はてなキーワード: アジトとは
最近名前も見たことねえ、しかもつまんねえ連中が「俺らがhatena WORLD orderだ、ガッチャメラエー!」みたいな態度取って中堅古参に絡み続けて仲間も「そうだそうだhWoの言ってることが正しい! hWoこそ正義! hWoバンザイ!」みたいな反応して、それに嫌気をさした中堅古参が次々消えていくという光景を見ているわけでありますが、こういう光景を見るにつけて「あっこれ新興宗教がコミュニティに入り込んで元いる人間追い出してアジトを完成させるためのやり方と一緒だ」と思った次第であります。
なんか最近のウォッチャー気取り馬鹿ってさー、相手がどういう人間か把握せずに何でも刃物持って「トリック・オア・トリート・オア・ダイ?」みたいなこと言って相手が戸惑ってる間に「よっしゃ殺しとこ!」って感じで刃物を足元にドーンって突き立ててゲラゲラ笑ってるようなデスハロウィンみたいな連中ばっかりでおいおいこいつらモヒカン族より質悪いぞ種籾どころか労働力まで奪ってるぜお前ら最終的に飢えて死ぬって分かれよファッキンジャップみたいな気持ちになってしまうんですね。
なんて言うんですかね、ジェラルド・ゴルドーにも豆柴にも同じようにバットで殴りかかっていくという感じで相手によってやっていい限度を考えろよというアドバイス的なものを与えてくれる人がいなかったんでしょうか。
ゴルドー相手ならバットどころか日本刀でも大丈夫なんじゃねえか、豆柴相手にバットはダメだろうからエノコログサにしておこうとかそういう気遣いがあるのが本物のウォッチャーだと思うわけですよ。
さらにはゴルドー相手にバットで立ち向かって返り討ちにされても返り討ちにされたことにも気づかず「ゴルドーをバットで殴ってやったぜwww」ってみんなに自慢してんの、お前のその変形した顔面は何だよ、整形失敗でももう少しまともだぞ。
で、そんな奴らが誰かの入れ知恵かなんかで大挙してはてなブログに潜り込んでんの。
誰よー? 誰の差し金よー?
もうそういう人たちの存在とか見たくないっ! 見たくないのっ!
そういうのはよそでやってっ!
「お前が出て行けよ」
はい。
http://anond.hatelabo.jp/20121209000955
自分がネットを始めたのは1999年で小3からだったけど、あの頃は自然の中で秘密基地を漁ってるような感覚だった。
個人サイトは、その個人がネットという世界で表現したいリビドーが詰まっていたように見えた。
整理されていない雑多なサイト構成や、稚拙に濫用されたTABLEタグも、材木や廃品を用いたDIYによって作られたアジトみたいで楽しかった。
サイトを漁る時にはロボット検索エンジンは利用していたようにも思うが、登録型検索エンジンや、個人サイト同士のリンクから辿るのが主であり、それは草木の中で目当ての物を探す、面白い場所を求める冒険のようだった。
でも、気が付いたら、それまでとは異質で、均質な形をもった、ブログが目立つようになっていた。
いつの間にかGoogleは、検索単語をダブルクオーテーションで囲まなければ、まともに使えなくなっていた。
Web2.0(死語)の頃から、どんどん都市開発の波が押し寄せて、区画整理がはじまり、個人サイトは廃墟と化し、Infoseekは楽天都市開発に買収されたまま打ち捨てられてしまった。
DIVタグにより整備されたサイト構成は、その見た目も、どこか没個性的で無味乾燥としたものを感じるようになったと思う。
残ったのは画一的な建造物ばかりが建て並ぶソーシャルサイトやブログ、WIKIの都市圏で、そこではWeb1.0の頃よりも人間個人がクローズアップされるようになったけども、個人サイトは消滅した。自分は個人のウェブサイトとして作られ、サイト同士が繋がるネット上の表現物が好きだった。
あれだけ雑多で手作りな感覚があった個人サイトは消えてしまったのに、個人サイト周りに巣食っていた、対人関係を消費するネットウォッチャーや、揉め事と言う名の床屋談義は、未だに息衝いているどころか、情報の流通・蓄積を効率化していく流れに乗って、TogetterやSBM、まとめサイトを牙城に、ネットの娯楽として定着し、規模を肥大させたきらいすらある。
ネットにワクワクしないなら自分で面白いのを探せ、作れ、本を読め、リアルに出ろ他のものに目を向けろ、というブコメ/TBが付いているけども、それは違う。
ネット以外でワクワクしても、ネットでワクワクしたかった感情とは関係がない。
教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書とかで語られるテキストサイト文化圏付近の諸処ではなく、それらについてはどうでもよく、全く無関係に、自分が見ていて、自分が好きだったインターネットの楽しさについて。
自分が見ていたインターネットの楽しさも、総体すればテキストサイト文化圏をも内包した2000年代前半の日本語圏インターネットとして言えると思うけども、今は時代によるサイト構造の発展と、均質性の中に取り込まれて、消えてしまった。
ブックマークコメントにもあるが、これが「サリーとアンの実験の再現」であるなら、
①キー・アイテムは家の中、もしくは村のどこかにある。
ここで、③ならず者のことを知らない旅人がやって来て、キー・アイテムを探し始めた。どこを探し始めたか?
