2019-08-12

コミケ徹夜組をなくすための方法を考えてみた

今日コミケの入場、かなり話題になってますね…

徹夜組に対する不満も限界に近づいているようです


何年も言い続けているのに改善しないこの状況、

運営側対応を求める意見をよく見かけますが、それを待っても仕方ないと思うので、

具体的・実際的に「どうしたら解決(は無理でも、今よりは改善)するか?」を妄想してみた

個人的思考実験しかないのですが

運営対応を任せきりにするのではなく、参加者が知恵を出し合って一歩でも前進できればいいと思うので

気が向いたら読んでみてください


まず大前提として、

「朝4時半(と仮にします)以降に待機場所に到着した人を最初に入場させる」

「それ以前に来た人には、その時間的メリット享受させない」

「かつ、コミケ社会的問題にならず、継続的運営しつづける」ということを目指します。


方法① 待機場所を4時半まで封鎖する

コミケ準備会権限の及ぶ限りの敷地を、4時半までは一般参加者が立ち入れないように封鎖する。

「封鎖」を具体的にどうするか?

A) 三角コーンを立てる?

簡単に超えらる柵を設置したところで、現状でもルールを破る人たちは余裕で無視して超えてきそう。そうなると現状と同じで、物理的に千人単位及の人を無理やり移動させる合法手段準備会側にはない。もし怪我をさせたりしたらすぐにニュースに取り上げられてコミケの存続が危うくなる。

B) 簡単には超えられないレベルバリケード

→無理に登って転落して怪我したり、さいあく死人が出たら…「コミケ来場者が負傷・死亡」というニュースが出ると、何もわかってないニュース見出し鵜呑みにするマスの批判を浴びて今後の開催が不可能に。

C) 壁でも立てて絶対人間の肉体では全く入れなくする?

→結局その壁の外側の「コミケ準備会権限の及ばない公道施設」で数千人の野宿者が出る。周辺施設迷惑がかかり、結局「コミケのせいで近隣に迷惑が」と問題になりやはり今後の開催が不可能に。

結局どれだけ封鎖区域を拡大しても、その「封鎖された地区に一番近い、封鎖されてない地区」で徹夜するだけなので、

封鎖を拡大すればするほど公共の場所に迷惑がかかり問題になる。スタッフ配備についても同様。

からこそ現状では、近隣に迷惑がかからない、コミケ準備会権限の及ぶ敷地内で大人しく並ばせることになってしまっている。

警察などの機関の協力についても、千人単位誘導できる規模での出動は「イベント不手際に対して何人の警察を使うんだ、税金が」とマスコミが騒ぐのは目に見えているので同様。


方法徹夜組は入場の順番が遅れるようにする

徹夜組よりも、始発組が早く入れるように。

どうやって?

A) 徹夜組を、4時半時点で待機列外へ隔離する

ルールを破って徹夜しに来た人が従ってついてくるわけがない。1回目は騙せても2回目以降は不可。動こうとしない人間を動かす手立てがないのは前述の通り。

B) 徹夜組整理券を配布、始発組が入場した後に入場させる。

整理券を受け取るわけがないし、さっさとその場を離れて始発組の列に紛れて入場できてしまう。それ以前に、徹夜組容認待遇してしまっているのは根本的に間違い。

C) 4時半になったら徹夜組の周囲に柵を設置。徹夜組が柵から出られないようにして、その後ろに到着した始発組を最前列とする。

→容易に超えられる柵だったら、徹夜組は無理にでも柵を越えて始発組の列に混ざるはず。

超えられないほどの柵を作った場合、野外でトイレにも行かせない・倒れても救護しないで柵の中に人を監禁する行為問題があり、人権侵害で訴えられても準備会は勝てない。もし仮に1回目はこれが効いたとしても、2回目以降は徹夜組は柵を設置するタイミングで逃げ出すので諸刃の剣

根本的に、準備会は「イベントルールを破った一般人」に対して人権侵害レベル刑事起訴しうるレベル強硬手段を取るのはさすがにマズイ、というのが問題ベースにあるので、その点をクリアできない。

