はてなキーワード: 特許とは
こちらも交渉内容がわからないので類推だけど、「特許を踏んでるのでここの部分を変えてください」→『特許を踏んでるという認識がないので断ります』→「折り合わないようですね、ではこの特許の使用をやめてもらう(=差止)よう裁判所に判断してもらいます」になるんだったら自然な流れやと思うで。
差止って強い言葉だけど、要するに特許を使わないでくださいという内容なので、それで突っ張るのか、特許と被らないようにゲームシステム変えるのか、配信を止めるのかはサイゲの判断なので。
特許というのは請求項を見るんだけど、たいていの特許は請求項1が一番重要で、2以降はそれを制約する形で書く。なぜそういうことをするかというと、まさに今回のように裁判になった時に「その特許は先行技術があるから新規性がない」「進歩性がない」とかって争うことになるんだけど、仮に請求項1の有効性が否定された場合でも2以降が生き残れるようにするため。一般に特許って一度登録されたらそれが絶対と思わているけど、そんなことは全くないんだよね。興味がある人は「無効審判」とかでググってみるといい。ぶっちゃけ、特許庁の審査官も自分が調べた範囲でしか判断しないし、できないので、それを前提に制度が作られている。たぶん問題ないから登録するけど、もし異議があれば申し立てるなり裁判で争ってね、というわけ。
【請求項1】
ユーザが所有する複数のキャラクタの中からユーザによって選択された少なくとも1つのキャラクタを、イベント発生用の第1キャラクタとして設定する設定手段と、前記第1キャラクタまたは複数の前記第1キャラクタの組み合わせに応じて、ゲーム中に前記第1キャラクタに関連するイベントを発生させるイベント管理手段と、を備えているゲーム管理装置。
逆に言うと、現時点ではまず請求項1を満たしているかだけを見ればいい。これと戦うには、請求項1およびその従属項が特許に値しないことを裁判所に認めさせる必要がある。
まあ控訴審入れたら結論出るまで数年かかるやろうけど、判決が確定したらそれに従わなきゃいかんし、お金払うだけで解決できない和解内容(特許の回避)になったらお金かけて開発しなきゃいかんし、そこはサイゲが何とかしなきゃいけない部分やね。
しゃーないよね。
よかったやんお前ら
ウマ娘訴訟の争点はどこ? コナミに聞いた 回答全文 「遊びを奪うのが目的ではない」
https://news.yahoo.co.jp/articles/69b501166865123ec506a6e072c48c4ad8bc7a4e
コナミデジタルエンタテインメント 訴訟内容に関する詳細につきまして、回答を控えさせて頂きます。
特許は、クリエイターの開発の歴史であり会社の財産です。これが守られることで全ての会社のサービスは成り立っています。当社としてはクリエイターの努力を尊重し今後も革新的なサービスの開発をしていくために、守るべきものはしっかりと対応していきます。話し合いや取組みの中で解決できればよいと考え協議を続けてきましたが、見解の一致に至ることができず非常に残念です。
ゲームを楽しんでいるユーザーから遊びを奪うことが目的ではございません。判決が出るまでにユーザーの不利益にならない形で対応をしていただけることを期待しています。(原文ママ)
自然法則を利用した技術的思想の創作のうち高度のものに当たらないとか、計算方法、ゲームのルール、経済法則、永久機関のような自然法則に反するもの、自然法則自体(万有引力の法則、エネルギー保存の法則など)などは自然法則に当たらないとか、そんなことばっか言ってきやがる。
特許は反抗できる時期あるよね
特許公報は法務がチェックしてるから変なのあったら上がってきて先にやってたことを証明したら落とされるから変なのはそう簡単に通んないよ
特許ってわりと確率的なところがあって、当たり前の内容でも審査官によっては通っちゃうのよね。無効審判やれば潰せるんだけど、そんなゴミ特許を振り回して権利濫用するのはあまりお行儀が良いとは言えない。