という質問に、「家/村の中を探す」と答える話であるはずだ。
「サリーとアン課題」は「自分はある事実(②)を知っているが、それを知らない他者はどう考えるか(③)?」という問題であり、
「ならず者のことを知らない旅人」のような「ある事実を知らない他者」がいないのであれば、それは「サリーとアン課題」とは関係がない。
「他者」ではない自分/プレイヤーキャラは、自閉症である/なしに関わらず、当然、アンのかごやならず者のアジト?を探すだろう。
もちろん、「プレイヤー自身は②を知っているが、プレイヤーキャラは②を知らない」というケースは(理屈としては)絶対に無いわけではないだろうが、
その場合は「プレイヤー自身はある事実(②)を知っているが、それを知らないプレイヤーキャラはどう考えるか(③)?」に忠実に正解し得た、という話であって、
これはもはや、むしろちょっと適切な行動すぎるといっていい話である。
なんにせよ、「マリーとアン課題」は"「ならず者が強奪してしまったので、その家には既にアイテムはない」という論理が理解でき"ないという話ではまったくない。
これは、父親が"「サリーとアン課題」は「心の理論」にまつわるものである、という論理が理解できない"という話なのだ。
「私としては無論愛情は別にして、息子の心理を深く理解しようという考えは最早ない。そのあたりのことは、かなり過去に悩んだ」というが、悩んだときにきちんと学ばなかったのか。
ワイドショーのレポーターがコミケの会場で「ここに十万人の宮崎勤がいます!」と言ったか言わなかったかの問題について。
89年8/10(木)の逮捕、コミックマーケット36(8/12土~8/13日)、明けて月曜からの新聞テレビ欄キャプションを書き出してみた。
出典は朝日新聞縮刷版。(訂正:逮捕は7/23、別の猥褻事件です。8/10は被害者の遺体の一部が発見された日です20:39/8/6)
8/14(月)午前
日テレ | ルックルック | 「検証!!幼女殺人犯の異常と凶悪の正体!!真理ちゃん事件と宮崎は無関係か」 |
TBS | モーニングEYE | 「殺人鬼宮崎・徹底解剖 新証言!盗撮写真誌への投稿と異常幼女性愛」 |
フジ | おはよう!ナイスデイ | 「特集!宮崎勤の自供を徹底追跡・ほかの子も殺害?▽結婚認めて!ピン子涙の訴え」 |
朝日 | 内田モーニングショー | 「猟奇!!頭骨と一ヶ月!!宮崎、遺体に異常執着▽朗読劇で原爆の悲惨」 |
8/14午後
日テレ | スクランブル3 | 「宮崎〝今田勇子〟との関連」 |
TBS | 3時にあいましょう | 「狂気!綾子ちゃん殺害 宮崎の犯行を徹底検証」 |
フジ | タイム3 | 「殺人犯宮崎の狂気の正体!追跡幼女殺人の点と線」 |
朝日 | こんにちは2時 | 「遺体に執着!!狂気宮崎勤の孤独な世界」 |
8/15(火)午前
日テレ | ルックルック | 「聖子極秘帰国…明菜とは関係ない▽娘に口止め!妻が夫を絞殺▽晩ごはん」 |
TBS | モーニングEYE | 「悲劇・妻子5人惨殺▽マッチ激白・聖子帰国▽綾子ちゃん事件詳報」 |
フジ | おはよう!ナイスデイ | 「犯人宮崎の異常な執着▽娘も目撃!夫を殺害し葬儀に参列した妻の演技▽聖子帰国」 |
朝日 | 内田モーニングショー | 「'89夏沖縄・激戦の壕で一枚の手鏡が語る惨!元兵士が44年ぶり再訪」 |
8/15午後
日テレ | スクランブル3 | 「犯人宮崎のゆがんだ性癖」 |
TBS | 3時にあいましょう | 「幼女殺人宮崎の行動と心理▽マッチ久々発言」 |
フジ | タイム3 | 「新証言、宮崎に酷似した男が幼女を誘う現場目撃」 |
