名前を隠して楽しく日記。
デスプルーフ観た
パルプフィクションのビッグマックがどうこうみたいな会話はまあそんなに嫌いじゃなかったけど、本作の与太話はつまらん。マジでどうでもいい。
よく知らんキャラがよく知らん交友関係について延々話すのを果てしなく聞かされる。
後半入ってすぐのコンビニ寄る辺りでは、ちょっと会話も聞いてられるかなと思った。映像の演出が変わったのもあってか、一区切りついて新たなパートになったからか。でも割とすぐに退屈になる。
でも最後だけ面白い。ただそれでそれまでの苦行を精算出来るかと言ったら微妙。でもやっぱり溜めに溜めて、というか焦らし焦らしてのスカッと感は気持ち良い。
この長ったらしい中で最後だけ良い感じはローンレンジャーのそれを思い出した。
冬物の衣料を出そうとしてクローゼットをひっくり返していたら、去年か一昨年に買った無印良品のダウンベストらしきものが出てきた
小さく潰れてシワだらけになって、もはや原型がわからなくなっている
それもそのはずだ。手入れがめんどくさくて、洗濯機で洗ったあと乾燥機にかけていたからだ
このダウンベスト、手洗いしろと洗濯表示に書いてあるが、そんな手間はかけていられないし、着ていると汗臭くなってしまうので、洗濯機で洗っていた
これはもう着れないかな、捨てようかな、と思ったが、捨てる前に、ハンドスチーマーで蒸気を当ててみた
そしたら、ぺちゃんこだったベストが急に膨らんできて、表面の皺も伸びて、買ったときのような姿にすっかり戻った
膨らんだことで断熱性が復活したらしくて、着て歩くとすごく暖かい
特にオチはない話だけど、捨てる寸前だったダウンベストがぷっくり膨らんで、あっというまに復活したのがなんだか愉快だったので、また洗濯して蒸気を当てて、とりあえず今シーズンは着たおそうと思う
夜中に抱えるような悶々とした気持ちはスポーツなり自己表現なりで発散・昇華出来るのかもしれないけど、200km/hのスピードを感じたい気持ちは200km/hの風をこの身で受けなきゃ満たされない。淫語絶叫したい気持ちも淫語絶叫でしか発散し得ない。
原因不明の苛立ちや漠然とした焦燥を吐き出すワンノブゼムの銃口でなく、極めて明確な形で欲求が存在する。
でもやはりどんな衝動的な欲求も同じ燃料で燃えていて、同じ何かに向かって燃え上っている感じもする。
サッカーに打ち込むにせよ、キャンバスにぶち撒けるにせよ、ギターの音に乗せるにせよ、そういうのはいずれにしてもある程度の鍛錬をしなきゃ中々満足に出来もしない。
ある種のセオリーに則った細かな身体操作をある程度無意識に行えるレベルにまで持っていくまで鍛錬しなければ、頭の中を漂うモヤつきを満足に燃焼させられない。それが上手く行かないと、逆にフラストレーションすら溜まる。
そんなまどろっこしい真似よりも、叫んだり走ったりした方が手近に違いない。最もフィジカルで最もプリミティブというやつだ。
能力的には今すぐにでも出来るからこそ、それをしたいと思った時には、同時に確固たる欲求になっているのかもしれない。替えが効かない、効かせる必要もないのだから。
絶叫してえと思った時にはもう絶叫しねえと気が済まなくなってる。しかし集合住宅に住んでいて、そこを出ても逃げ場のない住宅街が延々と続くときたら、社会性がそれを躊躇させる。内発的には「恥」として、外発的にはまあ近所迷惑か何かとして。
実にもどかしい。
叫ばせてくれよマジで。絶叫してえだけなんだよこっちは。
どうにもままならないんで、絶叫は諦めて走り始めた。
青春アニメみたく衝動に身を任せて走ったら一瞬で心肺が限界になった。爽快感もない。
Youtubeで適切なフォームを調べて、スマートウォッチで適度なペースもキープする。衝動の湧かない日もコツコツ走る。少しずつ速さも距離も伸びていく。まだ心の荒ぶりに身を任せて走るには程遠いが。
女向け作品ではよくあるべ