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2009-10-18

文系出身の俺が基本情報技術者試験に受かったみたいなので書いてみた。

 公式の解答が出たので答えあわせをしたみたら受かってたみたいなので、ちょっと調子に乗って書いてみる。すべてソースは俺なので、信憑性は薄いと思うが、信じる人だけ信じればいいという気持ち。

 以下、スペック

年齢:20代前半

大学文系法学部出身

職業:いちおう情報

プログラム歴:ほぼゼロ

 基本情報勉強は今の会社に入ったときにみっちりやらされて、配属が決まってからは自分勉強したり、しなかったり。情報系といっても、開発ではないので、プログラムは全然わかりません。「ほぼ」といったのは就職が決まってから、Javaの本を買って書いてあるとおりにプログラムを打ち込んだだけだから。

 

 とりあえず午前。とりあえず大事なことは二つ。基礎的な内容は把握しておけ。でも、テキストは信用するな。

 就職前に私が買った基本情報テキストは二冊。「やさしい基本情報技術者講座 2009年版 やさしい講座シリーズ」(高橋麻奈 著)と「基本情報技術者 2009年度版」(日高哲郎 著)。

 正直にいいますが、当てになりません。どちらもamazon.co.jpの点数が低いですが、それも納得の内容です。二冊ともほぼ同じ内容ですが、どちらの内容をマスターしても、ほぼ受からないと断言できます。基礎の基礎の内容なので、確かに理解するのには必要な内容ですが、基本情報試験合格するにはもの足りません。毎年、改訂版が出ていますが、ほぼ内容は変わらないようです。

 テキストとしては「平成21年度 イメージ&クレバー方式でよくわかる 栢木先生基本情報技術者教室」(栢木厚 著)が参考になりました。2chでみつけた基本情報技術者試験 おすすめ参考書一覧を参考にしました。

 過去問については基本情報技術者公式サイトで公開されているので買う必要はありません(午後のみ解説付き)(http://www.jitec.ipa.go.jp/1_04hanni_sukiru/_index_hani_sukil.html(下のほうにあります))。

 

 あとは午前試験については、裏技みたいな方法ですが息子に教えた基本情報技術者試験の対策とコツの午前試験の箇所が参考になりました。午前は基本的に4択なので、常識的におかしい選択肢を消去するだけで正答率が上がります。あとは英語から推察してみたり、わからない用語でも漢字からどんな意味なのかを推察してみたり。

 いうまでもないですが、基礎的な知識がないと裏技も通用しません。設問は全く分かりません、選択肢意味不明では無意味ですから。

 

 次に午後。戦略としては、時間を掛ければ絶対に解ける問題が何問か出るから、それをターゲットにして解く。

 情報処理試験最近制度に変わりました。午後試験については、大きく変わった点が2点あります。まずは必須問題がなくなり、選択問題が増えたこと。もう一つはプログラム言語が必須ではなくなり、表計算が加わったこと(しかも配点が少なくなった)。

 

 正直にいいますが、前制度ではプログラム言語の御陰で取得はあきらめていました。ですが、新制度になり、プログラム言語が必須でなくなり、選択問題が増えたことで、苦手な問題を回避できるようになったので合格ラインを超える点数をとりやすくなりました。

 午後の試験のなかには、知識を問う問題もありますが、解く為に必要な情報はすべて問題に書かれている為、時間さえかければ解ける問題が多いです。アルゴリズムや擬似言語なんかも解きかたさえ覚えれば、あとは速さだと思います。

 

 速さを鍛える為には数をこなすしかないです。問題集を買って、数をこなすのがスタンダードなやりかただとは思いますが、私はパズルをやっていました。数独とかもありですが、「宮本算数教室の賢くなるパズル―かけ算上級」がオススメです。素因数分解をしながらパズルをしてる感覚なので、普通パズルよりもおもしろいです。

 午後は基本的に論理考える力を問う試験だと私は考えていたので、パズルも同じだと考え、暇潰しにやってました。書いてて、自分でも胡散臭いとは思いますが、解く時間が早くなって、点数があがったんじゃないかと思います。

 ま、これも半分裏技というか、スポーツでいうと筋トレみたいなものだと思うので、午後の傾向をしっていることは前提条件だし、アルゴリズムや擬似言語などはちゃんと分かっていないと解けません。

 

 胡散臭いのも交えながら書いてみました。誰もがこれで受かるとは思いませんが、参考までに書いてみました。御使用は自己責任で、計画的にお願いします。

2009-10-13

彼女が今度、情報処理系の資格試験を受けるらしい。

で、過去問を見せてもらったんだけど・・・

だめだ、全然分からない。

サービス問題っぽい基礎の奴しか分からなかった。

ちなみに自分彼女プログラマー

 

個人的には、プログラマーやってく上でこの手の資格は必須とは思ってない。

過去問見ても、実務で必要になる知識や技能にそれほど直結してるわけではなさそうだったし。

でも、ここまで分からないと不安になってくる。

彼女は、自分自身がプログラマーとしてレベルが低いことを少し気にしてて、

彼女は、自分よりも高学歴だったり技術レベルが上だったりという、自分より賢くて物を知ってる人がタイプで、

付き合うことを OK してくれた時点で、彼女的には自分は一定のレベルは満たしてるらしいけど、

これで差が付いたらますます彼氏としての地位が危うくなる。

 

彼女試験に落ちることを期待してるわけじゃない。

試験に受かろうが落ちようが、試験勉強の過程で自分よりも物を知ってる人になるのには変わりないから。

かといって、自分も同じ試験を受けてみようという気にもなれない。

過去問見た時点でちんぷんかんぷんすぎて、勉強して分かるようになれる気が全然しないし。

オープンソースな活動に時間を使うから、試験勉強なんてできそうにないし。

(と、努力をしないことの言い訳にしている)

 

このままだと、そのうち愛想尽かされて捨てられちゃうのかな・・・

はぁ・・・

2009-09-06

生命科学専攻からの専攻ロンダ まとめ

専攻ロンダランキング

超勝ち 医学部編入

大勝ち 機械電気薬学部歯学部獣医編入

中勝ち 情報化学工学

勝ち   材料、応用化学物理(物性)、ロースクール

普通  農芸化学物理(理論)、 数学

負け 建築土木環境、 医歯薬獣無資格修士

大負け 分子生物学文系

SSS神大(国)、名大医学部編入(国)】(難)..バイオ科目で受験可能、【群馬医】..面接重視

A 【慶大理工(私)、早稲田先進理工電気情報生命(私)】..バイオ科目で受験可能、【阪大基礎工(国)、東大京大化学(国)】...一部バイオ科目

B 【東大新領域(国)、東工大すずかけ(国)】...入試科目少、倍率低、【東北大医工学(国)】....バイオ科目で受験可能、【上智理工 (私)】...バイオ科目で受験可能、【名古屋理学部物質理学専攻(化学系)A入試】...バイオ上等。他専攻はプレゼンのみ

C 【筑波大システム情報(国)】...入試科目少、倍率低、知能機能は実質機電系、【阪大情報科学(国)】...バイオ受験可能、【早稲田情報生産システム(私)】...専門科目なし

D 【NAIST(国)】...専門試験なし 【電通大IS(国)】...入試科目少、【豊田工業(私)】...入試科目少

E  【JAIST(国)、前橋工科(公)、会津大(公)、産業技術大学院大学(都立)、九州工業大学生命工学(国)(生体と機械の融合がテーマ。実質機電系)】...専門試験なし、【徳島大電電(国)】..数学英語のみ

死亡フラグ 【そのまま入院

ロンダに有利な分野?

電気回路(デジタル回路も足りないが、アナログ回路はもっと足りない)

組み込みソフトウェア

・制御・ロボティクス

半導体

・パワーデバイス

信号処理

機械設計

流体力学

熱力学

・材料物性

・電力回路

・電力システム工学

・モーター

有機合成

化学工学

高分子

専攻ロンダしやすいかもしれない大学院重点化した大学

 ・東京大学大学院新領域創成科学研究科学際情報学府

 ・東京工業大学大学院総合理工学研究科社会理工学研究科イノベーションマネジメント研究科

 ・京都大学大学院エネルギー科学研究科人間環境学研究科地球環境学舎

 ・東北大学大学院情報科学研究科生命科学研究科環境科学研究科・医工学研究科

 ・名古屋大学大学院・ 国際開発研究科情報科学研究科・多元数理科学研究科・環境学研究科

 ・九州大学大学院総合理工学研究院・システム情報科学

 ・北海道大学大学院環境科学院・地球環境科学研究

 ・電気通信大学大学院情報システム研究科

 ・筑波大学大学院環境科学研究科修士)・生命環境科学研究科博士)・システム情報工学研究科

 ・早稲田大学大学院 情報生産システム研究科

 ・大阪大学大学院 言語文化研究科・国際公共政策研究科情報科学研究科生命機能研究科

 ・九州工業大学大学院 生命工学

 その他、広島神戸群馬大工学研究科が大学院重点化

 ・ 北陸先端科学技術大学院大学 (JAIST)

 ・ 奈良先端科学技術大学院大学 (NAIST)

 ・ 産業技術大学院大学

専攻ロンダお買い得(難易度に対するリターンが大きい)だと思う院

倍率が異様に低い上、試験形式が面接での口頭試問(教養数学物理)+成績証明書重視なので

専攻ロンダにとっては非常に都合がいい。

東京へのアクセスが容易。

MS専攻は倍率が高いが他はそうでもない。東京という立地が素晴らしい。

地方国立独立研究科なので倍率が低い。今年の筆記試験は1倍。

データ見る限り機電系研究室なら就職良好、小倉の近くなので地方国立にしては立地もよい

一応バイオ出身者が前提にカリキュラムが出来ている。

立地が悪いとか、Fランロンダばかりと陰口が叩かれてるけど

研究力もあるし就職もそこそこ。

ほとんど試験勉強が必要なく専攻ロンダが可能な点が素晴らしい。

研究就職ともに共に良いが倍率が異様に高い。

今のところ、卒業生無し。

母体工学部なので工学系の研究がほとんど。

専攻ロンダに成功した人の書き込み その1


715 :就職戦線異状名無しさん :2008/08/19(火) 18:04:54

筑波首都横浜クラスの機電に専攻ロンダ成功したお

東工大すずかけの機電受けるつもりが受験対策に時間つくれなくて諦めたけど

東工大院試スレ見たら今年はありえない高倍率、高難易度だったみたい

筑波首都横浜クラスは機電も全入で就職最強

お得感異常だからこれから院試のやつに勧めておく

 

 

719 :就職戦線異状名無しさん :2008/08/19(火) 18:47:01

>715が事実ならバイオに生気が戻るんだが

  

722 :715 :2008/08/19(火) 19:16:38

釣りじゃねーよ

たしかに東大かつ学部生なら工学部より経済学部のほうが生涯収入も多いだろうよ

凡人の俺には関係ない話だが

  

さて院試の話だが、筑波首都横浜(それに千葉とか電通農工)あたりの国公立は

宮廷大と違って外部から学生が全く入ってこない

院試は実質定員の概念がなく設定された足切りラインを突破すると合格なので

入試とは名ばかりの形式だけのものになってる専攻がたくさんある

機械電気は人気がないから教官は外からの学生をすごい欲しがってる感じだったよ

研究室の先輩にFランクみたいな大学の人も普通にいた

俺は本格的に勉強したのは2ヶ月だけで間に合った

探すと受験科目の少ない専攻もたくさんある

特定されない範囲なら知りたいこと答えるよ

  

723 :就職戦線異状名無しさん :2008/08/19(火) 19:28:57

>722

どこらへんのランクバイオから入ったの?学部と機電の専攻とのギャップは?

