発言者のほうは単に自分が正しいと思ってることを言ってるだけ。
まあ、何かを主張するときに自分が正しいと思ってることを言うのは当然だよね。
聞き手の側が「こいつは鼻持ちならないぞ」と感じるってだけ。
あらあらそんなにあばれないで。あっちでお薬飲みましょうね。
javascript の地位が微妙だったのはそうだけど、当時のGoogle の検索サービスにjavascript 使われていたっけ?
娘とプリキュアの映画を観に行った。娘は人生初めて、私は人生2度目のプリキュア映画だ。
私の初めてのプリキュア映画は十数年前、年の離れた妹が当時プリキュアにハマっており、何故だか忘れたが私が映画にも連れて行ってやった。その時は地元で上映している映画館はなくわざわざ隣の県まで電車で行った。妹はとても楽しそうに幸せそうにしていた。
人生2度目のプリキュア映画は地元で見ることができた。というか、ほぼどこの映画館でもやってるみたいだ。始まって3分で私は号泣した。ふたりはプリキュアが懐かしすぎて。なぎさとほのかが喋るたび何故だか涙が溢れた。娘もとても楽しそうで幸せそうだった。一生懸命キュアエールを応援していた。
家に帰ってさっそく大学生になった妹に電話した。今やってるプリキュアの映画、ふたりはプリキュアがめっちゃ活躍するよ!めっちゃ懐かしくなるから、絶対観た方がいいよ、ほら、なぎさってほのかがいないと変身できなかったじゃん⁉︎その話とか、あとなぎさの靴下が臭いみたいな話とか、ちゃんと出てきてさー興奮したよ
矢継ぎ早に話す私を遮るように妹は言った。なぎさとほのかって誰?
私は言葉が出なかった。嘘でしょあんなに好きだったじゃん。なぎさとほのか。
幼児の頃の記憶はほとんど消えてしまう。きっと娘もハグたんのこともキュアエールのことも忘れてしまうんだろう。プリキュアのおもちゃがほしくておもちゃ売り場でずっと泣いたことも、映画館でプリキュアを応援したことも。
それでいいんだ、それが普通なんだ。すごく寂しくて、すこしホッとする。
私は今まで人間という生き物に過剰な期待をしていた。しかし、自分も含め人間は不完全で下等な生き物であることがわかった。これは私にとって朗報である。他人の失敗を許せるようになったし社会の役に立つような立派なことをしようと思わなくなった。これからは適度に手を抜いて楽な気持ちで生きようと思う。