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2010-02-21

彼氏について その後(ただの愚痴

http://anond.hatelabo.jp/20090625233802

前回の日記を書いてから結局別れませんでした。


話し合えば良くなるかも。きっと良い方に変わってくれる。

他の男性にも悪いところはあるし前回の出来事だけで判断するのは早すぎるかも。

一緒に居ると楽しいし寂しくなるしな。

そう考えて付き合い続けけて8ヶ月。

その間、何度も喧嘩や不満のぶつけ合いもありましたが楽しかったです。

一人暮らしの私の家に来る頻度は週3、4から毎日へ。

彼氏実家に帰らず居続けること約3ヶ月。

今度は私の不満が溜まってきました。

家に住み着いた彼氏に対して一緒に居れるのは嬉しいが

家事を分担してくれない、家賃光熱費は全額私が支払っている状況が嫌でたまらなかった。

ほぼ同棲状態なのに彼氏はちょっと長く遊びに来ている気分でしかない。

電気代ガス代は先月お願いしたら半額の端数は省いてさらに減額した金額はくれた。

「アンタの方が絶対電気代たくさん使ってるから」だと。

あんたひとんち居候状態で休みの日に率先して掃除してくれるわけでもなくて

お金の負担も自分から言い出さないくせに私が家事している横でネットゲームだふざけるな!

ここ一ヶ月、「嬉しい」と「不満」に挟まれてイライラしていた。

皿洗い、洗濯を干す畳む、休みの日に時々晩御飯作ってくれるなどはしてくれた。

これはありがたかったが「もっと色々やってよ!」という要求は大きくなっていった。

そして今朝、部屋の一角に山積み状態になっていた彼氏衣装類を「片付けてよ」と言ったところ掃除を始めた。


…が、まず机の上に載っていた私の化粧品類を投げ始める。

入り口に置いてあったスリッパも部屋の外に蹴飛ばす。

「投げることないでしょう!?自分の分だけ片付けてくれればいいから」

そう言ったが不機嫌に「いや、邪魔だから」と言って止めない。

「止めてよ!自分の分だけ片付けてって言っただけでしょ!何で投げなきゃいけないのよ!!」もう泣きながらだ。

そして、その後はもうわけわからないけど

彼氏が鏡を床に投げつけ割れて破片飛び散り。割れた破片の上を歩いて詰め寄る私に「危ないからのきなさい」といって顔を殴られた。

胸倉掴まれて壁に押し付けられたことはあったが殴られたことは無かった。

先月末に彼氏の運転していた車の助手席に乗って事故にあって現在ムチウチ状態。

まだ一ヶ月も経っていない。彼氏に殴られて、痛みが良くなっていたのがまた痛くなってきた。


ここまでされたらさすがに別れる。

頭どうかしてるのはわかっていたけどここまで意味不明な行動するとは思わなかった。

鍵は返してもらった。荷物は今夜引き取ってもらってそれでお別れだ。

テレビで見るようなDVほど酷くは無いがこれは通常の生活でも許されるレベルじゃないだろ。

ぐぉーーーーーーーーーーーーー。


DV加害者のくせに被害者の相談乗って「その男酷すぎるだろ!別れろ!」とか偉そうに言ってんじゃねー。お前が病院行くレベルだ。

2010-02-06

え?

万有引力で有名なニュートン先生の話です。

ニュートン先生は、自宅のドアに猫用の小さな穴を開けていたらしいんだけど、

子猫が産まれた際に、その隣にもう一つ、さらに小さな穴を開けたらしい。

助手    「ニュートン先生、それは何の穴ですか?」

ニュートン 「これは子猫用の穴です」

助手    「え?」

ニュートン 「え?」

こういうことってありますよね。僕もニュートン先生みたく才能があるからすごく分かります。

一年くらい前の話ですが、

豪雨の影響で家が停電になった事がありました。

昼間だったのですが、雨天のせいで部屋が暗い。

そこで懐中電灯を取り出そうと思いました。

しかし、押入れの奥に懐中電灯をしまっていたので、暗くて取り出せなかったんです。

なんで、電気スタンドで、押し入れを照らせばいいんじゃね?と思いました。

延長コードを伸ばし、電気スタンドを持ってきたのですが、

電気がつかない。

僕        「これなんでつかないの、停電で困ってるのに」

電気スタンド  「え?」

僕         「え?」

ある友達が僕の家に遊びに来た時の話です。

友人は鍵か何かを、僕の家に置いたまま帰ってしまったらしく、

時間くらいして、その友人から電話がかかってきました。

それでまぁ、その忘れ物を届けようと思ったのですが、

僕もバイトに行かなくてはならない時間だったので、友人を待っている時間は無い。

そこで、駅のロッカーに預けるという作戦を思い付き、電話します。

僕       「忘れ物、駅のロッカーに預けることにしたよ」

友人      「ありがとう。んで、ロッカーの鍵はどこで受け取れば良いの」

僕       「バイト先まで、取りに来て下さい」

友人      「え?」

僕       「え?」

ありますありますこういうこと。僕も才能があるからすごく分かります。

ええ、才能があります。アホの。

2010-01-24

http://anond.hatelabo.jp/20100124130814

大学の退館された元教授言葉だけど

教授の大半は、大学内でそのまま助手助教授教授と言う道を進むことが多い。

言い換えれば、社会経験が無いとも言える。

個人的には、社会経験を有して、一般的な社会経験がある人を助教授教授と迎えたいが・・・

数年後、その大学は、内部教授色が強まっていましたとさ・・・

良くも悪くも、学者と言うのは、外の世界をしらないんだよ。

社会のほうが彼らに合わせてあげないとダメな部類なんだ。

2010-01-23

すごい彼女

 http://anond.hatelabo.jp/20100119221742

 つづき。

 橋を渡って半島に入ると、二車線の道はくねくねとまがってトンネルに入り、そのまま半島の東岸を縫いはじめる。右手に真っ青な海が広がり、その青のまぶしさに彼女は表情を輝かせる。

「ごめん、逆がよかったね。西側からめぐるべきだった」

 助手席の彼女は首を横に振り、徐行して下さいと嬉しそうに言う。速度を落とすとシートベルトを外してシートをまたぎ、彼女は後部座席の右側の窓ガラスに両手をそえ、カーブで揺れる自分をそれで支えて、海の美しさにみいる。

「晴れてよかったですね」

「うん」

 バックミラー越しにはにかんで笑う。こっちのほうがお互いが見やすいかなどと思う。

 夏が過ぎ去ろうとしている半島交通量も少なく、のどか田舎道は岬めぐり巡礼者たちにはおあつらえ向きに思える。都会を離れ、人混みの孤独から離れ、何か嫌なことから離れ、ただただ陽光と、波の色と、緑のあいだを抜けてくる風のことだけを思う。それはとても贅沢な旅であると僕はもう知っているのだけど、彼女はまだそれを堪能してはいなかった。

「窓あけてもいいですか、ちょっと暑いかもだけど」

「ああ、そうですね」

 思いつかなかったとばかりに彼女は目の前のガラスおろしてしまう。そのねっとりとした海風に髪をなびかせて、窓枠を両手で掴む。それでカーブで揺れるのにバランスをとって、いいなあとのどかつぶやく。僕も窓を開けると潮のにおいが車内を舞う。嬉しくなってハンドルとんとんと指先でたたく。

「そういえば、坂田さんって、なんで岬めぐりなんて思い立ったんですか?」

 不意打ち的なふしぎそうな目がバックミラー越しに向けられる。

 どぎまぎするが嘘はつけない。

 視線もそらせない。彼女は仲間だし、知ってもらったほうがいい事ではある。

「あー、長いですよ? それに退屈かも」

 バックミラーのなかで頷かれると、もう逃げ場はなくなった。

東京仕事を辞めたって、話しましたよね? その仕事雑誌作る仕事だったんです」

 へーという顔をするので、軽くため息をつく。

「立派なものじゃないんです、下請けですから。営業用語ではプリプレスって言うけど、今ならDTPかな? その会社雑誌だけじゃなくて、会社案内とか、IR資料とか、パンフレットとかもやっていて雑誌は半分ぐらい、でも雑誌は儲かってなかったと思う」

「どんな雑誌やってたんですか?」

カード会社の全会員に配る旅行誌。その旅行誌でだいぶ儲けていたらしくて、けっこう力を入れていた雑誌だった」

 ついこの間までの事とが、彼方の事に思えてくる。

出版関係やりたかったんです。プリプレスは誌面を作れるけれど、文章も写真自分のではなくて加工するだけ、下請けにしては給料が出ていたから続けられたようなもので、責了前は缶詰になるし、仕事ハードで、それで」

「やめたんですね?」

 得も言えない沈黙が何か責めるように続く。やりたいことを諦めたですね、おめおめと実家の安定した楽な仕事をするんですね? そんな声が聞こえてくる。言い訳する。

カード会社合併したんです、別の会社と。それで会員向けにやっていたサービスを見直すことになって、対象になったのが旅行誌をはじめ定期刊行物で、合理化ってやつで。先方はコスト切りたくて、会社もねばったんだけど価格が安すぎて、雑誌仕事がほとんどなくなって、残るはIR仕事。で、もういいかなって。この業界先がまったく見えないし、この年でこの不況転職もどうかと思うし、親はやくざ仕事はやめて、山形実家を継げってうるさいし。やけばちだったんです」

 それで、やりたいことを諦めて現実逃避

 バックミラーを見るとふしぎそうな顔をしている。

「それでなんで、岬めぐりなんですか?」

「ああ、実は先方に提案してたんです。担当者の方が、いいアイデアないかなって言うので、多いんですそういうの、クリエイティブってあんま垣根ないから。見透かされてたんですかね、出版やりたいの。で、けっこう夢中になっていろいろ調べて」

 彼女は窓枠に片肘をついて海風に吹かれながら、嬉しそうにする。

「こんなすてきですもんね」

 それで救われる。

インターネットやりたいんです。ずっと紙だったから、ネットの双方向性というか、でもネットの事は全然わからなくて、でも紙だと刷るのにお金がかかるけれど、ホームページを作るのってそんなにお金がかからないから作ってみたいと思うんです」

 唖然と言う風体で彼女は口をぽかんと開ける。

「どんなページなんですか?」

旅行サイトです。雑誌みたいに。あちこちまわってそれを記事にする。それでたくさんの人が読んでその旅をしてみたくなるような、そんなサイトがいい」

 彼女は考え込んで、しばらく黙る。

「じゃあ、写真は必要ですよね。もしよければ、写真を撮りましょうか? だって、こんな素敵な景色を撮らないなんてもったいないし、あなたは運転中だし、私以外撮る人いないし、これ撮りたいし」

 僕の答えは明確で、不良資産になってるカメラを処理してくれるなら、嬉しい以上の言葉はなくて、後部座席のカメラ機材を教えた。彼女はわくわくと、すぐにシャッターを切る。それを見た瞬間、その同乗者がすごい才能を持っていることに気づく。嬉しそうに見せられたプレビュー画面をみて、これはすごいと、わかる。


 ■シリーズリスト

 ・女の子ひろった

 http://anond.hatelabo.jp/20100116012129

 ・これこそ逃避

 http://anond.hatelabo.jp/20100119221742

 ・すごい彼女

 http://anond.hatelabo.jp/20100123005026

 ・ふたつ恋した

 http://anond.hatelabo.jp/20100204210025

2010-01-19

これこそ逃避

 つづき

 http://anond.hatelabo.jp/20100116012129

 逃避ってどんなものかと聞かれれば、いまの僕がそうだと真っ先に挙げる。現実と折り合いがつかず消化ができず、ちいさな軽自動車であてのない旅に出る。これこそまさにと思う、しかも由緒正しい逃避の旅。

 東北都市マクドナルドはひとけがなく、昼時だというのに店員の声が聞こえるのはたまに。閑散とした店内の奥のほうで長居をして、ぬるくなったコーヒー片手にノートPCをいじっているとそんな気持ちが首をもたげる。都会の仕事を辞めて、実家を継ぐことにしたのも半ば投げやりだったし、子どものころから親の仕事を見ていたからと言っても、正直なところ田舎の酒屋の跡取りになることに実感がわいてこない。そんな息苦しさから逃れようと企てたのが日本じゅうの岬を回るという計画で、半月ばかり車を走らせるうちにだいぶ気分が晴れて来ているのだとは思う。

 それでもときどきこんな心地になる。

 これは逃避だって。由緒正しくてもれっきとした現実逃避で、いつか現実に戻らなければならないって。

 山形から秋田青森岩手を回るうちに、日本海から津軽海峡太平洋と潮の色が変わっていくのを見た。押し寄せる波がどこも違うのを確かめた。海からの風を全身で浴びるのは快いものだし、誰もいない岬で砕ける波音に耳を澄ませながらシャッターを押すことがこれほど開放感に浸れるものだとは思わなかった。ずっと続く海岸線の青をただ見つめながら軽を走らせることも気に入るようになった。

