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2015-10-13

Rの発音、追記

英語母音の後のR のつづき

http://anond.hatelabo.jp/20151011032832

自慢以外になんの意味があるのかってコメント自分でも「へー」っと思ったエピソードからシェアしただけだよ。

実際の自分はその辺の他の増田と同じ謙虚奥ゆかしい人間なんだが、匿名ダイアリではここの仁義にしたがってちょっと煽りっぽくTOIECのスコアとか書いたけど自慢のためならそんなもん書かないで、嘘でもいいから学歴年収でも書いておくよ。少なくともアメリカじゃ大概の人はTOEIC自体しらない。(でも「死ね」ってコメントがきたのはびっくりしたので通報しておいたよ!)

で、自分で「へー」と思った点というのは以下の通り

1. 何年も英語勉強してきたにもかかわらず、こんな基本的な事を見逃していたのは意外

2. それを発見したきっかけがコンピュータ音声認識というのも意外

3. 訛りの許容範囲は人によってかなり違い、社会的バックグラウンドと、地域性で大きくことなる(これは知ってはいたが実際に肌で感じるのは新鮮だった)

基本的な事という点。これはRをドロップする自分の癖と言うより、Rの無視コミュニケーションを阻害するというということ。以前から自分がRの発音が弱いというのは知っていたが、「イギリス英語erのrとか発音しないし」「ボストンの人も発音しないし」と思って、まさかそれがコミュニケーションを大きく阻害しているとは思っていなかった。つまり問題重要性の勘違い。あと、自分には他の訛りもあるので(そりゃ日本人からね)、その組み合わせでわかりにくくなる、というのはあるんだろう。たとえばボストンから来た人やイギリス人が、Rの発音のせいだけで西海岸バーガーキングメキシコ系の店員Whopperを頼むのに苦労するとは思えない。だからRだけが問題というわけではないが、他と組み合わさったときコミュニケーション阻害の原因になりうる、ということだろう。(逆に言うとRに気をつけても変わらない人もいるかもしれない)

で、今頃こんなのを見つけたってことは他にも似たようなのがあるんだろうなということでげんなりしている。外国人にとっての言語習得には終わりはないのだよね。次の自分課題はWがUっぽく発音されることがあることだ。これも「え?なに?」と良く聞き返されることに気がついたので、直しておいた方がよさそうだ。いまさらアメリカ人みたいに発音したいとは思わないが、コミュニケーションが止まるのは現実問題として困るので。

コンピュータ音声認識、という部分。面白い符合として、わかりやすい英作文をするためにコンピュータが読みやすいような英文を書こうという主張の本がある。

理科系のための英文作法文章をなめらかにつなぐ四つの法則 (中公新書) 新書 – 1994/11 杉原 厚吉

http://www.amazon.co.jp/dp/412101216X

雑にまとめると「ネイティブみたいに書くのは無理だしわかりやす文章を書こうよ。それならコンピュータにも理解できるように書くといいかもよ」というものコンピュータデータと照らし合わせて文章意味を推察するので、コンピュータ理解できるようなら、標準的文章として合格になる確率が上がるということ。名文を書くのではなくわかりやす文章を書く手法。なんだか音声認識ソフト発音チェックさせるとの似ている。音声認識ソフト標準的発音とくらべるので、エラーがでない発音標準的範囲に収まっている可能性が高いんだろう。で、エラーがでると標準から大きく逸脱した発音なので伝わらなくなる可能性があがる、と仮定すると納得がいく。人間インストラクターを置き換える物ではないが、実際にネイティブ教師につきっきりで発音チェックしてもらうのは非現実的なので、コンピュータ発音チェックは良い補完教材になるのかもしれないなと思った。(以前は馬鹿にしてた。スマン)

ところでRosetta Stone発音矯正ソフトじゃなくて総合英語トレーニングソフトなので発音確認には効率が悪い。100語くらいの頻出英単語発音や、基本的発音の組み合わせをチェックするソフトがあればいいのになと思うけど、ちょっと探した範囲では見つからなかった。

