はてなキーワード: 北から目線とは
相も変わらずやってくる北から目線をお楽しみ下さい。
東京の家だの建物だのマジで寒い。別に玄関フード付けろとは言わないけど、窓ガラスの断熱性高めるとか気密性高くするとか色々できることあるでしょ?
何が腹立つって「え?冬って寒いもんでしょ?」みたいな面して、さもこれが東京のスタイルですとしらばっくれてるのが無理。いや寒いからこれ。室内でアウターが脱げないのは寒いんだって。
そもそも室内は常に一定の気温に保たれるべきで季節の変動を取り入れる必要ねえだろ。ビオトープかよ。
こういう話をこっちの人間にすると「いや夏場は通気性が良くないと~」って、お前今年の夏を通気性だけで乗り切ったのかよ。壁全部メッシュ地か? 冷房も暖房もエアコンで熱交換してやってるんだから、壁に求められるのは断熱だって自明だぞマジ。なんか知らないが「家の造りは夏を旨とすべし」とかいう兼好イズムが都民全員を洗脳してて困る。
降雪による混乱とかの話でも「年に一度あるかないかの雪に備えるのはコスパが悪い」とか言い出すやついるが、そもそも雪の降らない冬を乗り越えられてないぞって言いたい。あたかも雪が降らなければ冬対策完璧なんです~みたいなテンションなのが訳わからん。
俺は北陸地方に住んでいる
北陸地方というと(諸説あるが)富山、石川、福井県のことである
本州の真ん中あたり、日本海側にちょろっと出た半島があるのをご存知だろうか
あのあたりである
なんでも市街地でも1メートル超えの災害レベルの記録的豪雪のようだ
というわけで北陸地方はまあ「雪国」といって差し支えないと思うのだが
この季節になると必ずでてくるのが
「東京で積雪って3センチかよwwwwこれで全国ニュースとか都民軟弱すぎ」
みたいな奴だ
確かに我々雪国で暮らす人間にとっては数センチの積雪などどうということはないだろう
しかし、その意識が自分たちの首を絞めていることに何故気づかない
「雪で遅刻?天気予報みてないの?それくらい予測しろよ。一時間早く出たけど間に合わなかった?なら二時間早く出るべきでしょ?車が動かない?歩いてこいよ。ていうか雪降るんだからいつもより早めに出社して雪かきしろよ?みんなやってるぞ?」
みたいなクソみたいな考えが雪国でまかり通っているのは
この北から目線(=雪に動じない俺達スゲー)が原因ではなかろうか
「うんうん。3センチでも雪は大変だよね。いつもどおりの生活なんてできないよね(だから30センチ積もったら遅刻したり、開店時間に店が開かなくても当然だよね)」
雪道を夏タイヤで走るとか狂気の沙汰だし何人死んでもおかしくない光景で怖い
しかも数年ごとに同じ光景を何度も見せられていい加減学習しろと馬鹿にする気持ちもある
<追記>
車のスリップとそれに伴う渋滞に対して「雪道では冬タイヤかチェーンの装着を」と話しても
マウンティングがどうとか、北から目線がどうとか、数年に1回のため備えるのは税金の無駄とかで対処するつもりなさそうな人しかいないし
ニュースも「こんなに大変です」と面白い絵が撮れたな内容で、冬装備をしようとか未装備なら車に乗らないでと啓蒙してる雰囲気なくないですか?
コスパに関しても都市構造の改善といった大きな話をしたいわけじゃなくて
車に乗る一人一人が心がければ道路の通行止めも起こらずにちょっとは早く帰れたかもしれないし、怪我をさせたりする可能性も減って安全になりますよね