 98年式のスズキのポンコツもすっかり相棒の風体で、近いうちに廃車にしなければならないのが名残惜しくなる。使いつぶすつもりで、実家の車庫の奥から引っ張り出してきたのに。

 今日回る予定の岬をチェックしながら、ちらりとPC時計を見る。

(間に合うかな、また帰還は深夜かな)

 僕は同乗者を待っていた。

 昨夜ひろったヒッチハイカー、察するに家出最中であるらしい。雨の夜の国道でずぶぬれになっていた若い女の子で、大阪の友人の家まで行くのだといい、正直なところそれ以外のことを僕は何も知らない。仙台着が深夜になり安宿に泊まらせたが、朝になって大阪へはあなたの車で行くという。

 いわく、あなたは優しくて善良で、こんな幸運はめったにないから、とのこと。

 お金出すから電車で行けばというと、わたしもふらふらしたいのだと言う。

 由緒正しき岬めぐりをふらふらだと言われていい気はしないが、彼女も僕と同じように逃げたい現実があるのだと、そう思うことにする。本当に何も持たずに逃げ出してきたというので、服代を持たせて買いに行かせて、もう三時間はたっている。

(しまったな、何時までに帰ってきて欲しいと言うべきだった)

 これで帰ってくるのが三時になれば、今日の計画は全部おじゃんで一泊の宿泊代が無駄になる。諦めて昼食をとろうかと思ったけれど、一時までは待つことにする。そうやって無為に時間が過ぎていくのは苦痛ではあるが、せっかくはしゃいでいる彼女を見ると、まあ、それぐらいは我慢するかというぐらいの余裕は持てる。

 女の子だからそこまでしてあげるのかと考えて見て、きっと男であっても同じ事をしただろうと思う。

 雨の国道で車に乗せてやり、ヒーターを全開にして、タオルを渡し、コーヒーを飲ませる。それからとりあえず仙台まで送る。きっとやったはずだ。違いがあったとすればもっと遠慮なく事情を聞いて、ツインの同じ部屋に泊まっただろうという事ぐらい。

 ノートPCから視線を上げて考える。

(一緒に行くと言われて連れていくことにしただろうか?)

 それも結論は同じ。

 たぶん僕はその少年助手席に乗せて旅をしただろう。

 結局のところ僕が欲しかったのは道連れの旅仲間で、車で旅する限りガソリン代にそれほどの違いはない。むしろ同乗者が女の子だから生じる諸問題の方が大きいわけで、それが女の子であることによって相殺される。旅の仲間が同姓であればそれはにぎやかで楽しくなるが、異性であれば華やいだ心地になる。

 コーヒーを飲み干したことに気づきレジカウンターに立つ。

 オーダーをしながら、出ていった彼女の事を思う。

「お客さま、おつりです」

 ぼっとしていた。

 そのままコーヒーを貰って、ぼんやり小銭をポケットに入れる。

 やっぱり、撤回

 ひろったのが女の子でよかった、それも彼女で。

 お待たせしましたとの声を聞いて顔を上げたのは一時半をまわった頃だった。

「ぎりぎりになってしまって」

「お帰り、ずいぶんかかりましたね」

 のんきにPCを片付けるはじめながら、ユニクロイトーヨーカドーしまむら、あちこちの衣料品店の袋を抱え、恥ずかしそうに向かいの席に座る彼女をみる。

「なんか、いろいろ迷っちゃって」

 ポケットからお金を出され、余った予算を渡される。

「持ってて下さい。消耗品とかあるでしょうし」

「あ、なるほど」

 緊張ぎみにそれをポケットにしまいながら彼女はいう。

「牡鹿半島ですよね。けっこうぎりぎりですよ? わたし、土地勘あるんです、この辺。行って帰ってこれるかな?」

「あ、日没までに向こうに着ければ、帰りは深夜でもいいんです」

 一瞬意味がわからないと目をしばたかせたが、門限や最終電車などない気ままな旅なのだと思い出して、なるほどと感心する。それからレジカウンターに駆け寄り、遅めの昼食をテイクアウトする。彼女の衣類を後部座席に積み上げ、エンジンをかけると、胸が高鳴った。彼女マクドナルドの包みから僕の分を置いたのを確認して、車を出した。

 仙台から牡鹿半島まではほとんどが国道45号で、松島までは大観光地のど真ん中を行く。それでも松島を過ぎると山間に入り、鳴瀬川を越えるとまた町中を走る。牡鹿半島はその外れにあり、目指す黒崎という岬は両側を大きなふたつの島にはさまれた、珍しい岬になっている。

遠足で行ったんです。釣り客が多かったって印象があります」

 チーズバーガーをほおばりながら彼女は言う。

「多いだろうね。格好のスポットだものね、町からも近いし」

 調べたところ、牡鹿半島宮城県屈指のレジャースポットを形成していて、当然ながら海で楽しむ事には退屈しそうにない。しかし、今日岬めぐり特急の弾丸旅行になりそうで、天気予報を聞く限りは天候には恵まれていた。

「そう言えば、学生さんなんですか? 聞いてなかった」

 何気なく聞いてちらとみると、あっと口を開いて、気まずそうにする。自己紹介さえしていなかった事に気づいたのだ。

「カワシマです。そうなんです。実家から仙台大学に通ってて」

実家?」

「うち貧乏なんです。だから、とてもひとり暮らしをさせるお金はないって、実家から通えるところへ。ひどいんですよ。大学まで片道二時間以上かかるんです、もう4年ですから、慣れてしまいましたが」

 僕はふと気づいて聞く。

「じゃあ、定期とか持ってないの?」

「あ、いまは学校休みだから。定期はいつも一ヶ月定期なんです」

 まずいことを聞いたと、うつむく彼女を見ながら思う。

「でも、聞いて下さい。それでも一ヶ月の定期代が二万円もするんですよ? 二万円です。信じられます?」

 たしかに彼女にとって移動は高嶺の花の代名詞で、閉鎖的な田舎実家から逃げ出すにはヒッチハイクしかなかったのだと、僕は気づく。彼女が言うように運転手が、あまり危険性がなく、安心していられ、自分の望みを聞いてくれるのであれば、これは幸運であると思うであろうし、その幸運に飛びつきたくなる気持ちもわかった。自分の自由になる車がなければ実家に閉じこもっている以外になく、大学実家の行き来に膨大な時間を費やす以上、ほとんどがその移動に費やされたに違いない。牢獄から牢獄へ。あまり遊び慣れていないからはしゃいでいるのだと、気づく。

(あなたに出会ったのは幸運か……)

 それならばと明るくする。

「じゃあ、牡鹿半島楽しみましょう!」

 きょとんとする彼女を尻目にCDをかける。

 こういうのはベタなのがいいのだ。

 岬めぐりが車内に流れた。

 やけっぱちにはちょうどいい。

 ■シリーズリスト

 ・女の子ひろった

 http://anond.hatelabo.jp/20100116012129

 ・これこそ逃避

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 ・すごい彼女

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 ・ふたつ恋した

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2010-01-16

女の子ひろった  追記あり

 夜の海岸線を走る国道女の子をひろった。

 ビニール傘をさして雨の中をとぼとぼと歩く姿が、ヘッドライトの中で片手を大きく上げるので速度を落としたが、女性であることに気づいて、クラクションを鳴らして通り過ぎる。

 大の男が女性ヒッチハイカーをひろうわけにはいかないわけだし、旅の途中でもあるわけだし、だいいち予定をずいぶん超過しているわけだし。ちらりとデジタル時計を見ると、九時をだいぶ回っている。周囲にヘッドライトは見えない。しかたなく路肩に車を停め、僕は傘をさして反対方向へ走り出す。

大丈夫ですか? あいにく男なんです、それに」

 駆けより弁解しようとして、言葉が途切れる。ヒッチハイカーの二十歳前後女性は小柄で、その細い肩を小刻みに震わせていた。

大丈夫?」

 顔色をのぞきこむと彼女くちびるがかすかに動く。さむい。

 歩ける? じゃあ、車まで、距離あるけれど。縦に首を振る。それでとぼとぼとついてくるのを振り返りながら車まで歩き、助手席に座らせてヒーターを全開にした。

「この道、ぜんぜん車とおらないですよね、国道なのに」

 できるだけ声をあかるくして後部座席からバスタオルを出して、渡す。沈黙を消すためにラジオをつけると、朝のドラマのあかるいポップソングが流れだす。ポットにホットコーヒーの残りがあったのを思いだして、それを注ぐと白い湯気がのぼり、カップを渡すとふるえる手がそれを受けとる。車内灯をつけて地図を広げる。

「どこまでですか? 駅まで送りますよ。ここから歩くとずいぶんありそうですし」

大阪。いきますか、大阪?」

 宮城に入ってからずいぶん走った気はしていたが、さすがにぎょっとしてコーヒーをすする彼女の顔をみつめる。ふしぎそうな視線がこちらをちらと見る。

「あ、ええ、大阪も回るつもりですが、ずいぶん先ですよ?」

「友達がいるんです」

 ああ、家出かと得心がいき、何も荷物も持たずに海岸線を歩いていた理由がわかったような気がした。大学生ならばまだ夏休みも少しは残っているし、家を飛びだして高校時代の親友の家に転がりこむなんて算段もするだろうし、お金がないからヒッチハイクなんてことも考えるかもしれない。それでもこんなオフシーズン大阪行きの車などめったになく、それで車を乗り継ぐうちに時間切れのように雨降るひとけのない国道に取り残されたのではないか、そんなことを思う。

「どうも」

 カップが差し出されて、ポットをしまい、思いだしたように車を出す。

「とりあえず、今日仙台まで行く予定だったんです。だからどのみちそこまでは行きましょう。大阪はどうするかはともかく」

地図見ます」

 それでふたりで納得して、ヘッドライトが照らす濡れたアスファルトを見つめながら、静かなラジオに身を任せる。夜のニュースが始まり、あいかわらず政治の話題が伝えられる。それを片耳で聞きながら、ハンドルを指先で叩く。久しぶりの信号で停車すると彼女が訊いた。

「行くんですよね、大阪?」

 ちらと見るとタオルで濡れた腕をぬぐっている。青信号にあわててアクセルを踏み、それから思いだしたように言葉を繰り返す。

「ええ、ですが、大阪に着くのはずいぶん先ですよ?」

 彼女は小首を傾げるがそれも無理はなかった。

 僕は今、ながいながい旅の途中でそれは生まれてはじめてする長い旅行。先月やめた仕事で貯めたお金をはたききって、日本中をまわろうと思っていた。小さな軽と二ヶ月はふらふらできる貯金、あとは地図だけあればなんとかなるというそんな旅。そんな自分勝手ができるのはおそらくこれが一生に一度で、この旅が終われば、山形実家の酒屋を継ぐ。やっと都会のやくざ仕事から足を洗って帰ってきた息子の計画を両親は二つ返事で了承し、思う存分遊んでこいなどと、背中まで叩いて送り出した。

「どれぐらい先ですか?」

「さあ、計画決まってないんです。ふらふらしているだけで」

「じゃあ、大阪へ向かってくれないんですか?」

「え? あ、まあ」

 いいにくそうにしていると赤信号彼女と視線が合う。びっくりするほどきれいなまなざしが向かってくる。それで正直に言うことにした。

岬めぐり、してるんです。全国のあちこちの岬をめぐって写真を撮ろうと思っているんです。だから、大阪にはいつ着くかなんてわからないんです」

 彼女はきょとんとしていたが、おかしそうに笑う。

「楽しそうですね、岬めぐり。ちょっとベタだけど」

「こういうのはベタなほうがいいんです。あんまり考え込んでも面白いことなんてないんです。考えるより車を走らせた方がいい。面白そうな岬をめぐってみたほうが、ちっぽけな自分がわかるんです。考えている時間もったいない。走っている間にいくらでも考える事なんてできるんです。それに岬めぐりは、日本人青春伝統みたいなところがあるし」

「そうなんですか?」

 え、まあ、とつぶやきそれから彼女は知らないのだと気づく。

「歌があるんですよ、有名なフォークソングで、岬めぐりって歌が」

 僕はそう言って、覚えてきたその歌をうたい始める。父のカセットテープで何度も聴いた曲。子供の頃のドライブの定番で、それはとても懐かしく、自分人生を振り返っている心地になる。へたくそな歌を遠慮がちにくちずさむ。指でリズムを刻むと、やけっぱちの冒険心が刺激される。