例えばバイオ系ロボやってるところとか志望したの?

筑波首都横浜機電院って文集もできる?

  

 

725 :就職戦線異状名無しさん :2008/08/19(火) 19:46:06

>723

大学は下位国立バイオ系だな

志望研究内容は普通にメカトロニクス、ロボティクス系

志望理由は単純に「興味がなくなったから」

文集は無理

ただし先輩の内定先はロンダ、専攻変え含め全員一流メーカーがずらり

うちの研究室だと松下日立、NTT系など

推薦も充実してるし選び放題

  

はやめに教官コンタクトとって仲良くなるのが大事っぽい

メール教官が外部をどう思ってるのか感じとれ

俺はTOEIC400で終わってたんだが教官が下駄履かせたかもしれん

 

 

727 :就職戦線異状名無しさん :2008/08/19(火) 20:05:07

>725

今4年なの?

だったら脱バイオ第一号だぜ!

  

  

728 :就職戦線異状名無しさん :2008/08/19(火) 20:07:12

バイオ

ちなみに就活してた?もししてたらどんな状況だった?

  

  

731 :就職戦線異状名無しさん :2008/08/19(火) 20:26:07

>727

4年

合格内定もらったばかり

このスレで脱出を決意した

  

>728

全くやらずに院試に集中

電通大情報システム研究科TOEIC100専門200の配点だが

専門で小論文を選べる+半分弱がボーダーで倍率1.3程度だから滑り止めに使える

今からTOEICやっとけ(600でアドバンテージになる)

あと最悪に備えて確実にひとつ合格欲しいならJAISTかな

  

バイオメカトロニクスロボティクスの鞍替えは

生命について勉強するうち、生命の動きのメカニズム

それを工業製品として実現することへ興味がわきました」でおっけー

人工知能系、制御シミュレーション系もこれで行ける

  

  

736 :就職戦線異状名無しさん :2008/08/19(火) 20:48:20

もう院試終わったから情報大公開

あと俺の知ってる有用情報は・・・

それぞれだいたいの合格ラインとか

電通大情報システム研究科TOEIC500専門半分弱(小論文選択可)←就職良好

東北機械→外部の倍率1.5倍の穴場(受験生はたいした学歴じゃない)

情報ホームページでフル公開

数学科目が多いけど専門は制御、機械力学が簡単で独学楽

TOEIC500、専門半分くらい

筑波システム→学部成績かなり重視、倍率かなり低い

専門知識全くいらない

TOEIC500ボーダーは謎だがかなり低い

首都システムデザイン→航空以外かなり倍率低い、教養数学とほんのちょっとした専門

TOEIC500簡単な筆記六割

JAIST情報系→まじ全員、1回目で受けれ

NAIST情報→倍率二倍と少し大変、就職かなり良し、どんどん倍率上がるから受けるなら当然1回目

基礎数学3問について聞かれ二問答えれば良い

あとは英語TOEIC600でアドバンテージに)

事前に書いていく小論文(実質志望理由書)を超重視

 

東京新領域→2ちゃんに騙されるな

外部倍率五倍の難関

自信あるならどうぞ

すずかけ→2ちゃんに騙されるな

人気専攻は普通に難しい(メカ、電、情系)

筆記で受ける時は実質外部倍率おそらく2~三倍

受けるなら入試科目と倍率要チェック

  

バイオ数学勉強するなら石村園子のやさしく学べるシリーズが神

これで知ってることだいたい全部だ。

専攻ロンダに成功した人の書き込み その2

250 :就職戦線異状名無しさん :2008/09/29(月) 23:37:47

学部で就職できなかったので地底大学院化学受けたら受かりました

  さようならバイオwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

  

  

  

  

  

251 :就職戦線異状名無しさん :2008/09/29(月) 23:41:27

おめ!!!!!!!!

研究室の分野は?

  

  

252 :就職戦線異状名無しさん :2008/09/29(月) 23:44:10

専攻ロンダ成功者第二号だな

  

  

254 :就職戦線異状名無しさん :2008/09/29(月) 23:59:14

>251

合成系ですwwwwwwwwwwwww

研究室勝ち組なんですがwwwwwwwwww

  

  

ただ学部の学歴駅弁バイオだから就職きついかもしれない

  

専攻ロンダに成功した人の書き込み その3

661 :就職戦線異状名無しさん :2008/10/16(木) 01:56:35

筑波生物資源→筑波知能機能にロンダ成功

  

662 :就職戦線異状名無しさん :2008/10/16(木) 09:00:13

機電に行った奴が今までいるかどうかは重要じゃないだろ

  

みんなと一緒の進路なんて言ってたらピペド一直線じゃないか

  

663 :就職戦線異状名無しさん :2008/10/16(木) 09:01:10

>661

おめ。

事実ならなんかアドバイス頼む

  

669 :就職戦線異状名無しさん :2008/10/16(木) 20:05:10

>661

まじか、おめ

しかも機械。すげー

  

671 :就職戦線異状名無しさん :2008/10/16(木) 20:21:34

>663

アドバイスって、知能機能に受かるためのアドバイス

工学部へのロンダ一般?

  

673 :就職戦線異状名無しさん :2008/10/16(木) 21:03:02

>671

バイオからも入りやすい?入試対策どうした?知能機能の就職ってどう?

  

676 :就職戦線異状名無しさん :2008/10/16(木) 22:25:55

>673

入試TOEIC(100点)、成績(200点)、口頭試問+面接(300点)

口頭試問は

微積分(微分方程式含む)+線形代数が必須

力学情報基礎を選択

問題は簡単な割りに多少間違えたからと言って落ちない。

俺はTOEIC630/730、成績Aが3割強、Bが4割、口頭試問は3分の2ぐらい正答

で受かった。

就職はこれ↓

http://www.iit.tsukuba.ac.jp/about/job.html

  

678 :就職戦線異状名無しさん :2008/10/17(金) 00:12:58

>676

よく口頭試問って言うけど、それってどんなこと聞かれるの?

用語の定義とか?それとも計算問題やらされたりするの?

  

679 :就職戦線異状名無しさん :2008/10/17(金) 00:28:58

>678

覚えてるのは

∂e^(xy)/∂x

2階常微分方程式の簡単な問題

3×3行列固有値固有ベクトル、正規直行規定を求めよ。とか

力学運動方程式を書いて解けとか、教科書の例題レベル

専攻ロンダに成功した人の書き込み その4

635 :就職戦線異状名無しさん :2008/04/23(水) 21:30:01

東北大学の 理学部 生物から

京大化学系のところにいった。もともと岐阜あたりの

生まれだったから、生まれ故郷に近くなってよかった。

学部の研究は・・・どうでもいいだろ。

院は物性よりの化学系かな。

  

さて、就職ですが、私は物性よりの化学なので、就職が滅茶苦茶

いいというわけではないらしい。

それでも同期で就職に困ってる人はいませんでした。

修士卒業のころは、氷河期の真っ只中(2000~2001)でしたけどね。

  

一番就職いいのは巷で聞くところでは、化学合成とからしいです。

まず、就職がないということは、絶対にありえないと。


専攻ロンダに成功した人の書き込み その5

   

318 :就職戦線異状名無しさん :2008/04/17(木) 07:10:11

奈良先の物質に専攻ロンダしました。

典型的文系生物タイプ自分には量子力学が理解出来ません。

   

  

138 :名無しゲノムクローンさん :2008/06/20(金) 21:28:51

おれは去年NAISTに専攻ロンダしたものです。

今は物質系で研究がやっと始まったところです。

今は有機EL研究に没頭しています。ほんとに楽しいです。

バイオのくだらん研究とは大違いです。

NAISTは他専攻から来た人のための教育が充実してますし

なんといっても全学生が他大からきてるっていうのが安心できます。

量子力学とか半導体工学とか最初は難しくて苦労しましたが今では

かなり理解できるようになりました。なんといってもウンコ生物より楽しい!!

  

みなさんの専攻ロンダ成功を祈っています。

専攻ロンダに成功した人の書き込み その6

369 :名無しゲノムクローンさん :2008/10/20(月) 01:15:58

まだのとこもあるようだが、脱バイオ成功者が出た模様

  

719 名前就職戦線異状名無しさん[sage] 投稿日:2008/10/17(金) 23:01:36

その時は他分野からバイオに入るよ

jaist化学は受かってて後は、naiの物質待ちだし

  

これで何人目かな? まあ、2chもそこそこ役に立ったのかねw

  

378 :名無しゲノムクローンさん :2008/10/22(水) 17:12:57

>369

その書き込みをした人です

naistも受かって合格通知が届きました

http://www.seospy.net/src/up9595.jpg

http://www.seospy.net/src/up9596.jpg

これでうんこバイオにおさらばできそうです

名残惜しくはまったくないが、最後に挨拶をしておこう

さwwよwwうwwなwwらwwバwwイwwオww   

 

380 :名無しゲノムクローンさん :2008/10/22(水) 17:33:11

>378

おめ

意外と専攻ロンダ成功が多いなw

この調子で転部スレのやつも頑張ってくれろ

  

382 :378 :2008/10/22(水) 17:39:08

わかりますた

naist物質については、小論と面接だけでTOEICは今年から廃止されましたので他分野からも入りやすいと思いますよ

ただし、大学院に入ってやりたいことと学部での研究内容についてかなり突っ込まれて聞かれます。

志望する研究室に入れるとは限りませんが、コンタクトは先にとっておいてやりたい研究テーマも具体的に決めておくといいと思います。

  

383 :名無しゲノムクローンさん :2008/10/22(水) 17:46:31

専門なしで入ったってことは、これから勉強すること

2009-07-28

http://anond.hatelabo.jp/20090728011953

そういう奴らがテストができるのは単に過去問情報を仕入れてたからなんじゃないの?

ニッコマレベルなら授業は出席とるやつだけ適当に出て、

テスト過去問丸暗記で乗り切るって奴がほとんどだと思うが。

2009-07-22

選挙 != テスト勉強 != 新卒リクルート活動

私は選挙権は持っているが、正直そんなに真剣政治政治家について考えたことはない。

というのも、誰に入れればいいのか、誰に入れればいいのか判断するための情報をどのように集めたらいいのか、わからないからだ。

ただ、選挙対策に躍起になる政治家たちを見ていて激しく思うことがある。

それは

テスト期間になってから突然知識を詰め込みだす高校生

あるいは

テスト直前に過去問の答えだけ完璧に覚える大学生

あるいは

就職活動のために自分に対するキャラクターを作り上げる新卒

政治家は同じだ。ということ。

医学部では使わない物理数学の知識の良し悪しで行ける大学が決まったり

ただ単位を取るためだけの講義の良し悪しで大学生の優秀さが決定されたり、

大学での活動に関係なく、面接での口のうまさで内定が出たり

そんなのと同じように、

選挙での知名度や口約束の内容で当選が決まったりする。

果たしてそんなことでいいのか。

あるいは、初出馬政治家に関してはそれでいいかもしれない。

実績もなければ、当選してから活動していくなかで更に成長していく可能性を十二分に秘めているわけだし。

しかし、それ以外の政治家は違う。

彼らは経験者として、企業で言う、いわゆる中途採用枠による選考がおこなわれるべきではないか。

彼らが政治家として何をなしてきたか、その一点こそ最も重要とされるべき点だ。

結果を出せない政治家は必要無いのだから。

私は政治に関して全くの無知であるから、かなり考えの無いことを言っているんだろうことは予想出来るが、

「彼らが政治家として何をなしてきたか」を知る方法、選挙において最も考慮するべき点、情報収集方法等

政治事情に詳しい人は自分流の方法論をぜひ暴露してほしいなぁと思う。

2009-07-21

ぼくのいい加減さについて

自分がいい加減な人間だということを認識したのは、高校生の最初の定期試験だった。

いや、正確に言うと、そのときに認識したわけではなく、大学受験に失敗して自分人生について(たった18年だが)反省をしていたときに、高校生の最初の定期試験に対して「ああ、良い具体例だな」と思ったわけ。

