はてなキーワード: 侍大将とは
そのへんの民俗資料館で無造作に置かれてる資料を捨てる話について
どこの郷土資料館に行っても置いてあって、個人的にもあんまり見分けつかないので
農機具なんか自分の家で置いとくのが邪魔になって押し付けたんだろぐらいの気分になるのはわからないではないのだが
(自分は江戸や明治まではじっくり見ても昭和のコーナーは早歩きですっとばす)
それはだいぶ贅沢な話で、歴史資料に乏しい国は自国の存在証明のために必死で証拠をかき集めてるんだよな
なにか見つけては旧約聖書に書かれたのはこの遺跡だと主張するのに余念がないし
それにくらべると日本の自称保守は甘いというかユルいというか危機意識に欠けるというか
たとえば維新系みたいのが対馬で勢力を得て郷土資料を処分した日には
それこそ対馬は半島系の人たちの文化圏だったのだ、みたいな主張に反論するための証拠(日本文化圏の民俗が継続的に存在していた)を失うわけだが、
グローバルな人的移動が当り前の昨今、本州内陸だって今から100年もしたら「1000年前からここはXX民族の土地」みたいな話は出てくるだろうになあ
俺もだいぶ年齢を経て保守的な態度になったので、YASUKEはすごい侍大将だったのだ、みたいなのは
そこに文句を言えるのはYASUKE以外の同時代の日本人についての記述や資料がそこそこ残ってる
(信長配下の武将たちの名前や事績が直接間接の証拠を積み上げてきちんと記載されてきていて、それら数十名数百名の名前に比してYASUKEの資料はないので比較的な意味で可能性は極めて薄いと主張できる)から言えることで、
それすら、まだまだ調べきれてない資料はいくらでもあるのに、今、日本各地で中身も見ずにシュレッダーにかけられたら
”SAMURAI COMMANDER YASUKE"にも反論できなくなっていくのだなと思うと、残念
現在ある様々な資料の全部の保存ができるとは思わないし、今を生きてくのに過去だけ見ててもしかたない(歴クラみたいな態度で歴史でキャッキャするのは嫌)のだが、せめて自分たちが手慰みに弄ぶ日本スゴイなるものの拠って立つ根拠がどこにあるかぐらいは意識しておいて欲しいよな…
100石取りの侍というのは領地としてだいたい1村を任された(与えられた)状態です。
いわゆる村の殿様。
1村の収穫が約100~130石。
仮に四公六民の殿様なら実収入は40石。物価などの違いがあるので断言しにくいですが感覚的には現代の年収400万円サラリーメンといったところですね。
戦があれば自分と、郎党あるいは村民に小遣いをやって懐かせた暇人を1~2人連れて出かける(自分を含めて2.5人が出陣している計算)。
100石の侍が100人(=1万石)いれば戦のときに約250人が揃うことになる。
上の計算から行けば1000石取りの侍は10の村を支配して400石を得る=年収4000万円という感覚になるだろうか。ここまでくると、自分自身が侍身分の家来を数人抱えます。
1000石取りの侍とその家来数名で、上の約250人を指揮するわけですね。これを備と呼び、指揮する彼は侍大将というわけです。
大勢で叫んだりしているうるさい戦場で、指揮官の命令する声が直接聴こえるのは200~300人くらいだという説があります(中隊という概念の元)ので、侍大将が1備を指揮するのは順当といえます。
ここまでで1万1千石を使いました。
仮に1万1千石の大名だったら、101人の家来たちに分配したことで自身は無一文になってしまいますし、100石取りの侍たちだって出世したいですから上記のようにはなりません。
実際には200石取りのちょっと偉い侍とか500石取りの中級重臣なんかがいたわけです。大名本人の収入にする数千石だって必要ですし。
その場合、上では250人のうち100人が正規の侍で150人が郎党や農兵でしたが実際は250人全部農民なんてことにもなるわけです。
ところで、
漫画『シグルイ』に登場する岩本家は300石とされていました(順当に考えるなら村を3つ支配して年収1200万円か)。
家屋敷の大きさや生活を見れば、絵的に想像つきやすいのではないでしょうか。
当主のほか、弟子という形で屋敷内に侍身分の者を5人も飼っている他、召使いの下男もおり、仮に戦があれば当主もあわせて7人が出陣するといえます。
100石取り(1村の殿様)で一族or郎党1人を連れて兵役義務に従事するとして、1万石で200人の正規動員。
これに各殿様が村の食い詰めた若者に小遣いやって雑兵1人連れてくるなら1万石総勢300人?
でも、1000石取り侍大将などの役付きが30人連れてはこないですよねえ?(ご本人の一族郎党数名は馬回りで連れてくるにしても)
1000石取りの武士はそれだけの価値があるということですよね?
そんなこと可能なのですか?
(もっと多く、万石取りだと兵の動員義務が発生するだろうことは想像つくので、ここではまさに千石ていどの武士についての疑問なのです)
全盛期のボブ・サップみたいなのが1人いて武器に習熟していたら、僕のようなヒョロヒョロが30人で襲い掛かっても全員死ぬか(それはヴィジュアル的にも想像つくなw)。
ひと昔前の標準的な、定価で10万円行かない位の価格のわりとちゃんとしたスーツを着ていると
「怒られ」が発生したときに軽く済みやすい。理由は分からないけど、足軽でなくて侍大将扱いされるからかも。
それから仕立ての良いスーツを着るとなぜか姿勢が良くなって空気をたくさん吸えたりして頭もよくなるような気がする。
仕事で死ぬような思いをすることはまあまあある。素材感と仕立ての良いちゃんとした、手入れしてあるスーツを着ていると
それ自身MPダメージ緩和効果があるし、行き倒れそうになっても割と助けてもらいやすい効果もある。