失恋の歌ですね」

 えっと彼女を見て、ああとあわてていう。

失恋旅行している訳じゃないんですよ?」

 小首を傾げるので、少し迷って話す。

仕事やめたんです、東京の。それで実家の酒屋を継ぐんです、山形の」

 わかったのかわからないのか、へぇ彼女は呟いたがそれでも地図には目を落とし、だいぶ増えてきた街灯の明かりにそれをかざす。ここ、右です。それでだいぶ仙台市内に入ってきたことに気づく。ラジオ深夜放送になっていて、誰かの語りがイタリアの今についてしきりに話していた。彼女はもうタオルで拭くのをやめていて、少し暑い気がしたのでヒーターを弱める。海岸線をまわる旅だったからか仙台きらきらした人工の宝石のように見え、だいぶ安堵感が戻ってきて、気安く彼女に言う。

「どこかに泊まってください。お代は出すので。僕は車に泊まりますから。大阪の話は明日しましょう。どちらにしても今日は無理です」

「え? ああ」

 困ったように迷い込む彼女を眺めながら、考え込む。

(なんなんだろうなあ……、この子は……。得体が知れないというか、自分以外の世界がまったく見えてないというか。こっちがまったく見えていないような気さえする)

 まあ、でもそれは今日限りの事で、きっと彼女仙台で都合をつけて、高速を走る大阪行きの車にヒッチハイクするのだろうと、そう思ってまあこれぐらいはよいかと思う。

「でも、これ、あなたが泊まるためのお金ですよね?」

「ん……、まあ、僕も泊まってもいいのだけど、そうすると見知らぬ男と部屋は別でも同じ屋根の下っていやですよね? だったら節約した方がいいじゃないですか?」

 正直に言えば車中泊はもう慣れていたし、無理におなじところに泊まるほうが心理的な圧迫感が大きかった。なので、僕の提案は僕にとっての最善であり、これは僕の都合でそれが好ましいのであり、彼女に対して何かをしているわけではなかった。

 それでも彼女はしぶしぶシティーホテルに部屋を取り、僕はその駐車場で眠った。

 朝のラジオが鳴り、リンドバーグの歌で午前八時がやってくる。

 僕は駐車場でのびをして、体をひねってみて、コンビニででかいヨーグルトを調達してスプーンでそれをすくう。ラジオ健康体操の話で、ダッシュボード地図を眺めながら、それを聞く。何か正直仙台まで来てしまったことが、まずい気さえしてきてしまう。もうちょっと前によい岬があったのではと。ノートPCを立ち上げて、あれこれと調べはじめる。昨日撮ったデジカメ画像を移しながら、ヨーグルト片手にそれをチェックしていく。この朝の作業はあんがい楽しいコンコンと窓ガラスが鳴る。視線を上げると彼女が笑っていて、窓を下げた。

大阪までお願いします」

 どういうつもりだろうと思ってしまう。

「あなた、とても優しい人だし、それにとても善良だから」

半月ぐらいかかるかもしれませんよ?」

 彼女はにっこりと笑った。

 ■シリーズリスト

 ・女の子ひろった

 http://anond.hatelabo.jp/20100116012129

 ・これこそ逃避

 http://anond.hatelabo.jp/20100119221742

 ・すごい彼女

 http://anond.hatelabo.jp/20100123005026

 ・ふたつ恋した

 http://anond.hatelabo.jp/20100204210025

2010-01-14

永住権取得のガイドライン

永住権者に対する地方参政権の付与に関する議論の参考になればと。

法務省より

http://www.moj.go.jp/NYUKAN/nyukan50.htmlなど。

永住許可に関するガイドライン

法律上の要件

(1)素行が善良であること

法律を遵守し日常生活においても住民として社会的に非難されることのない生活を営んでいること

(2)独立生計を営むに足りる資産又は技能を有すること

日常生活において公共の負担にならず,その有する資産又は技能等から見て将来において安定した生活が見込まれること

(3)その者の永住が日本国利益に合すると認められること

  ア 原則として引き続き10年以上本邦に在留していること。ただし,この期間のうち,就労資格又は居住資格をもって引き続き5年以上在留していることを要する。

  イ 罰金刑や懲役刑などを受けていないこと。納税義務等公的義務を履行していること。

  ウ 現に有している在留資格について,出入国管理及び難民認定法施行規則別表第2に規定されている最長の在留期間をもって在留していること。

  エ 公衆衛生上の観点から有害となるおそれがないこと

 ※ ただし,日本人,永住者又は特別永住者配偶者又は子である場合には,(1)及び(2)に適合することを要しない。また,難民の認定を受けている者の場合には(2)に適合することを要しない。

2 原則10年在留に関する特例

(1)日本人,永住者及び特別永住者配偶者の場合,実態を伴った婚姻生活が3年以上継続し,かつ,引き続き1年以上本邦に在留していること。その実子等の場合は1年以上本邦に継続して在留していること

(2)「定住者」の在留資格で5年以上継続して本邦に在留していること

(3)難民の認定を受けた者の場合,認定後5年以上継続して本邦に在留していること

(4)外交社会経済文化等の分野において我が国への貢献があると認められる者で,5年以上本邦に在留していること。

「我が国への貢献」に関するガイドライン

次のいずれかに該当し,かつ,5年以上日本において社会生活上問題を生ぜしめることなく滞在してきたこと。

1 各分野に共通

国際機関若しくは外国政府又はこれらに準ずる機関から,国際社会において権威あるものとして評価されている賞を受けた者

例:ノーベル賞フィールズ賞,プリッカー賞,レジオンドヌール勲章

日本政府から次のような賞を受けた者

国民栄誉賞勲章文化勲章又は褒章(紺綬褒章及び遺族追賞を除く,)日本国際賞

日本政府又は地方自治体から委員等として任命,委嘱等されて公共の利益目的とする活動を概ね3年以上行った者

医療教育その他の職業活動を通じて,日本社会又は地域社会の維持,発展に多大な貢献のあった者

外交分野

外交使節団又は領事機関の構成員として我が国で勤務し,日本とその者の派遣国との友好又は文化交流の増進に功績があった者

日本の加盟する国際機関の事務局長,事務局次長またはこれらと同等以上の役職として勤務した経歴を有する者

経済産業分野

日本上場企業又はこれと同程度の規模を有する日本国内の企業経営に概ね3年以上従事している者又はかつてこれらの企業経営に概ね3年以上従事したことがある者で,その間の活動により我が国の経済又は産業の発展に貢献のあった者

日本上場企業又はこれと同程度の規模を有する日本国内の企業管理職又はこれに準ずる職務に概ね5年以上従事している者で,その間の活動により我が国の経済又は産業の発展に貢献のあった者

○ 我が国の産業の発展に貢献し,全国規模の選抜の結果として賞を受けた者

例:グッドデザイン賞財団法人日本産業デザイン振興会主催)の大賞又は特別賞

先端技術者,高度技術者等としての活動により,我が国の農林水産業工業商業その他の産業の発展に多大な貢献があった者

文化芸術分野

文学美術映画音楽演劇演芸その他の文化芸術分野における権威あるものとして一般的評価を受けている賞を受けた者

例:ベネチア・ビエンナーレ獅子賞,高松宮殿下記念世界文化賞アカデミー賞各賞,カンヌ映画祭各賞,ベネチア映画祭各賞,ベルリン映画祭各賞

文学美術映画音楽演劇演芸その他の文化芸術分野で指導者又は指導的地位にある者として,概ね3年以上日本で活動し,日本の文化の向上に貢献のあった者

教育分野

学校教育法に定める日本大学又はこれに準ずる機関の常勤又はこれと同等の勤務の実体を有する教授助教授又は講師として,日本で概ね3年以上教育活動に従事している者又はかつて日本で概ね3年以上これらの職務に従事したことのある者で,日本高等教育の水準の向上に貢献のあった者

研究分野

研究活動により顕著な成果を挙げたと認められる次の者

研究活動の成果としての論文等が学術雑誌等に掲載され,その論文が他の研究者論文等に複数引用されている者

② 公平な審査過程を経て掲載が決定される学術雑誌等へ研究活動の成果としての論文等が複数掲載されたことがある者

権威ある学術雑誌等に研究活動の成果としての論文等が多数掲載されている者

権威あるものとして一般的に評価されている学会において,高い評価を受けて講演等をしたことがある者

スポーツの分野

オリンピック大会世界選手権等の世界規模で行われる著名なスポーツ競技会その他の大会の上位入賞者又はその監督指導者等としてその入賞に多大な貢献があった者で,日本における当該スポーツ等の指導又は振興に係る活動を行っている者

○ 国際的規模で開催されるスポーツ競技会その他の大会の上位入賞者又はその監督指導者等としてその入賞に多大な貢献があった者で,概ね3年以上日本においてスポーツ等の指導又は振興に係る活動を行っている者

○ 我が国におけるスポーツ等の振興に多大な貢献のあった者

8 その他の分野

社会・福祉分野において,日本社会の発展に貢献し,全国規模の選抜の結果として賞を受けた者

例:ワンモアライフ勤労者ボランティア賞,社会貢献者表彰の各賞

日本における公益的活動を通じて,我が国の社会,福祉に多大な貢献のあった者

我が国への貢献による永住許可・不許可事例(平成18年1月1日現在

○永住許可事例

(事例1)

 科学技術研究者として活動し,科学技術誌に研究論文数十本を発表した実績が我が国の科学技術向上への貢献があったものと認められた(在留歴9年5月)。

(事例2)

 我が国のアマチュアスポーツ選手として活躍し,その間にW杯への出場やスポーツ指導者として我が国のスポーツの振興に貢献があったものと認められた(在留歴7年7月)。

(事例3)

 音楽分野の大学教授として我が国の高等教育活動に従事し,その間,無償でアマチュア演奏家を指導するなど我が国の教育文化の振興に貢献があったものと認められた(在留歴5年10月)。

(事例4)

 日本文学研究者として勲3等旭日中綬章授賞のほか各賞を受賞し,文学の分野での貢献があったものと認められた(通算在留歴9年,入国後3月)。

(事例5)

 長期間にわたり我が国の大学教授として勤務し,高等教育に貢献が認められた(在留歴7年)。

(事例6)

 大学助教授として我が国の高等教育活動に従事し,その間,科学技術研究者としての成果も顕著であり,多数の科学技術誌への研究論文の掲載の他,各種学会研究グループの指導等を行い,我が国の産業教育等の分野に貢献があると認められた(通算在留歴9年5月,入国後7年11月)。

(事例7)

 システム開発等の中心的役割を担う立場として顕著な実績を挙げており,その実績は高く評価されていることから,我が国の情報技術産業に貢献が認められた(通算在留歴10年9月,入国後6年)。

(事例8)

 長期間にわたり在日外交官として勤務し,国際関係分野において貢献が認められた(通算在留歴6年3月)。

(事例9)

 本邦での研究の結果,多数の学術誌に掲載し,国際会議での招待講演を要請される等,その分野において国際的に認められている他,国内の企業研究所との共同研究に携わっており,我が国の学術・技術分野に貢献が認められた(在留歴7年9月)。

(事例10)

 我が国の大学助手として4年以上勤務しており,高等教育活動に従事しているほか,派遣研究員として第三国で研究活動を行う等,研究面においても一定の評価があることから,我が国の学術分野において貢献が認められた(在留歴7年3月)。

(事例11)

 我が国の大学の常勤講師として3年以上勤務しており,我が国の高等教育外国語)の水準の向上に貢献が認められた(通算在留歴8年1月)。

(事例12)

 我が国の大学助教授として5年以上勤務しており,高等教育外国語)の水準の向上に寄与しているほか,大学入試センター試験等各種教育活動に参画していることなどから,我が国の教育分野において貢献が認められた(在留歴7年2月)。

(事例13)

 我が国の大学助教授として3年弱勤務しており,我が国の高等教育情報技術)の水準の向上に貢献が認められた(通算在留歴17年4月,入国後4年11月)。

(事例14)

 我が国の大学助教授及び教授として5年以上勤務しており,我が国の高等教育国際法)の水準の向上に貢献が認められた(在留歴5年6月)。

(事例15)

 我が国の大学助手として3年以上勤務し物理学研究指導等をおこなっているほか,基礎物理学研究を行いその成果は学術雑誌に多数掲載されている等,我が国の学術分野において貢献が認められた(在留歴11年2月)。

(事例16)

 我が国の大学教授として3年以上勤務しており,我が国の高等教育国際政治学)の水準の向上に貢献が認められた(在留歴13年7月)。

(事例17)

 入国以後,我が国の大学で約9年にわたり勤務し,我が国の高等教育外国教育学外国文化)の水準の向上に貢献が認められた(在留歴8年11月)。

(事例18)