朝日 | こんにちは2時 | 「テレビ出演していた宮崎勤友人が証言」 |
8/16(水)午前
日テレ | ルックルック | 「「ドキュメント女ののど自慢」女性議員大会▽政治も歌もヤルッきゃない!」 |
TBS | モーニングEYE | 「幼女連続殺人犯宮崎を徹底解剖・その残虐性に秘められた倒錯世界」 |
フジ | おはよう!ナイスデイ | 「殺害目的で幼女誘拐?宮崎勤凶悪犯の素顔とコミック誌で作られた虚像・今田勇子」 |
朝日 | 内田モーニングショー | 「宮崎26歳の日常と狂気▽高級婦人服の大社長水泳で人名救助80人!」 |
8/16午後
日テレ | スクランブル3 | 「宮崎の残虐犯行を徹底検証」 |
TBS | 3時にあいましょう | 「幼女殺人鬼!宮崎勤の仮面に隠された異常性」 |
フジ | タイム3 | 「ゆるせない!連続幼女殺人宮崎これだけのウソ」 |
朝日 | こんにちは2時 | 「狂気宮崎勤・親子関係と倒錯性に迫る」 |
8/17(木)午前
日テレ | ルックルック | 「宮崎がTV番組に出ていた!父母が衝撃発言!異常性愛への道▽動物特集」 |
TBS | モーニングEYE | 「やすしまたも暴行事件▽マッチ男の決意激白▽虐殺魔宮崎に新証言」 |
フジ | おはよう!ナイスデイ | 「主治医が明かす明菜の病状▽親類が語る宮崎の素顔▽バラバラ死体と7年間同居!」 |
朝日 | 内田モーニングショー | 「'89夏沖縄・激戦の壕で一枚の手鏡が語る惨!元兵士が44年ぶり再訪」 |
8/17午後
日テレ | スクランブル3 | 「やすし暴行?▽今田勇子」 |
TBS | 3時にあいましょう | 「宮崎予備軍は増えるか 残虐!!幼女殺害の背景」 |
フジ | タイム3 | 「やすしまたトラブル▽宮崎が見た残虐ビデオ実態」 |
朝日 | こんにちは2時 | 「続報幼女誘拐殺人▽ひばり私の思い出」 |
8/18(金)午前
日テレ | ルックルック | 「聖子が涙の抗議!離婚はしません、明菜とも無関係▽宮崎のアジト大捜索」 |
TBS | モーニングEYE | 「聖子全告白!気になるマッチとの仲▽イタコが呼んだひばりの霊ほか」 |
フジ | おはよう!ナイスデイ | 「詳報!聖子、明菜事件離婚問題で真相全告白!▽宮崎勤・幼女三遺体への異常な執着」 |
朝日 | 内田モーニングショー | 「渦中聖子梨元に告白!!▽加藤康一がんと闘う▽続報!!幼女連続殺人」 |
8/18午後
日テレ | スクランブル3 | 「研ナオコ愛娘▽聖子会見!!」 |
TBS | 3時にあいましょう | 「聖子心境告白!!マッチの仲は▽続報幼女殺害」 |
フジ | タイム3 | 「聖子初告白 明菜事件と離婚問題▽研ママ愛娘披露」 |
朝日 | こんにちは2時 | 「聖子明菜問題語る▽研ナオコ愛児披露」 |
・どの局も同じ時間帯(午前8時半と午後3時)に一斉に放送を始める。例外は朝日の「こんにちは2時」のみ。事件に関心を持った人間がすべての番組内容を把握しようとしても、ザッピングで細切れに視聴する羽目になる。これが番組名やレポーターが誰だったかの記憶が定まらない原因の一つじゃないかと思った。
・気になるのは17日放送の TBS3時にあいましょう「宮崎予備軍は増えるか 残虐!!幼女殺害の背景」。どうもこれがくさいな。
・やっさんとか、マッチとか聖子とか明菜とか・・・時代やのう。
・はてな記法の使い方がよく解らん・・・。
【ネタばれ注意!】
○テロリストの描写が全然できてない
「なぜ」「どのような思いで」彼らがテロをしているかが、映画を見ていてもさっぱり分からない。行動原理が不可解。
・爆弾が処理されるのを手をこまねいて眺め、処理されたら慌てて目の前で逃げるお茶目さん。