 

単純に考えれば、進学時によくある洗礼なんだよ。

進研ゼミDM漫画にあるような、「高校生勉強中学生とは違う!」という脅しのような、でも、実際の話。

 

それまで、つまり、中学までは、自分勉強らしい勉強はしていなかった。あくまで、「勉強らしい」という部分が大事で、まったく勉強していなかったわけじゃない。教科書は配られた日にはあらかた読んでしまっていたし、暇なときも読んでいた。親は漫画やらゲームやらを買ってくれる人ではなかったから、それしかなかった。

そんなわけだから、授業のノート適当にしかつけていなくても、試験期間前に努力せずとも、基本的に成績は超絶優秀だった。当たり前だろう、四六時中、それこそ暗記するまで教科書を読んでいるような人間だったんだから。

これについては、余談だが、言いたいことがある。

子供のときは努力で差がつく。大人になったら努力では差がつかない。才能で差がつく。そして努力しない奴はひたすら落ちていく。」

一般化するつもりはないけど、ま、そんな気がする。

 

で、話を戻そう。想像するまでもなく自分は相当尊大自意識を持って高校に入学した。もちろんトップクラス進学校だ。

最初の定期テストまで、本当に中学校の延長で「勉強」していた。試験前も最初から試験を切っている奴や試験から逃げているような奴と一緒に部活に精を出していた。

いや、結果をみてビビったよ。人生で90点以下の試験なんて、小学校の時に無理やり受けさせられた日能研の全国実力試験の時以来だったから。無理やりというか、母がママ友から「一緒に受けよう」といわれて断りきれなくて、そのとばっちりを受けたのだけど。しかも、あのときは、何十人か一緒に受けた同級生たちの間で唯一全国ランキング名前が載ったし、教科書にない問題は基本的には解けなくて当たり前と当時は思っていたわけだから自尊心に傷は付かなかった。

また、脱線した。要するに、高校の最初の定期試験の点数をみてビビった話だ。平均点以下だった。自分では正解を書いているつもりが、結構間違っていた。しかも平均点以下。おいこいつら、みんな俺より頭がいいのかと思ったら、冷や汗の出る思いがしたが、あとで、話を聞いて驚いた。過去問があったらしい。

さすがに将来シケプリを作成するような連中は違うなと今なら思うけど、まあ、最初は酷く彼らを嫌悪した。

それでも、90点以下の点数を取ったという事実に変わりはなく、そのことが自尊心を大きく傷つけた。それでも「教科書はトモダチ、恐くない」な自分からすれば、試験前の期間に試験対策をすれば、また再び成績優秀者に戻れたんだけど。とにかく、定期試験なんてそんなものだ。自分ターニングポイントは其処だったのだけど、まあ、当時は気が付かないよな。とにかく、いい加減な人間だ。<先頭集団にいられれば、それでいい>と思っているのだから。何か、野望とか目標とか夢とか、そういった焦がれるものがなかった。ただ、「下は嫌だな」と漠然とした感覚だけがあった。だから、ダメになってから気が付く。それは、攻めて行って失敗した<ダメ>じゃなくて、<なんか、これじゃダメ>の<ダメ>だ。

 

部活仲間に「お前みたいに『何でも常識の範囲だろ?』って顔をしている奴はいつか痛い目に合う」といわれたことがある。多分、本人も親や先輩や、塾の先生かしらないが、言われたことがあるのだろう。

一浪して、必死こいて勉強して、東大に入ったが、そこで再びビビッたのは、どんだけ努力しても勝てねぇっていう連中に何人も出会ったこと。何を血迷ったが、自分はそこで降りてしまった。競争することから。意識して努力することから。もとから、そういったものからは半分足を踏み外している状態だったから簡単だった。あとは、もう、流れるようなものだ。「下でもいいか」と。

 

企業に勤めるようになって、クライアントに食事の席で、

「ああ、大学努力しなくなっちゃったパターンだ。」

といわれたときに耳が痛かった。

<先頭集団にいられれば、それでいい>といういい加減なモティベーションは、先頭集団に入れないとなったときに、いとも簡単に外される梯子だ。高校部活仲間に言われたように、僕は痛い目に合った。僕のいい加減さが招いた結果だ。

2009-06-10

学歴ロンダリング

地方大学->旧帝大大学院

一部上場はしてるが給与の低い会社(しかも体力ない)->同業他社給与ベースが高い一部上場企業(体力はある)

・・・オレの人生ロンダリングだらけだなぁ・・・

けどさ、これは普通ステップアップとかキャリアアップとかって言わない?

何よ、ロンダリングって・・・

実際、他大学の院へ進んだりすんのって大変だよ?

今はネット情報取得もできるかもしれないが、当時は直接志望する研究室アポ入れて、訪問して、過去問講義ノートコピー貰って・・・

で、がむしゃらに勉強しても人気の高い研究室は内部の学生を優先的に取るから枠がなかったりするし・・・

文系は知らんけど、理系現実はけっこう厳しい。

けど、努力の結果を不正のように揶揄されるのはたまらんね。

2009-05-30

日本文系、とりわけ法学部教養がない。

(この手の本を読んでいる人が、読んでそうな本を他にも挙げてほしい)


日本文系、とりわけ法学部教養がない。


理系学生書斎安藤忠雄建築事務所研究所)みたいな資料の山だとしたら、

文系(特に法)学生書斎立花隆ネコビルwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww


規模だけでなく質でも文系(特に法)は見劣りがするね。

何度か連中の自宅に招かれたから、ちょっと参与観察してみたんだ。

冗談半分でさ。

仔細に文系 (特に法)学生本棚とか見てみると、これがもう滑稽なんだwwwwwww


面白いから蔵書タイトルを全部メモしたんだけど、

まずいきなり机の上に開いた状態の宮台真司権力の予期理論』!(笑)

プゲラを抑えるのに必死だったぜ。


続いて 何度も読んだ形跡のある伊藤柴田司法試験論文対策即席要点集(笑)。

お前サル かよ、それでも人間かよ、って問い詰めたくなったね(苦笑)。


他にもオママゴトみたいな社会学大辞典(笑)

カントマルクスをはじめとする岩波文庫300冊程度(笑)(日本語であって原文ではない)

オクスフォード英英辞典シソーラス(笑)

小林康夫『光のオペラ』(笑)

我妻民法(笑)佐藤憲法(笑)前田刑法商法(笑)新堂民訴法(笑)

山本国際法(←物凄い日本語w)

○○学がわかるシリーズ(プッ)

ソシュール言語学講義』(笑)

ダンスマガジン(お前ホモかよww)

スティグリッツ経済学 (笑)(しかも原文じゃなくて翻訳

ウィトゲンシュタイン論理哲学(笑)

アリストテレス詩学(笑)(せめてギリシャ語で読めよな)

フーコー『知の考古学』(笑)(「パンのように売れた」ベストセラー

三島由紀夫文庫(笑)

仏露独蘭伊中国語辞典(笑)

トクヴィル(笑)大江 健三郎(笑)コーポレート・ファイナンス(笑)ドストエフスキー文庫(笑)西尾行政学(笑)

柄谷行人文庫(笑)フロイトの技法(笑)Yale Law Journal(笑)ハンナ・アーレント(笑)浅田彰(笑)『構造と力』(笑)

別冊ジュリスト判例百選(笑)大前研一ワラシェイクスピア文庫(笑)

田中行政法(笑)中公『世界歴史』(お前高校生かよw)マンデル貨幣理論、(笑)

岩井克人ヴェニスの商人資本論』(プッ)


女子大生(特に法)が読む雑誌と大差ないMarie Claire(笑)

magazine litteraire(笑) Cosmopolitan(笑)Critical Inquiry(笑)

Le Monde(笑)The London Economist(笑) American Economic Review(笑)

Fortune(笑)Foreign Affairs(笑)Yale Law & Policy Review(笑)

The New England Journal of Medicine、Michelin(笑)


これだもんねぇ。

他にも数百冊 持っていたようだがあとは推して知るべし。

で、トドメ


ピーター・ドラッカー(笑)


ピエール・ブルデュー(笑)


フォーリン・アフェアーズ(笑)


ハーバードビジネス・ レヴュー(笑)


知の論理!!(笑)


もう俺その場で大爆笑。

プゲラー止まらなかったぜwww



参考までに連中の持ってた理系テキスト挙げようか。


ま、予想通りだけど、杉浦・ 解析入門(高校4年生の一般教養にはいいかもね)

岩波講座・現代数学の展開 (なぜかモジュライ理論、Lie環、Weil予想、コホモロジーw)

リーマン・アティヤー・岩澤・シュバレーヴェイユセールブルバキ・ウィーナーなど書店で目につくもの(持ってるだけね、知的ファッション

The Cell教育ママに 買わされた赤い電話帳ね)

東京化学同人分子細胞生物学』(ゲノム解析ブームの名残だろうな)

岩波数学辞典第3版(お前、万引きしたヤツだろ?これ)、

ノイマンゲーム理論経済行動』(笑)

プリゴジーヌ『散逸構造』(笑)

ファインマン 物理学講義(笑)


これだもんねぇ。

他にも何十冊か持っていたようだがあとは推して知るべし。


で、トドメ


日経サイエンス(笑)


ニュートン(笑)


大学受験過去問東大京大理系)(笑)


数学セミナー!!(笑)


もう俺、こんな連中と面識あるなんて、恥ずかしいね。

あいつらよく平気で外を歩いてるもんだ。

せめてNatureくらい読めよな、

文系(特に法)なんだからさwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww



2009-03-23

C判定からの大学合格

偏差値20とか30とかからの大学合格よりも、

インパクトは低いが需要は多いんじゃないだろうか。

C判定というのは受かるかどうか微妙なラインで、がんばればなんとかなりそうなレベル

なまじC判定がとれるというのは逆に問題がある場合がある。

それは、

得意科目がある

自分なりに点をあげようと模索することができる

こと。

得意科目がある

というのは、おのずとそればかり勉強してしまうことにつながる。

A判定だったらそれでいいんだ。

ほっといても合格するから。

C判定というのは、他の人がとれないところをかっさらっていくのではなく、

ひろいきれるところをすべてひろうことによって合格を目指すレベル

C判定から合格できるかどうかは、

苦手な部分をいかになくしていくか、にかかっているので、

得意科目をより得意にする方向では危険

自分なりに点をあげよう、と模索することができる、

というのは、受験テクニックに血道をあげる道もある、ということ。

なまじ中途半端にできるだけに、あと少し、テクニックに逃げればなんとか、

とやっていると、基礎体力にエネルギーをさけなくなってくる。

要は、基本的な問題集を解いて、

間違えたところは何度もやり直す。

過去問を解いて、

間違えたところは何度もやり直す。

それだけ。

書いていてとてもつまらない話になってきたので、

ひとつだけ、ネタに近い勉強法

基本的な問題集をといているときは、

わからなかったら、すぐさま答えを見るのがよい。

(ちなみに、国立二次の過去問は長時間うなったほうが良い)

