2022-12-31

コロナ禍の中で鉄道乗務員やってるけど世界なんて滅べばいいと思う

鉄道乗務員自分にとって「ああ、ついにこの日が来たか、もう終わりだ」と思いたくなるような出来事があってから一週間と少しが過ぎた。

思ったより何もなかった。残念な気もするが広く周知していないので当然と言えば当然か。


出来事というのは、コロナ対策放送についてだ。

今月後半になって、どうも国の方針がアフターコロナ社会を見据えたものに転換したらしく、現在鉄道車両内での

コロナ対策放送は朝夕の通勤時間帯に社内が混雑している場合に限って行うようにとの指導が入るようになった。

しかしたら乗客の中には、最近以前よりコロナに関してあれこれ言わなくなったなと思っている人がいるかもしれない。

少し前まではコロナ対策を呼び掛ける放送は、放送出来る時間の余裕があれば積極的ねじ込んでいくような具合で

放送をしていたが、それが出来なくなってしまった。

お国の方からあんまりコロナコロナと騒ぎ立てるんじゃないよ」と釘を刺されてしまった形だ。


もう今となってはデータイムノーマスクで騒ぎ立てるアホどもを見かけてもどうもこうも出来なくなった。

精々申し訳ないそぶりを見せつつ腰の低い態度で「申し訳ありませんがマスクをつけるか話をやめるかどちらかお願いしても……」

とペコペコしにいくぐらいの事しかできない。

先日、十数人単位で大騒ぎする集団にそうやって声を掛けに行った帰り、乗務員室に戻る自分背中に「マスクを付けたら騒いても良いんだ」

というクソガキの呟く声が飛んできた。

そうか、死んでくれないかな。と思った。


当たり前だが、公共交通機関ほど客層を選べない仕事はないと思う。

他の多くの商売だとサービス商品の内容や価格である程度客層を選ぶ余地があるが、公共交通機関は料金面での制限がかかっていて、誰でも使えるようになっている。

さらに言えばある程度小さなコミュニティをつなぐバスタクシー、料金面でのふるい分けが出来る航空機と比べても、鉄道は広範囲かつ不特定多数の人が居合わせる。

始発まで繁華街で騒いできたノーマスクゴミと出勤や外出で朝から出かけないといけない人が同乗するのが日常なのが鉄道だ。

そして酔っぱらったアホが嘔吐して、アホと乗り合わせてしまっただけの普通人間繁華街で騒いできたアホと同レベル感染リスクが降りかかる糞みたいなスペースが鉄道の車内だ。


コロナ対策最前線はどこだ、と言われれば間違いなく医療機関空港等での検疫関係施設だろうと思うが、

自分鉄道もそれに匹敵する場所だと思っていた。

理由は上述の通り。誰でも使えるし、使いたくないと思っても使わないわけにも行かない公共的スペースの極致みたいな場所からだ。

ここでコロナ対策の呼びかけをすることは世の中にとって意味のある事で、誰かがしなければならない意味のある仕事なのだと信じていた。

それを今回封じられた。よりにもよって国からのお達しで。

お達しを出したのは、感染対策から厚生労働省なのだろうか?

それとも、コロナ後の経済を見据えた話だから経済産業省だろうか?