 我が国の大学教授として通算約22年間勤務し,我が国の高等教育神経心理学)の水準の向上に貢献が認められた(在留歴7年6月)。

(事例19)

 生物学研究者として活動し,その研究の成果が実用面への利用されていること等,十分な結果を出していることから,我が国の研究分野において貢献が認められた(在留歴10年10月)。

(事例20)

 入国以後,我が国の大学教授として8年以上勤務し,我が国の高等教育情報技術)の水準の向上に貢献が認められるほか,研究分野では国内外から高く評価されていることから,我が国の教育研究分野において貢献が認められた(在留歴9年9月)。

(事例21)

 医療関係の研究を行っており,関係機関から表彰を受ける等,国内外から高く評価されていることから,我が国の研究分野において貢献が認められた(在留歴9年8月)。

(事例22)

 在日外国公館に通算約10年勤務し,その間に我が国と派遣国の国際交流に貢献があったものと認められた(在留歴8年)。

(事例23)

 入国以後,我が国で先端技術に係る研究を行い,その成果は国内外の学術雑誌への掲載,学会での発表等しており,我が国の研究分野において貢献が認められた(在留歴8年3月)。

(事例24)

 入国以降,一貫して地方における英語教育に従事する一方で,地方方言で語りながら伝統楽器演奏することで伝統文化を内外に宣伝する活動あるいは大学での講義を通じて外国人の視点に立った我が国の地方文化を内外に広める活動を行っており,文化芸術分野における貢献が認められた。(在留歴7年)

(事例25)

 我が国の大学医学部整形外科学講座で3年以上勤務し,整形外科学に係る学術雑誌において多数の論文が特集で掲載され,著名な専門雑誌にも論文引用されており,研究分野における貢献が認められた。(在留歴13年4月,就労資格変更後3年)

(事例26)

 我が国の大学農学部助教授として5年以上勤務しており,我が国の高等教育の水準の向上に貢献が認められたほか,国内及び国外の学会においてその研究成果が高く評価され,著名度の高い外国雑誌に掲載されるなど,研究分野においても貢献が認められた。(在留歴5年7月)

(事例27)

 入国以来6年間にわたって,独立行政法人に所属しながら我が国の研究所において研究活動に従事しており,専門分野の雑誌に掲載されている論文も多数あり,我が国の研究分野における貢献が認められた。(在留歴6年)

(事例28)

 我が国の大学の常勤講師として6年以上勤務しており,独自の語学教授法を開発し,教科書の編纂や講師教育にも従事し,我が国の教育分野における貢献が認められた。(在留歴6年2月)

(事例29)

 本邦内で,日本応用磁気学会日本セラミックス協会,日本応用物理学会等において学術活動をし,磁性薄膜及び応用分野の学術・技術発展に貢献し,多数の論文特許出願を行っており,我が国の研究分野への貢献が認められた。(在留歴8年8月)

(事例30)

 本邦内の会社員として勤務しながら,電気学会において多数の論文を発表し,学術雑誌等において表彰され,権威ある賞を受賞していることから,研究分野での貢献が認められた。(在留歴10年4月,就労資格変更後4年3月)

(事例31)

 本邦内の国立大学工学部教授として約8年間勤務し,我が国の高等教育の水準の向上に貢献したことが認められた。(在留歴8年3月)

(事例32)

 入国以来,本邦内の大学で,専任講師教授等として,約7年間英語教育に従事し,我が国の高等教育の水準の向上への貢献が認められた。(在留歴6年9月)

(事例33)

 本邦内の自動車生産会社に勤務し,粉末冶金関係の論文を多数発表し,日本金属学会誌等に多数掲載されているほか,権威ある協会から表彰されており,産業の発展及び研究分野における貢献が認められた。(在留歴8年6月)

(事例34)

 本邦内の大学経済学部博士課程を修了後,大学教育職員として採用され,約3年間助教授として講義担当しているほか,国際的ネットワークを構築するためのプロジェクトメインコーディネーターを任されるなど教育分野での貢献が認められた。(在留歴7年)

(事例35)

 オリンピックに出場した日本人選手コーチを勤めていたほか,現在も次期オリンピックに出場する見込みのある選手コーチをしており,その他の活動等を通じて,我が国におけるスポーツ等の振興に多大な貢献のあった者として認められた。(在留歴6年7月)

(事例36)

 約20年前から日本国内でスポーツ競技大会に出場し,日本において競技生活を続けている者で,権威ある協会から,日本における同競技の発展に大いに貢献している旨表彰されており,我が国におけるスポーツ等の振興に多大な貢献のあった者として認められた。(在留歴7年6月)

(事例37)

 留学生として約14年間在留し,以降大学の専任講師として約4年間,異文化コミュニケーション等の授業を担当しており,我が国の高等教育の水準の向上に貢献したことが認められた。(在留歴18年1月,就労資格変更後4年8月)

(事例38)

 本邦内において,ナノテクノロジーフルカラー半導体ナノ粒子の合成等に関係する多数の論文を発表しており,日本化学会,高分子学会等において,独自の研究成果を発表していることから,研究の分野への貢献が認められた。(在留歴8年8月,就労資格変更後3年7月)

○ 永住不許可事例

(事例1)

 日本競走馬生産・育成,輸出,馬産農家経営コンサルタント,講演等を行っているとして申請があったが,入国後1年半と短期であることから不許可となった。

(事例2)

 画家として多数の作品を製作・保有し,美術館建設後に寄贈するとして申請があったが,在留状況が良好とは認められず(不正な在留に関与),不許可となった。

(事例3)

 外国人の子弟の教育を行う機関において教師の活動を行っているとして申請があったが,当該活動のみをもって社会的貢献等には当たらないものとして不許可となった。

(事例4)

 約1年間,高校で教師をしている他,通訳等のボランティア活動を行っているとして申請があったが,当該活動のみをもって社会的貢献等には当たらないとして不許可となった。

(事例5)

 本邦で起業し,当該法人経営を行っているが,その投資額,利益額等の業績からは顕著なものであるとはいえず,我が国経済又は産業に貢献があるとは認められず,不許可となった。

(事例6)

 大学研究生として研究活動を行っているが,教授等の指導を受けて研究している通常の研究生学生等の範囲内での研究活動であり,研究分野において貢献があるとまでは認められず,不許可となった。

(事例7)

 投資関連企業課長相当職にある人物であるが,当該勤務のみをもって我が国経済に貢献があるとは認められず,他に貢献に該当する事項もないことから不許可となった。

(事例8)

 システム開発関連企業課長補佐相当職にある人物であるが,当該勤務のみをもって我が国経済に貢献があるとは認められず,他に貢献に該当する事項もないことから不許可となった。

(事例9)

 約9年間,本邦に在留し,作曲活動や自作音楽作品発表会を行い,我が国と本国との音楽分野における交流に努めているとして申請があったが,文化芸術分野における我が国への貢献とは認められず,不許可となった。

(事例10)

 約9年間,本邦に在留し,我が国の芸能人による本国での公演の実現,我が国と本国企業交流にかかるイベント実現等を理由に申請があったが,我が国への貢献とは認められず,不許可となった。

(事例11)

 入国後,3年間は留学生として在留し,その後,我が国の大学医学部助手として5年間勤務していたが,我が国の高等教育の水準の向上に貢献があったものとは認められず不許可となった。

(事例12)

 語学指導助手として入国し,3年間は本邦内の中学校で,それ以降は高等学校において約4年間英語教育に従事していたが,日本大学又はこれに準ずる機関の常勤又はこれと同等の勤務の実体を有する教授助教授又は講師としては認められず,高等教育の水準の向上に貢献のあった者とは認められなかった。(在留歴6年11月)

これらのガイドラインからすれば、そんなに簡単に永住権を取得できるものかな。

それも、申請に対して、法相裁量が広範に認められてるし。

2010-01-06

ふたば二次裏某鯖でまとめられていた書評

ふたば二次裏でまとめられていた、中高生のための100冊」シリーズの外伝的ネタ

『夢渓筆談』 沈活

宋代中国に書かれた古代中国科学史研究する上での必読書だけど

今俺たちが読めば民明書房気分を味わえる名著だし仲間に入れてくれよ

ミーナの行進』 小川洋子

小学校6年生の病弱な子がすごくよかった

『糞尿大全』 柳内伸作

とにかく世界中および歴史上のありとあらゆる糞尿に関する事柄をまとめた本

なるほどそんな事がと頷かせながらも

日常においてまったく役に立たない無駄な知識が!!

『味覚極楽』 子母沢寛

読んでると

腹が

減る

はてしない物語』 ミヒャエル・エンデ

読書を始めた

あの

頃に

新世界より』 貴志祐介

ホモホモしたり百合百合したり、大興奮間違いなし!

つい盛り上がってしまいパンツを脱いでしまったが大後悔!

その後待ってるのはグログロドロドロのトラウマワールド

ダークライン』 ジョー・R・ランズデール

小悪魔っぽいお姉ちゃんが可愛かったり親友が失踪したりする

ゼーガペイン 忘却の女王』 日下部 匡俊

言わずと知れたゼーガシリーズの外伝

記憶喪失カップルが南の島で超すごいガルダを駆って大暴れ!

先輩も出るよ!

玩具修理者』 小林泰三

ようぐそうとほうとふ!

ようぐそうとほうとふ!

ようぐそうとほうとふ!

『ニンギョウがニンギョウ』 西尾維新

たくさんの妹とケモ少女と主人公のキャッキャウフフストーリー

あと拳銃は右手で

黎明に背くもの』 宇月原晴明

美濃のマムシボンバーマンが実はイスラム暗殺教団の兄弟弟子、

果心居士はハシムに通じロリショタ可愛い

ちびっこ吸血鬼ミステリーがお好き』 アンゲラ・ゾンマー・ボーデンブルグ

アントンが一人で留守番をしていると部屋の窓に人影が。その正体は「ちびっこ吸血鬼」のリュディガーだった。

それはおいといて妹のアンナ可愛いんだよ

ものすごくアンナ可愛いんだよ

『不滅刑事アレクサンダー・マッケイ』 ハヤカワミステリ文庫

汚職に直接関与する事件のみならず副次的な殺人すら隠蔽せねばならぬことにうんざりした

アレクサンダー・マッケイはなんとか政治的な判断を相手に促しつつも事件の過熱化を防ぐために奔走するが

関係者よりも力を持つ上院議員とのコネを繋いだところでマッケイは殺害される

少女が戯れに試したインディアンのおまじないにより復活し殺人ではなく刑事としての復讐を開始した

最後は怒りに満ちたマッケイが人間の尊厳を選択したところで絞め

『異常の門』 柴田錬三郎

例によって「夢殿ウタタ」という名前に一癖ある主人公が、エロゲ展開とシリアス路線を並行して、物語の謎を解きあかしていく

主人公を助ける強力な右腕、ルートから外れたヒロインのひどい始末、クライマックスの盛り上がりという、シバレン小説の醍醐味が一冊で味わえるのでおすすめ

『死ぬことと見つけたり』 隆 慶一郎

月姫スタッフオススメの本

厨侍が厨性能で唯我独尊状態

娘の黒髪おっぱいは必読

『牢屋でやせるダイエット』 中島らも

1ページ目からやっぱり常人とは違うと思い知らされる

独特の人生観が貫かれてる傑作

『永遠も半ばを過ぎて』 中島らも

-永遠も半ばを過ぎた。わたしとリーは丘の上にいて、鐘がたしかにそれを告げるのを聞いた-

「幽霊の書いた小説」を出版社に持ち込んだ詐欺師。それが文壇を揺るがす大騒ぎになってしまい…?

詐欺師写植屋と編集者の女の真善美トリオが繰り広げる痛快娯楽詐欺小説!

四畳半神話大系』 森見登美彦

(書評1)異性との交際、学問への精進、肉体の鍛錬、

そんなものとは無縁な大学三回生の物語

まるで「」の活躍(?)を見るようだった

(書評2)来るべきハッピーエンドを目指したいけどそんなのは軟派だと世を拗ねてみるけどやっぱりなんとかしたい、という

まさに大学生「」というべき男が主人公

一緒に「夜は短し歩けよ乙女」も読むと幸せになる気もする

失われた時を求めて』 マルセルプルースト

いもげの100冊がいもげの1冊になり兼ねない恐怖の書

タイトルの通り読破した「」は失われた時を求めて彷徨う事になる

膨大な時間と引き換えに「プルースト要約選手権」への参加資格が手に入る

『グラマリエの魔法家族』 クリストファー・スタシェフ

急に読みたくなった

冴えないおっさんが若い女性に誑かされたりするよ!

『眠り姫、官能の旅立ち』 アン・ライス

(書評1)エロ面白い

ホント扶桑社海外文庫は地獄だぜ!

