はてなキーワード: 院死とは
東大にはよく知られた駒場キャンパスや本郷キャンパスの他に柏キャンパスがあります。
ネット上ではロンダの巣窟だのなんだのと好き放題言われてたり(※1)、本郷から遠いという事でB4の研究室配属では不人気だったりしますが、とても良い環境です。
そんな柏キャンパスの中には新領域創成科学研究科という「学融合」を掲げた学科があり、その中に物質系専攻があります。
物質系は、物理・化学・材料系の人たちが協力して物性を研究しよう!といった感じの専攻です。(※2)
新領域全体に言えることですが、対応する学部がないので外部生が入りやすいです。
〇院試の科目
専門科目400点分、英語(TOEFL ITP)200点分です。
専門科目は物理・化学・材料科学の問題が13題出題され、その中から4問選んで解く形式となっています。
筆記試験後に面接がありますが、これは入学の意思確認のためのもので、出席すれば必ず合格できます(たぶん)。
一応、第一志望の研究室名・志望理由・志望理由中に出てきた専門用語の説明ぐらいは言えるようにしておくと良いでしょう。
ちなみに、だいたいの人はスーツでした。
〇倍率
今年は107人(欠席含む)が受験し、70人が筆記試験を突破し、最終的に61人が合格していました。
筆記試験を突破してから落ちた9人は、おそらく面接に欠席した人たちだと思います。
欠席を除くと、約7割程度が合格している計算になります。倍率は1.4倍程度でしょう。
私は過去問を数年間分とTOEFL ITP模試(本)をやった程度です。
過去問は対策しなくても十分に解けたので、その後は研究してました。(※3)
一方で、ちゃんと合格できるかどうか不安にはなっているようです。
睡眠が不規則になる、吐きまくる、暴食で体重が増える、etc といった症状が出ている人もいました。
私も不安でした。
〇内部生から見た外部生
本郷の場合はどうか分かりませんが、柏の場合は内部生が落ちることがまずありませんので、外部生受けるなよ~とか言ってる人はいません(いたとしてもたぶん冗談です)
どこでもそうでしょうけれども、「自分や周りの人が院死しない程度だったらいくらでも外部生ウェルカム」って感じです。まあ、そりゃそうですよね。
私個人としては、様々な地方・大学・専攻から人が集まってくる柏キャンパスの「ゆるさ」はとても良いと思います。
〇最後に
研究頑張りましょー
(※1)柏に来る内部生は落ちこぼれなどと言っている人をネット上で見かけましたが、ちょっと一言。誰が落ちこぼれやねん!
(※2)本当に学融合してるの……?
(※3)あまり参考にならないですね……。過去問はけっこう簡単なので、2,3年次の演習の問題を解き直したりした方が力がつくかもしれません。
私は将来について考えたことがあまりなかった。大学進学についても同様で、高校三年時の担任の先生と休み時間に雑談していた時に「あー、○○大学の△△コースがいいんじゃない?」と軽く言われた事を真に受けて進学しました。もちろんその先生に責任があるとは全く思っていないし、それ以降大学進学について考えず進学し、だらけた生活を送った私自身が悪い。まあそもそも留年や休学をしてる人やその周辺でどこに責任があるかと問えばだいたいその人自身だ、と言われそうなものだ。
さて、この日記は id:uiureo さんが始めたらしい留年休学アドベント・カレンダーという不穏なものを見かけたので書いている。(初記事 http://uiuret.hatenablog.com/entry/2014/12/15/224923 )
気を取り直して本編の留年休学について書こう。
まずは、なぜ留年したかというところだろうか。これは簡単だ、卒論を途中で放棄したからだ(卒業要件単位は卒論以外は余裕を持って取っていた)。「卒論なんて何か書いて出せばそれでよくね?」「指導教員に泣きつけばだいたい書くべきこと言ってくれるぞ」という声はある、これは実際そういうもんだし指導教員には助けてもらえばいい。これでは腑に落ちないだろうのでもう一歩深めてみよう。なぜ卒論を放棄したか、これも程々にシンプルで、卒業した後の進路が定まってなかったからだ。世に言う院死というやつだろうか、それとも無内定と言ったほうがいいだろうか、どちらにせよ次年度の予定が無く"無職"になるのは避けたかったから留年した。
さて、少し時が前後して冒頭の愚痴になるのだが、化学系の△△コースに進学したものの全く興味がわかずなんとか単位を取る生活を数年頑張って続けた。自分の考えの足りない点からの自業自得ではあるが、ここはかなり頑張ったと思う。しかしまあ、ここでも何も考えずに在籍コースの研究科に進学出願し大学院試験というものを受けることにした、全くもって遺憾である。興味のないものを研究する専攻へ進むための試験に対して勉強のモチベーションがあるだろうか、いやない。よって落ちた。その後就職活動を行ったが、なんだろうあれは全く面白くない。途中でやめてしまった。よって無職へ。ついでにこの辺りでうつ病になった。
しかし無職というのはよろしくないものらしいので、学生という地位の維持のために留年することにした。また、半期休学して後期に卒論を出せば許されるらしいということを聞きついでに一応休学もした(休学中も学校へ行き指導教員と定期的に話し合いをしたし普通の(サボりがちな)学生となんらかわりはなかった)。
休学中はサボりがちな学生程度にしか指導教官の元へ行かなかったため暇があり、興味があった勉強を自由に進めることが出来た。
この時期はとても楽しかった。大学一年生と同じ講義を受けグループディスカッションをし、また体育の講義(実技)を受け遊び、他大学の講義を受け、大学生らしい大学生をしていたのは在学5年間でこの半年だけだったと思う、そもそも休学中のはずではあったけれど。「n年生に割り当てられた講義」とかいう元から従う必要のない割り当てに律儀に従ってしまった真面目な不真面目学生であった私にとっては最高の時期だった。この感覚を味わうためだけにも留年したかいがあった。留年最高、カリキュラム表なんて燃やしてしまえ。面白い講義だけ受けに行け。
先述の半年間たのしく学生やってたおかげで大学院に受かり、どうやら意思決定とか情報とかそういう感じの事をやりそうな予感がしている。あとは卒論を書き終えるだけだ。
どうも他の留年休学アドベント・カレンダー記事を読んでいると思うのが、留年休学すると性的に何か進捗が生まれるらしい。私も先述の半年間に知り合ったゲイとキスしたり乳首を舐め合ったりしてしまったらしいが、画像を見せられただけなので後者が事実かどうかは怪しいものだ。キスしたのは覚えている。
拙筆ながら留年休学アドベント・カレンダーに一筆寄せさせていただいた。どうも、大学なんかにとらわれない優秀な留年休学者が多いようだけれど、私のような駄学生であっても留年休学をすることで健康増進鬱病回復気分爽快みたいな状況になる者もいるので皆さんぜひ選択肢としてどうぞ。