最後自分仕事がら世界中の人と話をしなきゃならないので、それこそいろんな種類の訛りと闘ってきた。いろいろ不思議な組み合わせがあって、インド人東欧人の電話会議にでたときインド人参加者が軒並み東欧人の訛りが理解できなくて、「なんんでお前はあいつの言うことがわかるんだ?俺たちは一言もわからなかったぞ」とか言われたりとか。(こっちにしてみればきついインド訛りの方がよっぽど大変なんだが)。そんななかで特定発音の欠落が特定の人とのコミュニケーションの阻害に直結している例というのを初めて体感したのが面白かったのだ。(また言っておくけど、20年以上も外国人コミュニケーションをとり続けた上での感想からね)

ところで、メキシコ系でも海外しょっちゅう行っているような人には自分発音は割と伝わっていた。今はNYCにもメキシコ系の人が多いそうなのでそういう人たちはRなしでも伝わるのかもしれない。自分メキシコ系の人との会話で苦労していたのは主に米西部の話なので、これもメキシコ系全体ではなくて特定地域メキシコ移民に関わる話かもしれない。あと、アメリカ大陸以外の人はイギリス英語にも慣れているから、Rなしでも伝わる率が高いんだろうね。

2015-10-11

英語母音の後のR

最近自分発音欠点に気がついた話。

半端な人に知ったかぶりコメントされるとうざいので英語関係スペック書いておく。TOEIC20年前に925点とってからあほらしくてうけていない(TOEIC英語テストじゃなくて忍耐力のテストだ。今受けたらつまらなくて15分で寝る)。英検は十年前に一発で1級とった。教養のあるネイティブにくらべれば読む速度はかなり遅いが新聞雑誌も読める。米在住合計7年でアメリカの現地企業毎日英語仕事している。その辺の「TOEICxxx点をめざす」とかいブログとかは生暖かく見守るレベル

普段は割と優秀な人とコミュニケーションしているのであまり問題ないのだが、ときどき教養の無さそうな人(店の店員とか)と話していて自分発音がいっさい通じなくなることがあった。これはもう極端で、さっきまで他の人と世間話してたのに、その特定の人とは商品の注文でさえできなくて絶望する程。メキシコ系の移民の人と話しているときにも同じ傾向がある。そういうときは他の人が助け船を出してくれたりするから、他の人には自分発音が通じているらしい。以前からこういう傾向はあって、英語個人授業教師相談したこともあったんだけど、その教師自分発音理解できる人なので「問題ないけどな」という反応で、てがかりなしだった。

それがこの前原因がわかった。

きっかけは家族自分ほど英語がしゃべれない)に買ってあげたRosetta Stoneという英語練習ソフト。この中に、発音コンピュータが判定するトレーニングがある。家族にはこれが難しいらしく、やってみてと頼まれた。自分がやると、90%は一発で通り、5%も二回目くらいで通るんだが、中ににいっさいクリアできない単語がある。なんだこりゃと思って、しばらく試して気がついた、こりゃRだ。しか母音の後。

思い当たる節がある。初めて英語発音をちゃんとならったのは米東海岸で、あのあたりはRの発音適当地域があるのだ(ボストンとか)。先生がその地域の人だった可能性があるし、東海岸の人たちはR抜きの発音にもなれているか自分発音欠点に気がつく機会を逃してしまったのかも知れない。当時自分発音にはそれ以上の大問題が沢山あったか先生もこの比較的小さな問題矯正しなかったんだろう。

そして現在。普段自分がつきあいのあるような教養ある人はいろんな発音の種類に触れているから、R抜きの発音理解できる率も高い。R抜きの発音を知らない人にあたると「こいつ、何言ってかわがんねっぺ」状態になる。メキシコ人にはこういう人の比率が多いらしい。あー、なんだ、そういうことか。

その後Rの発音を気をつけるようにして、過剰なほど母音の後のRを強調するようにしたら、通じなくなる率が激減した。

追記書いた

Rの発音、追記

http://anond.hatelabo.jp/20151013015136

ちなみに、スペイン語は片言話せる。それだけになんかイライラしてた。

お前がレジの後ろでこちょこちょ喋ってること、こっちは半分くらいは理解できるんですけど、なんであんたは俺の言うこと1ミリ理解できないの?って。

 
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