(書評2)それ近くの図書館で高校の時に見つけてな…… 何度か借りて一年くらい使えた

二巻、三巻は男の子も多くて実に「」向きだよ

『神秘の島~ミステリアスアイランド~』 J・ヴェルヌ

十五少年漂流記のもっと凄い版

ほぼ何もない状態での無人島サバイバル

海底二万マイルと実は繋がってる

『肖像画、馬車』ゴーゴリ/平井肇訳

神絵師になれるかもしれない才能を持った若き絵師「」が

悪魔のような肖像画に出会ったために破滅の淵へ追いやられる「肖像画」

のどかな農村で繰り広げられるホラ話と、それによって大恥をかく「」ちゃんが出てくる「馬車」の二編を収録

神絵師を志してる「」ちゃんは、「肖像画」の方だけでも読んでおくいいんよ

ショスタコーヴィチの証言』 S・ヴォルコフ

ソ連を代表する作曲家であったショスタコーヴィチの回顧録

長年真贋が論議されてきたが今ではほぼ偽書ということで確定している

ただ全部が嘘じゃなくて半分くらいは真実じゃないかというのが現在の評価

スターリン支配下にあったソ連芸術家がどういう立場にあったかが分かる

あとアネクドートとかそういうので面白い

『私の一世紀』 ギュンター・グラス

20世紀百年、それぞれ一年につき一編の短編が収められた連作短編集と長編の間の何か

WW1を振り返る五年間がレマルクとユンガーの架空対談に費やされているという時点で

ドイツスキッヒにはたまらないだろう

『キッチン』 よしもとばなな

名前は聞いたことあるけど、あまり「」が読まない本だと思う

だけど地味に面白い

今でも通用する小説だと思う

こころ』 夏目漱石

読書感想文課題で読まされた中高生に深い傷を与える一品

さかしま』 JK ユイスマンス

17世紀ヨーロッパ貴族ひきこもりでオタの主人公が

自分の趣味に没頭する話

400ページくらいの本編に脚注が400くらいある

『かえるくん、東京を救う』 村上春樹

村上春樹短編の中では一番好きかも

かえるくんいいなあ

いいなあかえるくん

白痴』 坂口安吾

白痴の人妻と「」がキャッキャウフフするお話

限りなく透明に近いブルー』 村上龍

主人公が仲間と薬やったりセックスしたりぐだぐだぐだぐだしてたら気が付いたらみんな月日と共に去って行った

村上龍が描く太陽の季節的な何か

孔子神話』 浅野裕一

孔子詐欺師ぺてん師パラノイアであることを文献引きまくって描く

呉智英推薦

『りかさん』 梨木香歩

人形好き、骨董好きな人おすすめ

『故郷』 チェーザレパヴェーゼ

WW2後イタリアの田舎で友達の妹とキャッキャウフフする物語

カラフル』 森絵都

自殺した中学生の肉体に、天使が記憶喪失の魂を入れ直して第二の人生を生き直させるお話

キャッキャウフフあり、青臭い中学ドラマあり、少年の心を忘れない「」にお勧め

オチのカタルシスは語りつくせないのでぜひ一読を

『ガルガンチュワ物語』 ラブレー

世界一お下劣な文学と名高い

ケツの拭き方が24通りも載っているのでメルターの「」には必携の書

キララ、探偵す』 竹本健治

もう60近い年齢の方がメイドさんの小説を書いてると思うと時代ってのはすごいなと感じる

途中からエロ小説 とってもライトな読み味でいい

フェルマーの最終定理』 サイモン・シン

暗号解読』 サイモン・シン

前者は20世紀における数学大事件の一つであるフェルマーの最終定理の証明を、数学の歴史に沿って、数学が苦手な人にも分かるように説明された良書

後者は楔形文字からエニグマから量子コンピュータまでの暗号と数学と人の歴史をこれまた専門外の人でも楽しめるように書かれた良書

断章のグリム』 甲田学人

「本当は怖いグリム童話」を怖いところを薄味にしてラノベに仕上げたような作品集

作者は流血とかが苦手らしいのでそういうのはぼやかした表現とかカットとかしてある

『楽園の知恵』 牧野修

気持ち悪い、悪趣味なお話がわんさとつまっている短編

お気に入りは「逃げゆく物語の話」

人型の物語再生機の面々が当局による弾圧から逃れようとするお話でせつない結末が待ってる

『シグナルとシグナレス』 宮澤賢治

鉄道本線の信号機シグナルと、軽便鉄道信号機シグナレスの恋物語

鉄道信号機擬人化恋愛モノというまさに「」風の尖ったセンスに脱帽すること間違いなし

ピタゴラス派の天球運行の楷音です」って台詞が大好き

『バルタザールの遍歴』 佐藤亜紀

多重人格リア充貴族が物凄い勢いで没落していく話

幽体離脱という必殺技を身に付け、財産を奪っていった奴らへの復讐が今始まる

飛ぶ教室』 エーリッヒ・ケストナー

外国作品で一つ選ぶならケストナーから選びたい

それくらいハズレなし

男の子同士の友情を、少年サイドと中年サイドから迫った「飛ぶ教室」は人気が高いね

エーミールも好きだが、続きのないこちらを推そう

『おれの中の殺し屋』 ジム・トンプスン

凶暴な殺人衝動を抱えながらも愚鈍のふりをする保安官助手が、

魔性の女に会ってにんとかかんともならなくなる話

人がいっぱい死ぬ

大川隆法の霊言―神理百問百答』米本 和広、島田 裕巳

カルト専門ジャーナリスト幸福の科学の本を読んでたら突然偉人が乗り移ってきて…

大川隆法の著作をパロって

大川が偉人が乗り移っていったと書いている内容を著者に乗り移った偉人が批判する

タイムリーな本なのに絶版

寄生虫実話』

小説じゃなくてムックだけど寄生虫全般・害虫に関してのデータがどっさり詰まって面白い

アメリカ日本サナダムシは気性が違ったりとか

『メルキオールの惨劇』 平山夢明

自分の息子の首を切ったお母さんにインタビューしに行く話

同じ作者だと『独白するユニバーサル~』もおもろいんだけど、夏だしホラー長編読んで涼もうぜ! 的な

『ワルの恋愛術 ワルな男は3秒で女を虜にする!』 内藤詛人

恋愛指南書という「」からもっとも離れたところにある本だが、

心理学者である著者の語るテクニックは心理学の実験や理論を基にしており

そこいらのホストの書いた本よりも興味深く、真実味にあふれる

また、作者が前もって宣言している通りわかりやすい口調で書かれており

心理学入門書としても楽しめる良著

表紙のメイドさんや挿絵がかわいらしい

博士の愛した数式』 小川洋子

「私の記憶は80分しかもたない」

事故で記憶容量に80分のリミットがついた天才数学者の爺さんと、そのヘルパーの女性、そしてその息子通称ルートが数式によって親密になってゆくお話

数学嫌いの俺でもすらすら読めた

数式が「美しい」ってのを肌で実感できたのは初めてかもしれない

『百頭女』 エルンスト

「あの猿に聞いてごらん――百頭女って誰なの?

教父さまみたいに彼は答えるだろう――百頭女をじっと見つめるだけで、わしにはあれが誰なのか分る。

ところが君が説明を求めるとそれだけで、わしにはその答えが分らなくなってしまうのじゃ。」

『わが友 石頭計算機』 安野光雅

絵本を模して、コンピューターや二進数の原理をわかりやすく説いた本

あちらこちらにジョークをちりばめユーモラスに書かれているが、内容はいたってきっちりとしているので

全く判らない素人にもお勧め

絶版なので図書館を探すこと

銀河旅行』 石原 藤夫

ロケットの基礎原理から化学エンジン原子力エンジン反物質エンジンの各特徴と、なぜ化学エンジンでは銀河旅行が出来ないかなどの、宇宙機に関する基礎的な物理がわかりやすく解説されてる。

ロケットのわかりやすくて基本的な解説書の決定版ともいえるのに絶版だが図書館などで見つかると思う。

涼宮ハルヒの憂鬱』 谷川流

SF要素をふんだんに盛り込んだヒロイン達に振り回される学園もの

一巻は良かったんだ一巻は…

ハーモニー』 伊藤計劃

健康至上主義な近未来の超絶監視社会を舞台に、

倫理とか意識って何なんだって話をつきつめてく話。

シノフサの先輩の人で、こないだ亡くなりました

『ふわふわの泉』 野尻抱介

もしこの世に空気よりも軽い物質があったらどんな風になるかを書いた作品

ぶっちゃけ小説としては2流だけれども科学マインドがあふれてて面白い

インターネットはからっぽの洞窟』 クリフォードストール

ハッカー追跡で突然コンピュータ専門家になってしまった天文学者が

ネットワーク社会の未来について憂う

精霊の守り人』 上橋菜穂子

現代の日本ファンタジー小説では外せないだろう

ゼロからの世界構築でありつつ、どこかで見た(聞いた)ような気がするので決して障害にならない

アニメで見た「」もぜひ読んでほしい

2009-12-29

さっき風呂で考えたこと。

呑んで、風呂入りながら呑んで、考えたこと。

とりあえず、現在時間でこういうことは考えたよとログを残したく、でも、素性が割れてしまいたくないので、

たいしたことではないけれど、匿名ダイアリーで書かせていただきたく。

話は2点。

一点目は、恋愛について。

仕事の関係で、10人くらいで飲み会があった。内女性は2人(どちらもアラフォー?)。一人は面識あり、その人と雑談で、「車の助手席に誰も座ってないんですよ」「私が座ろうか?」「(この流れなら次の展開は…)お願いしますww」「(笑)」となって、後に「お願いされちゃったよ(そんな選択肢ないだろう)(笑)」ってもう一人に言っていた。

まぁ、確かにちょっと無いなぁとは思ってたけど、この話の前とか、募集してるような話し方の気がしたから半分冗談、半分本気(姉さん女房希望)で言ったんだけどなぁ。まぁ、無いとは思っていたのでいいのですが、雑談を本気と捕らえてはいけないと実感した次第です。(逆に、雑談としてならもっと積極性を出したほうがいいのか>俺)

二点目は、人間関係について。

確認は出来ていないが、実姉に子供が出来たっぽい(30日に会うのでそこで断定できる)。

で、その子供自分にとってどんな位置にいるかと考えた。

自分から近い(心を開いている?)位置に家族がいる(父、母、姉)。父と姉は軸は違うが、同じくらいの距離にいる。母は父と姉の中間くらいかな。それより距離の少し遠い所、(位置としては父の反対側に?)義兄が最近登場した。その外側にサークル、高校、大学、小学、中学の知り合いが方向不明で居る。子供は義兄と姉の中間あたりに居るのかなと考えた後、知り合いの位置について思いをめぐらせた。

知り合いって殆ど所属でグルーピングして配置しているなぁと。高校の知合はどんなに大学の知合よりでも高校の知合の領域を出ないなぁと思ったんだ。たとえば、知合の中で会計を任せられる人を考えた時、一位は○○で、二位以下は○○と同じ所属の奴ら、他の所属の人はランク外という感じ。

それはやはり自分の中で、各個人を見ていないということも含まれていると思った。

2009-12-17

http://anond.hatelabo.jp/20091217220819

親が子に対する愛情こそは全く利害を離れた唯一の情緒である。

William Somerset Maugham

ウィリアムサマセット・モーム

【1874−1965:イギリス小説家劇作家批評家

 パリに生まれるが、幼くして両親を亡くし、南イングランドの叔父のもとで育つ。

医療助手経験を描いた小説ランベスのライザ』が注目され、作家生活に入る。ジ

ュネーブでの諜報機関の仕事の激務に健康を害して、スコットランドサナトリウム

に移り、静養中に書かれた『月と六ペンス』が英米両国ベストセラーとなる。

2009-12-16

とても根が深いサブカルミーハー問題。『このマンガがすごい2010』を読んで。

いつも通り今年にも年末がやってきた。毎年、12月はその1年間の回顧に当てられる。

だから、本当は1年は11ヶ月だと言ってもいい。残りの1ヶ月は11ヶ月を振り返ってるだけなんだから。

この小説がよかった、この事件がすごかった、こんなことが起きた……etc

そして、その年のランキングが作られるのが常である。2009年映画ベスト10とか。

今年は2000年代締めくくりの年でもあるので、2000年代ベスト10が作られたりもしている。

ランキングは議論を活発にしてくれる。オレはこれだ、こんなののどこがいいんだ、いやいやあれだこれだ……。

そんなランキングの中でとりわけ醜いものといったら皆さんもご承知のとおり! 『このマンガがすごい』ですよね!