D) GPS記録機能付きのリストバンドをつくって有料で事前販売。午前中はリストバンド購入者のみ入場可能に。

入り口GPS記録を読み取り、4時半以前に待機列にいた記録のある人は改札ではじく。

システム構築・機器の大量設置でかなりコストはかかるが、1日5万人分を1000円で販売すれば4日で2億円。2億あればシステム構築・製造リストバンド流通をまかなえるのでは? なんなら2000円でも売れると思う。

GPS読み取りで時間がかかるので今以上に入場のスムーズさは欠けると思うが「正午までにさばける数」だけリストバンド販売すればいいいので来場者数の目処は確実に立つ。さいあく、当日システムエラーで読み取りが機能しない場合はノーチェックでもいい(現状よりは徹夜組リストバンド購入者抑制できるはず)。

→5万個限定リストバンドを巡って、転売屋が湧きリストバンド転売価格が高騰するという別の問題が起こる。

これはあらゆるチケット販売で起きていることなのでこれを防ぐ方法はないのが現状だと思うが、善意キャンセルする人の譲渡手段運営側で準備するなど…? もしこれがまたいらぬニュースタネになって社会問題化すると、コミケ存続が危うくなる。


さて、ここまでは運営対応する(負荷を追う)案だったけど、

どこまでいっても「運営側一般人抵抗にあった場合強硬手段に出れない」壁は残る。

もう少し参加者同士で指摘し合うことで徹夜組絶対数を減らせないか


方法運営側が「徹夜組個人を周知する」ことで、人の目に晒す

A) 4時半前に強盗犯に投げるようなカラーボールを発射、徹夜組の服に色をつけ、会場内で「こいつ徹夜組だな」と全員に分かるようにして全員で冷遇する。

運営による一般人への器物破損な上に、着替えられたら終わり。

B) 4時半前に待機列にいる人を顔がわかるように正面から撮影ツイッター準備会アカウント晒す

肖像権を訴えられたら負ける、来場者のプライバシーを最も配慮すべき準備会がこれをやるのは大問題コミケ関係のないマスの人間にまで見られてしまうと準備会に不利な形でニュースに取り上げられそう、あと顔隠されたら終わり。

B’) 準備会撮影するのは問題だけど、一般参加者が撮影して晒せば?

→ 「参加者の顔を写さない」というルール違反準備会は黙認できない。これで初心者が「参加者の顔を撮ってもいい」と勘違いしたら問題が広がる。

そもそも晒す行為人権侵害に限りなく近くなってしまい、晒した側が悪になってしまう。


方法蛇の道は蛇作戦

準備会は「公式」「運営」「代表」という立場上、社会的問題になるような行動には出られないし、

準備会リスクを犯せばコミケを待ち望んでいる全員が悲しむ結果に繋がりうる。

あくま準備会は今のままで、

徹夜組駆逐は有志組織対応し、あくまでも外向きには「一般参加者同士が互いのマナー向上のために注意しあっている」状態に。

A) 「入場できなくてもいいから、徹夜組駆逐したい」という有志が始発で来場し、

徹夜組を取り囲んでスクラムを組み「人の壁」で徹夜組をその場から動けなくする。

準備会が列を誘導してもその一帯はてこでも動かないので、「スタッフの言うことを聞かない一団」としてまるごと無視されて、

その後ろに並んだ始発組が先に誘導される。

徹夜組をなくしたい」という気持ちの人が集えば集うほど強固な壁になり、

彼らが始発組に「行け、お前ら…! 徹夜組はここで食い止める…!」と踏ん張り

ありがとう…! 明日は俺が壁になるからな…!」という参加者同士の熱いドラマ

そして準備会も「有志のみなさん、申し訳ない…!俺たちが徹夜組に手を出せないばかりに…!」

馬鹿野郎、お前らのためじゃねえよ…俺たちは、俺たちのコミケのためにやってんだ…

それより、俺たちが間違って始発組を閉じ込めちまわないように、準備会は目を光らせてくれよ」

っていう本を誰か書いて欲しい。



リアルに②のDあたりが現実的だと思うんだが、どうだろう

  • リストバンドのQRコードを使って 当日朝に芝浦アンカレイジ等のチェックインポイントを通過した者のみ 入場許可する

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