どちらでもいいけどとにかく死んでくれないかなと思う。

そもそも「条件付きで○○しても良い」とか「○○を呼び掛けるのは特定時間帯だけ」とかい方針提示するのをやめてくれないかな。

それが一般庶民にとってどれだけ高度な事を言ってるか分かってないんだろうな、頭の良い省庁の人たちには。

熱中症対策で「人が疎らな屋外ではマスク外しても良いよ」とか言い出した時もそうだったんだけど、

あれを聞いて「国の方針マスクを外しても良くなったのにマスクしろと呼びかけるのか」と乗務員に食って掛かる人間がどれだけ出たと思ってるんだ。

マスクを外してもいい」だぞ、人間の都合のいい頭の前では「屋外」すらカットされて解釈されるんだぞ。

そもそも鉄道の車内はそこそこ人が居るし屋内のカウントからアウトだというのに、何度説明しても理解しようとしない。

挙句の果てにこちらの名札をジロジロと眺めてスマートフォンを弄り始める始末。

そうですか、文章は読めないのにクレームの送り方は理解できるんですね。貴重なご意見ありがとうございます、ケッ。

まあその時は「変な意見がくるかもしれない」と上司に報告したっきりで何も言われることはなかったけれど、

そもそもコロナ関係に関して会社の上からどう対処するか明確な指針が出されないのが終わってるんだよな。

精々が「他のお客様から注意がなかったとご意見が来た時に困る」ぐらいの話しか出てこない。

それは積極的に声を掛けろという意味なのか、波風を立てないように注意して後は他の人がご意見を送ってこないか運ゲーに賭けろという意味なのかどっちなんだ。

自分は途中までは声をかけていたし、その対応は正しいと上司から言われたこともあったが止めた。

メンタルが持たない。

世間の人々は知らないと思う。というか知らなくていい。ノーマスクのアホに「失礼しますがマスクの着用をお願いできますか?」

とお声かけした時に帰ってくる「持ってません♪」という言葉の、人をとことん馬鹿にした響きと、

それを聞いて「そうですか」と返し乗務員室に戻るしかない時の心境を。

あの頃は日々「ノーマスク人間に突然ドロップキックかましても合法になる法律とかできないかな」とか考えていた。

正しい正しくない以前にこれでは自分メンタルが持たない。そう思って声をかけるのはやめた。

アホどもの前には鉄道マンの誇りとか犬の餌にもならなかった。

どうせ今回もコロナ禍の終わりには向かわないんだろうけど、正直コロナ禍が終わった後の未来が来てほしくなさ過ぎて辛い。

一つはマスク関連。ノーマスク関連に頭を悩まされ過ぎて、マスクの有無で最低限の人間性の有無を判断するようになってしまった。

公共スペースにマスクを着けて出てくることすらできないあいつらが、コロナ禍に打ち勝ったと誇りながらマスクの無い日常

溶け込んでいくのだという事実を受け入れたくない。というか同じ人類だと思いたくない。

もう一つは鉄道車両の話だが、電車の窓の開け方が世間一般に周知され過ぎた点だ。

長々とノーマスクへの恨みを書き連ねてきたが、過敏すぎる人間も過敏すぎる人間で厄介だ。

連中数駅で降りるのに車内の開けられる窓という窓を全開にして降りていきやがる。

数駅移動すると天気が大きく変わるなんてよくあることだから、その度に窓を閉めたり対応余儀なくされる。

というか雨が降ってても全開にする奴もいる。

これがコロナが終わった後も続くんだろうと思うと堪ったもんじゃない。

これが一番の不満なんだが、そもそもこのコロナ禍で鉄道業界大人しすぎる。

今月の大雪で依然として公共交通機関が「そこにあって当たり前のものであって、止められると迷惑」といったイメージ報道されてるのをみて、

きっと鉄道業界コロナ禍においても何も問題はなかった、いつも通りの日常を守りましたという顔をしてコロナ後の世界に向かいたいんだと感じた。

どれだけ尽くしても尽くしても尽くしても社会イメージ権力側の犬か誠実な鉄道マンの二択しかなくて辛い。

100~200円程度の初乗り運賃で高い利便性と速度、ここまでやって権力側なのかと言いたい。

当たり前にあると思ってるものに鈍感すぎるだろ。

インフラなので売れないからと即座に減らすわけにも行かないが、他のインフラの様に生産調整で何とかしたり、

そもそも親方日の丸だったりとかそういうプラスになる要素もなかった。

定時運行を守るという名目の下で赤字を垂れ流し、外に出ていくためのツールから当然巣ごもり需要恩恵ゼロ

こんな糞みたいな状況で苦しくないわけがないのに鉄道会社は聞こえの良い事しか言わない。

まあ当然だ。

鉄道というものがあって当然のインフラであって、当たり前の維持が求められる都合辛いとか苦しいとかそういう話を

会社からするはずがないのだから。それが交通従事員の自覚を持った行動なのだろう。

問題はそれを言ってるのがコロナ禍での負担を直接受けていない本社連中なわけだが。

苦しい所は全部こっちに押し付けて何が誇りだ死んでくれ。

早くコロナで滅亡してくれないか人類

崩壊してくれないか公共交通機関

滅びろ人類。それでは皆様よいお年を

  • 車内暖房の温度を下げたらどうか 寒くてマスクが外しにくくなるように

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