去年、一昨年とともに文化系センス難民を動員し、見事「これを抑えとけば通気取り」なラインナップでトップを埋め尽くしていました。

物の善し悪しをヴィレヴァンに下駄はかせてもらえなければ満足にマンガも読めない投票者たちの惨状にあちこちから苦言が呈されました。

そして、今年からはこの「脳が溶けるヴィレヴァン病」患者たちへの対策として、読者投票システムが導入されたのです!

その結果、見てください。1位『バクマン』! 2位『ワンピース』!! 去年と比べていかにこの二つが妥当か。

この二つはまさしく老若男女だれが読んでも面白く、どんな人間にでも薦められるものであり、

何より素晴らしいのはこの二つの読者は「通気取りできる漫画」という視点でマンガを消費していないのです。

純粋漫画読者なのであり、この二つは至高の純粋エンターテイメントで、センス競争に囚われたクズたちのオナニー道具じゃない。

しかし、まだまだ問題の根は深いですね。え? 五位が『モテキ』で六位が『ザワさん』? ……はぁ(ため息)。

さらには上のようなモテキやザワさんに投票しちゃうような悲しいオナニー中毒たちがネットで怪気炎を上げています。

「このランキングはおかしい!」「このラインナップじゃ通が気取れないじゃないか!!」

あ~、醜い!! なんて醜いんだ!! さっさと目を覚ますんだ!

漫画を、芸術を自らのセンスに下駄をはかすための道具として利用しないでくださ~い!!!

極めつけは偶然見つけたこのつぶやき

『あまり広く漫画を読んでないやつに投票させるからこうなるみたい』

おいおいおいおいおいおいおいおいおい! それ本気で言ってる?

広く漫画を読んでいないのはどっちだ! 純粋は気持ちで漫画を読んでいるのはどっちだ?

あんたらは他人の敷いた「この作品を消費したらセンスがいい」というレールに乗っかってるだけじゃないか。

自分で物を見、良し悪しを判断し、愛することができない哀れな小鹿たちじゃないか。

もう本当にやめていただきたい。こんなセンスいいと見られたいがためだけに作品を消費するような、

脳みそ空っぽのかっこつけ文化難民を治療してやることが、2010年代課題である。

キミたちはミーハーなんだよ? わかる??? 対象がJ-POPじゃなくてサブカルなだけ。

そして、本当はミーハー自分を、ヴィレヴァンサブカル商品で身を固めなきゃ肯定できないような体質が、

この問題の本質なんだ。ねぇ、苦しくない? 凡庸なあなたを直視し、認めようよ。

そうじゃなきゃ一生、純粋漫画が楽しめないよ。

苦しみながら自分を肯定するためだけにモテキを読んでいるキミと、

ただワンピースを楽しんでいるジャンプ読者。どっちがただしい漫画読みだろう?

最後にキミたちがこれから弄び始める作品を予言して終わる。

「『看護助手のナナちゃん』(を読んでるオレ)がすごい!」とか言い始めるんでしょ?どう?

2009-11-29

OD問題に憶う ---土方克法

就職博士 (OD) の問題がついに新聞紙上に姿をあらわした。昨年秋の札幌学会で、当地の若い人達OD問題のビラを配っていたが、内容は”われわれをどうしてくれるのだ”ということであった。筆者の大学では、1967年物理系の学科ができたが、教官定員はアッという間に優秀な人達で埋められてしまい、もう空き定員はない。その後いろいろな方面から就職の照会があるが、ない袖は振れず、如何ともし難い。このようにして、われわれも事の重大さを数年来感じてきたが、何等の有効な対策も講ぜられぬまま今日に至ったのであろう。素粒子関係では未就職者の数は600名とか1000名とか聞く。この人達は本職ならざるアルバイトをしたり、周囲の庇護のもとに生活しているのであろう。現在のわが国は数千名のODを養う経済的余裕があるのかも知れない。しかし、たいていの人はODとなって何年か後には”おれをどうしてくれるのだ”という不満をもつにちがいない。いや既に各所でこの問題が表面化しておればこそ、新聞種にもなるのだ。

筆者の近所にはいわゆる教育ママがたくさんいて、小学校のうちから一流大学を目指して子供をしごく。愚妻もその1人であって、大学非常勤講師手当を上回る額を月々進学塾に貢いでいる。このまま大学までずっと勉強を続けるのが母親の念願なのであろう。大学で勉学をするのは当然なことだが、最も熱心に勉学を続けた人のなれの果てがODではないか。筆者は時々愚妻に”子供ルンペンに仕立て上げるつもりか”と言う。しかし、大学入学以後のことまでは考えが及ばないようで、あまり効果がない。

たしかに物理学若者の心を魅了するものをもっている。筆者の教壇からの経験をいうと、1年のクラスでは話が熱力学第2法則とか相対論のくだりになると、日頃ゴソゴソ私語を交わしている学生でもフト熱っぽい眼をする瞬間がある。”私は物理学にだけは強い幻想をもっている”と言ったある全共闘学生を忘れることができない。”1次元振動子の理論はよくできすぎている”と溜息をついた学生もいた。同じ意味で、群論量子力学への応用とか、Dirac方程式などには何者にも替え難いBeautyがある。ところで本講座『現代物理学の基礎』の各巻を執筆される方々は、物理学をいかに美しく展開するかに薀蓄を傾けておられるであろう。そして多くの学生を魅了することであろうが、彼等に対してわれわれは責任を感ずべきではないだろうか。少なくとも彼等が物理学への興味を失うことなく、正常な姿で生活できるようにと願うのは自然の感情であろう。筆者は博士課程、とくに理論方面に進む希望学生に対しては、OD現実を説き、物理学の汚い半面を強調して、その夢を醒ますことをまず試みる。それにもかかわらず、素粒子とか生物物理を志す学生はあとを絶たないのである。

しかし、思ってもみるがよい。なぜOD問題が生じたのか。講座増を希望したのはわれわれである。教官定員が増え、万年助手が昇格し、研究室が活気を帯びたのも束の間、学生は年々入ってくる。これらの学生産業界には出てゆかない。そこで再び教官定員増を要求する。しかし政府はある学生数に対して教官を配置するという方針を墨守しているから、この悪循環は急速に発散して今日の事態となったのではないか。すなわち、非は数年先のことを考えずに(または考えていながら)教官の定員増を要求した大学側にある。

一昔前の話になるが、筆者が米国の某大学で、物理学科の学生1人1人に、学位を取ったらどこへ行くかを問うたところ、1人の例外もなく、"Industry" と答えたのに驚かされたことがある。学位を得て産業界に入れば指導的地位を約束されるそれに対して日本産業界は、修士を受け容れる体制はできたが、博士となると”固まりすぎて融通性がない”という理由で敬遠する。わが国の産業界はまだ博士を必要とするほど発達していないというのは一面のいいわけで、これも大学側に責任があると思う。米国大学では博士たるものは1つのテーマについて研究を仕上げると共に、年に何回か行われる試験によって物理学全般の知識についてチェックされる。また学部下級生の講義実験指導をする "Teaching Assistantship" の制度もひろくゆきわたっていて、これがどのくらい彼等の学問社会性を育てるのに役立っているかわからない。一方、日本博士課程では3年なり4年なりの間自分の専門に閉じこもり、社会とは隔絶して研究をしていればよい。このようにして彼等は”固まって”しまい、物理学の極めて狭い分野の専門家となるのである。われわれの世代も実はこのような道をたどったので、あるいは、物理学者社会に眼を奪われるのはもっての外、就職に頭を悩ますなど言語道断と言われる方もあるかもしれない。現に某大学学生就職に無関心であると非難された教授が、多分売り言葉に買い言葉であろうが、君達が大学院に入ったのは学問をするためか、就職をするためかと開きなおったそうである。たしかに就職など世俗のことにわずらわされることなく学問ができたらそれにこしたことはない。そこで筆者はこのような理想的な環境として、またOD問題の解決策として次のことを提案する。

それは宗教的教団に似たInstituteを作ることである。名づけて日本素粒子教団、生物物理教団等。この教団に属する人は、世間から僅かな喜捨を仰ぎ、粗衣粗食に甘んじ、妻帯の望みも絶ってひたすら学究生活をする。たまたま在家のわれわれも修業をしたければ年期を限り、なにがしかの費用を払って入団できる。このような教団は古代にもあったようだし、僧侶階級をみてもわかるように、比較的永続きし、しかもすばらしい業績を挙げうるものである。もしかするとOD問題は古代からあったのではあるまいか。

しかしODの中には一応の社会的なセンスをもち、このような教団に属するよりは、世間の人と混ざって生活し、積極的に世のため人のために尽したいと思っておられる人もいるにちがいない。その方々に筆者の日頃思っていることを述べて同憂の士をつのる。われわれは実は手がなくて困っている。現に筆者は、1年・3年・4年・大学院と週10時間講義を持っているが、年々新たな講義をしようとすると並大抵のことではない。しかも、どの大学でもそうだが、1年生は大教室で講義を受けさせ、入学当初から大きな幻滅を与えている。この1年生への講義ほど、物理学者にとって大切なものはない。つまり受講生の大多数は、将来物理学を専攻しない学生であり、これらの学生教育こそ物理学社会全体に正しく理解される足がかりとなるはずである。物理学が正しい姿で社会に浸透すれば、物理学者の発言権も強まり、ひいてはわれわれの社会的地位の向上にもつながる。それなのにわれわれは、その教育に手を抜いている。少なくとも上級生の教育ほど力を入れていない。これは間違っていると思うが、人手が足りないから致し方ない。若しも教官の数が、学生数が現在のままで倍になり、昔のように少人数の講義ができたら、どんなに幸せであろう。さらに少数の学生が1人のTutorまたはAdviserの指導を受けるような制度でもよい(英国大学またはモスクワ大学のように)。そしてODを全国の大学に吸収するのである。しかし、これを実現するには、学生数に対して教官数を算定する政府の基準を改めさせ、さらにはその根本にある考え方を変えさせなければならない。これを行うだけの政治力物理学者基礎科学者)にはないものだろうか。 OD問題をこのままで放置し、破局的状況に持ちこんで、政府をして嫌でも対策を講じざるをえないようにするのも1つの方法ではあろう。しかし筆者は歳のせいか、できるなら破局的状況は避けたいと思うのである。

(ひじかた・かつのり、電気通信大学物理工学科)

岩波講座 現代物理学の基礎、量子力学II(1972年付属の月報

2009-10-20

ブサメンだけどもてる男 イケメンだけど敬遠される男

ただしイケメンに限る。ってフレーズがみんな大好きですね。

確かにイケメンならそれだけでモテることもあるでしょう。

けど、女子から見た男性の魅力って、「イケメン」だけじゃないです。

もちろん、面食いの人「も」います。

面食いじゃなくても、きれいな人を愛でること「も」あります。

けど、それが全てじゃない。

例を見てみましょう。


例1) 10歳以上年下の女性結婚した大学助手

私の同級生(顔整ってる、派手でも地味でもない)が大学助手と付き合って結婚しました。

そのだんなさんは、ケミカルウォッシュジーンズに、意味不明ロゴトレーナーウエストポーチトレードマーク

いい人そうな顔立ち(イケメンでは全くない)で、髪の毛はかなりやばかった。結婚当時35、6歳かな?

すごく明るくて、知的で、ユーモアがあり、いろんなことに興味を持つ人、みんなと遊ぶのが好きな人

頭の回転が速いので、話していてとても面白い方でした。


例2) 指導した後輩と次々恋愛関係になる博士学生

ゼミの先輩でした。若ハゲで30前にしてかなりやばい状態、痩せててガリガリ。

この人は東北だかどこかの大きい会社御曹司で、不労所得が相当あった模様。

頭がものすごくよくて、人を引っ張っていくカリスマ性がはんぱなくあった。

いつも後輩を集めて遊びに行ってた。で、おごってくれた。

後輩の指導に熱心で、熱心すぎて指導した後輩と次々恋愛関係に。

女性の多いゼミだったんでゼミクラッシャー状態だった。

最終的にはその中の一人とできちゃった結婚しました。


例3) 一年キラーだった先輩

サークルの先輩だった人。

この人は小太りで変な髪形、ファッションセンスもやばい。

ただ、車を持ってて、女性に対して半端なくマメだった。

とにかく、一年生の、田舎から出てきた下宿生に電話をしまくって、ドライブに連れて行く。

で、男にちやほやされるのがはじめて!って舞い上がった女の子が次々引っかかった。

例4) 何も持っていないがとにかく女にモテる

こちらはサークルの後輩。

この人もガリガリで、目が線みたいに細かった。

二浪してて周りより年上だからか、妙にえらそうな、自信満々の態度をとる人。

関西出身で、お笑い芸人みたいな感じ。

いつもお金がなく、バイトもせずふらふらしているのだが…

なぜかこの人に魅入られてしまう女性が多数。

Sっぽい性格が、M女を引き寄せていたのかも知れない。

上級生と合宿でHしたりしてたらしい。下級生の彼女サークル内にいる状態で。

例5)体重60kg差カップル

私の妹のダンナは、体重100kg。なぜかボウズにしている。

パンパンなのに、アバハウスとか着てる。

妹は私が言うのもなんだがロリ顔でかわいい。

なんか優しくて、穏やかで、包容力があるんだよねーって言ってた。

一部上場企業に勤めるブルーワーカー。

例6) 太宰治みたいな美男だが不気味がられていた人

予備校の同級生。

父親がどっかの国立大教授らしく、お金は持っていた。

しかし、暗い。いつも負のオーラを放ってタバコをふかしている。

周りには男女問わず不気味がられていた。

例7) 本当に繊細な美形、なのに…

サークルの先輩。

とてもきれいな外国人のような顔立ち。

なのに、なんか言うことがいちいち寒かった。

ニヤニヤ笑いながら、えっ、と言うようなことを言う人。

男性にも女性にも敬遠されていた。

でも今は結婚していると風のうわさに聞いた。

社会人デビューしたのかも知れない。

上記の例のかたがたがモテた(モテなかった)理由は何だと思いますか?