・丸見えな場所でこれ見よがしに遠隔起爆スイッチを操作して怪しまれるお馬鹿さん。
・手の込んだ場所に起爆装置を隠した割にはジェームズがえんえんと探しまわる間何もしないうっかりさん(じゃあ何のために隠したの?)。
・やたら神がかった命中率を誇る砂漠の狙撃手は、サンボーンが撃ち手になった瞬間から一発も弾を撃たない。弾がジャムって出ないトラブルの間も辛抱強く待ち、おまけにサンボーンの狙撃の命中率が結構高いことが分かってからも体丸出しで狙撃しようとする。
・せっかく山羊の群れまで率いて背後から挟撃を図ったテロリストは、棒立ちのエルドリッジが発砲許可らしきものを求めてる間ずっと何もせずに待ってあげる(彼が自分に気づいて銃を構えているのが見えなかったはずはないのに)あげくの果てに撃ち殺されるまで何もしない。
「衝撃的な絵」がつくりたいのか(爆破シーンとか)、「印象的な絵」がつくりたいのか(夕焼けの電話シーンとか)、「前衛的な絵」がつくりたいのか(夜の探索シーンで真っ暗闇が5秒ほど続いたときは、締め切り間際の漫画家の手法かよと思った)、「リアルな絵」が欲しいのか(最初と最後だけ少しドキュメンタリふう、あとはふつうの映画ふう)……統一がなく調和もないので、何をやりたいのか分からない。監督の頭の中で事実と妄想、趣味と実益がごっちゃになって整理がついていないのだと思う。
特にひどいのは、物語り終盤のジェームズとサンボーンの会話シーン。
最初の隊長が死んじゃったくらいの爆発に見えるのに、なぜか鼻血だしただけのメイクで普通にいつもの車で帰還するジェームズにも腰が抜けたけど、会話をえんえんと顔のアップ(交互)でやられたのには参った。安いTVドラマでも今時やらねーぞあそこまで。しかも会話の内容がだるい。三行でまとめれば
「お前考えすぎじゃね?」「お前が馬鹿すぎなんだよ!」「そーか、困ったな」
で終わる程度の底の浅い会話。
○登場人物の描写がダメ
人物がダメ、なのではなく(彼らはそれぞれ、それなりに愛すべきキャラクターだったと思うし、俳優も頑張って演じていた)、描写がダメ。これはかなりマズい点だと思う。
・エルドリッジ:繰り返し出てくるダメダメカウンセリングでも、エルドリッジがこれまでどんな人生を送ってきて今どう感じてるという歴史が全然見えない。「怖いー、死にたくねー」と言わせてるだけ。だから、最後にヘリに乗せられるシーンでも、彼が悪態つきながら少し成長した演技してるのに、それを生かせない。軍医が死んで錯乱するシーンも、嘘っぽく見える。
・サンボーン:諜報部出身というキャラを生かそうと、落ち着いた考え深い演技を俳優がしてるのに、最後のダメ会話シーン(上記参照)で台無し。おまけに最初は主人公ぽく出てきたのに物語りラストでは一顧だにされてないかわいそうな人。彼はどうなったの?マジで。
・ジェームズ:子ども好きだったり純粋だったりそれでいて戦争の犬っぽくなった彼の「過去」について、ガラクタでもって語りかけたところでサンボーンがけなす、でもってジェームズが軽くマジギレしかけて…ってとこで、俳優はあのひょうひょうとしたジェームズに、結構深みのある顔をさせてた。おお、ここでジェームズがようやく描かれるのかー…と期待したら、あっさり牡同士の疑似ホモシーンに興味を移す監督。ダメすぐる。おまえは腐女子か。大体、登場人物の内面を、答のない対象をあいてとしたモノローグ(犬とか猫とか、木とか、そして赤ん坊とか)で描くとか、今どき自主制作レベルの映画でも恥ずかしくてやらないと思う。
・最初に現場から逃げたテロリストと、壁につながれたコード。何?もう少し説明してよ。
・結局、こっそりDVD屋を脅して進入した家の教授は何だったの?