しかし、ただみるのではなくて、

そのとき、ポイントとなるのは、自分はずるをしているという罪悪感。

あるいは、人に見られていたらどうしよう、という恐怖。

を感じながら答えを見ること。

罪悪感、恐怖を感じているときは、とても集中しています。

見た答えがとても身につきます。

2009-03-19

東大模試でA判定しかとらなかったのに落ちた男

http://d.hatena.ne.jp/lonlon2007/20090317/1237298299

当方東大模試でA判定しかとらなかったのに落ちた男です。

私の失敗談を話してみたいと思います。

私は引用エントリの方のように開成ではなかったですが、それにも負けないくらいの進学校に通っていました。

高校3年までは、基本的には授業は寝ないでちゃんと聞くだけで、予習・復習とかは特にせず、定期試験前1週間にその範囲を頭に詰め込んで試験を乗り切るという勉強を5年間(中高一貫なため)していました。

学校の中では成績は中の上、あるいは上の下、といったところでした。

高校3年の5月の東大模試駿台河合塾ともA判定になり、成績優秀者名簿に載りました。

それ以降の東大模試も基本的にA判定を維持し、しかも模試をやるごとに順位を上げていきました。

夏休みは毎日10時間図書館勉強していました。

センター試験は800点満点で720点台でした。100点満点の教科が3つ、英語は200点満点中192点でした。

それなのに落ちました。

失意の中私大に入学し(仮面浪人も考えましたがもう1年勉強することを考えると続けられませんでした)、最初の大学1年は家に引きこもってゲームばかりしていました。

大学入試から約10年が経過し、今になってなぜ落ちたのかわかってきました。

最大の原因は、予備校に頼りすぎていて、自分なりの勉強法確立しなかったこと。

つまり、予備校はだいたい1月で終わるのはご存知だと思いますが、1月から試験日までの1ヶ月間、過去問を全く解かず、知識の習得ばかりに気を付けていたのです。

自分なりの勉強法確立していないので、勉強の仕方を知らず、単純に知識のインプットというのが家で行う勉強だと思い、それに気をとられ、知識をアウトプットするトレーニング予備校任せだったのです。

なので、入試前になっても、過去問を解くという受験勉強の基本中の基本を行わなかったのです。

過去問予備校で20年分くらいは解き終わっていました。

なので入試前はもういまさら過去問なんてやらなくていいじゃないか、あとは知識にモレがないかチェックするだけでいいじゃないか、と思っていたのです。

こう書くとバカみたいですが、本当に当時は自分の足で立たず(というか頭を使わず)に、予備校任せで勉強法などというものを全く考えていなかったのです。

なので予備校が終わってからの一人で行う勉強のやり方が全くわかっていなかったのです。

どの参考書がいいとか、よく調べてもいなかったと思います。

全くテキストの選択は予備校任せでした。

本番では急に入試の形式が変わり、過去問をやらず実践感覚の鈍っていた私は、新形式に対応できず、残念な結果となりました。

こんな私ですが、現在どうしているかというと、大学ではついに入試に失敗したショックから立ち直れず、いろいろあったこともあって(主に色恋沙汰でも失敗し)、精神的な病を得ております。

自分でも大学入試に失敗したぐらいでなんとひ弱な、と情けなく思いますが、未だに立ち直れておりません。

当然就職活動でも失敗し、現在ある地方自治体に勤めています。

出身高校を知られると皆驚いて、なんでそんな人がこんなとこに勤めているのか、と言われます。

仕事は当然できません。

職場では「あの高校出身なのにこんな仕事もできないなんて、、ププ(笑)」という感じです。

家族からは腫れ物扱いです。

模試の成績がよい受験生へ。

こんな体験をしないように、あまり予備校に頼りすぎず、自分の頭で考えた自分なりの勉強法確立してください。

そうした自分なりの勉強法を見つけることが、受験勉強の最大の目的なのだと、今になって思います。

2009-03-18

東大文1に半年で受かった勉強法(10年前だけど)

偉そうに合格体験記でも書いてみようかと思います。知り合いにもはや受験生はいないのですが、d:id:lonlon2007:20090317が目に付いたので。

ぶっちゃけると受験勉強は「想像していたとおり楽。」でした。受験勉強を始める前は受験生ってのは寝てる時間と飯食ってる時間以外は全部勉強に当てて、たま徹夜勉強する!みたいな偏見は全く持ってなかったんですが、やっぱりそのとおりでした。むしろ10月までバイトしていたのがたたって出席日数が足りず授業のコマ数が増えたうえに出席日数を充たした他の生徒が次々と休み始めるために授業中に寝にくくなり、平均睡眠時間が減っていきました。(寝ないと動けないんですが・・・)

東大は天才じゃなくちゃ入れないっていうのは確実に嘘。「東大生」は学部生だけで約1万、ほぼ京大もほぼ同じ、わずか4〜5歳間に2万超もいる人たちを「天才」とは言わない。天才なら楽に入れるなら本当かも。

秀才が3年間こつこつ勉強して入れるっていうのは本当。「〜初めて入れる」は微妙。秀才でも凡人でも3年間もコツコツ勉強すれば入れるんではないでしょうか。本当に「コツコツ勉強」していれば。

「色んな人が色んなところにこうやれば受かる勉強法!みたいなのを書いていますが、個人個人で合った勉強法は違うので、色々な方法を試してみて、自分に合ったものをやるのが一番いい」というのは当然のことで、id:lonlon2007が長々書いてる中で唯一の真理

id:lonlon2007を逐一もじるのは早くも飽きたので、というよりもそんなに長く書くこともないので簡潔に。

ちなみに残念ながら僕は、『苦手科目は世界史日本史得意科目は数学と化学と物理と地理』だったので「理1なら1ヶ月で受かるんだけどな、下手すりゃ今日にでも受かるかも」と思いながら勉強していました。

あと、基本的に家では喫煙を禁じられていたので、主にガストジョナサン勉強してました。当時(約10年前)のファミレスはせいぜいがホットコーヒーのみおかわり自由で、ジョナサンアイスコーヒーおかわり自由とガストドリンクバーには大変助けられました。あっ、嘘だ。一番勉強したのは学校。さっき書いた通り10月バイトを止めてからは授業にかなり出るようになったので、授業科目を耳で聴き、別の科目の教科書を目で読み、2科目並行で勉強してました。あとはファミレスで数学や英語(主に英作文)の難問を広げ、頭の片隅でその回答を考えつつ苦手の世界史テキストを読んでいました(たぶん後で書くけど教科書ノートよりも新書が多かった)。

風呂の中や通学電車の中で小説を読んでる時も、未だ解けていない難問や数日内で間違えた問題のことを完全忘却しているわけではないのですが、机の前以外では何か思いついても頭の中にメモるだけ。勉強しない時は勉強しないとメリハリをつけるようにしていました。ちなみに「机の前」には授業時間が含まれます。高校生は一日の半分近くを学校で机に向かっているわけだから、勉強時間は非常に長い。一部の(私立)進学校や特別選抜クラスのような環境でもなければ「授業のコマ数が減る」ことはないと思いう。嫌でも一日の半分近くが勉強時間。「寝てる時間と飯食ってる時間以外は全部勉強に当てて、たま徹夜勉強する!みたいな偏見」は授業時間を効率的に使えていない人が持つのではないかと思います(あとは生徒に自由時間を多く与える方針の学校の生徒)。そういう意味では「勉強効率」がポイントというのは同意できる。

うちの高校(某都立)では文化祭(とついでに体育祭)が一大行事としてありますが、殆どの人は夏季講習と文化祭の準備を両立させ文化祭が終わった9月頃から本格的な受験勉強を開始するようです。かく言う僕も文化祭が終わって(ちょっと学校側とイロイロあって)バイトを辞め、10月から受験に力を入れ始めました。今、気付いたんですがid:lonlon2007は「6月から」とのことなのでタイトルに偽りありで約半年、僕の方も10月からなのでタイトルに偽りありで約4ヶ月ですね。開始をもう1月遅らせておけば「四半期で受かった勉強法」とゴロ良くピッタリなタイトルにできたのに。

まず何をしていいか分からない!ということで過去問を解いてみました。いや、模擬試験を受けたかも。なにぶん10年前なので記憶が・・・。とりあえず法学部志望なのに受験敵性では明らかに理系向き。その分、周りが国公立を難しいという理由の一つである文系なのに理系科目(理系でも文系科目)、という関門はあっさり突破。選択授業も理系用の数学(と化学と物理)をとっていたので2次試験の数学もさほど難しいとは思いませんでした。

「まず」も何も、とにかく苦手の世界史だけやろう!ということでそれまでは小説に費やしていた読書時間を歴史系の新書に切り替えました。もともと古本屋めぐりは趣味だったので行動範囲の古本屋の50-100円コーナーで歴史系の文庫新書を買い占め。2年半バイトしていたので他の高校生男子よりもお金を持ってはいました(うちの高校は縁遠かったけど世間では「ブルセラ」華やかなりし頃。女子高生は金を持ってた)。がそんなこととは関係なく、買い占めたと言ってもせいぜい100冊程度。私立や塾に通うことを考えれば微々たるものです。

いつどんな問題でも満点を取れる!と思わない科目を勉強する分には必ず点数の上昇につながるので、わざわざ『勉強スケジュール』を組む必要はありません。数学は1日勉強しても1点分しか稼げないけど、英語は1日の勉強で2点稼げる、てなことが計算できるのなら『勉強スケジュール』も有効かもしれません。しかし、そんな計算ができる人は自分の欠点が分析できているのだから、すぐに数学でも2点稼げるようになります。満点を取れない間は何をやっても点数に繋がるのだから『勉強スケジュール』なんか不要。そもそも『勉強スケジュール』を考えようと言う発想が今日今日までありませんでした。夏休み宿題@小学校で1日のスケジュールを考えろと言われた時以来の衝撃です。『勉強スケジュール』は学校バランス配分してくれた「時間割」で十分だと思います。

夏休みバイト文化祭だけだったので、休日勉強について。休日はNHKで将棋を見てから昼食、最寄り駅周辺の古本屋を回ってからファミレスへ。(好きなのが将棋で幸い。これが囲碁だったら午後の大半がテレビでつぶれる。当時はネット中継がなかったのも幸便)本を1冊読んで(1〜2時間)から勉強。最低2時間はやろうと決めていて実際2時間くらいなら集中力は続きます。鉛筆ナメナメ英作文を推敲していると気付くと2時間なんてこともあって最低2時間の縛りは苦痛ではありませんでした。(学校じゃサボってると言ってもそれ以上やってるわけですし)

夏の「初の東大模試」は受けたような気がしてきました。模試の判定は最後までE判定だかF判定だったので「予備校の採点基準が間違ってる」と思ってました。私立であればともかく国公立の論述問題は大学教授を信用して、「間違ってはない」回答が書けていれば良しとしておきましょう。予備校の採点は予定された正解以外を大幅に減点する傾向があるように思います。英作文であれば日本語の1単語には4〜6音節の1単語の英語を対応させれば文句なしの正解で模試ではこれ以外は減点。実際にはそんな難しい単語を知らなくても中学校レベルの単語を組み合わせて意味が合っていれば大学教授は正解としてくれるようです(大学に入ったからといって採点基準を教えてもらえるわけじゃないけど、じゃなければ不合格だったはず)。

時期別対策?

10月〜11月

相変わらず模試は最低判定。意に介さず淡々勉強(授業)。

12月

出席日数を充たした生徒が続々と授業に来なくなる。いやがおうにも授業中に寝れなくなる。友人も受験モード突入で遊びの誘いも減る。悪循環?好循環?