社会的地位か、お金か、人柄か…。

確かに、モテた例では、社会的地位か、お金を持っている人が多いですね。

でも、少なくとも、相手の女性に話を聞いた限りでは、「なんか好きになったから」という人が多かった。

私も、この例に出てくる人と接していて、「私は惚れないけど、惚れる人がいるのもわかる」という人ばかりです。

なんか、「癖があるけど、裏返せばそれが魅力なのかも」という感じですかね。

付き合い始めるきっかけとして、お金をたくさん投入できるのはアドバンテージになるでしょうけどね。

こういう人たちには、「見て楽しむ」以外の楽しみを女子に与えてくれる、という共通点があると私は思います。

(別に男は女を楽しませよ、と言うのではありませんよ。一緒にいて楽しいから人が集まる、ということです)

なんか、ネットひとつの成功例が語られると、「じゃあそれ以外はダメなんだ…絶望した」と言う人がいますが、

成功へ至る道はひとつではないと思います。

生得的に得られないものにこだわらず、自分が生かせる道を模索することが、大切なんじゃないかな。

2009-10-16

またはてなー

15日午後9時55分ごろ、大阪府東大阪市永和1丁目の路上で、近くに住む看護助手女性(30)が、

いきなり男に刃物で頭を切りつけられ、軽いけがをした。

布施署は、傷害の疑いで、現場近くにいた東大阪市職業不詳の男(38)を現行犯逮捕

そばにカッターナイフが落ちていた。

布施署によると、男は女性と面識がなく、「自分彼女ができないのは女に原因がある。

恨みをはらそうと思った。女であれば誰でもよかった」と供述し、容疑を認めている。

男は、同僚と道路脇に座って話し込んでいた女性自転車で近づき、背後から切りつけた。

その後、自転車を捨てて走って逃げたが、約50メートル離れた場所で事件に気付いた通行人2~3人が取り押さえた。

[ 2009年10月16日 11:13 ] 自分彼女ができないのは女に原因…路上女性切りつけ

http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20091016030.html

2009-10-15

今日、お昼を食べに車で道走ってたんだ。

商店街街道信号待ちをしていたら、道に面した駐車場で、運転手が座ってるのを発見したんだ。

あぁ、コイツ出てくるかも。丁度信号も赤だし、タイミングがよければいれてやろう、と少し注意を払ってたんだ。

そしたら、車のそばにおばあちゃんがいて助手席のドアが開いているのが見えたので、まだ出てこないなと確認したあと、目を疑う光景に出くわした。

ばあちゃん、車の後ろにマスクを放り捨てた。

どういう経緯でばあちゃんがそれを手にしたのか知らないし、例えば車に貼り付いてるのを発見したので苛々してとったのだとしよう。

だとしても、普通商店駐車場に捨てていくものだろうか。

いい歳したばあちゃんが、そんな心ないことをしていたのが非常に悲しくなった。

2009-10-14

http://anond.hatelabo.jp/20091014001407

それはそれとして、某大学大学院は、少なくないけどそんなに広い世界じゃなくて、

横から入ってくるとなると 人数も絞られるわけで

当然 大学関係者だって増田も読んでいるわけで 

普通に増田が、院生助手の間で特定されちゃうような気がするけど

いいの?

2009-10-09

http://anond.hatelabo.jp/20091009191105

助手博士、ついに完成しました!ノイズキャンセリング眼鏡です!」

博士「おお!これで学会に提出する論文スムーズに完成するな!」

助手博士、早速かけてみてください!」

博士「…残念ながら失敗のようだ助手よ…テレビPCも全て見えておる…」

助手「ああ…それは残念です…。」

博士「ところで助手よ、私の書きかけの論文はどこにあるのじゃ?どこかに隠れていないで教えてくれたまえ。」

2009-10-03

今朝見た夢

朝方会社の中の良い人たちと、離れ小島(おそらく南国)に到着するが、現地人?らしき人に

「ここはテロリストが潜伏していて危ない」

と言われる。

当然不安に駆られざわめく自分たち。


そこへ颯爽と白人のごつい軍人のオッサンがやってきて、

「HAHAHA!まぁここにいるのも難だ。俺の車に乗れ!」

と力強くジープに乗せてくれた。

何故か自分だけ助手席。

待て待て待て、この席は現地人?の席じゃ…って乗ってねーし!!1


「おいお前、これを持て!」

「えぇぇぇ?!これ拳銃ですか!?」


黒光りしてる!やたら重い!使い方解らないし、暴発したら怖い!

「危なかったらこれを撃てよ!」

(無茶言わないで!)


オッサンの意外と安全な運転で、別荘みたいな所に到着。

車を降りると、青いパーカーを着た小柄で可愛い犬(イタリアン・グレーハウンドっぽい)がお出迎え。しっぽ振って可愛いな。


犬と戯れていたら、無線でどこかと連絡を取っていたオッサンが急に緊迫した声で。

「近くにテロリストがいる!爆弾を持っているそうだ!」

と警戒しだす。どよめく周囲。

周りの雰囲気が変わったことで、ふるふるしながらキョどるグレーハウンド


(おぉ可愛そうなわんこ。君の事は守ってあげるよ。)

そう思って抱き上げようとしたとき、グレーハウンドの青いパーカーの胸の辺りに硬い感触と、角ばったふくらみを発見



「ちょwwwおまwwwwwwwwテロリストってwwwwまwwwwさwwwwwwwwwwwwww」




って所で目が覚めました。

くそーオチが気になるっていうか、これは何かの暗示なのだろうか……

2009-10-01

http://anond.hatelabo.jp/20090929202120

理想論約束ではないよね。よく間違えるけど。

「こんな世の中であるべきだ。それが自然だ。こうなったらこんなに嬉しいことがあるぜ?」

というのが理想論。これはまあ聞いてれば判る。酒の肴レベル

「将来子供が2人くらいいて、あ、女の子男の子一人づつが良いな。やっぱり子育てと両立できるか判らないし、ちゃんと企業就職してね」

というのも理想論。これは、微妙に判りづらい。

特に「カップル」の段階での次の3段オチは、理想論を語っているはずが人生約束になっていたりする。

  • 「将来、私たちはこんな状態になっていたいね」
  • 「そうだね。僕もそう思う。約束するよ。そういう状態になろう」
  • 「うん(ちゃんと意識もあってるし、約束も出来た!素敵)」

これは

  • 「あ、流れ星!……世の中が平和になりますように」
  • 「なると良いね……きっとそうしてみせる」
  • 「うん……(素敵な人……)」

とあんまり変わらない。こういうのは、約束とは言わない。

「状態を語りあう」のは約束ではなく、ピロートーク。(恋人以外は酒の肴だったり床屋談義だったりする)

約束とは、いつまでに何をどうするか、が決まっているモノ。

堅めに言うと以下の3つ

  • 定量判断できて
  • 〆切が決まっていて
  • やり方が明確なもの

(「ルール」という「決まり事」を約束とも呼ぶけど、元増田の文脈は、明らかに「果たされるべき契約」と言う意味での約束なので)

なので、まったくなっていない。

もちろん、あらかじめ将来のことは話していたつもりだった。彼は優しいし気が利くし、恋人としては魅力的な人だ。でも、研究に関しては要領が悪く、この道で食っていくのは無理だろうとはうすうす感じていた。ただ、本人の希望が強いこと、彼の実家就職するまでの学費と家賃を援助してくれるとのことだったので、今すぐ中退して就職を迫る理由もなく、やれるところまでやってみれば?と言っていた。

  • 「やれるところまで」という、定性判断にした
  • 「やれるところまでやってみれば?」という、フリーダム〆切にした
  • 「やれるところまでやって」という、ノー筋道を許容した

さらにパートナー人生設計に対して

  • 「あたしは無理だと思うけど」という実現可能性についてはスルー(諦めるだろ、と暗黙に仮定している)
  • 就職するまでのモラトリアム」というゴールを暗に仮定して特に言ってない(これまた諦めるだろ、と暗黙に仮定している)

これは約束ではなくて「夢見る人の逃げ道」の典型例だろ。どう考えても。しかも経済的な困窮ゼロ

「あと二年で就職だよね」「うん……(その前にポスドク見つかるしきっとわかってくれる……)」という感じだろどう考えても。

約束」と呼ぶのであれば

  • 「2年間は好きな研究して良いけど、その後は就職してね。だから業界研究は1年前から初めてね」
  • ドクターとったら就職してね」
  • 「もし満了と同時に助手の職が見つからなかったら、就職してね。見つかったら研究応援する」

とかだろ。

むしろ、こう判りやすく言い直しても良い。

「2年間は好きに研究すれば。お金のあてはあるしね。あたし無理だと思うけど。ドクターとったとしてもあと2年で強制就職だけど、判ってるよね?」

そんなわけで、たぶんだけど

今回の教訓。悪い予感は当たる。口約束は信用できない。将来の話は信用できない。将来○○するから、という約束は反故にされる。将来○○するかどうかじゃなくて、今現在○○しているかどうかで判断せよ。

今、結婚式に来てくれた友人達1人1人に電話して謝罪しているところだ。高い授業料だった。

この教訓が生かされることはない。今○○しているかで判断しても意味はないし。

「将来、画家になって森の中の一戸建てを買って、家族野菜とかつくって生活しような」で「今はちゃんと絵を描いて売ってる」に「素敵……」となりかねず残念。

将来○○するから、という将来の話は思う存分すれば良い。それがピロートークであり夢であり、将来の目標なのだから。

ビジョナリストは素晴らしい。

問題は以下の点が約束に含まれているか、だろう。

  • 目標には明確なゴールがあるか
  • 目標は定量判断できるか(できたかできていないか、第三者が判断できるか)
  • 目標に〆切はあるか
  • 目標に向かって、筋道だってステップを作っているか
  • 目標は実現可能か?

海賊王に俺はなる!」と彼氏が言い出したら

「素敵……でも海賊王って、どうなったら海賊王なの?新聞にそう書かれたら?5年ぐらい目安?」

と聞くところから始めないと、高い授業料無駄になる。

2009-09-17

アンチスイーツ(もちろんネットスラングの)になりすぎちゃった子。

「私、デート吉野家とかラーメン屋行っても平気。やっぱこんな女って変だよね?おかしいよね?」

→んなことないです。ていうか普通に行きます。変というか少数派なのは「吉野家なんてありえない!」って喚いてるほうです。

助手席に彼氏乗せてドライブしてたんだけどなんか周りにジロジロ見られた><やっぱ女が運転するのとか変だよね」

→んなことないです。周りちゃんと見て下さい。隣に男乗っけて運転してる女の子は、まぁ多くはないけどちらほらいます。奇異の視線に晒されるほど珍しくはないです。

彼氏誕生日プレゼント私が貰ったのど同額くらいにしたんだけど、周りの子に『えー普通半額とかでいいよ』って言われたよお」

→周りの子って誰ですか?少なくとも今アナタが話してる相手数名は別にそれを否定しませんし同じことしてますよ。

変じゃないよー普通だよーって言っても聞かないの。すごいねー偉いねーって言われたい、のか?

多分女叩きコピペ鵜呑みにしてギャーギャー喚いてる人たちと同じなんだろう。

「女って普通はこうだ!」ってのをネットからしか取り入れてない。

周り見てりゃ自分の行動は至って普通だとわかるはずなのにね。

こうまでして少数派になりたがるのはどういう心理なんだろうか。

2009-09-13

日本記者現場にも近寄らず、安全地帯から欧米の派兵を論評するなって

あの911から八周年!

