はてなキーワード: アーティとは
http://d.hatena.ne.jp/fujipon/20160129#p1
こういう書評が出てくるのを見ると、今回の手記の出版は効果的な一手だったのだなあと思う。私は小保方氏と同じような分野の大学院生なのだけど、研究室の先輩にも、この本の出版を受けて「やはり若山先生が悪者だったのでは?」というようなことを言いだす人がいて驚いた。まあ、感情に流されやすいかどうかは、文系理系とか関係ないことなので仕方がない。
私は、件の手記は未読だが、上のブログで引用されている部分だけを読んでも腹が立った。
「しかし、なにより不安に思っていたことは、若山先生の実験にはコントロール実験と呼ばれる対比のための実験が行なわれていなかったことだった。」
勘弁してほしい。それを不安に思うのならば、自分の博論とか実験ノートとか、見ていて不安にならなかったのだろうか。私の記憶では、STAP論文にとどめを刺したのは、博論からの画像コピペだったはずである。そして、その博論も中身がめちゃくちゃだったということで、さらに騒ぎが大きくなった。その不正に関しては誰に責任があるかは明白である。未読ではあるが手記ではスルーされているのだろう。
それから、コントロール実験が行われていない件については、そもそも発端となったOct4-GFPマウスの細胞を使った最初の実験でも、野生型マウスのコントロールはとっていない。この実験を主体的に行ったのは小保方氏ではなかったのか。この実験にすら責任が無いならば、むしろ件の論文の中で一体どんなコントリビューションがあったのだという話でもある。
ただ、もちろんすべてを小保方氏の責任にして周りが逃げるのは許されないことだ。論文の中身だけの問題に関して言えば、責任はコレスポが負うべきである。その意味ではもちろん笹井先生、若山先生も事実を明らかにする責任がある。ただ、アーティクルとレターの両方でコレスポだった小保方氏の責任が一番重い(彼女がコレスポになるにあたっていろいろな政治的判断はあっただろうけど)。それから、今再燃している議論の中で、アーティクルの方のラストコレスポは存在を忘れられすぎではないだろうか。
2月5日〜14日の間に色々な疑念が噴出しています。キーとなったのはPubPeerと2chのスレのようです。
- STAP細胞 - NAVER まとめ
- [PDF]CDBに保全されているSTAP関連細胞株に関する検証について
- STAP細胞の存在示す証拠がない - ハフィントンポスト
- STAP細胞、提供マウスと一致せず 共著の教授が解析:朝日 ...
最後に感想。私は今回の事件はシェーン事件、ES細胞論文不正事件といくつかの点で共通点があると感じました。
有名どころでまず思い浮かぶのがジャパネットタカタ。
https://www.youtube.com/watch?v=BJ-CmHZrKHU
そして意外な所でははちま起稿。
https://www.youtube.com/watch?v=DWpl2CaCnVA&feature=youtu.be
戦争中のプロパガンダである「欲しがりません勝つまでは」みたいなものや
ttp://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1004/03/news002.html
このアーティクルを読んだけれども、こういうページに限らずどうしてアルゴリズムが書けないプログラマがボロクソに言われなければならないのかよくわからない。
確かに書けないより書けるほうが優れているというのは正しいと思うけれども、かといって「書けない=劣っている」というのはおかしい。
だいたいFizzBuzz問題に関してはさすがに書けないとヤバイというのはわかるんだけど、こういうプログラマーの資質を問われるのが得意な人はライブラリとかの開発に回ればいいんじゃないだろうか。
例えばRailsとかでもRailsの細部まで把握している人ってどれくらいいるんだろう。Railsとかを使うプログラマに求められる資質はそれこそ世の中にあるライブラリをうまく動かせるようなコードを書ければいいじゃないか。だから、ドキュメントを読んだり、常にいろんなライブラリの動向にアンテナをめぐらせて、そういうのに合わせてリファクタリングが出来る程度であればみんながみんな麻雀のアルゴリズムが書けたりする必要はないのではと思う。
でも僕自身はプログラマじゃないんですけどね。
あと、この問題もいずれやってみようとは思う。