センター対策は・・・必要なんでしょうか。東大京大の2次試験を見据えていれば不要な気がします。敢えて言うなら文系理科理系社会科でしょうか。僕の場合理科得意科目だったので無視。

センター

というわけでセンター試験対策としては過去問をやってみたくらいです。悪くても90点以上だったので、本番の集中力があれば大丈夫だろうとタカをくくる。それでも素材がたっぷりあるうえに冬休みは午前中の将棋(NHK)もない。勉強時間は比較的長かったように思います。午前に1〜2時間、昼飯を食って古本屋。別のファミレスで本を1〜2時間勉強1〜2時間。僕の中では最初と最後の時間差だけとって「6時間もやった」と思っていました。

冬休み学校に行かないので、毎日図書室で読んでたJapan Timesが読めなくなりました。かわりにテレビニュース英語音声で聞くようにする。親と妹も「受験生」ということで不満は抑えてくれてたようです。

ちなみに過去問時間を気にせずやっていました。調子が悪い時や面白い問題にであったときは1時間を超えることもあったと思います。過去問で高い点数を取ってもあまり意味がないので答えや力の確認ではなく、とにかく「どんな問題でも時間さえあれば解ける」という確信を持てるように。時間を気にしていないので早く解き終わった時も確認とかはしない。「できた!」と思った段階で答え合わせ、間違っていたら原因を考える。

二次試験

とりあえずセンターの自己採点が大丈夫そうだったので、気が抜けました。本番でも緊張しないことが分かったのが収穫で相変わらず学校の授業に出る日々。得意で好きだった数学・理科はそろそろ休めます。教師との不仲が極限に達していた英語国語は最後の最後まで授業です。

東大の○○25ヶ年』シリーズって何?赤本と友人がやり終えた予備校テキスト文庫新書、あとは学校教科書勉強してました。友人から借りた予備校テキストはザッと解いて印象に残った問題だけ書き写して返す。別にビンボーだったからじゃないですよ。公立・公立・都立ときて親にはあまり負担をかけてないし、大学国立の予定だし、バイトガッツリしてたし、参考書を買う程度で躊躇することはありません。『東大の○○25ヶ年』シリーズはたぶん僕の頃にはなかったんだと思います。

そんなこんなでさすがに学校も行かなくてすむようになり(都立とはいえ受験校なので他の生徒は来ないし、教師もそのつもりでいる)、時間ができたので予備校に潜り込むようになりました。友人は私立志望が多かったのと私立の方は全く自信がなかったので私立コースです。あと友人は理系にも多かったので理系東大コースみたいのにもたまに行ってました。2ヶ月も真面目に勉強するとさすがに疲れ(飽き)たのか、この時期に大きく伸びた気はしません。予備校では、僕が無意識にやっていたことを言語化してもらった感が強く、それはそれで頭の整理ができました。有意義だったと思います。

ぶっちゃけ全科目やるって言っても、高校で一日授業を受けているようなものなのであんまり死ねませんでした。

科目別対策

数学

得意で理系の授業をとっていたので苦労なし。解けない問題は絶対に回答を見ず、翌日へでも翌週へでも持ち越してひたすら考える。答え方を覚えるよりも、答えの見つけ方を思いつくことが重要だと思います。図形問題なら知ってる定理・公式を片っ端から引っ張り出してやみくもに補助線を引く。そんなことを繰り返してるうちに、問題を見ると求めている回答がわかるようになってきます。センター試験は余力で解けるので無視。

使った参考書・問題集:東大京大・私立理系過去問

現代文

現代文は二三回本番形式で練習して、形式に慣れるくらいでいいと思います。現代文はみんな取れなくて差がつかないし、勉強すりゃ上がるっていうもんでもないので、比重は極めて低かった。漢字常識の範囲内なので、よっぽど苦手な人でなければ悪くても1問間違えるくらいで済むでしょう。

加えて日頃読んでいた小説・随筆は役に立ったかな。乱読・雑読ですが古今東西ジャンルに捕らわれずに古本屋投げ売りコーナーで目に留まった本を片っ端から読んでたので、過去問模試でもたまに知っているテキストがありました。新刊でも買うような好きな作家受験には向いていないようで、これも幸いでした。好きな作家テキストが出ていたら「正解」ではなく「持論(自論)」を書いてしまうひねくれた者なので・・・

知っているから解ける、知らないと解けない、というわけではありませんが、抜粋されたテキスト前後や著者が分かることにデメリットはありません。「受験のため」としてはお勧めできませんが、今まで読書に費やした時間も「無駄ではない」程度の気休めに。

使った参考書・問題集:なし

古文と漢文

暗記が苦手なので古文には多少手を焼きましたが、学校の授業で十分。むしろ暗記法があれば教えてもらいたいくらい。単語帳とかがいいんでしょうか。僕は単語帳を作るのが面倒だったので、とにかくテキストを繰り返し読んで単語の意味や用法を文脈から類推するように心がけました。おそらく全科目で一番教科書を使いました。和訳(現代語訳)では自然日本語になるように心がけました。意味が分からないから曖昧に訳すのではなく、文理や言葉のかかりを強調する翻訳体をさらに自然言葉に訳す感じです。英文和訳でも同じ。

使った参考書・問題集:教科書過去問

物理と化学

センター試験対策。教科書過去問で十分。感覚を忘れないように授業がなくても週に一度はやる。勉強期間が短いので過去問が枯渇する心配がない。

使った参考書・問題集:教科書センター試験過去問

世界史と地理

うちの高校では入学時点で日本史と地理の選択を迫られます。歴史の暗記(人名年号)が大の苦手だったので深く考えずに地理を選びましたが、これが功奏。日本史世界史日本史と地理が無関係とは言いませんが、世界史(の特に近現代史)と地理は密接不可分。片方を勉強すればいやでも他方の学力もあがります。

比較的得意だった地理。これは教科書一般教養新聞新書)で済ませました。とにかく視点を広くして、知らないことがあって当然、知らなければ考える。このとき世界史の知識や新聞書籍で読んだ現代社会の知識が役立ちます。社会政治は地理的条件や歴史的背景に帰結することが珍しくありませんから知らないことでも十分に推測がききます。

あとは地図を見ることかな。別に国名や地名を覚えようとする必要はなくて、国名や都市名とだいたいの位置が繋がればそれだけでたくさんの情報が得られます。内陸なのか平地なのか、頭の中で地形図や気候図とおおまかに重ねられればなお良し。世界でn番目に長い川の名前とかm番目に広い国土といったクイズ的な知識は不要。そこに川はあるのか、国土は山がちだが狭くはない、その程度で事足ります。

都市名と工業農業産業を単にセットで暗記するのではなく、そのような産業が育まれた地理的要因を考える。基本で当然のことのようですが、結局はこれにつきます。

歴史(世界史)。大の苦手。とにかく年号人名が覚えられない。ルイとかシャルルまでは分かるけど何世かが覚えられない。清教徒革命フランス革命前後関係因果関係)は分かるけどそれぞれの年号は知らない。(日本史なら足利某までは分かるけど某が分からない)それでも何とか解けるのが東大京大論述問題の良さ!

細かい年号はザックリと捨て拙い記憶力は人名とせいぜい事件の名称に費やす。あとは前後関係因果関係意識しながら歴史を概観する。

教科書や授業では国や地域で縦に切り、ついで年代で横に切って学習しますが、前後左右のつながりを考えて大きな年表を作ります(頭の中でも良いし、模造紙や今ならパソコンソフトで実際に作ってもいいかも)。先の例で言えば清教徒革命イギリスの歴史においてどのような影響を与えたのか、さらにヨーロッパアメリカのどのことがらにつながっていくのか、フランス革命フランスの歴史、ヨーロッパアメリカの歴史にどのように・・・こうやって年表に→を書き始めるとすぐに→だらけで見るにたえなくなっていくと思います。そんな因果関係を大まかに覚えていく。このような大きな流れがつかめると東大の問題は急に簡単に見えてきます。

教科書と資料集を片手に短時間で問題を解けるようになれば、あとは覚えるだけ。

教科書・資料集をわたしてもキーワード人名年号・地名・事件)をピックアップすることしかできずそれらをつなげて論説できない人が東大京大論述式問題を難しいと言ってるように思います。僕の場合は逆で、キーワードが分からない(正確に覚えていない)もののキーワード部分を穴あきにした回答は組み立てられた(センター試験の問題文のような文章)。教科書・資料集があれば穴埋めは簡単。あとはキーワードを覚える。受験勉強のほぼ全てをこれに費やしたと言っても過言ではありません。

例題を解く時は分からない問題もいきなり回答を見るのではなく教科書などを見ながら一度回答を完成させてから回答を見る方がいいでしょう。「覚えさえすれば」という段階に至ることが重要

もう1つ、大まかな流れを雑ぱくに理解するのに新書のような読み物が役立ちました。受験用ではないので縦横に細切れにされていませんが、その分全体的な流れが見えてきます。気分転換にもいいでしょう。

最後に暗記について。当時は思いもよらず、最近になって思いついたのですが、書いて覚えるのではなくしゃべって覚えるというのがいいような気がします。英単語漢字は書いて覚えるのも効果的だと思いますが、(ルイ)14世、15世、16世と書き連ねたところであまり役立つとは思えません。関連する人名年号・ことがらをセットで口に出すと覚えられそうな気がします。ぼくは学校ファミレス勉強してたので、当時思いついたとしても実行できませんでしたが。ちなみにこれは法学勉強を通して気付きました。自分レジュメを作ったり授業を聞いていても条番号はなかなか覚えなかったのですが、ゼミなどで口に出す頻度が増えると自然と覚えていました。

英語

英文和訳は慣れ。知らない単語は前後の文脈で予想。そのために役立ったのは英字新聞Japan Times(とテレビニュース英語音声)でした。朝に日本語新聞で読んだ内容が英語に書き直されてるようなものだから、知らない単語があってもドンドン読み進められる。これを2ヶ月も読めばいやでも単語力や読解力、類推力や速読力が身に付きます。

辞書をひくのはあとまわし。類推した単語はあとで必ず辞書をひく。この2点がポイントと言えばポイント辞書をひくのをあとまわしにするのは「考える」ことが重要だから。あとで必ず辞書をひくのは、1つの単語が持つ複数の意味を「とりあえず知っておく(覚えなくてよい)」のが重要だから。

今では多くの英語新聞記事がネットで見られますが、日本新聞とはフォーカスが違うので今なおJapan Timesが良いと思います。「英文を読む」よりも「大まかな内容を知っている英文を読む」ことが重要です。

趣味と実益を兼ねて好きな作家原書も読みました。が、これはさすがに知らない単語(と専門用語)が多すぎて勉強にはなりませんでした。

あとは過去問東大京大ではずいぶんと傾向が違うのですが、それでも私立の問題よりは国公立の問題の方が東大受験には役立つ。私立の問題は「知らなきゃ解けない」うえに教科書にないものも多い。国公立とは別のことを問うています。

単語帳は古文同様に作るのが面倒。教科書では物足りなかったり電車教科書を開くのが恥ずかしかったりなら、ペーパーブックを1冊だけ買って眺めていればいいのではないでしょうか。3日も同じページを読んでいればいやでも内容が分かるようになり、使われている修辞・技巧なんかにも気付くようになると思います。

DUOとか知らないしiPodは当時はない。当然使ってません。今なら英語ニュース議員さんのPodcastiPodで聞くのはありかも。(議員さんやニュース英語は分かりやすいです)

例文を覚えるという発想はなかった。過去問模試を解いているといやでも覚えてしまう文法的技巧や慣用句はありました。「覚える」というよりも「(自然と)覚えた」という感じなので「覚え方」は分かりません。