・砂漠で我慢比べのシーン、エルドリッジが撃った奴以外に、結局敵はいたの?いなかったの?
・廃工場で軍医が死んじゃう話、最初は「不発弾処理のための出動」って言ってたのに、いつの間にアジト捜索ミッションに変わってたの?そんなミッションに軍医(しかも大佐?)を連れてくなよ。
・廃工場でテロリストはなぜ死体に爆弾を隠したの?たばこには火がついていたのに、死体はすでに死後硬直もとけて腐っている状態?にもかかわらず遠隔爆破したのは軍医の横においてあった袋とか、わけわかんねえ。
・ちなみに廃工場のシーンで、流れ的に全くスルーされてたけど、部屋の中にビデオカメラがあって、「まさかこれで見てるとか、そういうのか?」と思ったけど、全く意に介さないし、物語にもなんも関係なかった。あと、生活空間の壁の旗は「アジトっぽい」と言えばそうだけど、あんましリアルではなかったね。
・深夜の追跡は明らかに逸脱だし、最初はあのミッションも「爆発の原因を調べる」ためじゃなかったか。命令された仕事をせず、命令外の出来事に勝手に部下を巻き込んで怪我させて…ちょっと軍法会議ものじゃないかと思う事件がスルーされるのは納得いかない。一体彼は、部下の怪我の原因をどう報告したの?
・「残り2日」、から、舞台の別れのシーンもなく、いきなりアメリカで買い物してるシーンに飛ぶ……なら「あと○○日」ってえんえんと書いてきたのはなんだったんだよ!と個人的には思った。シリアル買うシーンは、ちょっとおもしろかったけど。
まあ、そんなわけで、現在進行形のアメリカの人とは全然違う感想になるんだろうけど、一本の映画としてみたときにはちょっと完成度の低い映画だなあ、と思いました。まあ、ディレクターズカット版だとまた違うのかもね、とは思うけど。
このラノベは今から約10年前に始まった全10巻のシリーズです。魔術士オーフェンシリーズで大ヒットを飛ばしていた秋田禎信氏の新シリーズで、奇数巻と偶数巻で主人公が違うという特徴を持っていました。今回話題にしたいのは奇数巻シリーズのfrom the aspect of MIZUです。
このミズー編、あるシーンが非常に強烈でした。ラノベ脳に染まっていた自分に、もっこりハンマーを実際に食らったような衝撃を与えてくれました。どこがそんなに強烈だったのかちょっと他の人にも知ってほしい。というわけで、その衝撃について解説しつつ語ってみようと思います。
まず主人公は辺境最強の女暗殺者、ミズー・ビアンカ。当然のように美人です。クールビューティーです。裏の情報屋のアジトに向かうときなんか、冷静に見張りに話しかけ冷静に見張りのあごを砕いてアジトに入り込みます。クールです。強いです。そして情報屋ともクールなやり取りで自分の要望を飲ませます。頭も切れるいい女です。そして彼女はある敵に遭遇します。相手は通り魔的な殺人鬼。名前ありません。モブです。つまるところやられ役の雑魚といったところなんですが、ミズーさん、彼と戦って勝ちはしたものの左足を負傷し出血多量で昏倒してしまいます。しかし、最強という言葉があまりにも意味をなさない魔術士オーフェンという作品を世に送り出した秋田氏の作品です。このくらいでがっかりしてはいけません。それに、本番はこれからです。
足を怪我して自由に身動きを取れなくなってしまったミズーを助けたのは、アイネストと名乗る青年でした。金髪長身痩躯の優男です。彼は学者らしく、ミズーに興味を持って彼女を観察していた、と言います。クールビューティーミズーさんは超冷たい態度で彼を追い払おうとしますが、なんだかなりゆきでアイネストと道中を共にするはめになります。なんていうか、王道です。ボーイミーツガールです。いや、ガールミーツボーイか。とにかく、クールビューティーで強いお姉様とちょっと間抜けでやわな優男のでこぼこコンビの出来上がりです。王道だ、そう思っていました。
