はてブで見覚えのあるサムネが目に飛び込んできたので、会員である私がその内情を書いておこうと思う。
なお、他の会員のことはプライバシーの問題で口外禁止となっているが、システムについて口外禁止とはなっていないのでそこは問題ないはずである。
ブラウザの戻るボタンを押すと壊れる多少ダサいシステムだがここは問題ない。
そして本登録するために書類を提出するのだがネットから画像をアップはできない。
なんと事務所の行かなければならないのだ。
軽く眩暈がするがここは従おう。
さて事務所に行かなければならないのでサイトで予約を取るのだが、ほんどの枠が埋まっていて泣く。
県内に臨時出張所を含めても事務所が数えるほどしかなく、事務所によっては曜日の縛りがあり、さらに時間もちょっとしかない。
平日の昼間しか枠がなかったり、ひどいところだと平日の午前中のみなど、予約画面を見ていると開業医の診療所と勘違いしそうだ。
仮に1日に3人しか受け付けられないとして、それでどれくらいの人が登録しているのだろう。
おそらく多くの人がこの壁を乗り越えられなくて諦めているのではないだろうか。
しかし私は既に市役所にまで行って独身証明書を発行してもらっているのだ。
証明書を受け取るときに「よいご縁がありますように」とお祈りまでされたのだ。
ここで諦めるわけにはいかない。
なお、他県の人が疑問に思うかもしれないので説明しておくと、愛媛県では「今から結婚相談所に登録するんです。いやほんと、マジで」
と言えばそれが本当かどうかは確認なしに独身証明書を発行してくれるのだ。超べんり。
ぼんやりとこのビルのあたりというところまでは分かるが、見える範囲のどのビルなのかさっぱり分からない。
たぶんここだろうという漠然とした勘だけ残して帰ることにした。なんとかなるだろう。
そして当日までにそろえるものがある。
あれ?全身写真は?
普通は顔と全身の2枚だよね。
つまりこれはお見合いをしてみなければデブかどうかは分からないってこと。なんということでしょう。
考えても仕方ないので自宅で顔を引き攣らせながら何枚も写真を撮り、その中で多少マシと思えるものを2枚選んでカメラのキタムラでプリントしてもらった。
この顔で選んでもらえるのだろうかと想像してみたけど、人には好みというものがあるし!
そして当日ドキドキしながら予約の時間の15分前に事務所に行くが誰も出てこない。
ここで合ってるのか?いや忙しいのだろうと思い、近所を散歩して指定時刻ちょうどにまた訪れる。
しばらくするとスタッフが出てきて招き入れてくれた。よかったよかった。
パーティションで区切られた2人が入れるギリギリの薄暗いスペースに、警察が尋問するかのようなライトがひとつ。
そして途中動画による説明もあるのだが、なぜ今ここでなのだ。事前に見せておけよと突っ込みたかった。
疑問は湧くがさらっと受け流し「はいはい」と登録手続きをすすめる。
「ここは結婚相談所ではないので、こちらから異性の紹介はしません」というちょっとひっかかるフレーズはあったが、ここまで来て帰るという選択肢はない。
とはならないのである。
勘違いがあるといけないので再度念押ししておくが、スタッフが悪いわけじゃない。
ここまではよくある話だ。
自宅のパソコンから自分の登録内容は後から自由に書き換えることができるが、正会員になったとしても他人のプロフィールは閲覧できない。
何言ってるのか分からない?
もう一度言うよ、何度でも言うよ。
じゃあどうやって出会うのかというと、今回と同じようにサイトで予約を取って、事務所に訪問してそこで専用端末を使ってなら閲覧できる。ということらしい。
この説明を受けたときの私の頭には、な・ん・だ・と!!!???
というフレーズがリフレインしていたのだが、君にはそのシーンが想像できるだろうか。
ちなみに私が説明を受けている間にひとりの男性が事務所を訪れ、その専用端末というもので閲覧していたことはパーティションの隙間から漏れてくる音と会話で分かっている。
めんどくさい!
猛烈にめんどくさい!
事務所のサイズや曜日によって違うが、ひとつの事務所で1日に4人から10人くらいしか予約が取れない。
ほとんどの事務所が平日の12時から17時くらいの間しか空いてない。
平日働いている人は来るなということか?
土日の枠がないなら平日は夜11時くらいまではやってほしい。
ここに登録してる人は平日が休みの自営業とかショップ店員ばっかりなのか?
当初は本登録の枠とは別に、閲覧用はもっと枠や場所がたくさんあるのだろうと淡い期待を持っていたが、そんなことは全然なかった。
スタッフがいちいち紹介してくれたり説明してくれたりするわけではなく、ただ専用端末で見れるだけだ。
説明を受け流していたので大きく誤差があるかもしれないが現在有効期間内の登録者数は1万人くらいいたはずだ。
どうやってこの人数をさばいているのだ。
そもそも誰も使ってないのか?
いやさっき男の人が来たし!
稼働はしている。間違いなく。
お相手のプロフィール写真の写真撮影は厳禁、そしてプロフィール内容のメモも厳禁。
は?
記憶してる内容をもとにした他人との相談も会員情報の漏洩に繋がるので禁止らしい。
とにかく禁止事項が多い。
昔ながらのお見合い写真なんて親族でチェックしたりするのにそれができない。
その場のインスピレーションでどんどん交際を申し込んでくださいと言われてもね。
ずらっとスペックを並べられたら考えるでしょ。一晩考えるでしょ。いや考えさせて!
絶望感に浸りながら「はいはい分かってますよ」という顔でにこやかに話を聞くわたし。
なお、相手から交際申し込みがあった場合のみ、自宅のパソコンに相手のプロフィールが表示される仕組みだ。
そして交際申し込みを了解したり、自分の申し込みに相手が同意した場合には晴れて会うことができる。
場所は両者の中間地点を基準として提携してる豪華な旅館などでスタッフ同席で会うことになる。
「まさか初めての出会いが喫茶店ってわけにはいかないでしょ?」と言われたが、全然それで構わないんだけど。
お前が言うなって言われそうだけど。
ちなみにこれから会員になろうと思ってる方に一言いうなら、出会い系サイトのように毎日メールがパンクするくらい交際申し込みがあるというイメージは捨ててください。
ある意味、それくらい個人情報保護がしっかりしていて安易に入会も交際申し込みなんかも出来ないシステムだからこそ 成婚率が高い…のかも。 ハードル下げれば下げるほど、冷やかし...
ちなみにこれから会員になろうと思ってる方に一言いうなら、出会い系サイトのように毎日メールがパンクするくらい交際申し込みがあるというイメージは捨ててください。 中学男子...
出会い系サイトは若い女でさえあればパンクするほどメールが来るのが当たり前では。 その大多数がただのやり目だから、それでモテたなんて考えるほどおめでたい女もいないと思うけ...
💩いっぱーい
そうじゃなくて「婚活システムを使えば交際申し込みが〜というイメージは捨てて」ってさ、自分が持ってるからこそ人に忠告するわけじゃん? でなきゃ当たり前の事をわざわざ忠告す...
婚活システムでもゆるい所だと若い女というだけで申し込み殺到が当たり前だし。
なんだって? 加計学園、ひでえな!