自由英作文は想定されている答えを探すのではなく「意味」が通る英文を書くことが重要。正しい文法で知っている単語の継ぎはぎする。どうしても分からなければ少し長めにあけた余白に薄く日本語を書いておき、あとで考えましょう。日本語1単語に5 words前後の余白を対応させるくらいの気持ちで。他のことを考えているうちにピッタリくる単語(1単語)が浮かぶこともあるし、そうでなくても空白のまま出すくらいなら中学校で習った単語を並べて意味を表現する。とはいえこれは苦肉の策。単語を知っていて損することはないので、時間と金と記憶力に余裕があるなら単語や例文はいくらでも覚えてください。大学に入っても社会にでも英語が足かせになることはないと思う。

英語(と現代文)は教科書をあまり使わなかった気がします。

使った参考書・問題集:国公立大学過去問模試、英字新聞

模試

模試は一通り受けたと思います。「教える」ための教科書と「考えさせる」ための試験では勉強の内実が違います。「教わる」よりも自ら「考える」ことの方が重要なので省エネ勉強のためにも受けて損はありません。嫌でも丸一日勉強したことにもなります。

東大模試は受ける。結果が悪くても気にしない。結果が良ければ安心する。結果が悪くて自信もなければそれを機に諦める(浪人するなり志望校を変えるなり)。

過去問を見るかぎり、東大よりも京大の方が正解の範囲は広いと思います(模試ではなく本番の話)。模試結果に納得いかない人は東大より京大に向いているかもしれない。

本番

寝過ごした!電車で寝過ごしたけど、高校受験で軽く遅刻した反省をいかして少し早めに出ていたのが功奏して間に合いました。遅刻だけは気をつけましょう。

遠方からの受験生ホテルなどに宿泊する方は寝坊に注意。受験まで1年のこの時期に言っても「そんなわけない」と思うかもしれませんが、1校しか受けない本名中のPermalink | 記事への反応(0) | 18:06

http://anond.hatelabo.jp/20090318125119

まあ東大だの何だのに目標を定める前に、大学行って勉強するつもりなら高校教科書の範囲を「しっかり」理解することを目標にしてくれ。受験のための勉強に何年も使うよりもいい。しっかり高校の範囲をマスターしてれば実社会に出てもびっくりするほど応用がきくから。

しっかり理解を前提とすれば、東大理Iなら受験勉強ってやつは3年になってから過去問やってれば受かるよ。

文系は知らんが、理系について言えば大学入ってからの勉強の方が受験なんかよりもずっと難しいぞ。理Iなら進振りもあるしな。合格ゴールラインと思って歯を食いしばってがんばったりしてると入ってから大変だよ。普通にやるべき範囲を身につけて、合格は単にその結果の一里塚、くらいのつもりでいるのがよろし。

凡人かどうかっていうのはあまり関係なくて、むしろ向き不向きというものだろう。無理をしないと高校の範囲がきちんとマスターできないのなら、果たしてそういう勉強というものをさらに4年以上続けることが自分人生にとってどんだけ意味があるのかをよーく考えてくれ。

2009-02-28

昔話

大学院中退した人の日記が話題になっているようだ。http://blog.riywo.com/2009/02/27/120733

自分大学院中退したことがあるので、昔話を書いてみたいと思う。といっても件の人とは違い、確固たる考えがあってやめたわけではない。

地方の進学校高校にいた自分は、たまたま勉強ができたので東大に進学した。

東大を選んだのに特に意味はなかった。

自分の成績と照らし合わせた結果、たまたま東大になったという感じ。

(一時期は京大に興味もあったが、数学過去問を見てできる気がしなかったので東大にした)

進振りのときも、将来のキャリアプランなどについては全く何も考えず、専攻を決めた。

キャリアプランについて考えることすら思いつかず」と言った方が正しいかもしれない。

4年生になると、当たり前のように大学院受験した。

働くなんてことは想像もつかなかったし「勉強」は嫌いじゃなかったので、大学院を受けないなんてことを考えすらしなかった。


卒業研究研究室に入ってから様子が変わった。

これまでは与えられたことを勉強していればよかったが、研究はそうじゃない。(指導教官の力を借りつつも)自分で問題を見つけ、解決していかなければならない。

しかし自分は、明確にこれをやりたいというものがあるわけではなかったし、論文の探し方すらロクにわからなかった。

一番の問題は「自分に熱意がなかった」ことだろう。

ある問題に対して寝ても覚めても、毎日毎日考えられるような熱意がなければ、研究はやっていけない。

でも自分は、専攻領域に興味はそれなりにあったが、人生をそれ一筋に染めるような熱意は到底なかった。

卒業研究は、全くのまぐれ当たりで面白い結果が出たので取りつくろうことができた。

M1のときの健康診断で、医者だったかカウンセラーだったかの人に対して「やっていけるか不安です」って答えたのを覚えている。

日に日に、自分の中での不安劣等感は膨らみ続けた。

M2のとき限界に達し、修士論文の中間発表に出たのを最後に全く学校に行かなくなった。(中間発表までいったのにもったいないと思う人がいるかもしれない。でも、ぶっちゃけ修士になってから出した成果なんてほとんどない。卒業発表の焼き直しみたいなものだ)

家にずっと引きこもり続けた。

電話も鳴ったが、全く出なかった。電話が鳴るのが恐かったので、電話線を抜いたりしたこともあった。

その後もろもろあって指導教官と数度話をし、結局、籍だけは3年間置いてもらったものの、研究に復帰することなく退学した。


そのあとどうなったかというと、退学後も半年くらい引きこもり続けたあと、このままやっていくこともできないなと思いハローワークに行った。

自分プログラミングしかできることがなかったからプログラマー募集してる会社を探し、そこで見つけた会社に入社した。

今は最初に入った会社とは別の会社で、それなりに楽しく働いている。


今から考えると、修士を取ることはできないことはなかったのだろうなとも思う。

病院に行って適切な治療を受け、研究方法についてわからないことは何でも研究室の先輩や指導教官に聞くべきだったのだろう。

まあでも過ぎたことだし、修士を取れなかったことに対して今は特に後悔の気持ちはない。

そもそも、研究に熱意のない自分が流れで大学院に進んだこと自体が間違いだったのかなと思っている。

退学という強制ルート変更がなければ就職なんて考えられなかっただろうから、退学になってしまって逆によかったのかもしれないけど。

一連の経験自分が思ったこと。

  • 進路についてちゃんと考えよう。
  • 研究したいという強い熱意がなければ、大学院に行くべきではない
  • わからないことがあったら、誰でもよいので聞こう。聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥。
  • うつ状態が続いたら、怖がらずに病院に行こう。
  • 心の支えになるのは友達だったり仲間だったり家族だったりする。その人たちを大事にしよう。
  • 大学院に行くばかりが人生ではない。
  • 人生、大抵のことは何とかなる。

2009-02-22

教育学基礎論のこと

なんとか大学に入学したわたしを待ち構えていたのは、ぶあついシラバスだった。高校まで、時間割は与えられるものである。しかし大学では、自分時間割を作らなければならない。わたしはそんなことも知らなかった。わたしは後期試験にぎりぎりの成績で入学し、大学のことを学ぶ暇などなかったのだ。シラバスには聞いたこともないような学問講義が無数に掲載されていた。どう手をつければいいのか、まったく手がかりがなかった。わたしは途方に暮れた。

自由に選べるわけではなかった。まず必修科目があり、次に選択必修科目がある。外国語第二外国語も必要だ。さらに無数のルール。同じ分野では一定数までしか単位にならないもの、とにかく全く単位にならないもの、などなど。二年目以降に取得予定の単位計算し、卒業に必要な単位数から一年目に必要な教科を逆算しなければならない。それらに従って選んでいくと、今度は同じ時間に面白そうな講義が重なったり、逆に朝と夕方が埋まって昼間が空いてしまったり時間割の作成作業はパズルゲームそのものであった。おまけにシラバスには誤記があったり、なんの都合か一年休講になっていたり、ようやく選んだ講義が受講希望者多数のため抽選になって落選したり。もっとも、そのようにして計画的に選んだ講義の多くでわたしは単位取得に失敗し、最終的には留年したから、いま思えば大半の試行錯誤は無駄だった。

そういうわけで忙しい一年生たちは、新しい友達や居心地のよいサークルと同じくらいかそれ以上に、講義情報を求めていた。つまり、どの講義が簡単に単位を取得できるかという情報を。単位取得が簡単な講義は「楽勝」科目と言われた。新入生歓迎会や、同級生がサークルの先輩から手に入れてきた資料には、どの講義がどれくらいの難易度が記してあった。毎週出席が必要で、おまけにテストがあるようなものは「難関」と見なされた。出席は不要、期に一度のテストで六十点さえ取ればいいものは「普通」。「楽勝」に分類されるのは、テストの問題が毎年変わらず、過去問さえ暗記すれば何一つ理解していなくても単位が得られるようなものだった。あるいは、教科書持ち込み可で試験教科書から出題されるようなもの、四百点満点で六十点とれば可になるようなもの、試験に答えられなくても独創的なカレーレシピを書けば単位を得られるようなもの、禁煙したことを証明すれば単位を得られるようなもの。

大学で聞いた逸話。ある哲学系の講義では、試験問題が毎年「プラトンについて書け」の一問だけだった。そういうわけで例年、学生たちは講義に出席せず、プラトンについて一夜漬けするだけで試験に挑んでいた。しかしある年、問題が「ソクラテスについて」に変わった。困った学生は「ソクラテスはさておき、プラトンは……」とプラトンについて書いた。

わたしの通った大学は、他の大学に比べて単位がとても取得しやすいことで有名だった。近隣府県の大学では、単位は木に登って得るもの、土を掘って探すもの、と言われていた。一方でわたしの通った大学では、単位は空から降ってくると言われていた。わたしは他の大学に通ったことがないから、実際にどれくらい難易度に差があったのか分からない。周囲と自分を見る限り、むしろ留年する人は他の大学より多いようだ。おそらく空から単位が降っていても、家から出ない人が多いからだろう。あまりに留年生が多いので五年制大学揶揄されることもあった。十一年いる! と言われるような人もいた。

教育学基礎論のことを誰から教えてもらったのかは覚えていない。とにかくそれは「楽勝」科目なのだという話だった。講義は半年ではなく一年続き、そのぶん単位も倍。出席はもちろん不要で、試験一年に一度だけ。教科書がわりの参考図書があるので、それさえ目を通せば試験には合格する、とのことだった。悪くなかった。わたしは選んだ。一度か二度は出席したと思う。同じ噂を聞きつけて、大勢が受講希望を出したのだろう。講義が行われていたのはとても広い部屋だった。実際の講義では数名の学生が点在するだけだった。

冬になり、試験期間がやってきた。わたしはひどい金欠だったので、参考図書は手に入れていないままだった。友人がどこからかコピーを入手してくれたが、読む気力はすでになかった。わたしは何の準備もないまま試験に向かった。

試験問題は一問だけだった。「教育における『かまえ』について書け」わたしはそれがどういう意味なのか分からなかった。春以来はじめていっぱいになった教室で、早くも何人かが回答を諦めて帰り支度をしていた。わたしはとにかく、なにかを書くことにした。なにを書いたのかは覚えていない。いまの教育はよくないとか、そういうことを書いたのだと思う。回答用紙はA3だった。わたしは表面いっぱいに思いついたままの教育論を書くと、裏面にまで回って八割を埋めた。あんな勢いで文章を書いたことは他になかった。