さて、当面の間はミズーはアイネストに冷たいままです。当時この言葉があったかどうか定かではありませんが、いわゆるツンデレです。いったいいつミズーはアイネストにデレるのかな?それを楽しみに巻を読み進めていきました。
続く3巻では間抜けに見せかけておきながらガチでミズーのことを観察していたアイネストに、ミズーは心の弱いところを突かれます。ここもニヤニヤしながら読んでいました。あー、アイネストはなんだかんだいってミズーのことよーっく判ってるんだなー。ミズーからしてみたら今のアイネストは怖いだろうけど、でもそのうち頼るべき人になるんだろーなぁ。いつその時が来るのか、楽しみだなー。なんて思っていました。
…、思っていました。話が進むごとにアイネストは道化の仮面を脱ぎ捨ててだんだん冷酷になっていきます。ミズーを好きに操るために何重もの罠を用意してミズーを脅したりすかしたりします。ミズーもそれに応じてアイネストへの憎しみを募らせていきます。それでも思っていました。クールな素顔のアイネストもいいなー。相変わらずミズーには嫌われっぱなしだけど、なんだかんだいってアイネストにとってミズーは重要な人みたいだしなー。こういう仲の悪い会話をしておきながらも話が進めばいい感じになるんだろうな、ああ、王道。なんて。思っていたんですが、衝撃の瞬間は唐突に訪れました。
7巻、237ページ。アイネストとミズーの会話シーンで、ビンタが飛びました。ミズーからアイネストに対して?いえ、アイネストからミズーに対して。頭に大きな?マークが浮かんでいるところに畳み掛けるようなアイネストの台詞が。
「まず言っておこう。君と一緒にいるのは、ぼくにとっても甚だ不愉快だ」
もう、このときの衝撃と言ったら筆舌に尽くしがたいです。あれ?この二人って修復しがたいほどに仲が悪いの?アイネストはなんだかんだいってミズーのことが好きで、いつかミズーもアイネストに転ぶんじゃないの?でも、一瞬後に気づきました。ああ、自分はなんて馬鹿だったんだ、と。真面目に考えて、自分のことを利用しようと罠にはめる男に対して恋愛感情なんて芽生えません。真面目に考えて、はなっから自分のことを嫌っていてことあるごとに襟首締め上げてくるような女に対して恋愛感情なんて芽生えません。何夢見てたんだ、自分。
いや、そこを夢見させてくれるのがラノベなんじゃないか!ごもっともです。でも、この作品はなんていうか、そういう夢&冒険&恋のエンターテイメントをラノベとするならば絶対にラノベとは呼べません。世界観はファンタジーなんだけど、人物まではファンタジーじゃないというかなんというか、徹底的にリアリズムを追求しているというか。話の途中でミズーさん全治3か月の重傷を負って素直に3ヶ月間病院に入院してますし。入り口は最強の女暗殺者と最強の精霊を瞳に宿した少女を主人公として2本立てしてとても厨2病っぽい設定だったりするんですけど、中身はまるで違っていてそれがすごいです。
さて、そんなびっくりアタックが待っているエンジェル・ハウリングですが、じゃあつまらないのか?と聞かれると、そんなことはない!と声を大にして言いたいです。この物語で語られている、信じるものと愛についての誠実な考察はとても面白いです。
12月に発売される秋田禎信BOXにはオーフェンシリーズの後日談とともにこのエンジェル・ハウリングの後日談も収録されています。エンジェル・ハウリング?知らねー、オーフェンだけ売ってくれりゃいいのに、などとぼやいているそこの貴方!多分この世で1番ラノベらしくないラノベを読了する時間は十分にあります!ぜひ一度このシリーズに挑戦してみてください。