アフガン英国記者誘拐通訳助手が殺害された

日本記者現場にも近寄らず、安全地帯から欧米の派兵を論評するなって

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また風向きが変わった。

カブールからのビッグニュースが飛び込むまで、ドイツではNATO(正確には多国籍軍現場司令官がドイツ人だった)の不手際による誤断で、アフガニスタン住民七十余名を米軍機が爆撃し、死亡させたことを非難する論調が強かった。

ドイツではメルケル与党の苦戦が伝えられた(ドイツ総選挙は27日)。

醜態は現場司令官の誤断、タンクローリー二台がタリバンに乗っ取られ、その周囲を武装したタリバン百余名の兵士が取り巻いている、と僅か一人のアフガニスタン住民の情報をもとに米軍空爆要請した。交戦協定では民間人が混じっている可能性があれば、空爆は行わない。情報は複数が望ましい。

西側マスコミは一斉に非難した。

オバマ政権とて言い訳に苦労し、しかしゲーツ国防長官は「我々は撤退しない。テロリストに屈服すれば米国ばかりか西側もイスラム諸国さえもが、テロリストの軍門に屈するからだ」と言明し、NATOラムソセン事務局長も「早期撤退は考えていない」と記者会見したばかりだった。

誤爆現場には欧米ジャーナリストが飛んでいった。日本記者は誰も行かなかった(フリー記者がいるかも知れないが現時点で確認されていない)。

思い出されたい。

湾岸戦争イラク爆撃のおり、NHKアンマンから「こちら現場です」と放送しておりましたね。アンマンは隣国ヨルダン首都バクダットとは数百キロ離れていますよ。

そしてCNNは現場にいた。実況中継の映像は全世界に配信された。

毎年、戦場取材で死亡するジャーナリストは七十名から百三十名いる。

日本人フリーカメラマンミャンマーで兵士に狙撃された事件が、記憶に残る。

▲急襲作戦はマスコミに伏せられた

英国政府9月9日未明の強襲を命じた。

タリバン人質とともに潜伏した個所で、タリバン英国ジャーナリスト人質をクンデス郊外の陣地からパキスタン無法地帯タリバンの支配地域)へ移動させようとしていたからだ。

英国特殊部隊アフガニスタン兵は急襲により英国ジャーナリストを救出したが、通訳アフガニスタン人は悲惨にも犠牲となった。タリバン兵士十数名が銃撃戦で死んだ。ブラウン首相は、この作戦を承認していたとロンドンの「タイムズ」紙は伝えた。

救助された記者英国籍(アイルランドとの二重国籍)のファレル記者で、アフガニスタン通訳のムナディ(四年間、カブールでNYタイムズ記者でもあった)はファレルを助けようとして銃弾に斃れた。

拘束されたのは日曜から水曜までの四日間で、あちこちを移動させられ、トヨタカローラのおんぼろ車で泥だらけの村や穀倉地帯を目隠しをされたりした。

生き残ったファレル英国大使館に回答したところではタリバン側の扱いはよく、しかし、アフガニスタン通訳をぶん殴ったり蹴ったり「おまえらは敵だ」と容赦なかったという。

食糧はそれなりに与えられ、水も飲まされた。

二年前にイタリアジャーナリスト通訳とともに拉致されたケースでも外国人ジャーナリストだけは扱いが良かった。

救出作戦には米軍が武装ヘリを用意し、要請があれば航空機も出動を準備したが、すべては英国特殊部隊が行った(NYタイムズ、9月10日)。最高司令官のマクリスタル将軍には逐一報告がなされた。

▲有能な記者だった、と嘗ての米国人同僚たちが追悼

カルザイ大統領は「有能なアフガン通訳は残忍な方法で、敵に殺された」と強く非難し、ブラウン首相は救出を決断した英国部隊を賞賛する一方で、「遺族にはちゃんと補償をしたい」と述べた。

通訳のムナディは三十四歳の若さ、二人の男の子がいる。

かれは特待生としてドイツにも派遣され、ロンドンタイムズ契約記者でもあり、ラジオ放送を開始する直前だった。極めつきに優良な記者だったと2001年か04年にかけてNYタイムズで同僚だった多くのNYタイムズ記者らが追悼と哀惜の談話をだした(NYタイムズ、9月10日)。

クンダス地区はタジク人とパシュトンの共生地区で倉庫の地下室にはロケット砲も隠されている。

英国特殊部隊ヘリコプターは午前貳時半から作戦を開始し、付近は銃撃音と爆発で地響き、銃声が唸り、ファレル記者自身もどちらが撃っているか分からない銃撃戦の渦中で恐怖の体験をしていた。

英語が聞こえた。かれは「私は英国人質だ」と叫んだ。銃弾の嵐のなか、英国兵士に救出された。

 「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 

     平成21年(2009年)9月11日(金曜日)貳

        通巻第2706号 

2009-09-08

生物博士オワタコピペ

博士に対する見方

大学:学費を払ってくれるカモ

教授ポスドクみたいに給料支払わなくてなくていいし、

   早く論文書いて卒業したいから必死に命令に従う便利なコマ

周りの博士:こいつより俺の方が優秀!!こいつは才能がない。ポスドクで一生終わりだなwww

修士学生教授奴隷www学費上納乙www博士取ったら劣悪な労働条件でポスドクwww

学部の学生:こいつ30近くになって学生ってあほか??そんなに働くのが嫌か?

      マジで頭悪いわ。そばに寄るな気持ち悪い。

企業:こいつ博士のくせに英語ディスカッションも出来ねーのかよ・・・完全な道楽学生やってる甘ちゃんだな。

親:・・・もう、博士退学してよ・・・家計が・・・苦しい・・・。

幼稚園児:すごーい、このおっちゃん、ガンダムをつくれるんだ~

政府:職がない?そんなもん自己責任だ。せっかく俺たちが素晴らしいポスドク1万人計画を打ち立てたのに、

   それに甘えすぎたお前らが悪い。政府官僚性善、博士性悪なんだよ!


          まわりの反応

23歳修士1年  「へえ~。大学院に行っているんだ。頭いいんだねえ。こっちはこの前ボーナスもらって大型液晶テレビ買っちゃったよ。正社員っていいぜ。」

25歳博士1年  「すごい! ドクターコースなんだ。卒業したら博士? 将来は大学先生か、すごいねえ」

26歳博士2年  「先月車買っちゃってさ、ローンが大変だよ。今度どっかに遊びに行かない?え、お金厳しいんだ、そっかあ、がんばれ!」

27歳博士3年  「結婚したばっかりなのに、海外勤務になりそうだよ、参ったよ。駐在員は給料は破格なんだけど、お金だけあってもね・・・・。社会人も大変だよ」

28歳ポスドク  「え、すぐ助手になれないんだ。ポスドクってよくわからないけど、大変な世界なんだね。気にするなよ、数年後には助教授だって!」

30歳ポスドク  「気に障ったらごめんな。ただ、人には向き不向きがあるからアカデミック世界にこだわる必要ないと思うよ。もういい歳なんだし、早く定職と嫁さん見つた方が・・・

          お金がないと家族ももてないよ。」

36歳塾講師  「子どもが今度中学校受験のために塾通い出してさあ。受験か、懐かしいよな。お前はどうなんだ。

        博士号取ったのに、塾講してんの? ふーん。人生色々だけど、やっと落ち着いたんだな。早く結婚しろよ。

        親がかわいそうだぜ」

38歳無職   「え?少子化で塾が潰れた・・・。35歳過ぎで仕事探すの大変だろ!え??派遣会社登録してる?で、仕事もらえてる?

        やっぱムリだろ・・・。正社員はさすがに紹介できないがうちの工場ライン工

        働いてみないか?搾取がない分、派遣よりましだろ?決して楽ではないが衣食住はそろっているぞ。

        高卒と一緒に働くのは嫌だ?バカ!お前はそうやってプライドにこだわって生きてきたから今無職なんだよ!」

以下略

なあ、お前と飲むときはいつも白○屋だな。

一番最初、お前と飲んだときからそうだったよな。

俺もお前も理学部学生だったとき、

一緒に飲みに行ったのも白○屋だったな。

「俺はいつか生命科学者になってCNSで一報取ってアカポスに付くんだ」

お前はそういって笑ってたっけな。

俺が文系就職して入社して初任給22万だったとき、

お前は博士号取るんだって胸を張っていたよな。

「もうすぐ結果が出そうなんだ。これでウチの研究室からCNSが出せるぞ」

研究室の後輩に研究の仕方を教えてやってるんだ」

「お前も院に進めばよかったのに。専門知識を使わずに就職なんてもったいないぜ」

そういうことを目を輝かせて語っていたのも、白○屋だったな。

あれから十年たって今、こうして、たまにお前と飲むときもやっぱり白○屋だ。

ここ何年か、こういう安い居酒屋に行くのはお前と一緒のときだけだ。

別に安い店が悪いというわけじゃないが、ここの酒は色付の汚水みたいなもんだ。

油の悪い、不衛生な料理は、毒を食っているような気がしてならない。

なあ、別に女が居る店でなくたっていい。

もう少し金を出せば、こんな残飯でなくって、本物の酒と食べ物を出す店を

いくらでも知っているはずの年齢じゃないのか、俺たちは?

でも、今のお前を見ると、

お前がポケットから取り出すくしゃくしゃの千円札三枚を見ると、

俺はどうしても「もっといい店行こうぜ」って言えなくなるんだ。

お前が前の研究室ポスドク任期切れになったの聞いたよ。奨学金の返済も国民年金も払えないのも聞いたよ。

新しく入った技術者派遣で、一回りも歳の違う、20代の若い専門卒や主婦の中に混じって、使えない粗大ゴミ扱いされて、それでも必死に卑屈になってテクニシャン続ているのもわかってる。

だけど、もういいだろ。

十年前と同じ白○屋で、十年前と同じ、努力もしない夢を語らないでくれ。

そんなのは、隣の席で浮かれているガキどもだけに許されるなぐさめなんだよ。

2 名前今日のところは名無しで :2008/10/13(月) 09:17:46

今36歳で分子生物系のポスドクだ。

今年度で任期が切れる。年齢が年齢なのでもう次はないだろう。

俺の人生終わったな。

「君には才能がある。博士課程に行きなさい。」という教授の甘言にだまされず

修士のときにさっさと民間企業就職しておけば良かったよ。

やあ(´・ω・`) ようこそ「ピペット土方世界」へ。

この実験は急ぎだから、PIのために死ぬ気で働いて欲しい。

うん、「将来の保障ゼロ」なんだ。済まない。

地獄の沙汰もって言うしね、職を世話しようなんて思っていない。

でも、この現実を見たとき、君は、きっと言葉では言い表せない「人生\(^o^)/オワタ」みたいなものを感じてくれたと思う。

ボロボロの高齢無職になってフリーター再チャレンジする、

そういう気持ちを忘れないで欲しい、

そう思って、大学院重点化してポスドク増やしたんだ。 WEも導入済みだし過労死しても労災もでない、

PIの意向の元で「好きなだけいくらでも働ける」夢のある職場だ。

じゃあ、土日深夜も実験してもらおうか。

2009-09-03

http://anond.hatelabo.jp/20090903065320

あとwikiによると公明党太田

太田昭宏京都大学工学部土木工学科)

自分の知ってる中での例外

鳩山由紀夫(東京大学工学部応用物理・係数工学科→スタンフォード Ph.D東京工大助手)

菅直人(東京工大応用物理学科)

志位和夫(東京大学工学部物理工学科)

あと故人ではあるが

永田寿康(東京大学工学部物理工学科)

最近テレビで観ながら理系かなーって思うようになってたんだけど、これ見て調べたらあたっててちょっと嬉しい。

志位にしてもなんとなくにじみでててるよね。

これは個人的な印象で、そういう印象で考えるのは政治としてはいかがなものか?という危惧も一定わかるし、政策云々や思想云々が違うという前提はあるのだけど、それを飲み込んだ上で彼らの政治姿勢には好感を持っていてそれなりに安心していたりした。偶然の一致なのかよくわからないし、自分理系のはしくれであるからたぶん大きくは同じ言語を使ってただけなのかもしれないが…(逆説的にはいわゆる文系の人の言語自分とは違うルールが流れている気はしてて、世の中全体で見たらどちらがわかりやすいのか?という問題はまた別の話でもある。)

逆に文系の人は理系政治家になにか共通の、独特のポイントなりを感じていたりするのだろうか?

まぁその結果によらず、もっと理系の人はエンジニア以外でも活動するべきなのだろうね。

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