聞かれてオイルにした。

ファンタジーマッサージ」とは、性感マッサージのことを、東京秘密基地オブラートに包んだ言い方で、ワードセンスには脱帽である

なんてことなマッサージからまり、夫以外の人と触れるのは久しぶりで、初めて世界に触れた赤ちゃんになったような新鮮さがあった。

くちびるが柔らかすぎて「なんのリップ使ってるんですか?」と食い気味で聞いてしまった。

信じられないくらテクニックがあり、全く潮を吹かない体質の私は何度も潮を吹いた。何度も何度もオーガズムを得て、女の快感には天井がないんだなと知った。触られただけでもイってしま身体になってしまった。

  

「あ、私もう浮気しないな」

と思った。

野良の男と浮気するくらいなら、お金を払ってファンタジーマッサージを受けた方が満足度が高い。

無我夢中というか、必死というか、未来不安も、過去の辛い経験も忘れさせてくれる。今ココにしか自分存在しないような感覚こそ、私がセックスが好きな理由だったなと思い出した。

そして「今、私は自由だ」と全身の細胞が沸き立つように感じた。

  

私、自由になりたかったんだ

ちょうどその頃「内的家族システム」に関する心理学の本を読んでいた。

人間人格はいくつかのパーツに別れており、複数人格を常に使い分けているという話。妻としての自分会社員としての自分、誰しもがいろんな顔を使い分けて生活をしている。

そうした表に出るパーツとは別に深層心理には、過去トラウマを受けた時にそのトラウマを引き受けるためにできた人格(パーツ)があり、そのパーツは、トラウマを受けた年齢で時が止まっているそう。

はいわゆる毒親育ちで、10代の頃は親とか経済的貧困から抜け出したかった。自由になりたかった。

そのことをふと思い出したのだ。

私は人生をかけて自由になりたかった。そのために一生懸命仕事をして、自分お金で今風俗に来ている。

トラウマを引き受けたパーツは10代のままで止まっており、自分が今35歳でもう10代でないことを、そして人生うまくやっていることをパーツに伝えることからトラウマ治癒は始まるそう。

20代の頃はお金を払って風俗に行くなんて思ってもみなかった。でも今こうして自分お金風俗に行けることに謎の自信を覚えた。

ハイブランドのものを買って、自分大人になったんだと思うように、私は女性風俗を通して、全身で自分大人になったんだと思えた。

もうとっくに自由になっているはずなのに、深層心理10代で止まっていて、自由になっていることを知らなかったことに気づけたし、過去の私の願う「自由になりたい」という思いにはケリがつけられたのだ。

  

大きくなって帰ってきたね

ファンタジーマッサージをして、何をしてもイク身体になった私は、とにかく夫とセックスがしたくなった。「早くしようよ」とせがんで、夫はというと、何をしても気持ちがいい身体になった私をみて可愛いと思ったらしく、すぐ射精に至った。

正直、自分は良くても相手がヤキモチを妬いたりしたらどうしようと思っていたが、そんな心配は露知らず。

私は人生をかけて自由になりたかたことに気づいたこと、そして自由を叶えられたことに気づけたこと。悟りを開いたような発見の多さに、「大きくなって帰ってきたね」と感想をくれた。

  

私にとってはすごくいい経験だった女性風俗だが、全ての人におすすめしたいと軽々しくはいえない。

なぜなら、性生活に悩みのある女友達おすすめしたところ、

「話を聞いて一晩考えたんだけど、私相手のこと好きになっちゃって、夫いるのにって罪悪感覚えて泣きそうw」

という感想があったからだ。いわゆるガチ恋というやつである

「今まで遊んでこなかったツケがきてるw」と女友達は笑っていた。

性というものはある程度、相手を消費する感覚がないといけない。ガチ恋になるリスクがあるなら、おすすめはできないが、ある程度相手を消費する感覚があるなら、ぜひファンタジーマッサージ体験してみてほしい。

  

家庭内公認女性風俗

「他の人試したいとかないの?」と夫に言われたが、私的はいいと思ったら同じ人をリピートしたいと思った。

身体を預けるという意味では、医者ガチャと同じものを感じたのである。いい医者出会ったら、かかりつけ医にするように、私は同じ人をリピートしたいと思う。

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