やくざ団体を手入れし地元の黒幕1400余名を逮捕、全国から拍手喝采
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薄熙来・重慶特別市党書記は、『重慶の平和と安定』のためと獅子吼して同特別市域内にはびこるマフィア、やくざ十四団体を一斉に手入れさせ、1544人を逮捕した。陳明亮、岳村、黎強らマフィアのボスを含む67名の手配中の大物も捕縛、これで悪は一網打尽と旨を張った。党の高官とやくざはぐるの地域が多いだけに、この措置が本当なら政治家のお手本として庶民の絶大な人気を得るだろう。
薄熙来の遼寧省省長時代に同地域内の黒社会撲滅に辣腕を振るった王立軍を重慶市公安局長に指名して、遼寧省から呼び押せた。王は着任早々からやくざへの手入れの機会をうかがっていた(香港紙『大公報』)。
重慶の十四の黒社会組織への捜索で、かれらのアジトからピストル48丁、弾丸900発、現金合計三億元を押収した(多維新聞網、8月17日付け)。このほか組織犯罪の銀行口座を凍結し、総額十五億三千万人民元を封鎖した。
かれらはみかじめ料を支払わない商店やレストランに放火したり、高利貸しで期日に遅れると見せしめの殺害など凶悪なことで知られ、麻薬、博打、凶器準備、売春など従来のマフィアの「ビジネス」を超えた商業活動は共産党の脅威でもあった。
とくに重慶は中央政府の特別配慮による開発予算が300億ドル。あちこちにモノレール、立体交差、政府建物、駅舎などを突貫工事、宇宙都市のような激甚な発展ぶりをみせ、同時に全土から儲かるとばかりマフィアが蝟集して利権をむさぼり、表向きは貿易、商社、銀行などを経営していた。
就中、建設土木が盛んで砂利、セメント、建材を扱う表向きの顔があった。巴南区などは黎強の組織が一手に支配しており、マフィアのボスでありながら財閥、大富豪としても知られる。なにしろ表の顔として黎強は重慶市全人代代表。陳明亮は重慶市古物商工会理事長兼地区人民代表だった。かれらの元には千もの企業がぶら下がり、不動産ビジネスの殆どを抑えていた。
また地下銀行、高利貸しビジネスでこれまでに貸し付けた額面は三百億元とも。こうなると地元警察、公安は買収されている可能性があり、アンタッチャブル。土地にしがらみのない政治家にしか大鉈(なた)は振るえまいと言われた。
組織が縄張りを決め、組織構成員は軍隊のような訓練を受け、上下の序列にうるさく、なかには昼は公務員という『白道』、夜はやくざに早変わりの『黒道』を兼務する手合いもいて「重道(白黒兼務)社会」だから重慶と自嘲気味なところもあった。
さて薄熙来である。かれは共産党大幹部だった薄一波の息子、「太子党」の代表的人物として、大連市長、遼寧省書記から胡錦涛の人事で重慶特別市書記に任ぜられた。直前までの商務大臣。来日回数も多く、かなりの日本通である。同時に世界貿易のネゴシエーターとしても活躍した。
辺地へ飛ばされて左遷かとおもいきや着々と政治的野心を秘めながらも中央への成績をあげた。
薄熙来の認識では次期総書記に有力とされる習近平よりも、自分がなる、ということだろう。野心を沸々と燃やしてきたことは華字紙でたびたび報道されてきた。
しかし薄熙来は「太子党」に勢力を扶植してはいても、上海派とはそりが悪い。だからポピュリズムに一気に打って出て、せめて次期首相くらいは射止めたい。おりしも次期首相後継最有力だった李克強に七月以降というもの、部下の汚職スキャンダルが多発し、任期急降下中でもある。