成績表が渡されたのは、年度のほんとうに終わりぎわだった。わたしはまっさきに教育学基礎論の結果を見た。「可」だった。わたしは、お情けをもらったのだ、とすぐに理解した。中には「可」なんていらないという人達もいる。専攻を決めるときや、将来、大学院企業に成績表を提出するとき、単位をただ集めただけだなと見透かされたくないからだ。「可」をくれるくらいなら「不可」にしてくれ、という人もいる。わたしはそうじゃなかった。ガッツポーズくらいはした。飛び上がって喜びもしたかもしれない。散々な成績表のなかで、そこだけが明るい材料だったのだ。間もなく新しいシラバスが配られ、わたしはまた一から時間割を組んだ。わたしはその面倒な作業を、五年間繰り返した。たぶん、わたしは大学が好きだったに違いない。

なんか青春の終わりにあたってどうしても書いときたいので書く

15年ほど前の話。

首都圏に住んでいてセンター試験過去問とか模試の成績は理系科目を中心に良かったけど、父親がお前の粗忽さではいずれ実験事故を起こすといわれ文転。当時西田裕一とか富岡勝とかの仕事のせいで(もちろん当時そういう仕掛人たちのことなど知りもしなかったが)思想だとか哲学だとかが面白そうに見えた。香山リカの「自転車旅行主義」はイマーゴの連載で読んでいた。

ワープロは使っていたが、パソコンはたまにひとんちで触らせてもらう程度。

そういう狭い世界の偏りすぎたアンテナが拾い上げた情報によれば、千葉大に土屋俊先生という人がいて、なんかアメリカのCSLIとかそういうとこに行くような研究とかしているらしかった。他にも慶応文学部でも面白いことができるらしいとか。

あげくわけあってずいぶん西の方の大学へ行って、パソ通(そしてすぐにインターネット)にはまって時間を浪費するいっぽう(聖トマス・アクィナスが「チャットルームに入り浸るな」と仰っていたことを当時知っていたら!)みすずだの勁草だの法政だのNTT出版だのUPだのから出る高価な訳書ばかりを買って読んで勉強した気になって、ちょっとだけ英語でRortyを読ませてもらい、そして哲学へ行くにはドイツ語もできず喰いっぱぐれる覚悟もないので駄目だと判明して、社会学を選び苦し紛れに名ばかりの卒論を書いて、書いたので力尽きた。学歴ロンダリングのために日本の最も古い都のそばにある大学院にでも行って計算機科学修士号をとろうかとも考えたが齧るスネにも限りがあった。そのままフランス語単位を一コマ残して一年留年し、価値のない学士号をもらった。GiddensもDurkheimも1ページたりとも読んだこともなく社会学士を名乗るのはおぞましすぎる現実。だれかさんの挑発的なタグを借りれば「足手纏いな大卒就職組」の典型。

もちろんそんな奴が偽社会学を流布して世の中を騙すことはできない。その程度にはこの世はよくできている。

このとき齧りすぎたスネはその後折れてしまった。NYCに旅客機特攻爆撃をやらかして数年後、家族は崩壊。経済破綻からではないが、教育投資のリターンが期待はずれだったことによる影響は否定しがたい。退職金を手に出奔した父はぼけてろくに介護も受けられず孤独死でもすればいいと思うが、自殺した母にはどう詫びたものか言葉もない。

今の人生には満足しているが、およそ学校というところで何も学問をしなかったことは今も悔いている。机の上には開いたこともないシカゴマニュアルの14/eが未練がましく置いてあるのだ。そして年一回は『職業としての学問』を読んでウェーバー先生、私はだめな奴です、とつぶやくのだ。

そして妻が背中をもんでくれとせがむ。月曜日には入籍とか国民年金とかいろいろ手続きをせねばならぬ。

2009-02-21

派遣社員の男との生活が一ヶ月で破綻した

 当時私30歳会社員、相手38歳元派遣社員

 私の転職を期に相手は仕事を辞め、ひとつの住居に越してきて生活したが、一ヶ月で破綻した。

 要因は私の側にも相手の側にもあるのだが、考えてみようと思う。

 まず私の側。転職したはよかったが、やはり環境の変化は大きかった。

 しかも配属先がカットオーバー前のテストを行っているプロジェクトだった。

当然のように激務。電車で帰れないこともしばしば。(帰れてるだけマシと普通に言い返される業界ではあるが)

 もっと仕事的に落ち着いてから引越しも同居もすべきだったんだろう。

 些細なことがどんどんストレスになって、最終的にはノイローゼになってしまった。

 じっとしていても顔の一部がぴくぴく動いて止まらなかったり、頭痛がしたりした。

 あと比較的完璧主義の性格も災いしたと思う。

 相手の不甲斐なさが許せなかった。ストレスの元にもなった。

 相手がうつ気味だったので、しばらく仕事を休んでのんびり家事でもやってくれれば治るだろうなどと思っていたが、あまあまだった。

 収入的には激務だったこともあり、何も問題はなかったがいかんせん私の疲れが全く取れなかった。

 最終的には会社にいて「家に帰りたくねー」とまで思うようになった。することがなくなっても会社にい続けて、しょうがないから帰るか、という日もあった。

 相手はいわゆる工場勤めの派遣社員で、うつ病を患っていたがその兆候は付き合っていた頃からあった。

 今にして思うと、相手は今まで垣間見ることも無かった男並みに稼ぐ総合職OLとの格差というものをまざまざと見せ付けられ、付き合っている時から次第にダメージを受けていったのだろうと思う。

 相手は会社の寮だったため、家賃が安く、一ヶ月に自由になるお金こそあまり二人の差は無いように見えたが、年収は数十万円(私が激務時と比較すれば100万円くらい)の差はあった。

 だがそれは仕方の無いことだ。

 私は高校卒業専門学校に入り、国家資格を取るべく頑張って勉強国家資格を取り、会社就職した。私が19歳とか20歳とか、電話帳くらいの分厚さの資格過去問題を解いている年齢の時、相手は勤めたばかりの会社自分の意思で辞め、その後フリーター無職を自ら望んでしていたのだ。

 底辺の処遇に嘆く人には、限りなく運が悪いという人も中にはいるのだろうと思うが、自ら望んでそうなった者に誰が同情の気持ちを寄せるだろうか。

 とはいえ、好きになった人のため、私は仕事が多少忙しかろうが、相手が家事を全てやってくれるのだからばりばり頑張っていこうと決めていた。

 だが現実はそんなに甘くは無かった。

 基本的に、役目を預けた以上、裁量の権限も全て預けたつもりに私はなっていた。分からないことは聞いてくれればいいのだが、基本的には全て自分で考えて実行してくれればいいのだと思っていた。

 だが、工場のラインという、「決められたことだけをする」仕事をしてきている人間に「自分で考えて問題を解決する」ということがとても難しいことなのだということに私は最後の最後になってやっと思い知らされたのだった。

 お弁当の具を何にするか、朝食に何を食べたいかまで質問攻めにあう毎日を過ごし、さんざストレスを被った後で。

 何をすべきか考えるところも含めてあなたの仕事なのですよ、という感じだ。だが相手はそれができない。しかも昼食を考えるのも面倒らしく、インスタント食品で済ます。私はそれは体によくないから、弁当を二人分作って自分も昼に弁当を食べろといった。だがそれはついに実行されることはなかった。何故そうしなかったのか、理由は聞いてない。あるいはできなかったのか、でも私のお弁当は作ってくれていたのだ。

 この、お昼にインスタント食品を食べてすごすという生活は後々相手の体に影響を及ぼすことになってしまった。

 お仕事お疲れ様もそこそこに何をすべきか聞かれる毎日に、私はまいってしまった。細かく指示を出そうとしたが、ひとつ言ってもそれもろくに遂行されないという状況に、ほとほとまいってしまった。

 さらに悪かったことに、相手は相当に口が達者だった。

 できないくせに口だけは立つのだ。これがさらに私の怒りを加速させた。

 何もできない、稼ぐこともできないうつ病持ちの癖に、という罵倒を腹の中に持つようになるのにはさほど時間もかからなかった。うつ病(=何もできない病気)のくせにどうしてこれだけガンガン言う気になるんだよ、とも思った。(うつ病=何もできない病気、というわけではない、ということは後で自分もうつになり分かることになるのだが)

 できないことはしょうがない。

 ましてや、相手はうつ病なのだ。

 そこを考慮できなくなっている私ももはや、まともな精神状態とはいえなかった。

 また住んだ部屋も家賃ケチったせいか、隣の住人がとてもうるさく、それもストレスの元となった。

 慣れない環境での激務、気を使う人間関係で疲れきって家に帰ると毎晩のようにケンカする。そんな日々が続き、もう駄目だと思った私は荷物をまとめて都内の漫画喫茶に逃げた。

 そこからウィークリーマンションの予約をし、そこから会社に通った。

 定期もないので、3,000円のパスモオートチャージが週1ペースでされていった。ウィークリーマンションは一週間で数万円を費やす。カードの請求額など見たくも無かった。

 結局のところ一ヶ月間、あちこちのウィークリーマンションを転々とし、一度は家に戻った。

 だが相手のうつ病からくる死ぬ死ぬ攻撃(言うだけ言って実際は死ななかったのだが。というか行動的に私へのあてつけに近かった)にもあい、家に警察が来る騒ぎ(近所の人が呼んだらしい。っていうか私が近所の人だったら怖くて同じことをしたと思う)にまでなり、私はあんたのママじゃない、というところにまで考えが至った私は再び家を出て、今度は実家に身を寄せた。(実家は都内なので会社に通うのは容易かった)

 そしてそこから部屋を探し、相手が家にいないところを見計らって荷物を取りにいったりして、最終的には引っ越した。

 荷物は時間がなかったので、必要なものしか持ち出せなかった。結構持っていた本や漫画は全て置いてきた。結局は相手がブックオフなどで処分し、売上を自分の懐に入れたようだが。

 気づいた頃にウィークリーマンションの請求が来て、ん十万などとても払えないので全てリボ払いに変更した。普段絶対リボ払いなど使わないのだが、この時だけは助かったと思ってしまった。相当な手数料を払ったことを考えると、たぶん消費者金融借金したのとたいして変わらないのだろうと思うが。

 ということで、相手とその家で生活したのは正味一ヶ月くらいだった。

 部屋への引越し代、敷金礼金家具代、これら全てを私が払っていたがおよそ100万くらいだった。

 一緒に住む為に揃えた家具は、買ったときの100分の1くらいの値段でリサイクルショップに引き取ってもらった。新古品といってもいいくらい状態がよかった。

 その家具を一緒に買いに言った時のことで私がよく覚えていることがひとつだけある。相手がその時にこう言ったのだ。

「俺、勝ち組

 私はその言葉意味をもっと深く考えるべきだったのだろう。その家具を買うお金を払ったのは私であり、相手ではない。勝ち組といえる根拠のお金を稼ぎ出しているのは私であって、相手ではないのだ。

 100万をドブに捨てたのだという思いと、親ですら「そんなに簡単に一緒に住んだりするから」と同情してくれないことから、つまり私が馬鹿だったのだという結論に至り、私はだんだん精神を病んでいった。

 先に書いた、自立神経系がおかしいと思われる症状が現れだした。

 その後、うつ病の相手は地方の実家引っ越した。もう相手にはそうするしか手段が残されていなかったのだ。職も、貯金もないのだから。

 私はというと精神科の診療を受け、薬を飲み始めた。薬がないと、全く眠れないまでになっていたのだ。

 引っ越すタイミング定期預金を崩して現金を得て、リボ払いも全て精算した。

 今月は、ちょうど私が転職をした一年後になる。一年前の今月、私は今の会社に通い始めたのだ。

 そして一年前の5月、私はうつ病の元派遣社員と同居生活を始めたのだ。

 そしてその一ヵ月後、「俺を捨てるのか」などと罵倒してくる相手の顔も見たくないと思い、逃げ出すことになったのだ。

 同居していた時よりもずっと長く今の家で生活していることになる。というか、あの一ヶ月は幻のようなものとすら思えてくる。

 相手とはもう連絡を取っていないが、ネットでどのような生活を送っているかはある程度見ることができるので、暇潰しに見たりしている。

 意地が悪いが、どうせ就職できないだろうと思ってみたら案の定できていないのでざまあみろとか思っている。そして、口ばかり達者なのも相変わらず変わっていないようだ

 人はそう簡単には変われない。

 だからたぶん、私はこれから先、誰かと生活することはもうないのだろうとも思う。

2009-02-15

国家資格Webデザイン技能検定3級受けてきた

当方Web屋、小さい会社デザインHTMLCSSコーディング、暇あればPHPやってます。

新卒入社1年なるしそろそろまたスキルアップにとCGアーツ協会のWebデザイン検定3級取得に次いで

噂のWebデザイン技能検定(今期で4回目の開催)こっそり受けて来たよ。

Web上の過去問を見てこれは無勉でも受かるなと思ってすぐに申し込んで

前日薄っぺらい参考書をさっと眺め意気揚々と突撃。

これはもしかすると落ちたかも分からんね。

実技

Windows(XPSP2)かよ

JISキーボードかよ

エディタサクラエディタTeraPadのみかよ

学科

ネット上に流布した常識を鵜呑みにして直感的になりすぎた

総合的な敗因はどうみてもネットも含め便利ツールに頼り過ぎてた。

学科はともかく実技はそれが顕著で隣の人の作業速度に付いてけず序盤頭真っ白、回答よく見直す暇なく終了

何度試行錯誤のショートカットキーを試みて失敗したか。

ああもうやだやだ。

アウトプットする場所は数あれど、あえて頭の中に浮かんだ事を推敲せず増田で書きなぐってみた。

2009-02-05

http://anond.hatelabo.jp/20090204220323

英語偏差値40ならまず単語を3000語おぼえること。

書けなくてよいです。単語を見て意味がわかるのが3000語。これがセンターレベル

二次試験レベルになりたいなら5000語覚えること。

英文法

基本的にはまず単語をすべきですが、文法はパズル的に理解していくことが可能(基本はシステマチック)なので、最低限を覚えましょう。偏差値40程度しかないということは中学レベルの文法がわかっていない可能性があるので、薄い中学生用の参考書を買ってきてざっと復習しましょう。

この二つでだいたい50台後半までは上がります。

さらにそれ以上に上げたいなら、細かい応用的な文法、試験に即した文法問題を解いていくのがよいと思います。

長文に関してはいくらか参考書がありますが、中学生程度の文法ができていれば理系の場合は問題がありません。むしろ重要なのは単語・熟語・決まり文句です。センター過去問などで長文に慣れましょう。お勧めZ会速読英単語です。まず単語を覚え、音読をし、英文を見ながら和訳をし、和文を見ながら英訳をし、ある程度英訳が正確にできるようになったらCDがついていると思うので聞きながら書き取りましょう。リスニングも同時にできるようになります。これで偏差値70台はいきます。

英語が強いといろいろと楽になるのでできるだけ頑張っておいて損はないと思います。

数学物理

おそらく書店などに行ってもおすすめでおいてあるとは思いますが数学の証明とベクトルに関しては細野さんの~が面白いほどわかるシリーズがよいでしょう。青チャートは悪くはありませんが面白くもないしテクニカルなので予備校などに通うようになったら予備校テキストを完全に消化する方がよいかと思います。ただ偏差値60台ならばだいたいの基礎はすでにできていると思うのでまずは英語に尽力すべきだと思います。

物理に関してはこれも有名ですが橋本さんの橋元流解法の大原則がよいと思いますが、どれがいいかは書店立ち読みして自分で選んでください。これ以外はよくわかりませんが基本的には予備校テキストを完全消化する方がよいと思います。

数学物理に関しては旧課程の時の受験生なので参考程度に、ということで。

2009-02-04

http://anond.hatelabo.jp/20090204220323

お薦め参考書についてあんまり無責任なことは言えないのですが、口出しさせてもらうと、一日三時間勉強はちょっと少なすぎるのではないでしょうか。いま高校二年生ならカリキュラムはもう終わったでしょうね? とりあえず志望校過去問をやって、自分の実力を把握してみるのがよいと思います。予備校に行ってるんなら、そういうのはおまかせできると思いますけど。

あとこんなところに入り浸らない(でも2chに英語勉強法みたいなスレッドはあったな。増田でもそういうことが起こるのだろうか……)。

偏差値国70数40英55だったダメ学生より

2009-01-29

http://anond.hatelabo.jp/20090129003750

俺も先輩から過去問もらって試験パスしていたけど、その経験って、社会人になってからすごく役に立つんだよね。

就職してからのほうがコネとか必要になってくるんだし、「大学が汚い」なんて思っちゃってる感じとか、超潔癖すぎて、結局世の中全部不潔。

http://anond.hatelabo.jp/20090129003750

少し話ずれるけど、Fランだと過去問なんて必要ないし、あっても誰もやらない。就職コネなんて大学単位ではまったく存在しない。レポートとかは中学生レベル感想文でもおつりが来るくらい。

「なんていうかキタネー物」は社会に出てもいっぱいあるので、いまのうちに耐性をつけておくといいと思う。

基本的に「大学が糞」って言う人は、就活とかサークルとか単位とか卒論とか進級がうまくいってなかったり、出身大学コンプレックス持ってたりする人が多い。中途半端な私大に多い感じがする。2ch調べ。

阿呆らしいけど、自分に自信がないなら通ってた方がいいよ。

2009-01-18

毒親のいとおもしろし国語力測定 (前編)

■「毒親といふもの、 (と自己責任論)」

http://anond.hatelabo.jp/20090117102440

を書いた増田です。

◆導入・指針・要約

「常に親の都合やニーズ子供のそれより優先する自己中心的人間で、愛情というものが決定的に欠けている」 = 毒親。

  我が家の場合、母はアグレッシブな毒親、父は育児不参加。 

そんな家庭で、軽度の近親相姦をされたりしながらサバイブしてきました。(軽く触れますが、詳しくは↑で)

高校では、毒親による毒親のための毒家族宗教からの脱却を図り、健全人格を作り直しました。

  ・・・・でも、まだ序章です。

「あなたは生きる価値がないのよ」というメタメッセージたっぷり吸って育てられたので、僕の潜在意識は「僕は生きる価値がないんだ・・・」と死にたがっている感じ。

大きく差し支えます。まともな人間関係を維持するのにも、何らかの労働をするのにも。学業にも。

毒親による精神的な影響を断ち切らないといけない。

   そしていつかは「今日はカッコウと毒親がにぎやかだなあ、いとおかしや・・・」程度にまで、心を防衛する術を身に着ける必要がある。

毒親と対決して「勝つ」。毒親を扱った本「毒になる親」「不幸にする親」には、そうすることが かつて蹂躙された人格の復権に大いに貢献するといっていました。

(注意:ご自身が毒親と対決される場合、長期的で綿密な計画を立てる必要があります。思いつきで勝てる相手ではないので、専門家か、関連する書籍で味方を作ってからにしてください。)

・・・最初の一手を打って見ました。


◆最初の一手

「親の『言語運営能力』ひいては『思考力』の低さが、(もしかすると無自覚に)支離滅裂な行動に走らせていて、育児に際してとても有害であった。今現在もそうである。」

ということを冷静に母親に言ってみました。 参考書籍や、↑のエントリーでいただいたコメントにとても勇気付けられて助かりました。 ホントにありがとうございます。

◆毒親の背景

前のエントリーでは書いていなかったこと。

虐待されて育った母、父ともに元チャイニーズorz(ちなみに俺の国籍日本中国語カタコト。あたまン中は完全に日本人。)

・母父ともに北京に住んでた。過激な政治抗争の焦点となって、家に暴徒や政府の人が襲ってきたり、

・母の家、書を政府の令で燃やされたらしい。

・母、家での親による虐待政治的な居心地の悪さから身一つで脱中・来日。25歳くらいのことかな・・・?

・両者とも、それから日本語を覚えた。

ジリ貧だった。

・・・今考えてみると盛り込むべきだったかも・・・すみません。

・・・同情はしてます。

というか、経済的な支援をしてもらってる段階で僕は親に感謝すべきなのでしょう。  その件に関しては・・・。

でも、これ以上性的虐待をされるのも、うつになるのも、死にたくなるのも、2年で35キロやせるのも、願い下げ。

◆母はいつも言うこと為すことが支離滅裂だったのに、自覚症状がない。

毒親に関する本をいろいろ読んでみました。

↑のエントリートラバで紹介してもらった交流分析の本も読んでみた。id:masuda_oyuriokokさんありがとう

いくつかある典型的な毒親の特徴のひとつとして、

・「支離滅裂な言動で子供を混乱させる」

・「そして情動的な追い討ちをかけて服従させる」

・「感情的で、24時間末期のかまって君状態」

・「本人にはその自覚がまったくない」

というのがあげられていました。

我が家もこれが当てはまるような・・・

20代後半で日本語を取得した両親は、日本語が怪しい。 ものすごく怪しい。

コンプレックスなんでしょう。逆鱗みたいな感じです。

送ってくるメールのすべてが、日本語崩壊してる。日常会話も怪しい。

せめてネタで「・・・でアルね」とかいってくれれば笑えるものの・・・

むしろ、アグレッシブな毒親はコンプレックスの塊です・・・

さて、そんな本人は今では日本語で思考してるらしい。

言語は思考・思索の礎だ」というのなら、そんなに危険なことはない。

思考の車輪が、幼稚園児が書いた車の車輪みたいなものでは・・・考えが支離滅裂になりやすくなる可能性がある。

・・・恐ろしいことに本人は(コンプレックスも手伝って)それを認めることはありえない。


◆よろしい、ならばセンター試験だ。

母親言語運用能力論理思考能力を点数化してみる。

その毒性に対する免疫をつくり、毒親を毒親として扱う情報収集の一環として、母親論理思考力を点数化してみます。

・・・というか、それを受け入れるのかを見てみる。 拒否されたら、「拒否した」という事実が残る。

センター現代文は、「論理思考能力」を図るにはとても便利。昨日、国語を受けてきたしね。さっき、現代文センター過去問母親に渡しました。

実際にやれば母親論理思考力を測れる。 現代文の100点中、50点でも出れば諸手をあげて喜ぼう。

・・・俺は理系だけど、国語得意科目。 センターなら満点狙う。

・・・化学に関しては触れんでやってください。

本人はものすごい勢いで拒絶していました。 さすがアグレッシブお母さん。

これが、僕の、初めての反逆。

これでいいのかあまり自信はありませんが・・・・

そしてもうすぐ、毒親から離れての一人暮らしが始まります。 寮で一緒だった友達が近くにいるので心強い。

なんとか「離れて暮らす」ところまでこぎつけることができました。

点数が出たり、大きな進展があったら、また。

2009-01-11

http://anond.hatelabo.jp/20090111192656

過去問は前日に開くかな。とにかくほぼ勝ち組決定なんで安堵している。

4年後には就職状況もよくなってるだろうし。早慶なら少なくとも正社員にはなれるはず。

まぁ、早稲田就職率は60%くらいらしいけど・・・。

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